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    トランプ、朝米会談場所についてツイート:板門店はどうかと、「元帥様」にもトランプにも悪くない、さらに文在寅が合流することも (2018年4月30日)

    30日、トランプが朝米会談の場所についてツイート、以下。

    *****************
    数多くの国が会談場所として検討されているが、北南境界の平和の家・自由に家が、第三国よりも、より象徴的で、重要で持続的ではないだろうか?尋ねているだけだが!

    20180430 trump tweet hammontesdrfwrwe
    Source: Twitter, 2018/04/30
    **********************

    板門店は、北南会談で警備の実績もあるので、場所としては悪くない。トランプも韓国の空港から陸路あるいは空路で板門店に行けばよいし、「元帥様」も北南会談時と同様のスケジュールで良い。さらに、「女史」がメラニアとの夕食会をするのにも適している。「元帥様」にとって、板門店を拒否する理由はないと思われるので、トランプがそれでよいと思うのであれば、板門店で決定するであろう。韓国も多少負担にはなろうが、反対する理由はない。さらに言えば、「元帥様」とトランプの会談後、文在寅も合流した歴史的な晩餐会も開催できる。

    トランプのツイートは過去においては批判されたが、トランプのパーソナリティーとも関連しようが、実に物事の進展が分かりやすくなった。

    次は、平壌時間変更の報道、写真はあるか (2018年4月30日 「朝鮮中央TV」)

    写真はなし。

    「朝鮮中央TV」 北南会談の「朝鮮記録映画」放送中 (2018年4月30日 「朝鮮中央TV」)

    タイトルの通り。詳細追って

    「分離線」での「元帥様」の言葉、「我が地も一度踏んでみないか」も紹介している。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/04/30


    『アリラン』を編曲したなかなか良い感じのBGMを使っている。

    国軍音楽隊の演奏する楽曲もはっきりと聞こえる。

    くす玉割りを入れてくるかどうかが見物。

    ハングルボードの前での歓談も紹介。

    「今日私が越えた分離線は高くもないのだから、多くの人々が踏みつけながら通り過ぎれば無くなってしまうはずだ」と「元帥様」

    芳名録サイン後の会談の映像、韓国側が公開していない(はずの)立ち上がる場面も見せている。

    2人が散歩した青い橋の由来を説明している。青い橋にとても意味を持たせている。やはり、ここで重要な話をしたのであろう。文在寅が何かを説得している、それを真剣に聞く「元帥様」。これは、非常に重要なシーン。

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/04/30

    <追記: 2018/05/03 2333>
    「徒歩橋」シーンのBGMは、「懐かしい江南(그리운 강남)」。「啓蒙期歌謡」として、北朝鮮でも歌われている。残念ながら、これまで「朝鮮中央TV」の「啓蒙期歌謡」番組での録音は出来ていないが(放送されたのかも不明)、YouTubeを検索するといくつも出てくる。この歌の「江」は、臨津江ではなく、鴨緑江・図們江。「日帝時代」に故郷を追われて中国側に移り住んだ朝鮮人が「江南」を懐かしんで歌った歌とされている。しかし、このシーンでの「江南」は当然、臨津江の「江南」。「徒歩橋」の下に実際に川が流れているのかは不明ながら、よく考えられた選曲だと思う。


    Source: YouTube

    「板門店宣言」の全ページを紹介している。BGMは『祖国賛歌』

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/04/30

    抱擁シーンから共同記者会見部分のBGMは、『我々の願いは統一』、「元帥様」の声はなし。

    「女史」登場シーンのBGMは、『愛そう 사랑하노라』よく考えられている。

    「元帥様」よりも「女史」がカメラに近く大きく写るシーンが長い握手シーン。

    晩餐会BGM、再び『祖国賛歌』、功勲国家バージョンか

    乾杯シーンも長く。「女史」と金ジョンスク夫人の「カチン」も見せている。

    カン・ギョンファの横には、格を合わせて李洙墉が座っていた。「第1副部長同志」との2ショットはあるか。

    眠たそうな顔と評判が悪かったシーンはカット。
    20180430 nemutasougensui
    Source: KCTV, 2018/04/28

    こちらに差し替えられている。
    20180430 sasikaegonogensuisama233209
    Source: KCTV, 2018/04/30

    2バイ2のショット。

    「元帥様」が酒を注がれている。

    カン・ギョンファと仲良く話す元帥様。

    酒を注ぐ「元帥様」

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/04/30

    くす玉割りはなし。

    「一つの春」のシーンも長く。

    追って、YouTubeに上げる。

    「<情勢分析論>世界世論の声に耳を傾けなければならない」 (2018年4月30日 「労働新聞」)

    30日、『労働新聞』紙面pdf版6面に掲載された「情勢分析論」、以下。

    *********************
    世界世論の声に耳を傾けなければならない
    세계여론의 목소리에 귀를 기울여야 한다

    党中央委員会4月全員会議で、並進路線の偉大な勝利が宣言され、それに伴う措置が取られていることと関連し、米国が穏当ではない態度を取っている。一方では歓迎すると言いながらも、もう一方では不信感を表し、あれこれと悪口を言うことなどで、我々と極めて刺激している。
    당중앙위원회 4월전원회의에서 병진로선의 위대한 승리가 선언되고 그에 따른 조치들이 취해진것과 관련하여 미국이 온당치 못한 태도를 취하고있다.한편으로는 환영한다고 하면서도 다른 한편으로는 불신감을 드러내고 이러쿵저러쿵 시비질하는 등으로 우리를 심히 자극하고있는것이다.

    少し前、ホワイトハウス関係者は、朝鮮が「全員会議を通してした約束をいつ、どのように実行するのか分からない」、「生産中断と廃棄意思表示はない」など、不純な世論をまき散らしている。こうした中で、米事務長官、米国防長官、国連駐在米国大使をはじめとした米行政府の奴らは、我々が「完全で検証可能で、戻ることが出来ない方法」で「核武器計画を廃棄」する時まで「最大の圧迫を継続維持」するとほざいている。これは、我々の積極的で誠意ある平和愛護的努力に対する愚弄であり冒涜である。
    얼마전 백악관관계자들은 조선이 《전원회의를 통하여 한 약속을 언제, 어떻게 실행할지는 알수 없다.》, 《생산중단과 페기의사표명은 없다.》는 등 불순한 여론을 내돌렸다.이런 속에 미재무장관, 국방장관, 유엔주재 미국대사를 비롯한 미행정부것들은 우리가 《완전하고 검증가능하며 되돌릴수 없는 방법》으로 《핵무기계획을 페기》할 때까지 《최대의 압박을 계속 유지》할것이라고 줴쳐댔다.이것은 우리의 적극적이며 성의있는 평화애호적노력에 대한 우롱이며 모독이다.

    周知の通り、少し前に開催された歴史的な党中央委員会4月全員会議では、並進路線の偉大な勝利が宣言され、全党、全国が社会主義経済建設に総力を集中させることについての新たな戦略的路線が採択された。これは、我が共和国が世界的な政治思想大国、軍事強国の地位に確固として台頭した現段階で、人類の共通した念願と指向に符合させ核武器のない世界建設に貢献しようという我々の平和愛護的立場の明確な発現である。
    알려진바와 같이 얼마전에 진행된 력사적인 당중앙위원회 4월전원회의에서는 병진로선의 위대한 승리가 선언되고 전당, 전국이 사회주의경제건설에 총력을 집중할데 대한 새로운 전략적로선이 제시되였다.이것은 우리 공화국이 세계적인 정치사상강국, 군사강국의 지위에 확고히 올라선 현 단계에서 인류의 공통된 념원과 지향에 부합되게 핵무기없는 세계건설에 이바지하려는 우리의 평화애호적립장의 뚜렷한 발현이다.

    我が党の並進路線の偉大な勝利宣言と関連措置は、朝鮮半島と地域、世界の平和のための前途に明るい展望を展開するもので、民族全てと全世界の熱烈な支持歓迎と爆風のような反応を巻き起こしている。
    우리 당 병진로선의 위대한 승리선언과 관련조치들은 조선반도와 지역, 세계의 평화를 위한 앞길에 밝은 전망을 펼쳐준것으로 하여 온 민족과 전세계의 열렬한 지지환영과 폭풍같은 반향을 불러일으키고있다.

    それにもかかわらず、米国は、こうした大勢の流れに反するようなひねくれた顔色を示し、旧態依然に「制裁圧迫」についてほざいている。一方ではメディア、専門家ズラをした奴らに朝鮮が事実上「非核化宣言」ではなく、「核保有国宣言」をしたとラッパを吹かせながら、我が共和国に対する支持歓迎の雰囲気に冷や水を掛けようと画策している。
    그럼에도 불구하고 미국은 이러한 대세의 흐름에 배치되게 심사가 뒤틀린 기색을 보이며 구태의연하게 《제재압박》에 대해 고아대고있다.한편으로는 언론, 전문가나부랭이들을 내세워 조선이 사실상 《비핵화선언》이 아니라 《핵보유국선언》을 하였다고 나발질하면서 우리 공화국에 대한 지지환영의 분위기에 찬물을 끼얹으려고 획책하고있다.

    米国の一部不純勢力共が、我々の戦略的決断について、被害妄想的に反応しながら「制裁圧迫」妄言を吐き続けているのは、未だに時代錯誤的な対朝鮮敵対視政策の泥沼から抜け出せないで者共の賢明ではない行いである。
    미국의 일부 불순세력들이 우리의 전략적결단에 대해 피해망상적으로 반응하면서 《제재압박》망언을 계속 내뱉고있는것은 아직도 시대착오적인 대조선적대시정책의 진펄에서 헤여나오지 못한자들의 현명치 못한 처사이다.

    今、世の中の人々は、いつ戦争の火種が爆発するか分からない一触即発の彫金超曲面に至っていた北南関係と朝鮮半島に、なんとか平和と対話の暖かい風が吹き、緊張緩和と平和の気運が芽を出していることをはっきりと見ている。我が共和国の主導的で積極的な措置と努力により作られた北南関係と朝鮮半島の現情勢の流れは、我々の平和愛護的な政策と立場を内外に再びはっきりと立証した。
    지금 세상사람들은 언제 전쟁의 불집이 터질지 모르는 일촉즉발의 초긴장국면에 처해있던 북남관계와 조선반도에 어떻게 되여 화해와 대화의 훈풍이 불고 긴장완화와 평화의 기운이 싹트고있는가 하는것을 똑똑히 보고있다.우리 공화국의 주동적이며 적극적인 조치와 노력으로 마련된 북남관계와 조선반도의 현정세흐름은 우리의 평화애호적인 정책과 립장을 내외에 다시금 뚜렷이 립증해주었다.

    誰も朝鮮半島で平和的環境を作り、繁栄の新たな歴史を開拓していこうという我が国の真正なる措置について悪口を言うことは出来ない。朝鮮半島と地域の平和と安定を守護し、北南関係を改善し、民族全てが願う自主統一を必ずや達成しようというのは、我々の終始一貫した立場であり、確固不動な意志である。これを色眼鏡を通して見ながら、我々の平和主語意志を冒涜し、中傷し、さらには「最大の圧迫」を加え続けるというひねくれた妄言を並べ立て、対決を悪辣に鼓吹するのは、内外の嘲笑の対象となるだけである。
    그 누구도 조선반도에서 평화적환경을 마련하고 번영의 새 력사를 개척해나가려는 우리 국가의 진정어린 조치들에 대하여 시비할수 없다.조선반도와 지역의 평화와 안정을 수호하며 북남관계를 개선하여 온 민족이 바라는 자주통일을 기어이 이룩하려는것은 우리의 시종일관한 립장이며 확고부동한 의지이다.이것을 색안경을 끼고 대하며 우리의 평화수호의지를 모독하고 헐뜯고 지어 《최대의 압박》을 계속 가할것이라는 속꼬부라진 망발들을 늘어놓으며 대결을 악랄하게 고취하는것은 제손으로 제눈을 찌르는 어리석은 추태이다.대세의 흐름도 가려보지 못하고 그런 잠꼬대같은 수작질만 늘어놓는것은 내외의 조소만을 자아낼뿐이다.

