「朝鮮でAIDS予防のための相談と監視活動」(2012年12月3日 「朝鮮中央通信」)
12月1日は、世界エイズ・デーである。これを受けて、北朝鮮でも国際機関関係者を招いて、エイズ関連の国際会議が開かれたようだ。
「朝鮮中央通信」の記事によると、保健省国家衛生検疫院院長の朴ミョンスさんが「今後も北朝鮮でのエイズ予防のために女性と定期的な相談と検診をはじめとしたエイズ予防統制活動をさらに強化する」と語ったとのことである。
STD研究所のHPによると、エイズは輸血などによる血液感染、性的接触による感染、そして母子感染がその感染原因としてあげられている。
STD研究所、「HIV感染/エイズ」:
http://www.std-lab.jp/stddatabase/db003.php
だとすると、輸血用血液を輸入しておらず、朝鮮人民がエイズフリーでエイズ感染国においてやそうした国から北朝鮮に訪れた外国人と性的接触がなければ、朝鮮人民はエイズフリーの状態を維持できるということになる。この報道では国家エイズ委員会と保健省が緊密な協力をしながら「住民と海外旅行者たち、出張者たちに対する相談及び検査を強化している」としている。北朝鮮から一歩も出たことがない朝鮮人民がエイズに感染する可能性はきわめて低い。ここで「海外旅行者」と言っているのが外国人「海外旅行者」なのか自国民「海外旅行者」なのかはっきりしないが、海外「旅行」ができる朝鮮人民など限られているので、北朝鮮に入国する外国人旅行者を指しているのかもしれない。しかし、出張者となると中国に出張する人を中心にたくさんおり、これらの人々がエイズを北朝鮮に持ち込む可能性は排除できない。
「朝鮮中央通信」では、世界エイズ・デー関連の国際会議の参加者に、エイズ予防広報用と思わしきビデオを見せているが、一瞬ではあるが、その中に朝鮮人民と思わしき手を繋いだ若い男女が映し出されている。国際的にだけではなく、国内的にも人の移動が強く制限されている北朝鮮では、海外からエイズが持ち込まれる可能性は相対的に低いが、「エイズ感染者ゼロを維持するための予防」と謳いながらも、このような運動を展開するのは、北朝鮮でもエイズ感染者が確認されたということなのであろうか。
「朝鮮中央通信」の記事によると、保健省国家衛生検疫院院長の朴ミョンスさんが「今後も北朝鮮でのエイズ予防のために女性と定期的な相談と検診をはじめとしたエイズ予防統制活動をさらに強化する」と語ったとのことである。
STD研究所のHPによると、エイズは輸血などによる血液感染、性的接触による感染、そして母子感染がその感染原因としてあげられている。
STD研究所、「HIV感染/エイズ」:
http://www.std-lab.jp/stddatabase/db003.php
だとすると、輸血用血液を輸入しておらず、朝鮮人民がエイズフリーでエイズ感染国においてやそうした国から北朝鮮に訪れた外国人と性的接触がなければ、朝鮮人民はエイズフリーの状態を維持できるということになる。この報道では国家エイズ委員会と保健省が緊密な協力をしながら「住民と海外旅行者たち、出張者たちに対する相談及び検査を強化している」としている。北朝鮮から一歩も出たことがない朝鮮人民がエイズに感染する可能性はきわめて低い。ここで「海外旅行者」と言っているのが外国人「海外旅行者」なのか自国民「海外旅行者」なのかはっきりしないが、海外「旅行」ができる朝鮮人民など限られているので、北朝鮮に入国する外国人旅行者を指しているのかもしれない。しかし、出張者となると中国に出張する人を中心にたくさんおり、これらの人々がエイズを北朝鮮に持ち込む可能性は排除できない。
「朝鮮中央通信」では、世界エイズ・デー関連の国際会議の参加者に、エイズ予防広報用と思わしきビデオを見せているが、一瞬ではあるが、その中に朝鮮人民と思わしき手を繋いだ若い男女が映し出されている。国際的にだけではなく、国内的にも人の移動が強く制限されている北朝鮮では、海外からエイズが持ち込まれる可能性は相対的に低いが、「エイズ感染者ゼロを維持するための予防」と謳いながらも、このような運動を展開するのは、北朝鮮でもエイズ感染者が確認されたということなのであろうか。