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    韓国大統領選「録取」案件:尹錫悦夫人、金建希発言 (2022年1月25日 「我々民族同士」)

    ここ数日、『聯合ニュースTV』を見ていると、しばしば保守系大統領候補尹錫悦の夫人金建希の姿が見られた。タイトルには「録取」と書かれていて、私は勝手に「緑取」と解し、大統領選挙に絡んだ新造語かと思っていた。しかし、どうやら「録音取材」を短くした言葉のようだ。

    「我々民族同士」が尹錫悦非難を展開していることは、これまでも書いてきたが、下のような漫画が出ていた。

    「 崔順實=金建希」
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    Source: 「我々民族同士」、2022/01/25

    前大統領の朴槿恵が友人の崔順實にコントロールされていた話は知られているが、今度は、次期大統領候補の尹錫悦が夫人の金建希にコントロールされている様子を描いた戯画である。

    なぜ金建希が尹錫悦をコントロールしているのかよく分からなかったのだが、「録取」について調べてみて、何となく意味が分かってきた。

    取りあえず見て一番分かりやすかったのが下のMBCラジオの動画だ。

    Source: MBCラジオ、YouTube, 2022/01/24

    「録取」、つまり録音取材したのは「開かれた空間TV」の記者で、上の番組には別の「開かれた空間TV」の記者が登場し話をしている(左側の人物)。登場している記者は、金建希による「権力の私有化」を問題にしており、例として、運命的(風水的?)な立地が悪いので、迎賓館や青瓦台の場所を「私」=金建希が移動させるというような発言をしていること、「私が候補だ」、「私が権力を掌握すれば」などという表現を使っている例を挙げ、「自分(金建希)が候補と認識している発言」だと断じている。また、検事の尹錫悦が結婚前に「被疑者」である金建希と「同居」していたという話もしている。

    こうした報道が事実かどうかは別として、少なくとも印象としては上のような漫画の状況になっていることは間違いない。

    それにしても、 崔順實と金建希、 描き方の差が・・・

    尹錫悦の「北風」と文在寅の「治績」外交を非難、尹錫悦非難と李在明消極的応援が基調 (2022年1月22日 「我々民族同士」)

    22日、「我々民族同士」に尹錫悦が「対北先制攻撃」を述べたことを非難しつつ、その「効果」が与党、野党どちらの候補に有利に働くのかは「断定できない」とされていると伝えた。

    また、文在寅の中東歴訪が中身のない「外交ではなく外遊」、実績稼ぎのための外交だと非難されているとも伝えている。文在寅はUAEに弾道弾迎撃ミサイル「天弓-2」を4兆ウォンで販売する約束を取り付けている。北朝鮮としては、自国の武器ビジネスが安保理制裁で滞る中、文在寅が武器ビジネスをまとめたことについて、おもしろく思っていないのであろう。


    Source: 「我々民族同士」、2022/01/22

    しかし、「我々民族同士」の基調は尹錫悦を非難しながら、李在明を消極的に応援しているというところでは変化がない。

    韓国大統領選挙への「北風」は無風?、「安保不感症」は国内の安全対策 (2022年1月22日)

    20日夜、韓国政府の関係者と話をする機会があった。

    1月に入り、北朝鮮が連発で発射しているミサイルが韓国の大統領選挙に影響を与えていると考えるかと質問したところ、その人は「今回はその話は全く出てこない」と言っていた。私もそれが不思議で質問をしたのだが、大統領選挙直前になると、北朝鮮は「北風」で北朝鮮にとって好ましい候補(通常は進歩派)に有利になるように「北風」を吹かせるし、その「北風」について韓国内でも報道される。

    しかし、今回のミサイル発射を「北風」と結びつけている報道は、『聯合ニュースTV』を見ている限りでは目に付かない。同関係者の個人的な見解では、大統領選挙の焦点が両候補のゴシップと住宅問題になっており、北朝鮮問題はほとんど取り上げられていないという。

    北朝鮮が「韓国軍部」を非難しているだけで、「青瓦台」をほとんど非難していないこととも関係しているのかも知れないが、米軍基地をピンポイント攻撃するような距離を設定して新型ミサイル発射をしているのに、そのことをあまり危機と認識していないようだ。

