「敬愛する最高領導者金正恩同志が、我が国を訪問中の国際オリンピック委員会委員長と接見された」:習近平デビューに続く第2弾、バッハ委員長「2020年東京オリンピック」に言及、「第1副部長同志」貢献、「元帥様」至って普通、そして通訳同志はまた美人であった (2018年3月31日 「労働新聞」)
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2018/03/31
再び美人通訳を登用。
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31日、『労働新聞』紙面pdf版1面トップに、「元帥様」がIOCバッハ委員長と接見したと報じる記事が出た。「第1副部長同志」は、平昌で同会長とオリンピックを一緒に観覧している。この際、「第1副部長同志」が招聘した可能性がある。
記事はまだ未読であるが、習近平デビューをした「元帥様」、今後、次々と世界の要人と会見する流れになりそうである。これまでであれば、バッハ委員長と会見するのは金永南と国家体育指導委員会委員長ぐらいだったはずである。
この際、国連事務総長も平壌訪問をすれば良いのでは。
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(敬称職責略)金正恩同志が、我が国を訪問しているトーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長と一行に接見しされた。
(同略)崔龍海同志、国家体育指導委員会委員長であり朝鮮労働党中央委員会副委員長である崔フィ同志、朝鮮民主主義人民共和故国オリンピック委員会委員長であり、体育相である金イルグック同志をはじめとした幹部がここに参加した。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長を喜んでお目にかかり、記念写真を撮られた。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長の我が国訪問を熱烈に歓迎し、温かく親善的な雰囲気の中で談話をされた。
席上、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長は、多忙な国内外政治日程の中でも、自分たちをご親切に招請して下さり、貴重な時間を割き、会って下さったことについて感謝のご挨拶を捧げた。
彼は、自分たちの今回の平壌訪問目的は、第23回冬期オリンピック競技大会が平和のオリンピック競技大会として成功裏なオリンピックとして開催されるよう、大きな貢献をされた尊敬する金正恩国務委員長同志に最も心よりなる謝意を表するためであると述べた。
私は、第23回冬期オリンピックでオリンピックの理念に合うように、北南選手団が共同入場し、オリンピック歴史上初めて、単一チームとして構成し、出戦することで、北と南の平和と和解の意志を全世界に示し、最大の感動を巻き起こしたオリンピックになったと自分の心情を披露した。
そして、彼は、今回の訪問を契機に、国際オリンピック委員会が、朝鮮民主主義人民共和国の2020年東京オリンピック競技大会と2022年の北京オリンピック競技大会参加準備を長期的に協力しながら、オリンピックの舞台をはじめとした国際スポーツ舞台を積極的に活用し、朝鮮の体育発展に力強く寄与する意志を表明した。
敬愛する最高領導者同志は、続いて、謝意を示され、国際オリンピック委員会が、我々の選手の第23回冬期オリンピックに特別な関心を寄せ、規定と慣例を超え、特例的な措置を取りながら、積極的に協力してくれたことについて、とてもありがたく思うと述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、今回のオリンピックは、オリンピックとして成功しただけではなく、北と南の新たな和合の場を作った特別な意味を持つオリンピックであったと言われながら、凍り付いていた北南関係がオリンピックを契機に劇的な回氷期を迎えられることになったのは、全的にその機械を提供してくれ、道を開いてくれた国際オリンピック委員会の功労だと述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委が、今までいかなる政治的環境と条件にも縛られず、我々に対する協力を誠意を持ってしてくれたことに対し、大変感謝していると言われながら、今後も我々のオリンピック委員会と国際オリンピック委員会間に存在する肯定的で積極的な協力関係が継続して良く発展することを願っていると述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委員長に我が国の体育政策とその展望について説明されながら、冬期オリンピック種目をはじめとした各種スポーツ種目を世界的趨勢に合わせ、さらに発展させ、高めていくことで、国際オリンピック委員会との緊密な関係と立派な協力を期待すると述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長が、我が国の友人としてしばしば来てくれることを願っている温かく招請された。