    米国は、無礼に行動する前に、我々の重大措置に込められた深い意味を正しく読み取り、米国の運命と前途について深く考えてみなければならない。大勢がどのように流れているのかも知らず、いつでも腐った棒きれのような「制裁」棍棒を振り回していると、世界の人々の笑いものになるだけである。
    미국은 무례하게 놀아대기 전에 우리의 중대조치에 담겨진 깊은 뜻을 바로 읽고 미국의 운명과 전도에 대해 깊이 생각해보아야 할것이다.대세가 어떻게 흘러가는지도 모르고 아무때나 썩은 막대기같은 《제재》몽둥이를 계속 휘두르겠다고 하다가는 세상사람들의 웃음거리로밖에 될것이 없다.

    今、世界世論は、我々が画期的な異変的措置を取ったのだから、当然、米国が機会を逃さず、情勢発展のために適切な善意を示すことで応じなければならないと主張している。米国は、この声に耳を傾けなければならない。
    지금 세계여론들은 우리가 획기적인 사변적조치를 취한것만큼 응당 미국이 기회를 놓치지 말고 정세발전을 위해 마땅한 성의를 보이는것으로 호응하여야 할것이라고 주장하고있다.미국은 이 목소리에 귀를 기울여야 한다.

    今日、米国に何よりも必要なことは、強権と傲慢ではなく、礼儀を持って行動し、相手を尊重する方法から学ぶことだ。
    오늘 미국에 무엇보다 필요한것은 강권과 오만이 아니라 례의있게 처신하고 상대를 존중하는 법부터 배우는것이다.

    米国は理性的に行動しなければならない。
    미국은 리성적으로 처신해야 한다.

    本社記者 李ソルハ
    본사기자 라설하
    *************************

    多くの記事の中に埋もれていたが、よく読めば、非常に興味深い「情勢分析論」である。つまりは、「第7期第3回労働党中央委員会全員会議」での「並進路線の偉大な勝利宣言」と「新たな戦略的路線」をどう捉えるかについて若干ではあるが説明しているからである。

    「軍事強国の地位に確固として台頭した」北朝鮮が「核武器のない世界に貢献」すると、「決定書」に書かれていた内容を繰り返しているが、米国が受け入れられない「核保有国」という言葉を使うことなく、事実上、核を保有した「軍事強国」が「核兵器のない世界に貢献」すると言っているのである。だとすると、事実上、北朝鮮が保有している核をなくすことこそが、「核兵器のない世界」だということになる。本来であれば、米国をはじめとした核保有国も核を廃棄しなければ本当の意味での「核兵器のない世界」は実現しないわけだが、そんなことは流石の北朝鮮も考えていないはずである。

    そして、「関連措置」についても述べている。これは、「北部核施設廃棄」のことであり、北朝鮮は公式に発表していないものの、米朝メディアや専門家に「廃棄」を確認させることも含まれているはずである。

    また、米国がメディアや専門からに「事実上『非核化宣言』ではなく、『核保有国宣言』をしたとラッパを吹かせながら」と言っている点である。「『非核化宣言』ではなく・・・とラッパを吹かせている」と言っているのは、それが「非核化宣言」であることを再確認するものである。

    そして、「非核化」に向かう条件は、「対朝鮮敵対視政策の泥沼から抜け出」すことであるが、米国の「不純勢力」が、まだそこから抜け出せていないということであり、「対朝鮮敵対視政策」を続ける限り、「非核化」には繋がらないということになる。

    では、「対朝鮮敵対視政策」は何かというと、まずは

    ・・・・ここまで書いたら新しい記録映画が始まってしまったので続きは追って・・・

    トランプ、ツイート (2018年4月30日)

    30日、12時頃、以下。

    ********
    ヘッドライン:「金は、米国が侵略しなければ、核を譲歩する」-しくじっているニューヨーク・タイムスより。また、5月に核実験施設を閉鎖するとも。

    20180430 trump twee kim534245
    Source: Twitter, 2018/04/30
    ********

    今更という感じはするが、どうしたんだろう。
    トランプも政治集会でノーベル平和賞候補のかけ声が掛けられ、まんざらでもない様子だった。

    ノーベル平和賞、英国メディアが1位に「元帥様」と文在寅 (2018年4月30日 「聯合ニュースTV」)

    30日、『聯合ニュースTV』で、英国メディアがノーベル平和賞の候補1位として、「元帥様」と文在寅と報じたと伝えた。

    拙ブログとしては、「第1副部長同志」と「女史」を推しているのだが。

    北南板門店会談を評した中国外交部報道官が引用した詩 (2018年4月27日 「中国外交部」)

    前出の中国語情報をいつも下さる方は、中国外交部報道官が引用した詩についても、興味深い情報を下さった。

    27日の北南会談についてのコメントを求められた中国外交部報道官は、以下。
    ****************
    A:我々は皆、テレビを通して今日午前朝韓の指導者が板門店の軍事分界線を越えて握手し会談するという、歴史的瞬間を見た。我々は、朝韓の指導者が跨いだこの歴史的な一歩を拍手で迎え、彼らが現前させた政治的決断と勇気に称賛を表明し、この度の会談でポジティブな成果が得られることを心より祈る。
     「劫波(ごうは)を度(わた)り尽くして兄弟在り/相逢(あ)いて一笑すれば恩仇泯(ほろ)ばん」我々はこの度の板門店での歴史的会談を契機として、さらに進んで半島の長期にわたる平和と安定の新たな道のりをひらくことを期待している。

    「2018年4月27日外交部发言人华春莹主持例行记者会」
    www.fmprc.gov.cn/web/fyrbt_673021/jzhsl_673025/t1555158.shtml
    *****************

    コメントを下さった方によると、この「渡尽劫波兄弟在,相逢一笑泯恩仇」という詩は、

    **************
    外交部のコメントに詩をこの長さで引用するというのは珍しいのではないかと思います。歓迎を演出するために事前に用意されたという感じがします。

    この詩ですが、1933年の魯迅のもので、「大災厄の波を渡りおえたさきに、両国の兄弟がいる。めぐりあって一笑すれば、そのとき、古い仇恨(きゅうこん)は消滅するのであろう。」という意味だとのことです。(上記読み下しも下記より孫引き)
    crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000126683

    百度百科のページの解説も同様ですが、「兄弟の間の友情」を「仇恨は消滅」の条件としている点で解釈がやや違います。

    https://baike.baidu.com/item/%E4%B8%80%E7%AC%91%E6%B3%AF%E6%81%A9%E4%BB%87

    同じページには、当該の詩について、1932年の第一次上海事変(日華衝突)ののち、中国現地で巣を失った鳩を飼っていたものの結局亡くしてしまった西村医師(日本人)が供養塔を建てたことにあわせてのものと解説されています。まあ今回に限っては日本は関係ないでしょうが…
    ****************

    と説明して下さっている。

    中国語が分からない筆者としては、中国外交部の英訳に頼らざるを得ないのであるが、英語では、

    「"brotherhood will survive all vicissitudes, and a smile is all we need to dissolve old grudges"」

    と訳されている。それをさらに翻訳して日本語にすると、「兄弟的な同胞は(長く続いてきた)苦難(浮沈)を克服し、古い恨(ハン)みをなくすために必要なのは、たった1回の微笑みだ」とでも訳せるのであろうか。「vicissitudes」という語彙は分からなかったので、色々が辞書で調べてみたが、「栄枯盛衰」という訳語がたくさん出てきた。、「大災厄の波を渡りおえたさきに」という意味をこの「vicissitudes」という語彙で表そうとしているのではないかと思う。また、「仇」を「grudges」と訳しているところも、朝鮮民族が持つ特有の「恨(한=ハン)」を意識した上手な翻訳だと思う。

    中国情報を下さった方も指摘しておられるように、中国外交部は英訳も含めてこの詩を準備しておいたのであろう。公式朝鮮語訳がどこかにあれば見たいものだ。『新華社』の朝鮮語版を探せば出ているかも知れない。

    <追記: 2018/05/01 1116>
    詩の英訳を知り合いの文学者に見せたところ、下記のような訳ではないかという意見を頂いた。

    「同胞愛は(様々な)浮き沈みがあろうとも、(それをものともせず)乗り越えて(前進して)いくだろう。(そして)積年の恨み辛みを解消するために我々に必要なのは、ただ微笑みだけなのだ」

    黄海北道で発生した中国人乗客を乗せたバス事故に関する中国報道 (2018年4月30日)

    いつも、中国語系の情報を提供して下さる方より、コメント欄にて黄海北道で発生したバス事故に関する中国発の情報を頂いたので整理しておく。

    北朝鮮報道では明らかにされていなかったが、中国報道では「34名の中国旅行客を乗せた旅客大型バスが当地の(大きめの)橋から落ちた」とのことで、バスはスリップ横転しただけではなく、橋から転落したことが明らかになった。スリップ横転だけにしては死傷者の数が多いと思っていたが、転落が被害を拡大したようだ。

    現場の様子を伝える中国のテレビ。

    Source: YouTube

    事故直後の中国政府の公式回答は、以下のとおりで、詳細は公表していない。
    *************
    A:このような大きな事故が発生したことは、落命者および負傷者の家族が非常に気にかけているだけでなく、社会全体も非常に気にかけていることだ。
     先ほど私が既に言ったように、緊急処置、特に負傷者の応急手当という当面の急務をきちんとするという前提の下で、事故原因についての調査を含むその他の関連処置と善後策を進展させるよう、中朝双方が密接に協力しているところだ。皆さんには、調査でしっかりした結論が出ない前には、やはり発表するのは不適切だということを理解していただきたい。

    「2018年4月23日外交部发言人陆慷主持例行记者会」
    www.mfa.gov.cn/web/fyrbt_673021/t1553481.shtml
    **************

    また、「元帥様」が手配した「特別列車」については、以下のように回答している。丹東経由で北京に戻ると思っていたが、瀋陽に向かったというのが、私にはニュースだった。観光客らが瀋陽方面から来たからかも知れない。

    ***********
    A:昨日深夜、朝鮮が手配した専用列車が平壌を出発し、このたび交通大事故で落命した中国同胞の遺体と負傷者を運んで帰国するようにした。朝鮮の最高指導者金正恩が自ら駅に来て見送り、再び中国側に落命者および家族に対する深い哀悼を表し、そのうえ列車に上がって負傷者を慰問した。朝鮮側は党と政府の多数名の高官を専用列車に乗せ、随行と護送に派遣した。中国駐朝大使の李進軍と大使館、外交部の作業班および医療専門家が専用列車に乗って同行した。
     同日、金正恩ら朝鮮の指導者が中国の指導者に慰問電を送ってきた。
     今日午前9時、専用列車は問題なく遼寧省瀋陽に到着した。民政部副部長の高暁兵が中国側を代表して迎えた。中国側の関連部門と地方政府等の各方面が家族への協力を続けつつ関連の善後策をきちんととるであろう。

    「2018年4月26日外交部发言人华春莹主持例行记者会」
    www.fmprc.gov.cn/web/fyrbt_673021/jzhsl_673025/t1554714.shtml
    ************

    平壌で遺体を列車に積み込む様子を中国のテレビ局のカメラが撮影した映像のリンクも教えて頂いた。
    toutiao.chinaso.com/gj/detail/20180426/1000200032975761524722389387407194_1.html

    これを見ていると、いくつか貴重な映像が見られる。

    遺体を乗せているところであるが、外見上は客車でありながら、貨物を積むことが出来る車両があることが分かった。中国側の発表でも「高官専用列車」と言っているので、「元帥様」等が訪中する際には、こうした車両が連結されているのであろう。
    20180430 chuugokuresshakamotsu234523
    Source: 『国搜头条』、「朝鲜运送32名中国遇难者遗体专列到达沈阳 民政部副部长迎接」、http://toutiao.chinaso.com/gj/detail/20180426/1000200032975761524722389387407194_1.html

    車内の様子。犠牲者の写真を載せた質疑が並べられている。朝鮮側関係者の声が入っており、「30センチ、8つ」と言っている。
    20180430 itairesshanai345265
    Source: 『国搜头条』、「朝鲜运送32名中国遇难者遗体专列到达沈阳 民政部副部长迎接」、http://toutiao.chinaso.com/gj/detail/20180426/1000200032975761524722389387407194_1.html

    車両の全景。かなり長く見える。この車両は最後部に連結されている。
    20180430 resshazennkei285092
    Source: 『国搜头条』、「朝鲜运送32名中国遇难者遗体专列到达沈阳 民政部副部长迎接」、http://toutiao.chinaso.com/gj/detail/20180426/1000200032975761524722389387407194_1.html

