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    「朝鮮民主主義人民共和国外務省、チョ・チョルス国際機構局長談話」:グテーレス事務総長の北朝鮮ロケット発射非難への抗議 (2023年6月2日 「朝鮮中央通信」)

    2日、「朝鮮中央通信」に以下。

    *************
    朝鮮民主主義人民共和国外務省、チョ・チョルス国際機構局長談話
    조선민주주의인민공화국 외무성 조철수 국제기구국장 담화

    私は国連事務総長が我々の軍事偵察衛星発射を非難する「声明」を発表したことについて厳重に抗議し、国連加盟国としての当然の主権的権利を侵害する彼の穏当ではない行動を極めて不公正で付近公的であり、内政干渉的な行為として断固として糾弾、排撃する。
    나는 유엔사무총장이 우리의 군사정찰위성발사를 비난하는 《성명》을 발표한데 대하여 엄중히 항의하며 유엔성원국으로서의 당연한 주권적권리를 침해하는 그의 온당치 못한 처사를 극히 불공정하고 불균형적이며 내정간섭적인 행위로 단호히 규탄배격한다.

    主権平等と自主権尊重、内政不干渉は、国連設立の基礎であり、国連憲章の基本精神である。
    주권평등과 자주권존중,내정불간섭은 유엔설립의 기초이자 유엔헌장의 기본정신이다.

    もし、グテーレス事務総長が朝鮮民主主義人民共和国の衛星発射に対する立場表明を固く自分の職分上の義務と考えているのなら、何よりも先に国連憲章に規定された自分の職務に該当するように190の国連加盟国を全て平等に扱う法からしっかりと知らなければならず、他国の衛星発射は問題視せず、朝鮮民主主義人民共和国の衛星発射に対してだけ非難する原因について妥当性を持って説明しなければならない。
    만일 구떼헤스사무총장이 조선민주주의인민공화국의 위성발사에 대한 립장표명을 굳이 자기의 직분상의무라고 생각한다면 무엇보다먼저 유엔헌장에 규정된 자기 직무에 부합되게 190여개 유엔성원국들을 다같이 평등하게 대하는 법부터 익혀야 할것이며 다른 나라들의 위성발사는 문제시하지 않고 유독 조선민주주의인민공화국의 위성발사에 대해서만 비난하는 원인에 대하여 타당성있게 설명해야 할것이다.

    私は我々の衛星発射が弾動ミサイル技術を利用しているので、国連安全保障理事会「決議」に違反すると騒ぎ立てている米国と追従勢力の非常識的な強引な主張とは別途に国連事務総長が自分なりの説得力ある根拠や理由を持っている場合、それについて忍耐を持って聞いてみる用意がある。
    나는 우리의 위성발사가 탄도미싸일기술을 리용하기때문에 유엔안전보장리사회 《결의》들에 위반된다고 떠드는 미국과 그 추종세력들의 비상식적인 억지주장과는 별개로 유엔사무총장이 자기딴의 설득력있는 근거나 리유를 가지고있는 경우 그에 대해 인내성있게 들어볼 용의가 있다.

    しかし、今まで朝鮮半島問題と関連してグテーレス事務総長が終始一貫して示してきた不均衡的で偏見的な立場と態度に照らしてみると、彼から我々と国際社会の疑問を満足させるほどの答えが出てくるとは決して期待していない。
    그러나 지금까지 조선반도문제와 관련하여 구떼헤스사무총장이 시종일관 보여온 불균형적이고 편견적인 립장과 태도에 비추어볼 때 그에게서 우리와 국제사회의 의문을 만족시킬만 한 대답이 결코 나오리라고는 기대하지 않는다.

    個別的国連加盟国の合法的な宇宙開発権を禁止させた国連安全保障理事会の対朝鮮「制裁決議」は、我が国の自主権と生存権、発展権を抹殺しようという米国と追従勢力の反共和国敵対視政策の産物であり、国連憲章とその他の国際法に対する乱暴な違反であり、不法無道な文書に過ぎない。
    개별적유엔성원국의 합법적인 우주개발권리를 금지시킨 유엔안전보장리사회 대조선《제재결의》들은 우리 국가의 자주권과 생존권,발전권을 말살하려는 미국과 그 추종세력들의 반공화국적대시정책의 산물로서 유엔헌장과 기타 국제법들을 란폭히 위반하는 불법무도한 문서장에 불과하다.