    今朝、『聯合ニュースTV』を見ていたら「金総理、安保不感症、必ずなくさなければならない問題」という記事が出ていた。やっと出てきたのかと思い見たら、北朝鮮の話ではなく、光州での建物崩壊事故など、国内での安全対策に関する話だった。

    『聯合ニュースTV』、「김총리 "안전불감증, 반드시 없어져야할 적폐"」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20220121002900038?srt=l&d=Y

    「稲妻が何回も光れば、雷が落ちる」:「南朝鮮軍部」の軍事演習を非難、4回目のミサイル発射との関連は (2022年1月17日 「我々民族同士」)

    17日、「我々民族同士」に以下。

    *********
    稲妻が何回も光れば、雷が落ちる
    번개가 잦으면 천둥한다

    最近、南朝鮮で火薬の臭いが鼻をつく戦争演習が毎日のように行われており、内外を非常に憂慮させている。
    최근 남조선에서 화약내가 물씬 풍기는 전쟁연습이 매일과 같이 감행되고있어 내외의 커다란 우려를 자아내고있다.

    3日、南朝鮮陸軍1軍団が、京畿道坡州市の軍事分界線地域に位置する訓練場で砲射撃訓練に狂奔したのに続き、10日からは陸軍11師団が南朝鮮江原道リンジェ郡と京畿道ヤンピョン郡一帯で野外酷寒期訓練を行い、17日からは9師団が京畿道コヤン市と坡州市一帯で、この訓練を行おうとしている。
    지난 3일 남조선륙군 1군단이 경기도 파주시 군사분계선지역에 위치한 훈련장에서 포사격훈련에 광분한데 이어 지난 10일부터는 륙군 11사단이 남조선강원도 린제군과 경기도 양평군일대에서 야외혹한기훈련을 벌려놓았고 17일부터는 9사단이 경기도 고양시와 파주시일대에서 이 훈련을 진행하려고 하고있다.

    一方、南朝鮮軍部は、5日からグァム島周辺水域で行っている米国主導の多国籍連合反潜水艦訓練である「シードラゴン」に海上哨戒機P-3C、2機を派遣した。
    한편 남조선군부는 지난 5일부터 괌도주변수역에서 벌어지고있는 미국주도의 다국적련합반잠수함훈련인 《씨 드래곤》에 해상순찰기 《P-3C》 2대를 파견하였다.

    実に、朝鮮半島地域の情勢不安定をもたらしている無分別な軍事的妄動と言わざるを得ない。
    실로 조선반도지역의 정세불안정을 몰아오는 무분별한 군사적망동이 아닐수 없다.

    新年に入り、今、全ての民族は朝鮮半島に平和と安定がもたらされることを願っている。
    새해에 들어선 지금 온 민족은 조선반도에 평화와 안정이 깃들기를 바라고있다.

    しかし、民族のこうした指向にもかかわらず、南朝鮮軍部は年初から、野外酷寒期訓練をはじめとし、各地で北侵戦争のための火薬の臭いを漂わせるだけでは足らず、太平洋の真ん中まで出かけて外部勢力と共に危険千万な剣舞を舞っている。
    하지만 겨레의 이러한 지향에도 불구하고 남조선군부는 정초부터 야외혹한기훈련을 비롯하여 도처에서 북침전쟁을 위한 화약내를 풍기는것도 모자라 태평양 한복판에까지 나가 외세와 함께 위험천만한 칼춤을 추고있는것이다.

    昨年の間、各種の北侵戦争演習を雑多に行い、我々民族と国際社会の指弾を受けても、新年早々から南朝鮮軍部が火遊び騒動に熱を上げている目的は他でもない。
    지난 온 한해 각종 북침전쟁연습을 잡다하게 벌려놓아 우리 겨레와 국제사회의 지탄을 받고도 새해 정초부터 남조선군부가 불장난소동에 한사코 매달리는 목적은 다른데 있지 않다.