    このシーンで「元帥様」が「記者達は、適当な・・」というようなことを言っている。中国の記者が取材しすぎていることを制止しようとしているのかも知れないが、よく分からない。
    20180430 gensuisamakisha43526525
    Source: 『国搜头条』、「朝鲜运送32名中国遇难者遗体专列到达沈阳 民政部副部长迎接」、http://toutiao.chinaso.com/gj/detail/20180426/1000200032975761524722389387407194_1.html

    情報を頂いた方に謝意を表する。

    「元帥様」、朝米対話を決心したトランプを「高く評価」 (2018年4月30日 「聯合ニュースTV」)

    30日朝、『聯合ニュースTV』を見ていたら、青瓦台が、「元帥様」が「朝米会談を決定したトランプの決心を高く評価する」と言ったと伝えていた。トランプが「元帥様」をツイートで「立派だ」と言い、「元帥様」はトランプを「高く評価」する、去年のチビと狂犬という言い合いが嘘のようだ。

    「敬愛する最高領導者金正恩同志が、朝鮮民主主義人民共和国標準時間を再び制定することについて提起された」:5月5日から元に戻す、分断と対決の鐘の音が統一と平和の鐘の音へ (2018年4月30日 「労働新聞」)

    30日、『労働新聞』紙面pdf1面トップに以下。

    ***************
    ・・・金正恩同志が、朝鮮民主主義人民共和国標準時間を再び制定することについて提起された。

    敬愛する最高領導者同志は、歴史的な第3回北南首脳対面と会談のために南側地域を訪問されながら、文在寅大統領と北と南の標準時間を統一する問題を論議された。

    敬愛する最高領導者同志は、北南首脳会談場所に平壌時間とソウル時間を示す時計がそれぞれかかっていたのを見ると、とても胸が痛んだと言われながら、北と南が時間~まず統一しようと言及された。

    敬愛する最高領導者同志は、北と南が一つになるのは、どんな抽象的な意味でもなく、まさにこのようにお互い異なり、分けられていることを一つに合致させ、お互いに合わせて行く過程であると言われながら、民族の和解団合の初の実現措置として、現在朝鮮半島に存在する2つの時間を統一することからして行く決心を述べられた。

    敬愛する最高領導者同志が、国内の当該部門で、これに対して検討承認することについて提起されたことにより、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会は、政令「平壌時間を直すことについて」を採択した。

    朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会
    政令
    第2232号 主体107(2018)年4月30日
    平壌時間を直すことについて

    朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会は、北と南の時間を統一させるために、次のように決定する。

    1.平壌時間を東経135度を基準子午線とする9経帯時(現在の時間より30分進んだ時間)に直す。
    2.平壌時間は、主体107(2018)年5月5日から適用する。
    3.朝鮮民主主義人民共和国内閣と当該機関は、この決定を執行するための実務的対策を立てる。

    朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会
    平壌

    20180430 rodong1 pyonyangtimewew
    Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、 2018/04/30
    *********************

    昨日午後、青瓦台がブリーフィングで発表し、即座に記事にしたことが、既に同時進行的に北朝鮮で進められていた。こんなに速く決定されるとは思わなかった。会談会場にソウル時間と平壌時間を示す2つの時計を掛けておいたことさえ、北と南の実務者協議で打ち合わせられており、このような後続措置を取ることも約束済みだったのではないかと疑ってしまうほどである。

    国際金融市場と直結している韓国が時間を修正するのは容易なことではない。莫大なコストもかかるし、北朝鮮のように1週間足らずの時間内にその準備をすることなど到底不可能である。一方、事実上、国際金融市場と断絶された北朝鮮では、「平壌時間」制定がそうであったように、時間調整はさほど難しいことではなかろう。手間がかかると言えば、北朝鮮でも普及して来ているPCの時間調整ぐらいであろうが、個人所有台数はそれほど多くないので、主として企業所や学校に設置されているPCだけなので、それぞれの「単位」が調整をすればよい。また、スマホや携帯は、サーバー側で時刻調整をしてしまえば、自動的に同期するはずなので、手間はかからない(ネットワークは1つなのだし)。

    こうしたことからすれば、北南首脳会談後の「統一」イベントとして、平壌時間とソウル時間を「統一」させるのは、北南の人々のみならず、世界的なニュースとなり得る。そのインパクトたるや、北朝鮮で時間を再調整するコストと比べれば、絶大な効果がある。

    青瓦台がこの決定を会談中や会談直後のブリーフィングで発表せず、29日まで引っ張ったのも、北南関係改善の余韻にもう一つの大きな石を投げて、「重層的な」(どこかの国の首相も使った言葉で使いたくはないのだが)効果を狙ったものであろう。

    昨日の記事に書いた時間変更の理由だが、やはり「元帥様」の「胸の痛み」だった。まだ、『労働新聞』のページをめくっていないが、1面を見る限りでは、「日帝」に関する記述はない。この部分は、何も言わずにスルーしてしまう可能性がある。

    今後、「平壌時間」と「ソウル時間」という呼称も、統一的な呼称に変える可能性もある。「朝鮮」も「韓国」も使えないし、北朝鮮側はKoreaという英語を使うのを好まないだろうからどうするのか。あるいは、北朝鮮側の大幅な譲歩で「コリア時間」という統一呼称を設定するのかも知れない。

    5月5日までにはまだ数日あるので、その間に「平壌時間を直すこと」に関する記事や番組が出てくる可能性はある。また、2015年8月の「平壌時間」制定時がそうであったように、「朝鮮中央TV」で歴史的な2回目の「時間直し」を放送することであろう。思い出せば、2015年に「平壌時間」が制定されたときに、「朝鮮中央TV」で流された鐘の音は分断と対決の鐘の音であった。5月5日0時に流されるであろう鐘の音は統一と平和の鐘の音となろう。

    最近、『聯合ニュースTV』を見過ぎているからかもしれないが、北南のメディアでこんなことを言いそうな気がしている。

    <追記: 2018/04/30 0816>

    会談場には、こんな時計が掛かっていた。左がソウル時間、右が平壌時間。「元帥様」の「心を痛め」させた歴史的時計。
    PYH2018042904650001300_P4.jpg
    Source: 『聯合ニュース』、「北 "남북 시간통일 위해 평양시간 5월5일부터 고칠 것"(종합)」、http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2018/04/30/0505000000AKR20180430008651014.HTML?template=2085

    「氷河期を好むのか」:朝米対話について述べながらも、対北人権非難を排撃、まず非核化優先を、拉致問題と人権を結びつけるのは得策ではない (2018年4月28日 「uriminzokkiri」)

    28日、uriminzokkiriにアップロードされた動画。北朝鮮メディアとしては、対外向けではあるとはいえ、恐らく初めて、朝米対話や朝米会談について具体的に述べているところが注目される。一方で、今後開催されることになる朝米首脳会談で、人権問題が取り上げられることについて、警戒心も露わにしている。

    動画の中で言っているように、北朝鮮の「人権問題」は、北朝鮮の体制否定に繋がる可能性があり、それは非核化の代償として北朝鮮が求めている体制保障と真っ向からぶつかる問題である。その点からして、北朝鮮の人権問題と非核化を同時に扱うことは、現実的に不可能だと思われる。この動画では、トランプに対する非難どころか、トランプを指す米当局者という表現も使われていないので、米国の政治家の北朝鮮人権問題発言を指す形式を取ってはいるものの、朝米会談で人権には触れないことを求めていることが分かる。

    非核化だけでも平坦な道ではないのだから、人権問題を扱うにしても、非核化後にするする方が良い。国際社会における北朝鮮の状況が改善し、国際社会に開かれた国になっていけば、自ずと人権状況が改善していく可能性もある。

    それとの関連でいえば、日本人拉致問題を北朝鮮人権問題と結びつけて扱うのは得策ではない。繰り返し書いているように、日本人拉致問題は、日本特有の問題として、日朝関係の枠組みの中で、独自に解決していく道を模索すべきである。

    日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri, 2018/04/28

    「窮地に陥った島国野郎共の出来そこないの仕業」:「平壌に通じる道に自ら高い障壁を積み上げる」日本反動共 (2018年4月29日 「労働新聞」)

    29日、『労働新聞』紙面pdf版6面に掲載された記事、以下。

    ***************
    窮地に陥った島国野郎共の出来そこないの仕業
    궁지에 빠진 섬나라족속들의 못난이짓

    深刻な政治的危機に陥っただけではなく、朝鮮半島を取り巻く外交の流れから追い出され、心穏やかではない日本反動共が、時が経つほど悪辣に策動している。
    심각한 정치적위기에 빠진데다가 조선반도를 둘러싼 외교흐름에서 밀려나 앙앙불락하는 일본반동들이 갈수록 못되게 놀아대고있다.

    歴史的な朝鮮労働党中尾委員会第7期第3回全員会議で高く響いた並進路線の偉大な勝利宣言に最もビックリ仰天したのが、まさに日本反動共である。慌てふためいた安倍と財務相、防衛相、外務相をはじめとした島国の輩は、あちらこちらで「格と大量殺傷兵器、そしてミサイルの完全で、検証可能で、不可逆的な廃棄」だの、「最大限の圧力を加え、核・ミサイル放棄を目標とする制裁の変わらぬ堅持」だのと言って、狂ったように吠えている。
    력사적인 조선로동당 중앙위원회 제7기 제3차전원회의에서 높이 울린 병진로선의 위대한 승리선언에 제일 질겁한것이 바로 일본반동들이다.급해맞은 아베와 재무상, 방위상, 외상을 비롯한 섬나라패거리들은 저마다 나서서 《핵과 대량살상무기 그리고 미싸일의 완전하고 검증가능하며 불가역적인 페기》니, 《최대한의 압력을 가하고 핵, 미싸일포기를 목표로 하는 자세의 변함없는 견지》니 하고 미친듯이 고아대고있다.

    安倍は、少し前の米国行脚でも、ボスにしがみつき、核問題と一緒に「拉致」問題まで出しながら、対朝鮮制裁圧迫を物乞いした。日本防衛相もやはり、米国防長官にシリアに対する空襲が誰それに送る「特別メッセージ」と疎ましく媚びを売りながら、国際共調で「大量殺傷兵器と弾道ミサイル計画を放棄」させなければならないとぬかした。
    아베는 얼마전의 미국행각시에도 상전에게 매달려 핵문제와 함께 《랍치》문제까지 내들며 대조선제재압박을 구걸하였다.일본방위상 역시 미국방장관에게 수리아에 대한 공습이 그 누구에게 보내는 《특별메쎄지》라고 역겹게 알랑거리면서 국제공조로 《대량살상무기와 탄도미싸일계획을 포기》하게 해야 한다고 지껄여댔다.

    日本反動共が、自分の眉に火が付いたように慌てふためきながら、我々に対する「最大限の圧力」だの、「核ミサイル放棄」だの言って、くどくどと言いながら歩き回っているざまは、実に見るに堪えられない。
    일본반동들이 제 눈섭에 불붙은것처럼 허둥지둥하면서 우리에 대한 《최대한의 압력》이니, 《핵, 미싸일포기》니 하고 곱씹으며 돌아치는 꼴은 참으로 보기 민망스러울 지경이다.

    朝鮮労働党中央委員会第7期第3回全員会議で、並進路線の偉大な勝利が宣言され、新たな戦略的路線が提起されたのは、我が国と人民の安全を頼もしく保障することになった基礎の上で、人類の共通の念願と指向に合わせ、核兵器のない世界建設に積極的に貢献しようという、我々の平和愛護的立場の明らかな発現である。我が党の並進路線の偉大な勝利宣言と新たな戦略的路線の提示は、朝鮮半島と地域の情勢を緊張緩和と平和へと力強く押し出すもので、内外の全幅的な支持と歓迎を受けている。
    조선로동당 중앙위원회 제7기 제3차전원회의에서 병진로선의 위대한 승리가 선언되고 새로운 전략적로선이 제시된것은 우리 국가와 인민의 안전을 믿음직하게 담보하게 된 기초우에서 인류의 공통된 념원과 지향에 부합되게 핵무기없는 세계건설에 적극 이바지하려는 우리의 평화애호적립장의 뚜렷한 발현이다.우리 당 병진로선의 위대한 승리선언과 새로운 전략적로선의 제시는 조선반도와 지역의 정세를 긴장완화와 평화에로 힘있게 떠밀어주는것으로 하여 내외의 전폭적인 지지와 환영을 받고있다.

