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    ユーゴ軍TS-1A電鍵で司令部に報告 (2021年2月11日)

    他のものが欲しくて買ったジャンクセットの箱に入っていたトランシーバーが案外使えた。面白半分に動作確認をしていたら、モールスが打てる優れものであることが分かった。送信せずにモールス練習機としても使えるし、凄いのは、A2(振幅変調の電信)まで使えた。

    電鍵はユーゴ軍が使っていたとされるTS-1A。太ももに巻き付けて使用するのだが、案外安定して打てることが分かった。

    天気も良いので、山歩きも兼ねて小道具を使った動画を作っている。

    「Wards Airline 04BR-514Aラジオで聞く『燃える願い』」 (2021年2月5日 「平壌放送」)

    1940年製(あるいは41年製)の米国製ラジオで聞いた「平壌放送」をアップロードしておいた。Motorola 55M1より10年以上古いラジオとなり、受信には苦労した。

    このラジオは、入手時、何となく動作したものの、感度が悪い、アンテナがないなど、色々と問題を抱えていた。アンテナは本来、背面板にスパイダーアンテナのようなものが取り付けられているのだが、このラジオの場合は、オリジナルの背面板はなく、自作のモノが取り付けられており、アンテナはなかった。

    あまり、オリジナルへの思いやりがなかったので、怪しいと思うコンデンサを片っ端から交換した。本当は、ピンポイントで交換すべきなのだが、何となくついでにかなり多くを交換してしまった。その後、調整をし、アンテナを取り付けたら、室内でも国内の近くの放送は受信できるようになった。

    しかし、「平壌放送」はかなり厳しかった。信号が弱いというよりも、ローカルノイズに打ち勝つレベルの信号強度にならないと、このラジオでは聞こえない。しかし何とか、『燃える願い』を受信することができた。

    後日、紹介するが、モニターとして横にSONYの短波ラジオを置いて、信号が強くなり、かつローカル・ノイズが減ったタイミングで撮影をした。

    朝鮮民主主義人民共和国の建国前、「首領様」が抗日パルチザン活動をしていた頃の米国製ラジオで「平壌放送」を受信したことに意味を付与しておくことにする。ま、抗日パルチザン時代は、後の米帝は日帝を掃討するための友軍だったはずなのだが。

    大使館・軍隊・諜報機関御用達受信機 51S-1 (2021年2月4日)

    このところ、受信機ブログのようになってしまっているが、北朝鮮について書きたくても、あまりネタが見つからない。

    数日前、ずっと欲しかったコリンズ社製の51S-1という受信機が届いた。格安だったので、壊れていることを覚悟していたのだが、輸送中に真空管が1本割れただけで、本体は全く問題なかった。この種の古い機械を入手して、そのまま使えることは珍しい(少なくとも私の場合は)。真空管は、別の受信機のもので取りあえず代用している。

    数日前に紹介したB-29に搭載されていたBC-348Rは1945年前後の機械であるのに対し、51S-1はシリアル・ナンバーからすると1975年ぐらいの製造になる。30年ぐらいのギャップがあるわけだが、やはり30年で相当進化している。進化しているというよりも、もしかするとSDRや新しい受信機よりも優れているかも知れない。

    嬉しくて、ずっと「平壌放送」を聞いているのだが、感度は素晴らしく、RF GAINがまともに使えている。今まで使った受信機では、RF GAINはよほどローカルの強い信号の場合に下げる程度の使い方であったが、51S-1だとAF GAINと合わせて調整するとノイズや音質、さらにフェージングから受ける影響(受信音)を改善することができる。

    電解コンデンサー爆発が心配なのだが、最近まで使っていたようで、古いコンデンサの状態は悪くないような気がする。

    後日、「平壌放送」シリーズで紹介しようと思う。

    電源投入後の目視検査
    DSC04667.jpg

    7580KHzの「朝鮮中央放送」を試験受信中
    DSC04666.jpg

    <追記>
    この受信機の製造履歴を調べていたらおもしろいことが分かった。シリアルナンバーは上の写真にあるように10269なのだがが、米国のコリンズ受信機クラブのサイトを見ると、10XXXのシリアルナンバーは10229を最後に1974年で終わっている。1975年からは別のシーケンスのシリアルナンバーが振られ、同時にランダムに古いナンバーも振られたと書いてある。それで、一度は1975年製だと決めつけていたのだが、先ほどブログにアップロードした内部写真と同クラブサイトの内部写真を見比べると、Collins Rockwellの四角エンブレムが着いた1976年製以降と内部が同じだということに気付いた(真空管シールド・カバーが一番分かりやすい)。ところが、本機のエンブレムは大型円形で1975年まで使われていたものだ。前ユーザーの趣味で交換したのかも知れないが、そうでなければ実に興味深い。1975年以降は製造拠点が頻繁に変わっているので、その過程で製造された異端児だったのかも知れない。

