訪朝、韓国芸術団公演曲目、「20時報道」で韓国芸術団到着を報道、レッド・ベルベットも正装で (2018年3月31日 「聯合ニュースTV」)
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2018/03/31
レッド・ベルベットも正装。
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31日、『聯合ニュースTV』を見ていたら、訪朝韓国芸術団の演奏曲目に関するニュースを放送していた。途中から見たので、全体のカバーはできていないが、分かった部分だけについて感想を書いておく。
「三池淵管弦楽団」が訪韓したときに一緒に歌ったソ・ヒョン(少女時代)は、『青い柳(푸른 버드나무)』を歌うと。この曲は、朝鮮の「人民俳優」も歌っていると同ニュースで言っていたが、私は聞いたこともなく、当然、曲や歌詞を知らない。YouTubeで検索して聞いた限りでは、曲調は「啓蒙期歌謡」系で全く問題なく、歌詞もざっと聞いた限りでは「思想精神」コードに引っかかるような内容はない。何よりも、「柳京(リュギョン)」=「平壌」で、「青い柳」を歌うことには意義がある。
ユ・ジョンシン(女性)は、『上り坂(오르막길)』を歌うという。R&Bというジャンルに入るのだろうか、ハスキーな声の歌手である。今、この曲もYouTubeで聞きながらこの記事を書いているが、曲調はこれまで「青峰」が演奏した米国曲の範疇に充分入るので問題なし。歌詞はどうも、恋愛の「上り坂」のような感じであるが、これを苦労して「雪解けさせた」北南関係に置き換えて考えれば、「思想精神」コードもクリアできる。バックバンドは、モランボンでも十分に対応可のような雰囲気の曲だ。
ベク・チヨン(女性)は、『銃で撃たれたように(총 맞은 것 처럼)』を歌う。曲名が実に衝撃であるが、歌詞は聞いた限りでは、「失恋の銃弾」のような感じがする。曲調は問題なし。『聯合ニュースTV』に出演していた韓国の文芸評論家は、「人民軍が怒るか喜ぶか」と言っていたが、まあ、問題ないと思う。敢えて言うならば、板門店を越境して「銃で撃たれた」北朝鮮兵士が連想されるとまずいのかも知れない。ただ、この問題については、北南共に表面的には一切口に出していないようである。
レッド・ベルベット(女性グループ)は、『赤い味 (빨간 맛)』と『Bad Boy』を歌うという。これは、私のようなオッサンはついて行けない曲で、曲調は北朝鮮ではあり得ない、腐った資本主義社会を代表するような曲。しかし、『聯合ニュースTV』に出演していた評論家氏は「北朝鮮のアイスホッケー選手が歌っていた」と言っていた。朝鮮で覚えたのか、「腐った資本主義社会」で覚えたのかは別とし、オッサンはついて行けなくても、朝鮮人民でも若いセンスがあれば簡単に吸収してしまうのかも知れない。また、『Bad Boy』についても同様の感想。
恐らく、今回の公演で「元帥様」の「決断」クラス曲は、レッド・ベルベットのこの2曲ではないかと思う(全曲は未確認ながら)。
その他、チョ・ヨンピルなどが歌う歌は、ほぼ、過去記事に書いた「金ウォンギュン音楽総合大学教授」が書いたとされる、「民族音楽の優秀さ」に関する範疇でクリアできると思う(こちらも曲は未確認ながら)。
現状、北南歌手が一緒に歌う曲は、「また会いましょう」と「我々の願いは統一」とのこと。これは、「三池淵管弦楽団」が訪韓した際と変わらない。
明日、単独公演があるわけだが、録画でも良いから見たいものである。
1日:芸術団単独公演
1日(午後):テクォンド単独公演
3日:芸術団共同公演
2日(午後):テクォンド共同公演
ということのようだ(間違っている可能性あり)。
「元帥様」が李雪主女史と観覧し、レッド・ベルベットの楽曲を聴きながら、体でリズムでも取ればとてもおもしろいのだが。
<追記:2018/03/31 1257>