    しかし、ただ日本反動共だけが、不届きな下心を捨てられず、時代錯誤的な反共和国対決策動に継続してしがみつきながら、世人の嘲笑と糾弾を受けている。
    그런데 유독 일본반동들만이 고약한 속통을 버리지 못하고 시대착오적인 반공화국대결책동에 계속 매달리면서 세인의 조소와 규탄을 받고있다.

    朝鮮半島の情勢の流れが、我々の主導的な努力で緊張緩和へと向かった瞬間、不安で仕方がない日本反動共は、今、冷や汗をかきながら、何とかして、この場をひっくり返そうと必死になっている。反共和国制裁圧迫騒動を継続強化し、我々をどうしても害そうとしているのは、日本反動共の骨に染み込んだ凶悪さだ。
    조선반도의 정세흐름이 우리의 주동적인 노력으로 긴장완화에로 지향되자 순간에 뒤웅박 쓰고 삼밭에 들어간 여우신세가 된 일본반동들은 지금 속을 바질바질 끓이면서 어떻게 하나 판을 뒤집으려고 악을 쓰고있다.반공화국제재압박소동을 계속 강화하여 우리를 어떻게 하나 해치려는것이 일본반동들의 골수에 배긴 흉심이다.

    悲劇は、安倍一味の妄動が、国際政治舞台で奴らを自ら孤立させる結果だけをもたらしているところにある。まさに、愚かな限りだ。一言で言えば、惨めな島国野郎共の醜態は、大勢の流れから追い出された、蚊帳の外の身になったことに対するヒステリー的発狂である。
    비극은 아베패당의 망동이 국제정치무대에서 저들을 스스로 고립시키는 결과만을 빚어내고있는데 있다.그야말로 어리석기 짝이 없는짓이 아닐수 없다.한마디로 말하여 가련한 섬나라족속들의 추태는 대세의 흐름에서 밀려나 외토리신세가 된데 대한 히스테리적발광이다.

    日本反動共の反共和国対決策動は、奴らの軍事大国化、海外膨張野望が水の泡になっていることに対する極度の不安焦燥感の発露でもある。
    일본반동들의 반공화국대결책동은 저들의 군사대국화, 해외팽창야망이 물거품으로 되고있는데 대한 극도의 불안초조감의 발로이기도 하다.

    誰それの「脅威」と朝鮮半島の緊張激化を口実に憲法改悪と海外侵略など、根深い野望を実現しようとした日本反動共は、対話と平和に向かっている朝鮮半島の現情勢の流れで、鶏に逃げられた犬が呆然としている立場になってしまった。
    그 누구의 《위협》과 조선반도의 긴장격화를 구실로 헌법개악과 해외침략 등 뿌리깊은 야망을 실현하려던 일본반동들은 대화와 평화에로 지향되고있는 조선반도의 현정세흐름으로 하여 닭쫓던 개 울바자 쳐다보는 격이 되고말았다.

    やけくそになった安倍一味は、文字通り狂いそうになっている。前後から首を絞められることになった日本反動共は、朝鮮半島の緊張緩和の流れを遮り、対決局面を継続して造成し、軍国主義の馬車が止まることなく疾走できる道を切り開こうとこれほどまでに必死で悪辣に行動しているのである。
    악에 받친 아베패당은 말그대로 미칠 지경이다.앞뒤로 숨통이 막히게 된 일본반동들은 조선반도의 긴장완화흐름을 가로막고 대결국면을 계속 조성하여 군국주의마차가 거침없이 질주할수 있는 길을 열어보려고 이처럼 필사적으로 발악하고있는것이다.

    世間を知らずにずる賢いのは、世間が広い出来そこないより、話にならない。
    세상 모르고 약은것은 세상 넓은 못난이보다 못하다는 말이 있다.

    日本は、今のような変わった世界で、どのように身を振るのが賢明なのかについて、その計算高い頭でよく打算してみて、慎重に行動する方がよい。今のように憎たらしく行動していると、平壌へ通じる道に自らさらに高い障壁を積み上げ、「他国坊主に国侍」の立場になり、世界からさらに孤立し、排斥される結果しかもたらさないことを肝に銘じなければならない。
    일본은 지금과 같이 달라진 세상에서 어떻게 처신하는것이 현명한것인가에 대해 그 약삭바른 머리로 잘 타산해보고 진중하게 행동하는것이 좋다.지금처럼 밉살스럽게 놀아대다가는 평양으로 통하는 길에 스스로 더 높은 장벽을 쌓고 개밥에 도토리신세가 되여 세상으로부터 더 고립되고 배척당하는 결과밖에 가져올것이 없다는것을 명심해야 한다.

    허영민

    青瓦台ブリーフィング、「女史」が文大統領夫人に声楽家同士、芸術部門交流をと (2018年4月29日 「聯合ニュースTV」)

    29日、『聯合ニュースTV』で、青瓦台ブリーフィングを伝えた。以下。

    両首脳、晩餐館前の10分間ほどの談話で、

    ・「元帥様」が、「合意は見せるだけではなく、実行していくもの」と、実行する意志を示した。
    ・平壌時間について、「なぜ分かれる方向だけに進むのだろうか、合わせる方向に進まなくては」と「元帥様」
    ・これに対し文在寅、「北朝鮮も科学技術振興を目指していると聞いている。お互い違う基準を使っているところを統合していこう」と提案。
    ・「女史」、「私たちも、夫達の仕事が上手くいくよう、支えていこう」と金ジョンスク夫人に
    ・「女史」、「私たちは、お互いに声楽家なんだから、芸術事業で力を合わせましょう」と金ジョンスク夫人に提案

    「女史」、大活躍。

    青瓦台ブリーフィング、「元帥様」のさらに凄い決定、1.核実験場廃棄を米韓の専門家とメディアに公開、2.「私は核を発射するような人間ではない」、3.平壌時間廃止しソウル時間に統一 (2018年4月29日 「聯合TVニュース」)

    29日、『聯合TVニュース』が青瓦台のブリーフィングを伝えながら「元帥様」の言及について以下。

    1.北部核試験場を5月に閉鎖する。
    ・韓国と米国の専門家、メディアを招待して閉鎖を公開する。
    ・使い物にならない実験場の閉鎖というが、これまでよりも大きな坑道2つが健在であり、それを閉鎖する。
    ・北側の準備ができ次第、閉鎖の日時を決定する。
    ・今後の核廃棄の検証の第1弾として評価できると青瓦台。
    2.米国の拒否感
    ・米国は我々に対する拒否感を持っている。
    ・しかし、私(元帥様)と会えば、自分が核を米国や南側に向けて発射するような人物ではないことが分かるはずだ。
    ・米国の敵対視政策がなくなれば、核を保有しながら苦労して生きる理由はない。
    ・朝鮮戦争の苦痛の歴史は絶対に繰り返さない。
    ・武力は絶対に行使しない。
    ・偶発的な衝突を防止するための措置を取る。

    3.平壌時間をソウル時間に一致させる
    ・会談場に2つの時計があり、一つはソウル時間、一つは平壌時間で、それを見て胸が痛んだ。
    ・我々が時間を変えたのだから、ソウル時間に戻す。
    ・大きな負担が伴うにもかかわらず、韓国や国際社会との協調を示すものとして、青瓦台は評価。

    ********

    拙ブログにも書いたが、どのみち使い物にならない実験場を閉鎖するだけ、という批判をしっかりと聞いているようで、それならば、ということで、閉鎖実態を検証させると。メディアだけではなく、「米韓の専門家」にも検証させるということは、事実上、IAEAの査察受け入れを前提としていると思われる。西側の2国だけで、日本は除外されているところに注目する必要がある。

    「私が核を発射するような人間ではない」という「元帥様」の発言、これも「ソウルは火の海」、「米国というと土地の塊はこの地上から消え去る」と言ってきた北朝鮮指導者、「元帥様」らしからぬ発言である。「敵対視政策がなくなれば、核不要」はこれまでも繰り返し述べてきたことだが、国家的な政策ではなく、「元帥様」のパーソナリティーを前面に出した発言は、トランプに通じるところがある。

    一番驚いたのは、鳴り物入りで導入した「平壌時間」を廃止し、ソウル時間に戻すという提案である。これは実に意外。青瓦台は、「行政的負担が相当かかる」と言っているが、それは韓国的な考え方で、北朝鮮では「思想的・政治的」な負担の方が大きいはずだ。あれだけ宣伝しながら平壌時間を導入しておきながら、数年でソウル時間に戻すという決定は、いくら「元帥様」の決定であっても相当の説得力が必要となる。そもそも、「平壌時間」を導入した根本的な理由は、韓国ではなく、「日帝」にあるのだから、この部分をどのように説明するのか。今の流れでは、「元帥様」が「胸を痛めて」で北南関係は充分に説得できようが、「日帝」が強制的に変更させた時間について、北南和解を上位概念としながら説明することが出来るのかどうか。

    凄いことが次々と起こっている。

    平壌時間導入経緯については以下。日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2015/08/12

    金正恩同志、文在寅大統領会談、板門店宣言 (2018年4月27日 「朝鮮中央TV」)

    28日、極めて早いタイミングで、「朝鮮中央TV」で北南会談報道があった。15時40分の1回目の放送ではアナウンスのみ、17時30分からの報道では動画が既に公開された。今回は、韓国側が生放送をしていたので、会談の様子は随時伝わっており、韓国側が公開した映像と比較すると色々とおもしろかった。

    基本的には、昨日訳出した『労働新聞』の記事の内容に合わせた動画が使われている。韓国側は、「板門店宣言」の文書の写真を公開していないが、北朝鮮は『労働新聞』紙面で署名(8ページ)を公開、動画報道では1ページを公開している(その後、感覚側が公開した可能性はある)。

    20180427 bunsho11211
    Source: KCTV, 2018/04/28

    韓国外相のカン・ギョンファが、北朝鮮では嫌われていることを拙ブログでは紹介してきたが、今回の北南会談で、カン・ギョンファの「悪行」も水に流れたようだ。

    朝の挨拶で「元帥様」は、カン・ギョンファと軽い握手をして通り過ぎる。
    20180428 gensuikan1dd
    Source: KCTV, 2018/04/28

    その後、文在寅が「元帥様」を引き止め、カン・ギョンファを紹介している。文在寅は、明らかに北朝鮮がカン・ギョンファが米国に行き、「制裁と圧力継続」に賛同したり、国連人権会議で北朝鮮の人権状況を問題視したことについて、北朝鮮が抗議していたことを知っているはずであり、また、「元帥様」もそんなカン・ギョンファを快く思っていなかったのであろう。そんなこともあり、「元帥様」の軽い握手、文在寅が「元帥様」を引き止めてカン・ギョンファを紹介するシーンが見られるのだと思う。

    20180248 munkanshokai
    Source: KCTV, 2018/04/28

    そして、こうした流れを決定づけるようなシーンとナレーションが晩餐会報道で見られる。

    このシーンのナレーションは、「晩餐は、終始血肉の情が溢れる和気藹々とした雰囲気の中で行われた。」
    20180428 kangyofa dai1fukubuchou
    Source: KCTV, 2018/04/28

    オリジナルの席順では、「第1副部長同志」の横にはカン・ギョンファは座っていない。ところが、これも北朝鮮が公開する「元帥様」が参加する宴会では極めて異例なことであるが、参加者は勝手に動き回りながら、色々な人々と交流している。そんな中、カン・ギョンファが「第1副部長同志」の所にやって来て(もしかすると、その逆かも知れないが)、2人仲良く話をしている。何を話しているのかは分からないが、上のナレーションとぴったり合ったシーンであることは間違いない。不機嫌な『元帥様」→文在寅の紹介→北南の和解という、一連の流れを意識した動画であるならば、一晩の徹夜作業としては、非常によく出来ていると言える。

