「不正義の行為は正義の対応を誘発させるものである、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政治局スポークスマン記者の質問に回答」:12月7日に出された「回答」 (2014年12月8日 「労働新聞」)
別記事のコメントで予告したとおり、SONY Pictures Entertainment(SPE)へのハッカー事件と関連して「国防委員会政治局」が出した「回答」を全訳しておく。「外務省」ではなく、「国防委員会政治局」に「回答」を出させている点も興味深い。
『労働新聞』、「부정의의 행위는 정의의 대응을 유발시키는 법이다 조선민주주의인민공화국 국방위원회 정책국 대변인 기자의 질문에 대답」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-12-08-0013&chAction=S
**************
最近、南朝鮮傀儡共が米国の地で発生したいわゆる特大ハッキング事件というものを我々と結びつけ、荒唐無稽な世論を拡散させている。
事大と屈従が体質化した傀儡共がボスの反共和国騒動に調子を合わせて騒ぎ立ててているだけだということが分からない我々ではない。
そうはいっても、滅茶苦茶に我々を挑発していることについては座視することはできない。
これと関連し、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政治局スポークスマンは、7日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように回答した。
報道によると米国の「ソニー・ピクチャーズ」という映画制作配給会社が、誰それから正体不明のハッキング攻撃を受けているという。
攻撃があまりにも致命的であり、映画制作配給会社の全ての体系が完全に麻痺し、関連業務が全般的に中止される事態に至っており、数億ドル台の莫大な損害を被ったということである。
慌てた米国がFBI、CIA、NSAをはじめとしたありとあらゆる捜査機関を総動員してハッキング攻撃に関する緊急捜査を行う、滅茶苦茶に破壊された映画制作配給会社の体系復旧に努める等と言いながら、大騒動になっているという。
我々は、米国最大の映画制作配給会社という「ソニー・ピクチャーズ」が米国の地のどこに位置しているのか、またどんな悪事を働いたがために致命的な災難に遭っているのかといった類いのことについては知るよしもなく、ましてやそれについて知る必要性を大きくは感じていない。
ただし、少し前から米行政府の対朝鮮敵対視政策に便乗し、我々の最高尊厳を中傷ししながらテロを煽る不純な映画を作り、上映しようとした映画制作配給会社がまさに「ソニー・ピクチャーズ」であるということはとてもよく分かっている。
したがって、極悪非道な犯罪を犯した当事者が、まさにこの「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社であることからして、相応の懲罰を受けなければならないというのが揺るぎない我々の立場である。
我々は、既に平和的で安定的に暮らしている人間の普遍的な権利とそれぞれの国の自主権をむやみに踏みにじる侵略の元凶であり、人権蹂躙の親分である米国とその追従勢力を罪悪の墓穴に埋葬するための正義の協力、反米協力に出ることを全世界に呼びかけている。
反米協力で正義が不正義を、真理が虚偽を打ち破ろうという我々のこの呼びかけは、世界の至る所で反米、反帝闘争の熱風を力強く吹き起こしている。
今回、米国の「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社に対するハッキング攻撃も、我々のこうした呼びかけにこたえ、立ち上がった我々の支持者、同情者たちの義挙であることは明らかである。
結局、「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社が被った大きな災難は、徹頭徹尾、悪事に対する相応の懲罰であり、不正義に対する正義の対応であることに違いはない。
だからこそ、悪名をはせているこの映画制作配給会社に無差別的な打撃を加えている人々は、自らを「平和の守護者たち」とはっきりと公開しているのではないだろうか。
ところが、問題となることは、被った災難を恥と思わなければならない当事者である米国は、悪事を反省するのではなく、我々を照準とした捜査をしている一方、ボスのご機嫌取りがうまい南朝鮮傀儡共は、同族対決の体質化した悪習を捨てることなく、米国の地で発生した事態を出鱈目に我々と関連させ、「北犯行説」を流布している。
北の最高尊厳を冒涜するテロ映画を制作し、その予告編が紹介された時から、我々の強硬な立場が言及されたので、「北の犯行」が明らかだと言うが、米国に対して核による洗礼まで布告した我々の報復がその程度だとでも思っているのであろうか。
北のハッキング能力が高いから「北の犯行」であると騒ぎ立てているが、高いというその能力をそんなに易々と使う我々だとでも考えているのだろうか。
米国に対する今回のハッキング攻撃で「ハングル文字」が発見されたから「北の犯行」であると言うが、出てきた英文文字が大部分である状況であることからすれば、誰それというのではなく、米国自体あるいは英国の犯行であると考えなければならないのではないのか。
特に、「ハングル文字」は、北と南だけではなく、世界各国で暮らす我々民族全てが使っているのに、それがいったい「北の犯行」と断定する初歩的な根拠にでもなるということなのであろうか。
それだけではなく、今回の「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社に対するハッキング攻撃の手法が、最近何回も南朝鮮傀儡共を唖然とさせたハッキング攻撃の手法と同じであるから「北の犯行」であるというが、今も人々は南朝鮮が被った被害が傀儡共内部の犯行でなければ、我々ではない他の所からもたらされたものと考えているということをはっきりと知らなければならない。攻撃手法が同じであるからといって「北の犯行」という根拠自体が出鱈目である。