敬愛する最高領導者同志は、この日、国際オリンピック委員会委員長一行と共に、国家女子サッカー総合チームと平壌体育団女子サッカーチームの試合を観覧された。

Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/03/31
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上にも書いたが、やはり、バッハ委員長の訪朝の陰には、「第1副部長同志」の功績があるようだ。
バッハ委員長も言うもので、「国内外政治日程」と「外」をしっかりと入れている。この辺り、本当に同委員長の言葉であれば、心憎い。
そして、同委員長は、「2020年東京オリンピック」にも言及している。これは、日本にとって他人事ではない。今の流れが続けば、平昌以上の大規模な北朝鮮選手団と応援団、場合によっては芸術団が日本にやってくることになる。時の首相が誰なのかは別とし、もう東京都知事だけのレベルの問題ではなくなることは間違いない。オリンピックをやると手を挙げた以上、好きでも嫌いでも、いつも叫んでいる「国際社会との協調」を逆の意味でも進めていかなければならない。今回の平昌で北南関係の解氷があり、その結実を東京オリンピックで見ることができることになれば、バッハ委員長の言を待つまでもなく「2020年東京オリンピック」は歴史に残る大会となることは間違いない。
そして、この記事を読んで思ったのは、「元帥様」が実に普通に話しているという点である。国内の現地指導などでも、「元帥様」の言葉はしばしば引用されるが、大体においてあまり意味のないことを言っている。それこそ、必死でもメモを取り、後からおさらいをしなければならないような言動が多いが、今回は、実に分かりやすい。普通の人が、普通に話している感じである。そして、バッハ委員長に謝意を何回も伝えていることも注目される。「元帥様」の記事では、長文の記事の中で、1回だけ軍人であったり人民や科学者に、仰々しく「最高司令官の感謝」とか「労働党委員長の感謝」とかするわけだが、今回は、普通に自分の気持ちを述べている。相手が外国人であるという点を差し引いても、これまでの「元帥様」の発言とは明らかに異なる。
韓国大統領特使との会見、習近平との会見、そして1ヶ月後に予定されている文在寅との会見後、冗談ではなく本当にトランプとハンバーガーを食べそうな雰囲気になっている。
Source: KCTV, 2018/03/31
再び美人通訳を登用。
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31日、『労働新聞』紙面pdf版1面トップに、「元帥様」がIOCバッハ委員長と接見したと報じる記事が出た。「第1副部長同志」は、平昌で同会長とオリンピックを一緒に観覧している。この際、「第1副部長同志」が招聘した可能性がある。
記事はまだ未読であるが、習近平デビューをした「元帥様」、今後、次々と世界の要人と会見する流れになりそうである。これまでであれば、バッハ委員長と会見するのは金永南と国家体育指導委員会委員長ぐらいだったはずである。
この際、国連事務総長も平壌訪問をすれば良いのでは。
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(敬称職責略)金正恩同志が、我が国を訪問しているトーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長と一行に接見しされた。
(同略)崔龍海同志、国家体育指導委員会委員長であり朝鮮労働党中央委員会副委員長である崔フィ同志、朝鮮民主主義人民共和故国オリンピック委員会委員長であり、体育相である金イルグック同志をはじめとした幹部がここに参加した。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長を喜んでお目にかかり、記念写真を撮られた。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長の我が国訪問を熱烈に歓迎し、温かく親善的な雰囲気の中で談話をされた。
席上、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会委員長は、多忙な国内外政治日程の中でも、自分たちをご親切に招請して下さり、貴重な時間を割き、会って下さったことについて感謝のご挨拶を捧げた。
彼は、自分たちの今回の平壌訪問目的は、第23回冬期オリンピック競技大会が平和のオリンピック競技大会として成功裏なオリンピックとして開催されるよう、大きな貢献をされた尊敬する金正恩国務委員長同志に最も心よりなる謝意を表するためであると述べた。
