「金正恩同志が朝鮮人民軍指揮官の軍事称号を高めることに関する命令を下達された」:「ソ・デハ」中将に、特別調査委員長の「ソ・デハ」か (2015年2月16日 「朝鮮中央TV」)
「朝鮮中央TV」を見ていたら、「金正恩最高司令官命令」に関する報道があった。同報道は「朝鮮中央通信」にも要約が掲載されている。
この中で「ソ・デハ」という人物も「陸軍中将」に昇格されている。北朝鮮が設置した拉致問題「特別調査委員会」の委員長もソ・デハなので、もしかすると同一人物なのかもしれない。元の階級が分かれば、テレビに映った階級章(映像で確認できた階級は少将といわれている)などから確認できるのであるが、元の階級が不明なので何とも言えない。
「特別委員会」委員長のソ・デハであるとすれば、日朝交渉での功績が評価されたのか、日本側からの「委員長としては階級が低すぎる」という批判を避けるためであろうが、総連本部の継続使用が可能になった状況からして、前者が主たる理由である可能性が高い。
だとすると、北朝鮮側としては今回の交渉目的の少なくとも半分以上は達成できたわけで、今後、交渉が困難になる可能性もある。もちろん、総連ビル継続使用と日本政府の関係の実態、さらにはそれを北朝鮮側はどう見るのかにも関係するのかもしれない。
いずれにせよ、「ソ・デハ」なる人物の昇格が「光明星節」に合わせて「最高司令官命令」として発表されたことについては、注目しておく必要がある。
その他の昇格者と特別委員会委員との関連は調べていないが、さらに委員が含まれているのであれば、その意味はさらに大きくなる。
この中で「ソ・デハ」という人物も「陸軍中将」に昇格されている。北朝鮮が設置した拉致問題「特別調査委員会」の委員長もソ・デハなので、もしかすると同一人物なのかもしれない。元の階級が分かれば、テレビに映った階級章(映像で確認できた階級は少将といわれている)などから確認できるのであるが、元の階級が不明なので何とも言えない。
「特別委員会」委員長のソ・デハであるとすれば、日朝交渉での功績が評価されたのか、日本側からの「委員長としては階級が低すぎる」という批判を避けるためであろうが、総連本部の継続使用が可能になった状況からして、前者が主たる理由である可能性が高い。
だとすると、北朝鮮側としては今回の交渉目的の少なくとも半分以上は達成できたわけで、今後、交渉が困難になる可能性もある。もちろん、総連ビル継続使用と日本政府の関係の実態、さらにはそれを北朝鮮側はどう見るのかにも関係するのかもしれない。
いずれにせよ、「ソ・デハ」なる人物の昇格が「光明星節」に合わせて「最高司令官命令」として発表されたことについては、注目しておく必要がある。
その他の昇格者と特別委員会委員との関連は調べていないが、さらに委員が含まれているのであれば、その意味はさらに大きくなる。