    過去記事で、韓国側の料理構成は戦略的だと書いた記憶があるが、北朝鮮のこの北南和解を象徴するような構成は、それを意図しているのであれば、実に戦略的であると言える。

    酒も相当進んでいることが分かる。2人だけで飲んだのではなかろうが、韓国の伝統酒のボトルがほぼ1本空になっており、もう1本も半分ぐらい飲んでいる。きちんと調べてはいないが、私が以前飲んだ類似した酒と同じならば、アルコール度数は25%以上あるはずだ。文在寅も肘をテーブルの上に置いて、リラックスしているというか、むしろ酔っている雰囲気で「元帥様」と話をしている。北朝鮮的視点からすれば、「元帥様」と話をするのに、テーブルの上に肘を置くなど失礼千万ということになろうが、敢えてこのような映像を公開していることからすれば、やはり両首脳の親密さを強調したかったのであろう。
    20180427 gensuimun wakiaiai332
    Source: KCTV, 2018/04/28

    これも、北朝鮮が公開する映像としては非常に珍しい。韓国側の随行員が「元帥様」に酒を注ぎに来る。「元帥様」は杯を持って立ち上がる。これまで、会場係員以外が「元帥様」に酒を注いでいる姿を見たことがないし、ましてや自分よりも格下の者が酒を注ぎに来て、「元帥様」が杯を手にして立ち上がるなど、日本人民の私でもかなりの驚きなので、朝鮮人民は何事ぞと思うであろう。既にこの時点で、「元帥様」も参加者も酒を相当飲んでおり、会が盛り上がっている雰囲気が伝わってくる。やはり、通訳を交えた外国人との晩餐会ではなく、朝鮮語で話せる同族同士の晩餐会だったからこそ、このようなムードが造成されたのだと思う。ある意味悲劇的な現実ではあるが、「新たな歴史」が良い方向に流れていくことを願うばかりである。

    20180428 wakigensuikan
    Source: KCTV, 2018/04/28

    その後、クライマックスのデザートの共同くす玉割りになるのだが、動画にも静止画にもこの部分が含まれていない。何を問題視したのかは不明ながら、このシーンでは、「元帥様」が喜びすぎていたからなのかもしれない。それ自体はテーマとして良いことなのだろうが、対内向けには、「元帥様」の威厳は維持する必要があり、カットしたのではないかと思っている。

    くす玉を割り、「何が起こるんだろう?」という顔の「元帥様」、その後、くす玉が割れて文字通り「満面の笑顔」になる「元帥様」。なかなか良い動画を見つけることが出来なかったが、一瞬ではあるが、下の動画で見ることができる。こんなに無邪気な「元帥様」は見たことがない。

    Source: YouTube

    日本語字幕付き。

    Source: KCTV, 2018/04/28

    「元帥様」の最も困難な課題は、非核化ではないかも (2018年4月28日 「聯合ニュースTV」)

    28日、北南会談の取りあえずの成功を受け、韓国民が北南統一への期待を表明しているニュースが『聯合ニュースTV』で伝えられている。

    朝鮮戦争で北朝鮮のタンクを発見した老兵から、北南統一後、北朝鮮の同世代の子供たちと遊ぶ夢を語る小学生に至るまで、「その日」が一歩近づいた現実に大きな期待を掛けている。

    それこそ、蚊帳の外のワッチャーが、こうした光景を見ていると、朝鮮半島の人々にとってとても良い状況が展開しており、それが進展していく強い願いを持つ一方、では、どのように実現するのかということを考えると、気が重くなる。

    まず、北南間での紛争がなくなることは良いことである。恐らく、その制度装置を北南間で作ることは、それほど難しくなかろう。

    では、韓国の小学生が夢に描いているような、北朝鮮の小学生と自由に一緒に遊ぶ世の中は到来するのか。とても難しいと思う。

    韓国と比較し、北朝鮮での「美風」の存在はを認めつつも、美風や思想だけで、韓国との交流が自由にできるのか。美味しいお菓子をいくらでも食べられる韓国の子供と、あめ玉一つで有り難がる北朝鮮の子供が一緒に遊べるのか。

    経済格差とその背景にある制度を違いをどのように超越できるのか。これは、「元帥様」にとって、非核化以上に困難な問題である。

    経済的に豊かではなかったが大国の中国は、経済的に遙かに豊かな小国台湾に飲み込まれることはなかった。

    ベトナムは、社会主義統一国家である。

    北朝鮮は、社会主義統一国家でもなければ、韓国より大国でもなく、経済的には絶対的に立ち後れている。

    韓国民が朝鮮を受け入れることはそれほど困難ではなかろう。しかし、朝鮮が現体制のありかたを維持しながら、南朝鮮を受け入れることは、とても難しいと思う。

    明るい未来が切り開かれている状況の中で興奮している韓国民を見ながら、こんな思いに浸ってしまった。

    トランプ、ツイート、韓国大統領と通話、韓国大統領とは「とても良い話」、安倍には「伝えた」 (2018年4月28日)

    28日、トランプがツイート。

    *************
    韓国の文在寅大統領ととても良い話しをしたところだ。全てがとても上手くいっており、北朝鮮との会談場所が決定されつつある。日本の安倍首相とも話をし、彼に進行中の交渉について伝えた。

    20180428 trump skorea345635
    Source: Twitter, 2018/04/28
    *****************

    韓国大統領とは「とても良い話」、日本首相には「伝える」。これだけで、日本首相が蚊帳の外であることは明確。下手に騒がず、米朝後のことをしっかりと考えておくべき。

    『労働新聞』紙面pdf版1~4面全て北南首脳会談記事、写真多数、「ベルリンの壁崩壊」に例える表現(1面)、「朝鮮半島非核化問題」(2面)、「体を肥やしにして北南関係開拓」と「元帥様」、「熱く抱擁」(3面)、チョ・ヨンウォンも署名式に(3面)、「洗練された政治実力」(4面) (2018年4月28日 『労働新聞』)

    28日の『労働新聞』紙面pdf版が、やっと掲載された。1~4面は全て北南首脳会談関連の記事で、写真も多数。記事詳細については、追って確認。

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    民族の和解団合と平和繁栄の新時代を開いた歴史的な対面
    敬愛する最高領導者金正恩同志が歴史的な北南首脳対面と会談のために板門店分離線を越えられた

    朝鮮労働党委員長であられ、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会であられる、我が党と国家、軍隊の最高領導者、金正恩同志が、歴史的な北南首脳対面と会談のために主体107(2018)年4月27日、板門店に来られた。

    我々民族の祖国統一しに特記すべき歴史的な瞬間を迎えることになった板門店は、長い歳月の分裂と苦痛、対決と敵対の象徴としての歴史の中で、あらゆる風雲に晒されなてきた辛い痛みを、のどかな4月の春の季節と共に流し去り、分裂史上であったことがない限りない平和と希望の新たな気運で胎動していた。

    午前9時、北と南、海外の民族全てと全世界の耳目が集中する中、我が党と国家、軍隊の最高領導者金正恩同志が、党と政府、軍隊の幹部を引率され、板門閣を出られ、板門店分離線の前に至られた。

    歴史的な北南首脳対面と会談のために南側地域を訪問される敬愛する最高領導者、金正恩同志を迎えるために文在寅大統領が板門店分離線の前まで来た。

    敬愛する最高領導者同志は、文在寅大統領と喜ばしく握手され、挨拶を交わされた。

    敬愛する最高領導者同志は、板門店分離線を越えられ、文在寅大統領と共に我々側の地域である板門閣と南側地域である「自由の家」を背景にそれぞれ記念写真を撮られた。

    金正恩同志hと文在寅大統領は、板門店分離線を越え、我々側の地域で再び固い握手をされ、板門店南側地域へと向かわれた。

    北南首脳の方々が、共に手を繋いで北と南を自由に往来しながら、禁断の線、分断の壁を瞬間で崩す姿は、我々民族史で初めて記録される感動深いエピソードとして全世界を大きな衝撃と熱狂、歓呼と驚瀾で煮えたぎらせた。



    (下の記事)

    敬愛する最高領導者金正恩同志を文在寅大統領が温かく迎えた

    敬愛する最高領導者同志は、文在寅大統領と共に、板門店分離線を越えられ、板門店南側地域の「平和の家」へ向かわれた。

    民族の和解と団合のための第一歩を意義深く装飾した首脳の方々を北と南の人士が熱狂的な拍手で歓迎した。

    敬愛する最高領導者金正恩同志に、南側の子供たちが薫り高い花束を差し上げた。

    北南首脳の方々は、伝統儀仗隊の保衛を受けながら、国軍儀仗隊閲兵場へ向かわれた。

    伝統音楽隊が先頭で軽快な朝鮮故来の音楽を鳴り響かせながら、歓迎ムードを高調させた。

    板門店の南側地域の「平和の家」前の広場には、国楽隊と陸、海空軍の儀仗隊、伝統儀仗隊、伝統楽隊が整列していた。

    金正恩同志と文在寅大統領が閲兵台に上られると、国軍儀仗隊隊長が迎接報告を申し上げ、国楽隊が歓迎曲を演奏した。

    敬愛する最高領導者同志は、文在寅大統領と一緒に国学儀仗隊と伝統儀仗隊を閲兵された。

    敬愛する最高領導者同志は、文在寅大統領から迎接に来た南側人士の紹介を受けられ、彼らと一人一人握手をされた。

    文在寅大統領が我々側の幹部と挨拶をした。

    北と南の人士たちは、首脳の方々と一緒に、意義深い記念写真を撮った。

    朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員であり、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会委員長である金永南同志と党と政府の幹部たちである、李洙墉同志、金ヨンチョル同志、李ヨンホ同志、崔フィ同志、金ヨジョン同志、李ソングォン同志、武力機関幹部たちである李明洙同志、朴永植同志がここに参加した。

    南側からイム・チョンソク青瓦台秘書室長、チョン・ウィヨン青瓦台国家安保室室長、ソ・フン国家情報院院長、チョ・ミョンギュン統一部長官、ソン・ヨンム国防部長官、カン・ギョンファ外交部長官、チョン・キョンドゥ合同参謀本部議長、ユン・ヨンチャン青瓦台秘書室国民疎通首席秘書官が参加した。

    1面
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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/04/28


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    敬愛する最高領導者金正恩同志が、文在寅大統領と板門店南側地域「平和の家」で会談された

    敬愛する最高領導者金正恩同志と文在寅大統領との会談が、板門店南側地域の「平和の家」で行われた。

    会談には、我々側から朝鮮労働党中央委員会副委員長の金ヨンチョル同志、朝鮮労働党中央委員会第1副部長の金ヨジョン同志が参加した。

    南側からは、イム・ジョンソク青瓦台秘書室長、ソ・フン国家情報院院長が参加した。

    会談では、北南関係問題と朝鮮半島平和保障問題、朝鮮半島非核化問題をはじめとし、相互の関心事となる問題について、正直で湖心坦懐に意見を交換した。

    敬愛する最高領導者同志は、文在寅大統領と分断の象徴であり対決の象徴である板門店で、非常に意味深い対面をしたことについて言及されながら、このような特別な場所での対面は、それ自体が全ての人々に将来に対する希望と夢を再び抱かせる契機となるだろうと言われた。

    敬愛する最高領導者同志は、分裂と対決の歴史に終止符を打ち、平和と統一の新時代を切り開かなければならないという民族的使命感と義務を再び感じさせられたと言われながら、今日、その新たな歴史を記していく出発線で信号弾を打ち上げる気持ちを抱いてきたと言われた。

    文在寅大統領は、今日の対面を祝賀するように、天気も穏やかだと言いながら、金正恩国務委員長が板門店分離線を越えられる瞬間、板門店は分断の象徴ではなく、平和の象徴となったと述べた。

    文在寅大統領は、今日のような意味深い対面を達成させた金正恩委員長の大きな英断に深い敬意を示すと言いながら、このように胸襟を開いた対話が続き、我々の間に信頼が積み上げられることに期待すると述べた。

    金正恩同志と文在寅大統領は、会談に上程された議題についての見解の一致を見られ、今後、随時会って懸案問題と民族の重大事を真摯に論議することで、北南関係の新たな歴史を英明に開拓していきながら、朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための良い流れをさらに拡大発展させるため、共に努力して行くことにした。

    敬愛する最高領導者同志は、会談に先だち、歴史的な北南首脳対面を記念し、「平和の家」芳名録に「新たな歴史は今から、平和の時代、歴史の出発点で 金正恩 2018.4.27」という親筆を残され、文在寅大統領と意義深い記念写真を撮られた。

