「17時報道」:ロシアの戦勝節慶祝行事について報道、金正恩訪ロとの関連、済州島にロシア核爆撃機接近? (2015年3月25日 「朝鮮中央TV」)
3月25日に放送された「17時報道」の中で、「朝鮮中央通信」が報じた「ロシア大統領戦勝節慶祝準備をしっかりすることを強調」という報道とほぼ同内容の報道があった。『労働新聞』HPを「戦勝節」あるいは「戦勝節慶祝」で検索すると、北朝鮮の7.27戦勝節の記事はたくさん出てくるが、ロシアの「戦勝節」の記事はこれまで一つもない。「朝鮮中央通信」も同様で、この「17時報道」の元となった報道以外では、「戦勝節」というキーワードではロシアの「戦勝節」関連記事は出てこない。
このようなことからすると、この報道が北朝鮮国内向けに初めてロシアの「戦勝節慶祝」を報じたものではないだろうか。「朝鮮中央通信」と「17時報道」の内容は以下のとおり。
****************
(モスクワ3月20日発 朝鮮中央通信)
ロシア大統領ウラジミール・プーチンが17日「勝利」組織委員会の会議で(朝鮮中央TV:「少し前、ある会議で」)演説し、戦勝節慶祝行事準備をしっかりとすることについて強調した。
彼は、今、西側が現代ロシアの威力と戦勝国としての地位を既存するために、あらゆる策動をしていると非難した。
彼は、”戦勝節慶祝行事は”(朝鮮中央TV:” ”部分無し)、ロシア人民の統一団結を検証する契機となり、その準備事業を(朝鮮中央TV:「契機となる慶祝行事準備事業を」)頑強に進め、偉大な祖国戦争に対する真実とファシズム打倒でソ連が果たした役割を見せなければならないと言明した。
***************
このニュースの次には、ベネズエラ大統領が反米キャンペーンを世界的に展開することを訴えたという報道がある。形としては、国際情勢に関するニュースの一つとしての扱いであるが、金正恩の訪ロと関連して興味深い。なお、このニュースは、この時、1回限りの放送である。

Source: KCTV, 2015/03/25放送

Source: KCTV, 2015/03/25放送
関連して、25日の米国務省定例記者会見では、記者から「ロシアの核爆撃機が済州島に接近したのだが」という質問が出され、国務省報道官は「その報道は見ていないので、確認してみる」と答えている。記者は、韓国メディアが伝えた情報を引用しているものと思われるが、米韓合同演習をロシアが威嚇したとすると、自国極東地域への脅威もさることながら、北朝鮮との連帯強調の意図があったのかもしれない。
U.S. Department of State, Daily Press Briefing, http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2015/03/239769.htm#SOUTHKOREA
このようなことからすると、この報道が北朝鮮国内向けに初めてロシアの「戦勝節慶祝」を報じたものではないだろうか。「朝鮮中央通信」と「17時報道」の内容は以下のとおり。
****************
(モスクワ3月20日発 朝鮮中央通信)
ロシア大統領ウラジミール・プーチンが17日「勝利」組織委員会の会議で(朝鮮中央TV:「少し前、ある会議で」)演説し、戦勝節慶祝行事準備をしっかりとすることについて強調した。
彼は、今、西側が現代ロシアの威力と戦勝国としての地位を既存するために、あらゆる策動をしていると非難した。
彼は、”戦勝節慶祝行事は”(朝鮮中央TV:” ”部分無し)、ロシア人民の統一団結を検証する契機となり、その準備事業を(朝鮮中央TV:「契機となる慶祝行事準備事業を」)頑強に進め、偉大な祖国戦争に対する真実とファシズム打倒でソ連が果たした役割を見せなければならないと言明した。
***************
このニュースの次には、ベネズエラ大統領が反米キャンペーンを世界的に展開することを訴えたという報道がある。形としては、国際情勢に関するニュースの一つとしての扱いであるが、金正恩の訪ロと関連して興味深い。なお、このニュースは、この時、1回限りの放送である。

Source: KCTV, 2015/03/25放送

Source: KCTV, 2015/03/25放送
関連して、25日の米国務省定例記者会見では、記者から「ロシアの核爆撃機が済州島に接近したのだが」という質問が出され、国務省報道官は「その報道は見ていないので、確認してみる」と答えている。記者は、韓国メディアが伝えた情報を引用しているものと思われるが、米韓合同演習をロシアが威嚇したとすると、自国極東地域への脅威もさることながら、北朝鮮との連帯強調の意図があったのかもしれない。
U.S. Department of State, Daily Press Briefing, http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2015/03/239769.htm#SOUTHKOREA