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    「偉大な最高司令官を高く頂いた朝鮮の栄光」:金正恩最高司令官就任3周年記念「朝鮮記録映画」、吹雪の白頭山、金正恩操縦桿を握る (2014年12月30日 「朝鮮中央TV」)

    金正恩の人民軍最高司令官就任3周年を記念したと思われる「朝鮮記録映画」が12月30日に「朝鮮中央TV」で放送された。

    「偉大な最高司令官を高く頂いた朝鮮の栄光」
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    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    「2011年12月30日」に金正恩最高司令官就任
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    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    吹雪の白頭山の岩肌に刻まれた「革命の聖山白頭山 金正日」の文字
    20141230_kctvasf_020058281.jpg
    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    夜間、吹雪の白頭山に来たという設定。
    20141230_kctvasf_020084764.jpg
    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    「革命家は白頭の刃の風の味を知らなければなりません」とナレーション。「刃の風」の中に立つ「最高司令官同志」ということのようだが、フラッシュが光った瞬間をキャプチャするとスタジオ撮影のようにも見える。風の関係かもしれないが、「最高司令官同志」の上から雪が落ちてきているように見える。
    20141230_kctvasf_020092754.jpg
    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    以下、放送中に書いた部分であるが、追記しておく。

    今(2014.12.30)放送中の「朝鮮記録映画」で、形式的かもしれないが金正恩が操縦桿を握っている。
    『The Inverview』もよくできた映画のようだが、「元帥様」というか北朝鮮の現実もなかなか『The Inverview』が想定した以上のようだ。

    フライトプラン(?)を確認する金正恩
    20141230_kctvasf_021338343.jpg
    Source: KCTV, 2014/12/30放送

    操縦桿をコントロールする金正恩
    20141230_kctvasf_021352077.jpg
    Source: KCTV, 2014/12/30放送

    操縦桿を握る金正恩(自動操縦で飛行中なのかもしれない)
    20141230_kctvasf_021382939.jpg
    Source: KCTV, 2014/12/30放送

    <追記>
    右に座っているパイロットの服装からして民間機のようである。機種はAn-148のようである。高麗航空が保有する最も新しい機体ではないだろうか。一応、左側が機長というルールがあるらしいが、「最高司令官同志」はしっかりと左側に着座している。

    An-148(アントロノフ148)
    1024px-Air_Koryo_Antonov_An-148-100B_Belyakov-1.jpg
    Source: Wikipedia, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%BA%97%E8%88%AA%E7%A9%BA#mediaviewer/File:Air_Koryo_Antonov_An-148-100B_Belyakov-1.jpg

    操縦席も飛行情報表示画面の縦位置と横位置という違いがあるものん0お、非常にAn-148に似ている。
    1024px-AeroSvit_An-148_UR-NTA.jpg
    Source: Wikipedia, http://ja.wikipedia.org/wiki/An-148_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29#mediaviewer/File:AeroSvit_An-148_UR-NTA.jpg

    比較的操縦席がよく見えるシーン
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    Source: KCTV, 2014.12.30放送

    着陸する場面。飛行術はよく分からないが、着陸時のコントロールの要はスロットルではないのか。「最高司令官同志」は、スロットル操作はしていない。下手をすれば墜落なのでさすがに「ベッチャン(勇気)」がある「最高司令官同志」も触れなかったのであろう。
    20141230_kctvasf_021443826.jpg
    Source: KCTV, 2014/12/30放送

    操縦シーンのナレーションは以下のとおり。

    「いつも、空の哨兵と共に飛行機に乗って祖国の青い空を飛びたいのが自分の心情であるといつも言っておられた敬愛する最高司令官同志。自ら、飛行機の操縦桿を力強く握られ、赤い鷹の胸に勝利への直線航路を深く刻み込んで下さりました。飛行機に乗るのが大変で危険なので、飛行訓練をするたびに指揮官が手に汗を握り、家族も安心できないでいる。だから自分で必ず乗らなければならないと仰り、飛行機に乗られた我々の元帥様です。祖国と人民の運命を一人で守られる最高司令官同志が再び危険な飛行機に乗られないことを強くお願いするたびに、敬愛する元帥様は仰りました。『最高司令官が飛行士と共にいるということはどういうことでしょうか。僕が直接飛行機に乗ってみてこそ、飛行士にいつも飛行航路に最高司令官が共にいるという気持ちを抱かせ、力と勇気を持つことができます。』敬愛する最高司令官同志は危険千万な飛行をなさり、いつも我々の赤い鷹たちと祖国守護の航路に一緒におられました。」

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    No title

    やはりこれが「金正恩専用機」ではないでしょうか?
    まあ,自動操縦中なのかもしれませんが,インパクト
    大ですね.
    上空で操縦室内に入れた時代が日本にもかつてありま
    したが,そのときのことを思い出しましたよ.

    操縦室

    コメントありがとうございます。「専用機」なんでしょうか。一番墜落の可能性が低い機体に乗るのでしょうから、そういうことなのかもしれませんね。日本の航空会社ではありませんが、操縦室のドアを開けっ放しで飛んでいることは良くありましたね。9.11後にそういう光景を見たのは、フィリピンのマイナーな航空会社ローカル路線のプロペラ機ぐらいです。

    > やはりこれが「金正恩専用機」ではないでしょうか?
    > まあ,自動操縦中なのかもしれませんが,インパクト
    > 大ですね.
    > 上空で操縦室内に入れた時代が日本にもかつてありま
    > したが,そのときのことを思い出しましたよ.
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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