『労働新聞』HPを検索したが、「南側芸術団」に関する記事がない。到着も報じていないようで、明日の公演後に「公演があった」と報じるのか、今日の「朝鮮中央TV」の「17時報道」あたりで軽く報じるのか。
Source: KCTV, 2018/03/31
レッド・ベルベットも正装。
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31日、『聯合ニュースTV』を見ていたら、訪朝韓国芸術団の演奏曲目に関するニュースを放送していた。途中から見たので、全体のカバーはできていないが、分かった部分だけについて感想を書いておく。
「三池淵管弦楽団」が訪韓したときに一緒に歌ったソ・ヒョン(少女時代)は、『青い柳(푸른 버드나무)』を歌うと。この曲は、朝鮮の「人民俳優」も歌っていると同ニュースで言っていたが、私は聞いたこともなく、当然、曲や歌詞を知らない。YouTubeで検索して聞いた限りでは、曲調は「啓蒙期歌謡」系で全く問題なく、歌詞もざっと聞いた限りでは「思想精神」コードに引っかかるような内容はない。何よりも、「柳京(リュギョン)」=「平壌」で、「青い柳」を歌うことには意義がある。
ユ・ジョンシン(女性)は、『上り坂(오르막길)』を歌うという。R&Bというジャンルに入るのだろうか、ハスキーな声の歌手である。今、この曲もYouTubeで聞きながらこの記事を書いているが、曲調はこれまで「青峰」が演奏した米国曲の範疇に充分入るので問題なし。歌詞はどうも、恋愛の「上り坂」のような感じであるが、これを苦労して「雪解けさせた」北南関係に置き換えて考えれば、「思想精神」コードもクリアできる。バックバンドは、モランボンでも十分に対応可のような雰囲気の曲だ。
ベク・チヨン(女性)は、『銃で撃たれたように(총 맞은 것 처럼)』を歌う。曲名が実に衝撃であるが、歌詞は聞いた限りでは、「失恋の銃弾」のような感じがする。曲調は問題なし。『聯合ニュースTV』に出演していた韓国の文芸評論家は、「人民軍が怒るか喜ぶか」と言っていたが、まあ、問題ないと思う。敢えて言うならば、板門店を越境して「銃で撃たれた」北朝鮮兵士が連想されるとまずいのかも知れない。ただ、この問題については、北南共に表面的には一切口に出していないようである。
レッド・ベルベット(女性グループ)は、『赤い味 (빨간 맛)』と『Bad Boy』を歌うという。これは、私のようなオッサンはついて行けない曲で、曲調は北朝鮮ではあり得ない、腐った資本主義社会を代表するような曲。しかし、『聯合ニュースTV』に出演していた評論家氏は「北朝鮮のアイスホッケー選手が歌っていた」と言っていた。朝鮮で覚えたのか、「腐った資本主義社会」で覚えたのかは別とし、オッサンはついて行けなくても、朝鮮人民でも若いセンスがあれば簡単に吸収してしまうのかも知れない。また、『Bad Boy』についても同様の感想。
恐らく、今回の公演で「元帥様」の「決断」クラス曲は、レッド・ベルベットのこの2曲ではないかと思う(全曲は未確認ながら)。
その他、チョ・ヨンピルなどが歌う歌は、ほぼ、過去記事に書いた「金ウォンギュン音楽総合大学教授」が書いたとされる、「民族音楽の優秀さ」に関する範疇でクリアできると思う(こちらも曲は未確認ながら)。
現状、北南歌手が一緒に歌う曲は、「また会いましょう」と「我々の願いは統一」とのこと。これは、「三池淵管弦楽団」が訪韓した際と変わらない。
明日、単独公演があるわけだが、録画でも良いから見たいものである。
1日:芸術団単独公演
1日(午後):テクォンド単独公演
3日:芸術団共同公演
2日(午後):テクォンド共同公演
ということのようだ(間違っている可能性あり)。
「元帥様」が李雪主女史と観覧し、レッド・ベルベットの楽曲を聴きながら、体でリズムでも取ればとてもおもしろいのだが。
<追記:2018/03/31 1257>
『労働新聞』HPを検索したが、「南側芸術団」に関する記事がない。到着も報じていないようで、明日の公演後に「公演があった」と報じるのか、今日の「朝鮮中央TV」の「17時報道」あたりで軽く報じるのか。