「<朝鮮記録映画>敬愛する金正恩元帥様が平壌育児院、愛育院を訪問され、新年を迎える園児たちを祝福して下さった」:金正恩、「子供を持ったお父さんは、子供のために全てのことをしてやりたい」:金正恩、子供がいることを公式化「朝鮮記録映画」か?、感動する金正恩はいい人、メモを取る金ヨジョン副部長 (2015年1月3日 「朝鮮中央TV」)
<追記と修正をした記事>
「子供を持った父親は、誰も羨ましくしてやりたいという心情を語られた敬愛する元帥様」とナレーション。「父母がない子供たちを世の中に恨むものがない幸福な子供たちにして下さる愛の伝説」とも言っているので、もしかすると孤児の父親という意味なのかもしれない。自分の本当の子供に対する心情を語っているのか、孤児に対する「元帥様」の公式的な心情を語っているのか微妙なところである。

Source: KCTV, 2015.01.03放送

Source: KCTV, 2015.01.03放送
『労働新聞』の同現地指導を紹介する記事には「場内は涙の海となり、子供たちを眺められる敬愛する金正恩同志の目頭も熱いもので濡れた」と書かれている。
『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 평양육아원,애육원을 찾으시고 새해를 맞이하는 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-02-0001&chAction=D
この「朝鮮記録映画」には、「熱いもので濡れた」というナレーションは出てこないが、「元帥様」に子供たちが「我々は羨むものがない」の歌を歌うのを聞いて、「元帥様」は泣きそうな顔をしている。過去記事でも紹介したハンカチを取り出して涙を拭く直前と同じ顔つきなので、「元帥様」の目は本当に「熱いもので濡れた」のであろう。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
『The Inverview』では、前半は金正恩が「偽善者」として登場するようであるが、「偽善者」かどうかはさておき、元帥様がどうやら涙もろいのは事実のようである。『The Interview』の制作者はプロパガンダと現実の違い、あるいは騙されたロッドマンという視点から映画の脚本を作ったのであろうが、過去記事でも書いたように「元帥様」の子供好きは間違いないようである。
削除した部分に書いたように金正恩の子供についての「公式報道」なのかについては、微妙であるがナレーションを聞いていて、直感的にそう感じたので、朝鮮人民もそう思ったのではないだろうか。
この辺りの動画もおもしろい。「元帥様」が子供が遊んでいる部屋に入ってきて、床に座り込んでしまった。慌てた「愛育院」関係者と同行した幹部は元帥様に子ども用の椅子かテーブルに座ることを勧めるが、「イリオプソ(大丈夫だ)」とでも言うように手を挙げている。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
金ヨジョンが登場するシーンもたくさんある。「元帥様」と談笑する場面がある一方、「中央委員会副部長」としてきちんとメモを取っている場面もある(白いマフラーを持った女性)。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
さらに、コメントでも話題になったように、「元帥様」が「育児院・愛育院」の関係者に会釈する場面もたくさん出てくる。コメント返信にも書いたとおり、彼は軽い会釈をこれまでもしばしばしていたが、「新年の辞」とのつながりから言えば、この「朝鮮記録映画」の中での会釈の回数はこれまでよりも多い。「20時報道」などでも「元帥様」の「新年の辞」を聞いた幹部や人民のインタビューを流しているが、会釈については触れないものの、「元帥様」が丁寧に新年の挨拶を自分たちにしてくれたことについては色々と語っている。
「子供を持った父親は、誰も羨ましくしてやりたいという心情を語られた敬愛する元帥様」とナレーション。「父母がない子供たちを世の中に恨むものがない幸福な子供たちにして下さる愛の伝説」とも言っているので、もしかすると孤児の父親という意味なのかもしれない。自分の本当の子供に対する心情を語っているのか、孤児に対する「元帥様」の公式的な心情を語っているのか微妙なところである。

Source: KCTV, 2015.01.03放送

Source: KCTV, 2015.01.03放送
『労働新聞』の同現地指導を紹介する記事には「場内は涙の海となり、子供たちを眺められる敬愛する金正恩同志の目頭も熱いもので濡れた」と書かれている。
『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 평양육아원,애육원을 찾으시고 새해를 맞이하는 원아들을 축복해주시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-01-02-0001&chAction=D
この「朝鮮記録映画」には、「熱いもので濡れた」というナレーションは出てこないが、「元帥様」に子供たちが「我々は羨むものがない」の歌を歌うのを聞いて、「元帥様」は泣きそうな顔をしている。過去記事でも紹介したハンカチを取り出して涙を拭く直前と同じ顔つきなので、「元帥様」の目は本当に「熱いもので濡れた」のであろう。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
『The Inverview』では、前半は金正恩が「偽善者」として登場するようであるが、「偽善者」かどうかはさておき、元帥様がどうやら涙もろいのは事実のようである。『The Interview』の制作者はプロパガンダと現実の違い、あるいは騙されたロッドマンという視点から映画の脚本を作ったのであろうが、過去記事でも書いたように「元帥様」の子供好きは間違いないようである。
削除した部分に書いたように金正恩の子供についての「公式報道」なのかについては、微妙であるがナレーションを聞いていて、直感的にそう感じたので、朝鮮人民もそう思ったのではないだろうか。
この辺りの動画もおもしろい。「元帥様」が子供が遊んでいる部屋に入ってきて、床に座り込んでしまった。慌てた「愛育院」関係者と同行した幹部は元帥様に子ども用の椅子かテーブルに座ることを勧めるが、「イリオプソ(大丈夫だ)」とでも言うように手を挙げている。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
金ヨジョンが登場するシーンもたくさんある。「元帥様」と談笑する場面がある一方、「中央委員会副部長」としてきちんとメモを取っている場面もある(白いマフラーを持った女性)。

Source: KCTV, 2015.01.03放送
さらに、コメントでも話題になったように、「元帥様」が「育児院・愛育院」の関係者に会釈する場面もたくさん出てくる。コメント返信にも書いたとおり、彼は軽い会釈をこれまでもしばしばしていたが、「新年の辞」とのつながりから言えば、この「朝鮮記録映画」の中での会釈の回数はこれまでよりも多い。「20時報道」などでも「元帥様」の「新年の辞」を聞いた幹部や人民のインタビューを流しているが、会釈については触れないものの、「元帥様」が丁寧に新年の挨拶を自分たちにしてくれたことについては色々と語っている。