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    北朝鮮、新型コロナ感染者:新規「発熱者」減らず (2022年5月20日 「朝鮮中央通信」)

    20日、「朝鮮中央通信」などが報じた19日18時までの「発熱者」は以下。

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    Source: 『労働新聞』、2022/05/20

    5月19日
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    5月18日
    20220519 covid dpr1

    バイデン訪韓時に最大の示威効果を出すためのミサイル発射 (2022年5月19日)

    バイデンは、訪韓期間、非武装地帯には行かず、ピョンテク米軍基地を訪問すると『聯合ニュースTV』が伝えている。

    『聯合ニュースTV』、「[김대호의 경제읽기] 바이든, DMZ 대신 삼성 반도체 방문…의미는?」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20220519010800038?srt=l&d=Y

    ピョンテク基地訪問は、どうやらサムソンの半導体工場のついでという感じだが、22日午前の訪問が予定されている。

    別記事にバイデン訪韓に際して北朝鮮がミサイルを発射するのかについて書いたが、バイデンがピョンテク基地を訪問するとなると、最大の示威効果を出せるのが、2022年1月14日に朝中国境付近から発射した「鉄道機動ミサイル連隊」のミサイルであろう。このミサイルは、東方向に向けて発射され、金策市沖の島に命中しているが、過去記事にも書いた通り、韓国軍が発表した飛行距離が正確があるのなら、発射方向さえ違えばピンポイントでピョンテク基地に命中している。

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    Source: http://dprknow.jp/blog-entry-4903.html

    平壌国際空港近辺のミサイル格納庫の外にスパイ衛星からよく見えるようにミサイルを並べておき、当日は、中朝国境付近の山のトンネルから「鉄道機動ミサイル連隊」のミサイル列車が出てきて、ピョンテク米軍基地までと等距離でミサイルを東に向けて発射すれば、「火星砲ー15」型よりも示威効果は高い。

    バイデンのピョンテク基地訪問時間に合わせて発射すれば、米国や韓国の記者がぞろぞろとついて歩いている最中、バイデンが当惑する姿も上手くすれば報道されるかも知れない。

    「政治局常務委員会会議」の終わりの方で、「元帥様」はナレーションの内容とは全く関係なく、笑っているシーンがある。これまでもそのようなことはあったが、「ミサイルを発射してやれば、バイデンはひっくり返るぞ」とでも言いながら笑っていたのかも知れない。

    朴チョンチョンを指さした後に笑う「元帥様」。
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    Source: KCTV, 2022/05/18

    北朝鮮、各地のコロナ感染状況:全国的には減少傾向、両岸道で依然として死者 (2022年5月19日 「朝鮮中央TV」)

    19日、「朝鮮中央TV」で放送されたデータを使い、北朝鮮各地のコロナ感染状況をアップデートした。

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    Source: KCTV, 2022/05/19 などより作成

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    Source: KCTV, 2022/05/19 などより作成

    「5月12~17日の(全国)発熱者発生数」
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    Source: KCTV, 2022/05/19

    北朝鮮、バイデン訪韓に際してミサイル発射、核実験の可能性、「内部情報」の怪しさ (2022年5月19日 「聯合ニュースTV」)

    19日、『聯合ニュースTV』が北朝鮮がミサイル発射や核実験の時期を遅らせる可能性について米国の放送に登場した「専門家」なる人の発言を引用しながら報じた。

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    Source: 『聯合ニュースTV』、「"북한이 코로나 확산 막기 위해 추가 도발 늦출 수도"」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20220519009400038?srt=l&d=Y

    「専門家」なる人は、「兵器実験の為には群衆が集まらなければならないので、金正恩北朝鮮国務委員長が事態進展の時まで追加挑発を延期する方を選択する可能性がある」と分析している。

    先ほどYouTubeに動画をアップロードしておいたが、北朝鮮は既に「最大非常防疫体系」宣布後に「朝鮮人民軍軍医部門戦闘員の決議集会」を開催している。仮に「火星砲ー17」型を発射するとしても、「決議集会」に参加した軍人よりも遙かに少ない数の軍人で決行できるはずだ。したがって、「群衆が集まる」ことを理由にした分析は当たっていないと言える。

    米国の研究所が衛星写真を分析した上で北朝鮮がミサイル発射を準備していると言っていることもあり、バイデンの訪韓中にミサイル発射をする可能性は高いと思う。北朝鮮としては、平壌国際空港近隣のいつもつかう軍事施設付近にミサイルを並べて、発射する兆候を敢えて米韓に見せ、威嚇している可能性が高い。そしてバイデン訪韓当日に発射して世界に注目させておきながら、翌日には、このところのミサイル発射と同様に「通常の軍事訓練」として何も報道しない、つまり「核保有国」としての当然の軍事訓練と自信を示すのではないだろうか。

    だからといって、米国や韓国が今言っている北朝鮮に対する医療援助を引っ込めることになれば、「人権大国」としての名に傷が付くことになる。北朝鮮が支援を受けるか受けないかは別として、北朝鮮としてはそこまで見極めるつもりでいるのであろう。

    発射するミサイルは、今一つ成功例が怪しい「火星砲ー17」型ではなく、ICBMであれば「火星砲ー15」型、そうでなければ「極超音速ミサイル」のような成功事例があり、それなりの威力があるミサイルを使うのではないかと思われる。

    核実験は中国を怒らせる可能性が高いので実施しないであろう。

    ミサイルを発射しても中国は怒らないし、安保理の追加制裁も中露の反対で不可能であることは明白である。そして、上に書いたように米国とて「人道支援」は引っ込めることができないはずだ。「こんなときに」と人民が反発するという人も出てきそうだが、報道しなければ、ほとんどの人民は知るよしもない。「報道」には書かれていないが、17日の「政治局常務委員会」ではそのような話も出た可能性がある。

    話がそれるが、「専門家」と言えば、北朝鮮の内部情報だとして「公開処刑」だの「失禁」だのを連日伝えている「専門家」は、北朝鮮の内部情報から今回の「発熱者急増」を伝えられなかったのだろうか。Yahooニュースに出てくる項目しか見ていないので分からないが、怪しい「失禁公開処刑」や人民が知るよしもない「元帥様」周辺の話よりも、内部情報としては伝わりやすいと思うのだが。

    「平壌市での人民軍軍医、医師、区域による住民サービス事業」:ロックダウンされた平壌で人民軍軍医等が住民サービス活動 (2022年5月18日、「朝鮮中央TV」)

    18日、「朝鮮中央TV」で放送された新型コロナ関連番組の中で人民軍軍医などによる住民サービスの様子が紹介された。

    登場する人々の話、特に2番目に登場する医師の話を聞いていると、北朝鮮が新型コロナ発生を正式に報道する、つまり「非常最大防疫体系」を宣言する以前には「1日に300~350人」の「発熱者」が発生していたという。4月15日の「太陽節」関連行事が大きく影響しているのであれば、25日の「閲兵式」関連行事にはそれほど人民を動員しなかったはずなので、やはり「閲兵式」関連行事が感染拡大の最大要因となったのであろう。

    平壌の街は、ほぼ上海など中国のロックダウン都市と同じような状態にあり、医薬品輸送や医療サービスは区域担当の医師の他にも病院勤務医、そして人民軍軍医が動員されていることが分かる。また、ロックダウン状態にあるため、食料等は区域の担当者が各世帯に配達している。


    Source: KCTV, 2022/05/18
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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