私は、第23回冬期オリンピックでオリンピックの理念に合うように、北南選手団が共同入場し、オリンピック歴史上初めて、単一チームとして構成し、出戦することで、北と南の平和と和解の意志を全世界に示し、最大の感動を巻き起こしたオリンピックになったと自分の心情を披露した。
そして、彼は、今回の訪問を契機に、国際オリンピック委員会が、朝鮮民主主義人民共和国の2020年東京オリンピック競技大会と2022年の北京オリンピック競技大会参加準備を長期的に協力しながら、オリンピックの舞台をはじめとした国際スポーツ舞台を積極的に活用し、朝鮮の体育発展に力強く寄与する意志を表明した。
敬愛する最高領導者同志は、続いて、謝意を示され、国際オリンピック委員会が、我々の選手の第23回冬期オリンピックに特別な関心を寄せ、規定と慣例を超え、特例的な措置を取りながら、積極的に協力してくれたことについて、とてもありがたく思うと述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、今回のオリンピックは、オリンピックとして成功しただけではなく、北と南の新たな和合の場を作った特別な意味を持つオリンピックであったと言われながら、凍り付いていた北南関係がオリンピックを契機に劇的な回氷期を迎えられることになったのは、全的にその機械を提供してくれ、道を開いてくれた国際オリンピック委員会の功労だと述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委が、今までいかなる政治的環境と条件にも縛られず、我々に対する協力を誠意を持ってしてくれたことに対し、大変感謝していると言われながら、今後も我々のオリンピック委員会と国際オリンピック委員会間に存在する肯定的で積極的な協力関係が継続して良く発展することを願っていると述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、国際オリンピック委員会委員長に我が国の体育政策とその展望について説明されながら、冬期オリンピック種目をはじめとした各種スポーツ種目を世界的趨勢に合わせ、さらに発展させ、高めていくことで、国際オリンピック委員会との緊密な関係と立派な協力を期待すると述べられた。
敬愛する最高領導者同志は、トーマス・バッハ委員長が、我が国の友人としてしばしば来てくれることを願っている温かく招請された。
敬愛する最高領導者同志は、この日、国際オリンピック委員会委員長一行と共に、国家女子サッカー総合チームと平壌体育団女子サッカーチームの試合を観覧された。

Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/03/31
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上にも書いたが、やはり、バッハ委員長の訪朝の陰には、「第1副部長同志」の功績があるようだ。
バッハ委員長も言うもので、「国内外政治日程」と「外」をしっかりと入れている。この辺り、本当に同委員長の言葉であれば、心憎い。
そして、同委員長は、「2020年東京オリンピック」にも言及している。これは、日本にとって他人事ではない。今の流れが続けば、平昌以上の大規模な北朝鮮選手団と応援団、場合によっては芸術団が日本にやってくることになる。時の首相が誰なのかは別とし、もう東京都知事だけのレベルの問題ではなくなることは間違いない。オリンピックをやると手を挙げた以上、好きでも嫌いでも、いつも叫んでいる「国際社会との協調」を逆の意味でも進めていかなければならない。今回の平昌で北南関係の解氷があり、その結実を東京オリンピックで見ることができることになれば、バッハ委員長の言を待つまでもなく「2020年東京オリンピック」は歴史に残る大会となることは間違いない。
そして、この記事を読んで思ったのは、「元帥様」が実に普通に話しているという点である。国内の現地指導などでも、「元帥様」の言葉はしばしば引用されるが、大体においてあまり意味のないことを言っている。それこそ、必死でもメモを取り、後からおさらいをしなければならないような言動が多いが、今回は、実に分かりやすい。普通の人が、普通に話している感じである。そして、バッハ委員長に謝意を何回も伝えていることも注目される。「元帥様」の記事では、長文の記事の中で、1回だけ軍人であったり人民や科学者に、仰々しく「最高司令官の感謝」とか「労働党委員長の感謝」とかするわけだが、今回は、普通に自分の気持ちを述べている。相手が外国人であるという点を差し引いても、これまでの「元帥様」の発言とは明らかに異なる。
韓国大統領特使との会見、習近平との会見、そして1ヶ月後に予定されている文在寅との会見後、冗談ではなく本当にトランプとハンバーガーを食べそうな雰囲気になっている。