    (2面下)
    敬愛する最高領導者金正恩同志が、文在寅大統領と記念植樹をされた

    敬愛する最高領導者金正恩同志は、歴史的な北南首脳対面を記念し、文在寅大統領と共に対決と緊張の地であった板門店に「平和と繁栄」を象徴する松を植えられた。

    金正恩同志と文在寅大統領は、北と南でそれぞれ準備した白頭山とハルラ山の土で合土し、大同江と漢江の水を一緒にまかれた。

    敬愛する最高領導者同志は、体をそのまま肥やしとなり、貴重なこの根を覆い被せる土となろうという気持ち、風雨を防ぐ風よけになろうという気持ちで、この木と共にやっと作られた北南関係改善の流れを立派に育てて行きながら、四季常に青い松の剛毅さぐらいの剛毅な精神で我々の未来を開拓していこうという意義深いお話しをされた。
    (注:聞き逃していなければ、『聯合ニュースTV』では、このエピソードは伝えられていなかったようだ。)

    敬愛する最高領導者同志と文在寅大統領の名義となる表示碑が松の横に立てられた。

    北南首脳の方々が、表示碑の除幕をされた。

    表示碑には「平和と繁栄を植える」という文字が刻まれていた。

    植樹が終わった後、北南首脳の方々は、表示碑と松を背景に記念写真を撮られた。

    続けて、北南首脳の方々と一緒に、随行員達が記念写真を撮った。

    敬愛する最高領導者同志と文在寅大統領は、記念植樹が終わった後、散策されながら真摯な談話をされた。

    (注:ベンチで対話をする「元帥様」は、ある意味、朝鮮人民には衝撃的だと思う。)
    2面
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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版2面、2018/04/28

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    敬愛する最高領導者金正恩同志が、文在寅大統領と共に「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名された

    敬愛する最高領導者金正恩同志が、文在寅大統領と共に「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名され、宣言文を交換された。

    敬愛する最高領導者金正恩同志は、我々民族の一致した指向と要求を反映する歴史的な板門店宣言の誕生を祝賀され、文在寅大統領と意義深い記念写真を撮られ、熱く抱擁された

    署名式には、我々側から朝鮮労働党中央委員会副委員長である李洙墉同志、金ヨンチョル同志、朝鮮労働党中央委員会第1副部長金ヨジョン同志、祖国平和統一委員会委員長の李ソングォン同志、朝鮮労働党中央委員会副部長のチョ・ヨンウォン同志が参加した。

    南側からは、イム・ジョンソク青瓦台秘書室長、チョン・ウィヨン青瓦台国家安保室室長、ソ・フン国家情報院院長、チョ・ミョンギュン統一部長官、ソン・ヨンム国防部長官、カン・ギョンファ外交部長官、ユン・ヨンチャン青瓦台秘書室国民疎通首席秘書官が参加した。

    北南首脳の方々は、署名式が終わった後、板門店宣言と関連した共同発表をされた。

    歴史的な板門店宣言は、朝鮮半島の平和と統一を念願する民族全ての一致した指向と要求に合わせ、北南関係の全面的で画期的な発展を達成することで、切れた民族の血脈を結び、共同繁栄と自主統一の未来を前進させていくことで、転換的意義を持つ新たな里程標となる。

    (4面下)「宣言文」

    朝鮮民主主義人民共和国金正恩国務委員長と大韓民国文在寅大統領は、平和と繁栄、統一を念願する民族全ての一様な指向を込めた朝鮮半島で歴史的な転換が起こっている意義深い時期に2018年4月27日、板門店平和の家で、南北首脳会談を開催した。

    北南首脳は、朝鮮半島に、さらなる戦争はなく、新たな平和の時代が開いたことを8千万民族と全世界に厳粛に闡明した。

    北南首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に達成していきながら、北南関係をより積極的に改善し、発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のような宣言をした。

    1.北と南は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を達成することで、民族の血脈を結び、共同繁栄と自主統一の未来を前進させてい行く。

    北南関係を改善し、発展させることは、民族全ての一様の願いであり、これ以上、遅らせることができない時代の切迫した要求である。

    ①北と南は、我々民族の運命を我々自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言と全ての合意を徹底して履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開くことにした。

    ②北と南は、高位級会談をはじめとした各分野の対話と交渉を早い時期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を講じることにした。

    ③北と南は、当局間の協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。
    ④北と南は、民族的和解と団合の雰囲気を高調させていくために、各界各層の他方面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。

    内としては、6.15をはじめとした南と北に同じように意義がある日々を契機に、当局と国会、政党、地方自治団体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高調させながら、外では2018年アジア競技大会をはじめとした国際競技に共同で参加し、民族の優秀さと才能、談合された姿を全世界に誇示することにした。

    ⑤北と南は、民族分裂で発生した人道的問題を早急に解決するために努力し、北南赤十字会談を開催し、離散家族・親戚訪問をはじめとした諸般の問題を協議・解決していくことにした。

    当面して、来る8.15を契機に、離散家族・親族訪問を行うことにした。

    ⑥北と南は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を達成するために、10.4宣言で合意された事業を積極推進していきながら、一次的に東・西海線及びキョンギ線鉄道と道路を連結し、現代化し、活用するための実践的対策を取ることにした。

    2.北と南は、朝鮮半島で尖鋭な軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために、共同で努力して行くことにした。

    朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を解消することは、民族の運命に関わる非常に重大な問題であり、我々民族の平和で安定した生活を保障するための鍵となる問題である。

    ①北と南は、地上と海上、空中をはじめとした全ての空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手方に対する一切の敵対行為を全面中止することにした。

    当面、5月1日から軍事分界線一帯で拡声器放送とビラ飛ばしをはじめとした全ての敵対行為を中断し、その手段を撤廃しながら、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯にしていくことにした。

    ②北と南は、西海北方限界線一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を立てることにした。

    ③北と南は、相互協力と交流、往来と接触を活性化されることによる、様々な軍事的保障対策を取ることにした。

    北と南は、双方間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議解決するため、人民武力相会談をはじめとした軍事当局者会談をしばしば開催しながら、5月中にまず将官級軍事会談を開催することにした。

    3.北と南は、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のために積極協力していくことにした。

    朝鮮半島で非正常的な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立することは、これ以上遅らせることができない歴史的課題である。

    ①北と南は、いかなる形態の武力もお互いに使用しないことについての不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。

    ②北と南は、軍事的緊張が解消され、お互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに従い、段階的に軍縮を実現していくことにした。

    ③北と南は、停戦協定締結65周年となる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築のための北南米3者、あるいは南北中米4者会談開催を積極的に推進していくことにした。

    ④北と南は、完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

    北と南は、北側が取っている主導的な措置が朝鮮半島非核化のために大変意義がある重大な措置であるという認識を一致させ、今後、それぞれが自己の責任と役割を尽くしていくことにした。

    北と南は、朝鮮半島非核化のための国際社会の支持と協力のために積極努力することにした。

    北南首脳は、定期的な会談と直通電話を通して、民族の重大事を随時、真摯に相談し、信頼を固くし、北南関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。

    当面し、文在寅大統領は、今年の秋、平壌を訪問することにした。

    2018年4月27日 板門店
    朝鮮民主主義人民共和国 国務委員会委員長 金正恩
    大韓民国大頭領 文在寅

    (以下、3面の「宣言文」は追って)

    3面、
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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版3面、2018/04/28

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    敬愛する最高領導者金正恩同志の歴史的な南側地域訪問を歓迎し、文在寅大統領が晩餐を開催した

    敬愛する最高領導者金正恩同志の歴史的な南側地域訪問を歓迎し、文在寅大統領が「平和の家」で晩餐を開催した。

    尊敬する李雪主女史も、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会員であり、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会委員長である金永南同志と党と政府の幹部である李洙墉同志、金ヨンチョル同志、崔フィ同志、金ヨジョン同志、李ソングォン同志をはじめとした随行幹部たち、随行員と共に晩餐に招待された。

    イム・ジュンソク青瓦台秘書室長、チョン・ウィヨン青瓦台国家安保室室長、ソ・フン国家情報院院長、チョ・ミョンギュン統一部長官、ソン・ヨンム国防部長官、カン・ギョンファ外交部長官、各政党代表達、歴史的な北南首脳対面縁故者をはじめとした各階層の南側人士が参加した。

    「平和の家」に到着された李雪主女史を文在寅大統領と金ジョンスク女史が温かく出迎えた。

    晩餐を前に、敬愛する最高領導者同志と李雪主女史、文在寅大統領と金ジョンスク女史は、温かい雰囲気の中で歓談をされ、情を分かち合われた。

    敬愛する最高領導者同志と李雪主女史は、文在寅大統領に誠意のこもった晩餐を準備してくれたことについて深い謝意を示した。

    敬愛する最高領導者金正恩同志と文在寅大統領ご夫妻は、晩餐場の前で、北南人士と一人一人挨拶を交わされた。

    続けて、首脳の方々が、晩餐場に来られると、全ての参加者は、歴史的な板門店会談を成功裏に終えられた首脳の方々を熱狂的な拍手で歓迎した。

    晩餐では、まず、文在寅大統領が歓迎演説をした。

    敬愛する最高領導者同志が、答礼演説をされた。

    南地からは、特別な意味を込めた各種料理、我々側からは玉柳館の平壌冷麺を宴会テーブルに出し、参加者に深い印象を残した。

    晩餐は、終始血肉の情が溢れる和気藹々とした雰囲気の中で行われた。

    晩餐では、歴史的な北南対面と会談を祝賀する北と南の芸術人の公演があった。

    (4面下)

    敬愛する最高領導者金正恩同志が文在寅大統領と惜別された

    ・・金正恩同志が、歴史的な北南首脳対面と会談を成功裏に終えられ、文在寅大統領と惜別された。

    敬愛する最高領導者同志と李雪主女史が、文在寅大統領夫妻と共に「平和の家」から出てこられると、北南人士たちは、熱狂的な拍手喝采をした。

    敬愛する最高領導者同志と李雪主女史は、文在寅大統領夫妻と野外に設置された招待席に登壇され、南側で準備した歓送公演「一つの春」を観覧された。

    敬愛する最高領導者同志と文在寅大統領は、公演が終わった後、北南人事と一人一人握手をされながら、惜別の挨拶をされた。

    敬愛する最高領導者同志と文在寅大統領は、熱く手を握られ、新たな出発を約束しながら、惜別の挨拶をされた

    敬愛する最高領導者同志は、南側人士の歓送を受けられながら、「平和の家」を去られた。

    歴史的な板門店対面は、民族の談合された力でこの地の上に必ずや尊厳高い富強反映する統一強国を建設しようとされる敬愛する最高領導者同志の熱火のような民族愛と揺るぐことない自主意志の発現である。

    限りなく崇高な同胞愛と洗練された政治実力で北南関係発展の転換的局面を作られ、民族の和解団合と平和繁栄の新たな時代を切り開かれた敬愛する最高領導者金正恩同志の不滅の業績は、我々民族の祖国統一史に輝かしく刻まれるであろう。

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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版4面、2018/04/28

    (ボールドや大文字は筆者)

    「分離線」を越えられなかったヘナチョコ野郎:よろしければ、番組後半で (2018年4月27日 「AbemaPrime TV」)

    27日、AbemaPrime TVで。いつまで掲載されているか分からないが、「元帥様」の「英断」や軍事停戦委員会に通告をすることなく「分離線」を越えた文在寅のようなベッチャン(度胸)がなく、「分離線」を越えられなかったヘナチョコ野郎、よろしければどうぞ。最後の30分ぐらいに出ています。

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    https://abema.tv/channels/abema-news/slots/ABqrBW1k1YLJqM

    言い訳をすれば、2人隣の女性が「女史」とか「第1副部長同志」であれば、銃殺されても越境、脱南したのだけども・・・

    文在寅、晩餐会での歓迎の辞、「白頭山」は意図的か、ベストショット、ノーベル平和賞候補の女性たち (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    27日、北南会談後の晩餐会における文在寅、歓迎の辞。

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    金正恩国務委員長と貴賓の方々、「旅の友が良ければ、遠い道も近い」という北側の諺の真実性を感じます。金正恩委員長と私は今、この世に二つとない良い「旅の友」になりました。

    今年の「新年の辞」から今日に至るまで、世界が驚くような速い速度で、昨日を昔のようにしました。我々が共に手を取り合って走って行けば、平和の道も繁栄の道も統一の道も、確実に近づいてきます。今、この郷土で暮らす誰も、戦争による不幸を経験することはないでしょう。

    延辺のツツジは、毎年春になれば咲き乱れ、南側の海のツバキも心配することなく咲くでしょう。乾杯を提起いたします。

    私にはずっと前から叶えられていない夢があるのですが、それは白頭山とケマ公園をトレッキングすることです。金正恩委員長が、その願いを必ず聞いて下さるものと信じています。私が退任したら、白頭山とケマ公園の旅行券を1枚送って下さいますか?