    それは一言で言えば、実戦訓練を不断に強化することで、何としてでも北侵戦争準備を完了させ、必ずや同族と軍事的に対決しようところにある。
    그것은 한마디로 말하여 실전훈련을 부단히 강화함으로써 어떻게 하나 북침전쟁준비를 다그쳐 기어코 동족과 군사적으로 대결해보려는데 있다.

    「稲妻が何回も光れば、雷が落ちる」ということわざがある。
    번개가 잦으면 천둥한다는 말이 있다.

    年初から北侵戦争熱を毎日のように高めている南朝鮮軍部の行動は、朝鮮半島情勢を緊張激化へと向かわせる無分別な妄動に他ならない。
    년초부터 북침전쟁열을 매일과 같이 고취하고있는 남조선군부이 행태는 조선반도정세를 긴장격화에로 몰아가는 무분별한 망동이 아닐수 없다.

    口を開けば「平和」を騒ぎ立てながらも、実際の行動では戦争火遊び騒動に血眼になって奔走しているのが、まさに南朝鮮軍部の好戦的実体である。
    입만 벌리면 《평화》를 떠들어대면서도 실지 행동에서는 전쟁불장난소동에 혈안이 되여 날뛰는것이 바로 남조선군부의 호전적실체이다.

    前と後ろが異なる南朝鮮軍部の破廉恥な二重的行動は、全ての民族の避難と糾弾を受けて当然である。
    앞뒤가 다른 남조선군부의 파렴치한 이중적행태는 온 겨레의 비난과 규탄을 받아 마땅하다.

    本社記者
    본사기자
    ********************

    4回目のミサイル発射の日に「我々民族同士」に掲載された記事であるが、敢えてタイミングを合わせたとすると、今回のミサイル発射は米国ではなくて「南朝鮮軍部」に対する警告であった可能性が高い。まだ、ミサイル軌道など、詳細は発表されていないが、どのようなパターンだったのか追ってこの「記事」との関連から分析してみたい。

    韓国、ヌリ・ロケット、衛星軌道進入失敗、「日本スゴイ!」技術、KCTVの番組を意識しすぎる韓国、ダブルスタンダード (2021年10月22日 「聯合ニュースTV」)

    21日に発射された韓国の純国産ロケット、「ヌリ」は、模擬衛星を軌道進入させることに失敗した。北朝鮮は今のところコメントを出していないが、北朝鮮の「自負心」は「天にも届く」境地だったであろう。もちろん、ミサイルを発射しても「衛星運搬ロケット」を発射しても同じ扱いをされ、全て「弾道ミサイル技術を使った安保理決議違反」とされてしまう北朝鮮からすれば、「ダブルスタンダード」に対する怒りの境地でもあったはずだ。

    韓国も北朝鮮も、そして日本ですら、「純国産」が実のところどこまでなのかはよく分からない。「純国産」を言うのであれば、衛星を制御するコンピューターに搭載されているOSからして「純国産」であるべきなのだが、どうなのだろうか。iphoneを振り回しながら、「日本スゴイ!」とばかり、日本の技術だと自慢する人がいるので敢えて書いておけば、「純国産」のTRONというOSは、H2など、日本のロケット制御に使われているという。また、大田区の零細企業町工場で作られている超精密な部品もロケットに使われているのかも知れない。本当の「日本スゴイ!」はこういうところで培われているのだが、iphoneを振り回している人は、そういうことは知らないのであろう。

    話がそれたが、『聯合ニュースTV』は、北朝鮮は韓国の「ヌリ」発射を意識して「光明星-4」の軌道投入を成功させた科学者を称える番組「愛のゴールドシート」を放送したと報じていた。可能性はゼロではないにしても、こればかりは意識しすぎだと思う。「朝鮮中央TV」では、毎月1回程度の頻度でこの番組を放送しているので、偶然、「ヌリ」発射の日と重複しただけではないかと思う。

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    Source: KCTV, 2021/10/21

    北朝鮮、現時点では何も言っていないが、そのうちに「ダブルスタンダード」を非難しつつ、「我々が軌道進入に成功した光明星-4」について何か発表するかも知れない。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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