    朝鮮民主主義人民共和国の軍事偵察衛星発射は、米国と同盟勢力の露骨化する軍事的脅威に対する論理的で当然な反応であり、自主権と領土保全を守護するための主権国家の普遍的な防衛的権利行使である。
    조선민주주의인민공화국의 군사정찰위성발사는 미국과 그 동맹세력들의 로골화되는 군사적위협에 대한 론리적이고 당위적인 반응이며 자주권과 령토완정을 수호하기 위한 주권국가의 보편적인 방위적권리행사이다.

    こkれについては、彼が国連事務総長だとしても、むやみに問題にする権利や資格はない。
    이에 대해서는 그가 유엔사무총장이라고 하여도 함부로 걸고들 권한이나 자격이 없다.

    国連が決して米国の専有物ではなく、この世界で米国の強権と専横、一方主義が簡単に通用しないことを示すためにも、我々は軍事偵察衛星発射を含む主権的権利を継続して堂々と行使していく。
    유엔이 결코 미국의 점유물이 아니며 이 세상에서 미국의 강권과 전횡,일방주의가 쉽사리 통할수 없다는것을 보여주기 위해서라도 우리는 군사정찰위성발사를 포함한 주권적권리를 계속 당당하게 행사해나갈것이다.

    私はグテーレス事務総長が国連加盟国の自然な主権行為に対してむやみに口を挟むよりも、国際社会が至急の解決を待っている国際的懸案により大きな関心と勢力を振り向けるべきだと思う。
    나는 구떼헤스사무총장이 유엔성원국들의 자연스러운 주권행사에 대하여 쓸데없이 참견하기보다는 국제사회가 시급히 해결을 기다리는 국제적현안에 보다 큰 관심과 정력을 돌려야 한다고 본다.

    主体112(2023)年6月2日
    주체112(2023)년 6월 2일
    平壌
    평 양(끝)
    www.kcna.kp (주체112.6.2.)

    「朝鮮民主主義人民共和国がドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を公式承認」:ウクライナは北朝鮮と断交、西側傾斜のウクライナよりもロシアとの関係が自国に有利と判断か (2022年7月14日 「朝鮮中央通信」)

    14日、「朝鮮中央通信」に以下。

    ***********
    朝鮮民主主義人民共和国がドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を公式承認
    조선민주주의인민공화국이 도네쯔크인민공화국과 루간스크인민공화국을 공식인정

    (평양 7월 14일발 조선중앙통신)

    朝鮮民主主義人民共和国外務相が、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国外務省に13日、手紙を送った。
    조선민주주의인민공화국 외무상이 도네쯔크인민공화국과 루간스크인민공화국 외무상들에게 13일 편지를 보내였다.

    外務相は手紙で、朝鮮民主主義人民共和国政府がドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を承認することを決定したことについて通報しながら、自主、平和、親善の理念に従い、これらの国と国家関係を発展させていく意思を表明した。
    외무상은 편지에서 조선민주주의인민공화국 정부가 도네쯔크인민공화국과 루간스크인민공화국의 독립을 인정하기로 결정한데 대하여 통보하면서 자주,평화,친선의 리념에 따라 이 나라들과 국가관계를 발전시켜나갈 의사를 표명하였다.(끝)
    www.kcna.kp (주체111.7.14.)
    *****************************

    これを受け、ウクライナは北朝鮮と国交を断絶したと報じられている。

    AFP、「北朝鮮、親ロ派の独立承認 ウクライナは断交宣言」、2022/07/14, https://www.afpbb.com/articles/-/3414397?cx_part=search

    西側との関係を著しく強化したウクライナとの関係を維持するよりも、これら2「国」を承認することで、ロシアとの関係を強化した方が北朝鮮にとって有利という判断に基づくものと考えられる。

    「金正恩同志がグレートブリテン及び北アイルランド連合王国女王に祝電を送られた」 (2022年6月2日 「朝鮮外務省」)

    2日、「朝鮮外務省」HPに以下。

    ***********
    敬愛する金正恩同志がグレートブリテン及び北アイルランド連合王国女王に祝電を送られた
    경애하는 김정은동지께서 대브리텐 및 북아일랜드련합왕국 녀왕에게 축전을 보내시였다

    2022.6.2.