    しかし、それは私にだけ与えられる特恵ではなく、我々民族誰もにそのような日が来ることを祈っています。

    では、一緒に杯を上げて下さい。

    北側では、乾杯をどのようにするのか分かりませんが、今日、私は「ために」(注:韓国で、何かのために乾杯をする際に発する声「위하여」)を一緒に唱和することに致します。

    南と北が自由に往来できるその日の「ために」!

    「ために」!


    Source: YTN, YouTube
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    文在寅の旅行券に「元帥様」は、答辞の中では触れていないが、席上、文在寅に何かを言った可能性は充分にある。文在寅は、会談の最中、確認できているだけで2回、白頭山に触れているので、秋の訪朝が実現すれば、「元帥様」は、文在寅と共に白頭山を訪れることになろう。

    文在寅が本当に白頭山観光を望んでいるのかどうかはさておき、「革命の聖山」2度も触れているのは、実に戦略的である。28日付けの『労働新聞』の記事は、まだ見ることができないが、「南朝鮮大統領が、白頭山に行きたいと言った」というようなエピソードは紹介されてもおかしくないし、そのこと自体が、「白頭の血統」の正当性の宣伝になり、朝鮮人民の自負心を高めることにもなる。そこまで考えていれば、文在寅とスタッフは凄いと思う。

    宴会では、多くの歴史的写真が撮影されているが、ベストショットを選ぶとすれば、これだと思う。
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    Source: 『聯合ニュース』、http://www.yonhapnews.co.kr/pictorial/index.html?template=5561

    そして、平和の流れが年末まで続き、ノーベル平和賞が授与されるのであれば、この2人の女性であろう。
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    Source: 『聯合ニュース』、http://www.yonhapnews.co.kr/pictorial/index.html?template=5561

    「元帥様」、北南会談後の晩餐会での歴史的演説 (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    27日、北南会談後の晩餐会での「元帥様」のスピーチ。文在寅スピーチを受けて。

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    文在寅大統領と金ジョンスク女史、そしてこの場におられる南側の皆さん、このように場を共にし、感慨無量の感を禁じ得ません。来たと南が一緒にいる場であることは明らかなのですが、誰が南側のメンバーなのか、誰が北側のメンバーなのか、到底見分けることができない、この感動的な姿こそが、本当に我々は分けることができない一つであるという事実を我々自らに、再びはっきりと認識させる瞬間のエピソードであり、だからこそ、胸がとまることなく高まっているのだと思います。

    本当に夢のようで、嬉しいです。

    この場に参席された皆様、この場を見ておられる皆様、私は今日、文在寅大統領と歴史的な出会いを、それも分断の悲劇を象徴するここ板門店で行い、短い一日でしたが、多くの対話をし、意味ある合意に至らせました。今日のこの貴重な結実は、民族全てに大きな喜びと希望を抱かせることになり、朝鮮半島の平和、地域の安定を願っている、国際社会の一致した支持と共感を引き起こすものと考えます。

    文在寅大統領の果敢な決断力と意志は、時代と歴史の中で高い尊敬を受けることになるでしょう。文在寅大統領に感謝の意を示します。そして、今日のこの歴史的な対面と合意のために多くの努力を傾注された北と南の関係者全てにも、心よりなる感謝の挨拶を申し上げます。

    (拍手)

    今日私たちは、悪夢のようであった北と南の凍り付いた長い、長い冬と永遠に離別するということを宣告し、温かい春の始まりを全世界に知らせました。今日、4月27日は、歴史の新たな出発点で止まっていた時計の秒針が再び回り出した永遠に忘れられない習慣としての記憶として残ることでしょう。

    もちろん、今日のこの出会いと小さな合意の成果は始まりに過ぎず、これから我々がしなければならないことと比べれば、氷山の一角に過ぎません。過ぎた歴史が語っているように、今、進んでいかなければならない我々の道は平坦だけではなく、我々の前には不断に新たな挑戦と障害物が造成されるかも知れません。

    しかし我々は、それに些少でも恐れを感じてはならず、それを無視し、避ける権利もありません。それは、我々自らが、他の誰も代わることができない歴史の主人公だからです。我々にできなければ、誰も代わることができないことを担っている我々なのです。

    歴史の前で、民族の前で抱いたこの崇高な使命感を忘れず、共に繋いだ手をさらに固く握り、絶えず努力し、絶えず歩んでいけば、必ずや良い未来を造ることができるでしょう。

    私は今日、そのような自信を再び持ちました。私は、今日合意したように、今後、随時、対話の場所がどこであっても、そして格式と枠もなく、文在寅大統領と会い、我々が共に進む道を模索し、話し合っていきます。

    (拍手)

    そして、必要なときは、いつであれ、私たち2人が電話で話し合おうとも思います。

    平和で強大な国という終着駅へ力強く走って行かなければなりません。この地の永遠の平和を守り、共同繁栄の新たな時代を作っていくことは、私と文在寅大統領、そして我々全ての努力と意志にかかっています。我々がお互いに気持ちを合わせ、力を合わせれば、いかなる挑戦とも戦い、勝つことができます。私はそれを必ず見せたく、また見せるつもりです。

    民族全ての共通の念願と指向を忠実に支え、不信と対決の北南関係の歴史に終止符を打ち、共に手を取り合って民族の未来に果敢に進まなければなりません。

    今日私が歩いて渡ってきた、ここ板門店の分離線区域の狭い道を民族全てが闊歩し、容易に往来できる平和統一の大通路にするためにもっと勇気を出し、努力して行きます。

    新たな歴史を作るために、多くの苦心の中で奮闘しておられる文在寅大統領、そして金ジョンスク女史、南側の皆様、そしてこの場に参加されている全ての方々の健康を祝願して杯を上げることを提起します。ありがとうございます。


    Source: YTN, YouTube
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    「元帥様」の歴史的演説。言っている言葉の一つ一つに大きな意味がある。こういう演説を北朝鮮でもやってくれたら、分かりやすいのだが。

    「過ぎた歴史が語っているように、今、進んでいかなければならない我々の道は平坦だけではなく、我々の前には不断に新たな挑戦と障害物が造成される」ことは間違いないであろうが、後に控える朝米会談後もこのような演説ができるよう頑張って欲しいものである。

    トランプ、北南会談についてツイート (2018年4月27日)

    トランプが、北南会談についてツイート、以下。

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    (下)
    ミサイル発射と核実験の激しい年の後、南北朝鮮の歴史的な会談が実現した。良いことが(複数)起こっているが、これから先は時間だけが語ってくれる!

    (上)
    朝鮮戦争は終わる!米国と偉大な人々は、今、朝鮮半島で起こっていることを大いに誇るべきである!

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    Source: Twitter, 2018/04/27

    私の友人、中国の習主席が、とりわけ中朝国境で米国に対して偉大な支援をしてくれたことを忘れないで欲しい。彼がいなければ、このプロセスにはもっと時間がかかり、もっと大変であったであろう。

    20180427 trwup wtt china74554
    Source: Twitter, 2018/04/27
    ****************

    「朝鮮中央TV」、新しく出た「朝鮮記録映画」、「中国芸術団平壌訪問」放送中 (2018年4月27日 「朝鮮中央TV」)

    27日、「新しく出た朝鮮記録映画」というアナウンスがあり、中国芸術団訪朝を扱った「朝鮮記録映画」を「朝鮮中央TV」が放送している。未確認ながら、昨日も放送されており、その再放送だと思われる。

    いつもなら一生懸命見るところだが、今日は、北南会談で手一杯。

    「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」全文 (2018年4月27日 「聯合ニュース」)

    朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言
    한반도의 평화와 번영, 통일을 위한 판문점 선언

    大韓民国文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国金正恩国務委員長は、平和と繁栄、統一を念願する民族全ての一様な指向を込めた朝鮮半島で歴史的な転換が起こっている意義深い時期に2018年4月27日、板門店平和の家で、南北首脳会談を開催した。
    대한민국 문재인 대통령과 조선민주주의인민공화국 김정은 국무위원장은 평화와 번영, 통일을 염원하는 온 겨레의 한결같은 지향을 담아 한반도에서 역사적인 전환이 일어나고 있는 뜻깊은 시기에 2018년 4월 27일 판문점 평화의 집에서 남북정상회담을 진행하였다.

    両首脳は、朝鮮半島に、さらなる戦争はなく、新たな平和の時代が開いたことを8千万民族と全世界に厳粛に闡明した。
    양 정상은 한반도에 더 이상 전쟁은 없을 것이며 새로운 평화의 시대가 열리었음을 8천만 우리 겨레와 전 세계에 엄숙히 천명하였다.

    両首脳は、冷戦の産物である長い文d何と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に達成していきながら、南北関係をより積極的に改善し、発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のような宣言をした。
    양 정상은 냉전의 산물인 오랜 분단과 대결을 하루 빨리 종식시키고 민족적 화해와 평화번영의 새로운 시대를 과감하게 일어나가며 남북관계를 보다 적극적으로 개선하고 발전시켜 나가야 한다는 확고한 의지를 담아 역사의 땅 판문점에서 다음과 같이 선언하였다.

    1.南と北は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を達成することで、民族の血脈を結び、共同繁栄と自主統一の未来を前進させてい行く。
    1. 남과 북은 남북 관계의 전면적이며 획기적인 개선과 발전을 이룩함으로써 끊어진 민족의 혈맥을 잇고 공동번영과 자주통일의 미래를 앞당겨 나갈 것이다.

    南北関係を改善し、発展させることは、民族全ての一様の願いであり、これ以上、遅らせることができない時代の切迫した要求である。
    남북관계를 개선하고 발전시키는 것은 온 겨레의 한결같은 소망이며 더 이상 미룰 수 없는 시대의 절박한 요구이다.

    ①南と北は、我々民族の運命を我々自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言と全ての合意を徹底して履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開くことにした。
    ⓛ 남과 북은 우리 민족의 운명은 우리 스스로 결정한다는 민족 자주의 원칙을 확인하였으며 이미 채택된 남북 선언들과 모든 합의들을 철저히 이행함으로 써 관계 개선과 발전의 전환적 국면을 열어나가기로 하였다.

    ②南と北は、高位級会談をはじめとした各分野の対話と交渉を早い時期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を講じることにした。
    ② 남과 북은 고위급 회담을 비롯한 각 분야의 대화와 협상을 빠른 시일 안에 개최하여 정상회담에서 합의된 문제들을 실천하기 위한 적극적인 대책을 세워나가기로 하였다.
    ③南と北は、当局間の協議を緊密にし、民間考慮ううと協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。
    ③ 남과 북은 당국 간 협의를 긴밀히 하고 민간교류와 협력을 원만히 보장하기 위하여 쌍방 당국자가 상주하는 남북공동연락사무소를 개성지역에 설치하기로 하였다.
    ④南と北は、民族的和解と団合の雰囲気を高調させていくために、各界各層の他方面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。
    ④ 남과 북은 민족적 화해와 단합의 분위기를 고조시켜 나가기 위하여 각계각층의 다방면적인 협력과 교류 왕래와 접촉을 활성화하기로 하였다.

    内としては、6.15をはじめとした南と北に同じように意義がある日々を契機に、当局と国会、政党、地方自治団体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高調させながら、外では2018年アジア競技大会をはじめとした国際競技に共同で参加し、民族の優秀さと才能、談合された姿を全世界に誇示することにした。
    안으로는 6.15를 비롯하여 남과 북에 다같이 의의가 있는 날들을 계기로 당국과 국회, 정당, 지방자치단체, 민간단체 등 각계각층이 참가하는 민족공동행사를 적극 추진하여 화해와 협력의 분위기를 고조시키며, 밖으로는 2018년 아시아경기대회를 비롯한 국제경기들에 공동으로 진출하여 민족의 슬기와 재능, 단합된 모습을 전 세계에 과시하기로 하였다.

