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    「政治的侍女の醜悪な為体 -朝鮮中央通信社論評-」:山谷拉致問題担当大臣を強く非難、「全ての朝日合意が水の泡」と警告 (2015年5月4日 「朝鮮中央通信」) 

    「朝鮮中央通信」が4日、「政治的侍女の醜悪な為体 -朝鮮中央通信社論評-」という記事を報道し、その中で日本政府が米ニューヨークで開催する北朝鮮の拉致問題に関する国際シンポジウムと彼女を結びつけて、強く非難している。同記事は、日本文の報道もされているが、朝鮮文を以下で全訳しておく。

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    (平壌5月4日 朝鮮中央通信)
    日本の拉致問題担当大臣山谷が、米国で反共和国「人権討論会」を開催し、国連駐在各国大使代表部に拉致問題解決のための協力を要請する「国連外交」をしようとしている。

    「拉致産業」で存在を延命している彼女が、東京で声を張り上げているだけではなく、ニューヨークに行き、スカートの風を巻き起こしながら(女伊達らに)、拉致問題を宣伝しようとしている。

    対朝鮮敵対意識が骨に染みついた対決狂信者、 物事の見分けも付かず、初歩的な政治常識も持たない未熟児だけができる分別のない行為である。

    山谷は、最近だけでも「北朝鮮が国連安保理事会決議に反した行動をしている」などとほざきながら、日本警察が不法無道に我々共和国の最高人民会議代議員である総連責任幹部の家を強制捜索するという前代未聞の国家主権侵害、人権侵害行為を行ったことについても「法と証拠に基づいたこと」であると力説しながら、我々に対する「制裁度数」強化を持ち出した。

    世界的に糾弾されている国連人権理事会朝鮮人権状況関連「特別報告者」のダルスマンが、拉致問題解決のために尽くすと、いわゆる「報告書」を発表することに対して積極的に支持歓迎する醜態を演じた。

    自分の政治理念を惜しげもなく捨て、特等人間の屑が金儲けのためにでっち上げた「報告書」にそれほどまで幻惑され、奇怪至極に騒ぎ立てているので、彼女もやはり政治家どころか、人間としての初歩的な理性と道徳も持ち合わせていない低劣な存在といわざるを得ない。

    そのような屑である山谷が、それでも一国の大臣を気取りながら、国際舞台で拉致騒動を起こそうとしていることについて、我々は決して見過ごすことはできない。

    彼女が、必死で拉致問題に執拗にまとわりついているのは、それが自分の政治的価値を上げるためにカードであり、飯の種を稼ぐための手段だからである。

    山谷が本当に拉致問題を解決しようとするなら、過去の日本の野蛮な植民地統治により数多くの朝鮮人が無残に虐殺され、840万人以上の青壮年が強制連行されて奴隷労働を強要され、戦地で弾よけとして連れ出したことについて、特に、20万人に達する朝鮮女性を拉致し、日本軍性奴隷にした日帝の蛮行について、女性として当然世界の面前で糾弾断罪しなければならない。しかし、これについては一言もなく、靖国神社参拝の先頭に立ち、領土強奪野望、歴史歪曲に幻惑され、世界各地を回って戯言を並べ立て、我々人民に洗い流せない犯罪を再び行っているのである。

    日本で閣僚という彼女が、拉致問題を朝日2国間で解決することにした合意に反し、国連の舞台で国際化し、中心的な問題に持ち上げようとすることは、自ら信頼を破り捨てる卑劣な行為である。

    拉致問題だけではなく、ありもしない我々の「人権」問題を口に出して歩き回るだけでは足らず、米国までフラフラと出かけてボスの汚い反共和国「人権」騒動のラッパ吹きとして熱を上げている山谷の狂信的な醜態は、過去の世紀に世界をかき回しながら、ナチスドイツの世界制覇野望と侵略戦争を正当化するために声を張り上げたゲッペルスの凶悪な為体ぶりを彷彿させる。

    山谷の行為こそが、拉致問題担当大臣として本当に拉致問題を解決しようとするのではなく、自分の生存手段を得て、政治的な人気を高めようとする稚拙な欺瞞劇以外の何物でもない。

    拉致問題の本当の解決を願わないこのような輩のせいで、全ての朝日合意が吹き飛んでしまわないという保証などどこにもない。

    今、山谷をして、日本社会でも拉致担当大臣なのか拉致宣伝大臣なのか区別するのが難しいと評されている。

    山谷は、自分の為体ぶりからきちんと見直し、朝日関係にさらに大きな罪悪を重ねないために、身の振り方に注意すべきである。

    『朝鮮中央通信』、「政治的侍女の醜悪な為体 -朝鮮中央通信社論評-」、http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=7EF40552E1D256C6AED8025BC27537FA#this
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    既に北朝鮮に対する国際的な制裁レベルが相当に高い中、拉致問題を必要以上に国際化することが、その解決に繋がっていくのだろうか。日朝間で地道な協議を続けていった方がよいような気がする。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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