    朝鮮民主主義人民共和国国務委員長であられる敬愛する金正恩同志が2日、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国女王、エリザベス2世に祝電を送られた。
    조선민주주의인민공화국 국무위원장이신 경애하는 김정은동지께서 2일 대브리텐 및 북아일랜드련합왕국 녀왕 엘리자베스 2세에게 축전을 보내시였다.

    祝電は次のとおりである。
    축전은 다음과 같다.

    私は貴国の国慶節である陛下の誕生日の公式記念日に際して、あなたと貴国人民に祝賀を送ります。
    나는 귀국의 국경절인 페하의 생일 공식기념일에 즈음하여 당신과 귀국인민에게 축하를 보냅니다.(끝)
    *****************

    通常、「元帥様」の「祝電」は報じるのだが、「朝鮮中央通信」や『労働新聞』は報じていない。また、「元帥様」の署名や平壌、日時の記載もない。

    「プレジデント・オンライン」に興味深い記事2本 (2022年4月6日)

    6日、「プレジデント・オンライン」に興味深い記事2本が掲載されていたので紹介しておく。

    『PRESIDENT Online』、「なぜ高度なICBMを作れるのか…失業したウクライナ人技術者を誘い込む北朝鮮の手口」、https://president.jp/articles/-/56290

    『PRESIDENT Online』、「『プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方』そんな安直な思考が見落とす重要事実 」、https://president.jp/articles/-/56329

    「朝鮮民主主義人民共和国外務省報道官談話」 (2022年2月28日 「朝鮮外務省」)

    28日、「朝鮮外務省」HPに以下。

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    朝鮮民主主義人民共和国外務省報道官談話
    조선민주주의인민공화국 외무성 대변인대답

    2022.2.28.

    朝鮮民主主義人民共和国外務省報道官は、最近、米国がウクライナ事態を契機にロシア制裁圧迫策動を強化している琴と関連し、28日、朝鮮中央通信社記者が提起した質問に次のように答えた。
    조선민주주의인민공화국 외무성 대변인은 최근 미국이 우크라이나사태를 계기로 대로씨야제재압박책동을 강화하고있는것과 관련하여 28일 조선중앙통신사 기자가 제기한 질문에 다음과 같이 대답하였다.

    周知のように、今、ウクライナ事態が国際社会の耳目を集中させている。
    알려진바와 같이 지금 우크라이나사태가 국제사회의 이목을 집중시키고있다.

    ウクライナ事態が発生するようになった根源は、全的に他国に対する強権と専横を日常化している米国と西方の覇権主義政策にある。
    우크라이나사태가 발생하게 된 근원은 전적으로 다른 나라들에 대한 강권과 전횡을 일삼고있는 미국과 서방의 패권주의정책에 있다.

    米国と西方は、法律的な安全担保を提供することに関するロシアの合理的で正当な要求を無視したまま、必死でNATOの東方拡大を推進しながら、攻撃兵器システム配備の企てまで露骨化するなど、欧州での安保環境を体系的に破壊してきた。
    미국과 서방은 법률적인 안전담보를 제공할데 대한 로씨야의 합리적이며 정당한 요구를 무시한채 한사코 나토의 동쪽확대를 추진하면서 공격무기체계배비시도까지 로골화하는 등 유럽에서의 안보환경을 체계적으로 파괴하여왔다.