    ⑤南と北は、民族分断で発生した人道的問題を早急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催し、離散家族・親戚訪問をはじめとした問題を協議・解決していくことにした。
    ⑤ 남과 북은 민족 분단으로 발생된 인도적 문제를 시급히 해결하기 위하여 노력하며, 남북 적십자회담을 개최하여 이산가족·친척상봉을 비롯한 제반 문제들을 협의 해결해 나가기로 하였다.

    当面して、来る8.15を契機に、離散家族・親族訪問を行うことにした。
    당면하여 오는 8.15를 계기로 이산가족·친척 상봉을 진행하기로 하였다.

    ⑥南と北は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を達成するために、10.4宣言で合意された事業を積極推進していきながら、一次的に東海線及びキョンギ線鉄道と道路を連結し、現代化し、活用するための実践的対策を取ることにした。
    ⑥ 남과 북은 민족경제의 균형적 발전과 공동번영을 이룩하기 위하여 10.4선언에서 합의된 사업들을 적극 추진해 나가며 1차적으로 동해선 및 경의선 철도와 도로들을 연결하고 현대화하여 활용하기 위한 실천적 대책들을 취해나가기로 하였다.

    2.南と北は、朝鮮半島で尖鋭な軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために、共同で努力して行くことにした。
    2. 남과 북은 한반도에서 첨예한 군사적 긴장상태를 완화하고 전쟁 위험을 실질적으로 해소하기 위하여 공동으로 노력해 나갈 것이다.

    朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を解消することは、民族の運命に関わる非常に重大な問題であり、我々民族の平和で安定した生活を保障するための鍵となる問題である。

    ①南と北は、地上と海上、空中をはじめとした全ての空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手方に対する一切の敵対行為を全面中止することにした。
    ① 남과 북은 지상과 해상, 공중을 비롯한 모든 공간에서 군사적 긴장과 충돌의 근원으로 되는 상대방에 대한 일체의 적대행위를 전면 중지하기로 하였다.

    当面、5月1日から軍事分界線一帯で拡声器放送とビラ飛ばしをはじめとした全ての敵対行為を中断し、その手段を撤廃しながら、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯にしていくことにした。
    당면하여 5월 1일부터 군사분계선 일대에서 확성기 방송과 전단살포를 비롯한 모든 적대 행위들을 중지하고 그 수단을 철폐하며 앞으로 비무장지대를 실질적인 평화지대로 만들어 나가기로 하였다.

    ②南と北は、西海北方限界線一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を立てることにした。
    ② 남과 북은 서해 북방한계선 일대를 평화수역으로 만들어 우발적인 군사적 충돌을 방지하고 안전한 어로 활동을 보장하기 위한 실제적인 대책을 세워나가기로 하였다.
    ③南と北は、相互協力と交流、往来と接触を活性化することにおける、様々な軍事的保障対策を取ることにした。
    ③ 남과 북은 상호협력과 교류, 왕래와 접촉이 활성화되는 데 따른 여러 가지 군사적 보장대책을 취하기로 하였다.

    南と北は、双方間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議解決するため、国防部長官会談をはじめとした軍事当局者会談をしばしば開催しながら、5月中にまず将官級軍事会談を開催することにした。
    남과 북은 쌍방 사이에 제기되는 군사적 문제를 지체 없이 협의 해결하기 위하여 국방부장관회담을 비롯한 군사당국자회담을 자주 개최하며 5월 중에 먼저 장성급 군사회담을 열기로 하였다.

    3.南と北は、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のために積極協力していくことにした。
    3. 남과 북은 한반도의 항구적이며 공고한 평화체제 구축을 위하여 적극 협력해 나갈 것이다.

    朝鮮半島で非正常的な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立することは、これ以上遅らせることができない歴史的課題である。
    한반도에서 비정상적인 현재의 정전상태를 종식시키고 확고한 평화체제를 수립하는 것은 더 이상 미룰 수 없는 역사적 과제이다.

    ①南と北は、いかなる形態の武力もお互いに使用しないことについての不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。
    ① 남과 북은 그 어떤 형태의 무력도 서로 사용하지 않을 때 대한 불가침 합의를 재확인하고 엄격히 준수해 나가기로 하였다.

    ②南と北は、軍事的緊張が解消され、お互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに従い、段階的に軍縮を実現していくことにした。
    ② 남과 북은 군사적 긴장이 해소되고 서로의 군사적 신뢰가 실질적으로 구축되는 데 따라 단계적으로 군축을 실현해 나가기로 하였다.
    ③南と北は、停戦協定締結65周年となる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築のための南北米3者、あるいは南北米中4者会談開催を積極的に推進していくことにした。
    ③ 남과 북은 정전협정체결 65년이 되는 올해에 종전을 선언하고 정전협정을 평화협정으로 전환하며 항구적이고 공고한 평화체제 구축을 위한 남·북·미 3자 또는 남·북·미·중 4자회담 개최를 적극 추진해 나가기로 하였다.
    ④南と北は、完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。
    ④ 남과 북은 완전한 비핵화를 통해 핵 없는 한반도를 실현한다는 공동의 목표를 확인하였다.

    南と北は、北側が取っている主導的な措置が朝鮮半島非核化のために大変意義がある重大な措置であるという認識を一致させ、今後、それぞれが自己の責任と役割を尽くしていくことにした。
    남과 북은 북측이 취하고 있는 주동적인 조치들이 한반도 비핵화를 위해 대단히 의의 있고 중대한 조치라는데 인식을 같이 하고 앞으로 각기 자기의 책임과 역할을 다하기로 하였다.

    南と北は、朝鮮半島非核化のための国際社会の支持と協力のために積極努力することにした。
    남과 북은 한반도 비핵화를 위한 국제사회의 지지와 협력을 위해 적극 노력하기로 하였다.

    両首脳は、定期的な会談と直通電話を通して、民族の重大事を随時、真摯に相談し、信頼を固くし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。
    양 정상은 정기적인 회담과 직통전화를 통하여 민족의 중대사를 수시로 진지하게 논의하고 신뢰를 굳건히 하며, 남북관계의 지속적인 발전과 한반도의 평화와 번영, 통일을 향한 좋은 흐름을 더욱 확대해 나가기 위하여 함께 노력하기로 하였다.

    当面し、文在寅大統領は、今年の秋、平壌を訪問することにした。
    당면하여 문재인 대통령은 올해 가을 평양을 방문하기로 하였다.

    2018年4月27日
    2018년 4월 27일 판 문 점

    大韓民国大頭領 文在寅
    대한민국대통령 대통령 문재인

    朝鮮民主主義人民共和国 国務委員会委員長 金正恩
    조선민주주의인민공화국 국무위원회 위원장 김정은』

    晩餐会、「女史」到着 (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    1815分頃、「女史」車で平和の家へ。

    「女史」を金ジョンスク夫人が迎える。

    「女史」の歌以外の生声が聞こえる。

    夫(元帥様)を「남편(夫)」と「女史」

    「女史」の朝鮮語!!!

    金ジョンスク夫人を北側随行員に紹介

    記念撮影中

    <録画を見ながら>
    「女史」、「私は体一つできたのに」と

    「合意文」署名式、共同発表 (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    「合意文」に2人が署名している。「第1副部長同志」が補助。

    笑顔で握手。

    手を繋いだまま、手を挙げる。抱擁!

    「元帥様」ニコニコ。

    文在寅、北側随行員と握手。

    「元帥様」、韓国側随行員と握手

    共同発表へ

    「板門店宣言」発表

    文在寅:演説中、「平和の時代が開いていることを共に宣言。完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現することを確認。北朝鮮の核凍結措置は重要。貴重な出発。終戦宣言と平和宣言をすることで合意。一切の敵対行為をしない。偶発的な衝突を防ぐ対策も。NLL周辺を平和水域にする。南北漁民の漁労を保障。金委員長に敬意。定期的会談と直通電話で随時連絡。後戻りはしない。統一に向けた大きな一歩を始めた。離散家族の面会も始まる。南北共同連絡事務所を開城に開設。南北協力事業を始める。相手地域に連絡事務所を設置。朝鮮半島の非核化と平和を金委員長と。金委員長の太っ腹の決断で世界にプレゼント。北朝鮮の最高指導者が、メディアの前で世界初めて。金委員長に拍手を送る」

    金正恩:「板門店で、歴史的な初会談。成功のために苦労した南側関係者に謝意。南側同胞に感謝の挨拶。長い間この対面を待っていた。分かれて生きられない同族を切実に感じた。同じ血筋の一つの民族。新たな未来を開拓するために、分離線を越えた。北南人民が願う問題を話し合った。平和な新時代を開くための対策で合意。転換的局面。朝鮮半島の平和と繁栄。合意が流れるようなことにならないよう、努力しなければならない。北南の人々が自由に行き来できるようになることを望む。努力をすれば閉じられていたドアは開く。偉大な歴史は自然に創造されない。逆風や試練もある。「板門店宣言」が希望にかなうことを願う。」

    「元帥様」、「非核化」という言葉を使わず。これが限界だったのか。

    3つのキーワード
    平和と統一
    繁栄

    「朝日交流協会スポークスマン談話」:NHKの番組非難を放送中 (2018年4月27日 「朝鮮中央TV」)

    27日、1655頃から。『労働新聞』等に掲載された記事と同じと思われる。

    「元帥様」と文在寅植樹、2人で散歩 (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    16時30分から、「元帥様」と文在寅が松を植樹。「第1副部長同志」が、「元帥様」に手袋を手渡す。「元帥様」がハルラ山の
    土、文在寅が白頭山の土をかける。「元帥様」が、漢江の水、文在寅が大同江の水をかける。

    記念碑の除幕式。「平和と繁栄を植える 大韓民国大統領 文在寅、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長 金正恩 2018年4月27日」と。

    記念碑と松の前で記念撮影。

    2人は、何か話をしている。「元帥様」が何かを言って、笑いを誘う。

    随行員も一緒に記念撮影。

    2人で散歩、何かを話ながら歩いている。文在寅がかなり話し、「元帥様」が聞いている。笑顔がないので、深刻な話をしている可能性がある。

    ベンチのような所に一緒に座って話している。文在寅がかなり話をしている。「元帥様」少し、厳しい顔で何かを言っている。カメラマンを人払いした。

    文在寅が何かを説得しているように見える。「元帥様」首を横に振る。

    2人だけで、深刻な話をしている様子。

    「元帥様」頷いている。

    それにしても、2人の物理的距離は非常に近い。80センチぐらいだろうか。

    かなり長時間話しているが、事実上の単独会談が、このベンチで行われるということか。

    厳しい顔をしていた「元帥様」の顔に少し笑顔が。

    「元帥様」かなり笑顔。話が、良い方向でまとまってきたのか。

    30分以上話している。

    立ち上がり、歩き始めた。2人、笑顔で歩いている。

    31分間対話。

    会談場の「元帥様」の席を消毒し、盗聴装置をチェックする北朝鮮要員、毒味役はいるのか? (2018年4月27日 「聯合ニュース」)

    27日、『聯合ニュース』におもしろい写真が掲載されていた。北朝鮮の要員が、「元帥様」が座る席を消毒し、盗聴装置がないかチェックしている。外交的に通常、許容されることなのかどうかは今一つ分からないが、やり過ぎという感じがする。ここまでやるのであれば、晩餐も毒味役を準備すべきだと思うのだが。そして、中国でも同じことをしたのだろうか。

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    Source: 『聯合ニュース』、「소독하고 도청장치 검색하고」、http://www.yonhapnews.co.kr/photos/1990000000.html?cid=PYH20180427249600013&template=7391

    晩餐会参加者、ヒョン・ソンウォルも参加、南に来た歌手や演奏者も参加と (2018年4月27日 「聯合ニュースTV」)

    晩餐会の参加者を青瓦台が発表。

    北から来た軍人2名は帰る模様。音楽演奏もあり。ヒョン・ソンウォル他、南に来たことがある、楽団員が参加。

    「元帥様」と文ジェインが、一緒にハンマーでデザートの卵を割る。
    野外で歓送公演あり。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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