    「平壌放送」を聞きながら、こんなことを調べるのも悪くない。

    Collins Collectors Association, http://www.collinsradio.org/cca-collins-historical-archives/the-equipment-of-collins-radio/the-grey-boxes/the-collins-51s-1-hf-receiver-blocksome/

    「南朝鮮傀儡軍」のラウドスピーカー (2021年2月2日)

    「平壌放送」受信シリーズの小道具に使う軍用スピーカを探していたら、アンプ内装の「南朝鮮傀儡軍」のスピーカーを入手できた(しかも、超安価で)。

    DSC04658.jpg

    上に置いてあるのが006P(9V電池)なので、かなり小さいスピーカではあるが、さすがに軍用というか、かなり大きな音が出るし、歪まない。最低動作電圧は調べていないが、取りあえず写真の電池(充電式なので、8.2Vぐらい)で十分に動作する。

    またスピーカーはベークコーン(かそれに類する防水型)が使われており、ケースやコード、スイッチ付近の防水対策はかなりしっかりとしている。

    回路を見ると、2SC372の後継という感じでよく使った2SC1815などが使われており、モデル名はKLSA-77となっている。LS-7というアンプなしの米帝スピーカーは見つかるのだが、LSA-77は見つけられなかった。KはKOREA、AはAmprifierのことだと思うが、77というのは独自のナンバーなのだろうか。
    DSC04659.jpg

    元々は、PRC-25に接続するためのゴツい軍用コネクターが使用されていたが、うまく分解することができず、やむを得ずコネクター付近でコードを切断した。上部のナットを外すと中身が抜け出すはずなのだが、いくら引っ張っても押しても出てこなかった。
    DSC04662.jpg

    裏蓋には次のように記されている。
    ************
    軍用
    在庫番号:5965-...
    品名:拡声器
    着用装備:AN/PRC-25/-77
    製造年月日:1994年9月
    製造会社:株式会社嬉しい
    ************

    1994年9月と言えば、朝米枠組み合意の話し合いが行われている最中である。「製造会社」の名前がおもしろく「嬉しい(기쁘다)」という形容詞を連体形の体言がない形で止めている。「喜び組(기쁨조)」なるものが本当に存在するのか、私は北朝鮮報道の中でそうした名称を見たことがないが、感じとしては、それに通じるところがある。
    DSC04660.jpg

    人民軍がこの頃、どのようなスピーカを使っていたのか分からないが、比べてみたいものだ。

    DSC04663.jpg

    Motorola 55M1(1955年頃製)で聞く『愛の光線』 (2021年1月31日 「平壌放送」)

    電池管は、ラジオ少年の頃から関心があったのだが、手を出すことがなかった。今となってはその理由を忘れてしまったが、電池管の値段が高かったからなのか、電池管用のバッテリー確保が難しかったからか、そんな理由だったと思う。そして、私がラジオ少年だった頃には、既にトランジスタが出回っており、敢えて電池管にチャレンジする必要もなかった、こんな理由があったのだろう。しかし、当時、古い(だから60年代だろうか)無線雑誌を見ると、電池管を使った回路図がたくさん出ており、関心はかなりあった。

    そんなこともあり、ラジオ・アバイになってから、電池管のラジオを手に入れた。トランスレスタイプのラジオで、なかなかデザインも気に入っている。しかし、これもジャンクで、電源を入れてしばらくしたら、定番の白煙が出た。そもそも、ろくにチェックもせずに電源を入れるのは若干無謀ではあるが、例によって、電源部の電解コンデンサが劣化しており爆発して白煙を噴出した。

    さて、電解コンデンサを交換するのはさもないことだが、オリジナルの状態を維持したく、オリジナル電解コンデンサの中身をくりぬいて、その中に代用のコンデンサを入れ込んだ。(とはいえ、コンデンサを外す際、プリント基板を一部剥がしてしまったので、ジャンパーで対応せざるを得なくなった)

    爆発した電解コンデンサーを分解。
    DSC04225.jpg

    中に小型の電解コンデンサを入れて偽装した。
    DSC04231.jpg

    大きなトラブルはこのぐらいで、若干の調整をしたら感度も上がりよく聞こえるようになった。鉄筋コンクリートの室内だと本当に近所の強い放送局しか聞こえないのだが、「平壌放送」受信を試みたら、なんと聞こえるではないか。冬なので伝搬状態が良いということもあるが、まさか、室内(窓際)で「平壌放送」を受信できるとは思わなかった。

    中波はサイクルの長いフェージングがあり、谷に入ると全く聞こえなくなってしまうが、『愛の光線』を2番の途中まで聞くことができた。


    2021年1月31日20時頃, 660KHz、「平壌放送」
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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