    イラクやアフガニスタン、リビアを廃墟にした米国と西方が、今になって彼らが触発させた今回のウクライナ事態について「主権尊重」と「領土保全」を云々することは全く理屈に合わない。
    이라크와 아프가니스탄, 리비아를 페허로 만들어버린 미국과 서방이 이제와서 저들이 촉발시킨 이번 우크라이나사태를 두고 《주권존중》과 《령토완정》을 운운하는것은 어불성설이다.

    今日、世界が直面した最も大きな脅威は、国際平和と安定の根幹を崩している米国とその追従勢力の強権と専横である。
    오늘 세계가 직면한 가장 큰 위험은 국제평화와 안정의 근간을 허물고있는 미국과 그 추종세력들의 강권과 전횡이다.

    現実は、主権国家の平和と安全の脅威となる米国の一方的でダブルスタンダード的な政策がある限り、世界にはいつになっても平穏が成り立つことはあり得ないことを再び如実に実証している。
    현실은 주권국가의 평화와 안전을 위협하는 미국의 일방적이며 이중기준적인 정책이 있는 한 세계에는 언제가도 평온이 깃들수 없다는것을 다시한번 여실히 실증해주고있다.(끝)
    *********************

    米帝であれ、露帝であれ、帝国主義勢力は、出鱈目な口実(プーチンの口実のみならず、イラクを攻撃した米国の口実も)で他国に平気で進攻する。「人権」だの「支援」だのと言いながら、進攻するのもまた同じである。

    ウクライナは露帝の進攻を抑えるだけの軍事力が無かっただけではなく、米国との同盟関係も結んでいなかった。今、米国はウクライナがNATOに加盟していなかったことで胸をなで下ろしていることであろう。ウクライナがNATOに加盟していれば、米国は第三次世界大戦覚悟で積極的に軍事介入する必要があったし、それに二の足を踏めば、世界中の同盟国から信頼を失うことになる。中国は、さぞかし喜ぶことであろう。

    北朝鮮は、米国との戦争では必ず負ける。しかし、米国本土、太平洋にある米国の島にうまくすれば核爆弾を落とし、韓国と日本には核爆弾で甚大な被害を与えた上で滅亡する準備ができている。北朝鮮は、自滅覚悟で韓国や日本を攻撃することはあり得ない。滅亡しないための核・ミサイルを自滅のために使うことなど、非論理的だからだ。北朝鮮が核・ミサイルを使うのは、米国が北朝鮮を攻撃するか、攻撃が確実になったときだけであろう。米国は韓国や日本という同盟国に対する北朝鮮の攻撃があれば、相手は確実に滅亡させることができる北朝鮮なので、即座に核攻撃も含む軍事力で対応するであろう。しかし、そうでなければ、北朝鮮がどれだけミサイルを打ち上げようが、独自制裁を強化する他にできることはない。

    プーチンの精神が医学的見地から異常であるという報道もある。それでも、現時点ではプーチンを止められる人間がロシア政権内にはいない。ロシアは、北朝鮮よりも「民主的」な国であるにもかかわらずだ。そうしたことからすると、北朝鮮の最大の脅威は、今となってはICBMでも水爆でもなく、「元帥様」の精神状態だといえる。

    タイトルも詳細も忘れてしまったが、韓国映画で「元帥様」が病気だったか統制不能になり、核・ミサイルの鍵を手に入れた狂った軍人が韓国だったか米国に対する核攻撃を準備するというストーリーの映画を見たことがある。この映画では、英雄的な韓国軍人が阻止に成功する設定になっているが、「元帥様」当人であれ、クレージーな軍人であれ、絶対にない話ではない。

    ウクライナ人は火炎瓶でロシア軍に対抗しようとしているという報道がある。終戦直前、日本人が竹槍やカマで米国人と戦おうとしている状況に近い。現状では、条件はさておき、1日も早く停戦を実現することが重要である。その際、ロシアが不正義でウクライナが正義という論理は必要ない。ひたすら停戦あるのみ。

    悪はどちらなのか、悪の権現が誰なのかは、その後、ロシア国民や国際社会が自ずと判断していくはずである。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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