「太陽節」表現減少などは、未来を見つめる繁栄の「金正恩時代」の到来の強調か、真の「地上の楽園」、「白頭の血統」は継続 (2024年4月17日 「朝鮮中央TV」)
Source: KCTV, 2024/04/17
17日、「朝鮮中央TV」で放送された「ファソン地区2段階1万世帯住宅竣工式」の放送を見ていて感じたことがある。
「太陽節」という表現が減っていることについて、「大元帥様達」を否定するということは考えられないと過去記事に書いたが、この動画放送を見ていて感じたのは、未来を見つめる繁栄の「金正恩時代」の到来を強調するために、「大元帥様達」の存在が小さくなったのかも知れないということだ。
軍事的には実質的な核・ミサイル保有国となり、次々と新しいミサイルを開発している。そして、制裁の中で苦しんでいた経済もロシアへの武器弾薬売却で成長率が高くなり、そしてそれを反映して平壌には「わずか3年で3万世帯」の新住宅が建設され、それだけではなく農村住宅建設、さらには「20×10政策」で農村地域の経済開発にも力を入れている。
「竣工式」の動画の最後では、「首領様」の時代から言われている「地上の楽園」という新住宅の屋上に設置されたネオンサインが大きく映し出された。まさに、「首領様」の時代からの念願であった真の意味での「地上の楽園」を「金正恩時代」に実現したという自信感の象徴のようにも見えた。
Source: KCTV, 2024/04/17
新曲の「親近なる父」の「画面音楽」には、しっかりと「娘様」も登場させており、「首領様」から始まる「白頭の血統」は続けていくということも改めてはっきりした。報道には「娘様」と一緒に写っているシーンは出なかったが、恐らくこのシーンも使われていたことであろう。しかも、動画では背景に「大元帥様達」の銅像があり、その前を「元帥様」と「娘様」が並んで歩いている。これ以上の「白頭の血統」PRシーンはない。
シンクロされている歌詞は「親近なる父」
Source: KCTV, 2024/04/17