いったい「北の犯行」でなないという明白な根拠がないというそれ自体が、まさに「北の犯行」となりうる「直接的根拠」になるという、あきれるような根拠を信じる人がこの世に何人いるのだろうか。
いくら謀略と捏造が習慣化して頭がおかしくなったにしても、度というものがある。
元来、米国と南朝鮮傀儡は、同様に自分の家の中で何か不祥事が発生すると、やたらと他人のせいにする癖がある常習犯であり前科者である。
南朝鮮傀儡共についてだけ見ても、「『天安』号沈没事件」、ヨンピョン島砲撃戦、「7.7電算大混乱」、「農協電算網麻痺事件」、「3.20ハッキング事件」、「GPS電波妨害事件」、「無人機事件」など、自分の家の中で非正常的な事件が発生する毎に何でもかんでも我々と結びつけた。これについては、誰もが知っていることである。
悪い癖が続けば、悪習となり、いずれそれが本業となってしまうものである。
今、自分の地ではない大洋を越えたボスの地で発生した事件まで「北犯行説」で世論を混乱させるにに至ったのがまさに南朝鮮傀儡共である。
罪のない同族を責めることでボスのご機嫌を取ろうと恥も外聞もなく媚びを売る植民地下手人の卑屈な為体ぶりに全民族がつばを吐いている。
今のように、米国にやたらと媚びを売っていれば、世界規模で起こった反米聖戦の坩堝の中で恐ろしい懲罰を免れることができなくなるということを肝に銘じなければならない。
米国もしっかりと知らなければならない。
我々には、米国の汚い映画制作配給会社である「ソニー・ピクチャーズ」に対する打撃を加えている「平和の守護者たち」だけではなく、世界各地に数億、数千万の支持者、同情者がいる。
彼らは、これからも人類共同の敵であり、侵略と戦争の元凶である人権蹂躙の親分である米帝国主義の鼻をへし折るための様々な形式の聖戦を至るところでさらに力強く行うであろう。
さらに米国は災難を被る前に他国の最高尊厳を冒涜し、自主権を踏みにじり、極悪なテロを煽る「The Interview」のような不純な映画を即時焼却処分する緊急措置から取らなければならない。
不正義の行為が続けば続くほど、それを叩きつぶすための正義の対応はさらに強まるであろう。
***********************************
<追記:12月22日>
「朝鮮中央通信」が12月21日に出された「米国はなりふり構わず他人を責める前に、行った悪行を人類の前にきちんと謝罪しなければならない -朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策局声明-」という記事を配信した。
その中に書かれている興味深い事項をいくつかピックアップして紹介しておく。
「朝鮮民主主義人民共和国国防委員会は、住所も居住地もまったく分からないが、『平和の守護者たち』が断行した義挙を高く評価する。また、時遅しという感はあるが、反動映画上映を中止することにした映画、演劇配給会社と強い圧力に耐えられなくなり、やむを得ず不純映画の全面配給を諦めた『ソニー・ピクチャーズ』の措置に対しても幸いに考えている。これが米国で発生した今回の事件に対する我々軍隊と人民の公式的な立場である。」
「特に『平和の守護者たち』の行動が、テロがテロを生む報復の悪循環を事前に断ち切るための正義の行動なので、我々はそれについてさらに高く評価するところである。」
「問題の深刻さは、米国大統領オバマまで直接出てきて、『ソニー・ピクチャーズ』事件の『北の犯行』説を既成事実化し『相応の対応』や『しっかりとした計算』、『追加的な報復制裁』の悪態をつきながらみっともなく騒ぎ立てていることである」
「我々は、今回の不純な反動映画制作に米行政府が深く関与しているという明白な根拠を持っている」
「オバマのいわゆる『相応の対応』が何であれかあれこれと考える必要もないが、それに驚く我々軍隊と人民ではない」
相変わらず勇ましい。
『労働新聞』、「부정의의 행위는 정의의 대응을 유발시키는 법이다 조선민주주의인민공화국 국방위원회 정책국 대변인 기자의 질문에 대답」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-12-08-0013&chAction=S
**************
最近、南朝鮮傀儡共が米国の地で発生したいわゆる特大ハッキング事件というものを我々と結びつけ、荒唐無稽な世論を拡散させている。
事大と屈従が体質化した傀儡共がボスの反共和国騒動に調子を合わせて騒ぎ立ててているだけだということが分からない我々ではない。
そうはいっても、滅茶苦茶に我々を挑発していることについては座視することはできない。
これと関連し、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政治局スポークスマンは、7日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように回答した。
報道によると米国の「ソニー・ピクチャーズ」という映画制作配給会社が、誰それから正体不明のハッキング攻撃を受けているという。
攻撃があまりにも致命的であり、映画制作配給会社の全ての体系が完全に麻痺し、関連業務が全般的に中止される事態に至っており、数億ドル台の莫大な損害を被ったということである。
慌てた米国がFBI、CIA、NSAをはじめとしたありとあらゆる捜査機関を総動員してハッキング攻撃に関する緊急捜査を行う、滅茶苦茶に破壊された映画制作配給会社の体系復旧に努める等と言いながら、大騒動になっているという。
我々は、米国最大の映画制作配給会社という「ソニー・ピクチャーズ」が米国の地のどこに位置しているのか、またどんな悪事を働いたがために致命的な災難に遭っているのかといった類いのことについては知るよしもなく、ましてやそれについて知る必要性を大きくは感じていない。
ただし、少し前から米行政府の対朝鮮敵対視政策に便乗し、我々の最高尊厳を中傷ししながらテロを煽る不純な映画を作り、上映しようとした映画制作配給会社がまさに「ソニー・ピクチャーズ」であるということはとてもよく分かっている。
したがって、極悪非道な犯罪を犯した当事者が、まさにこの「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社であることからして、相応の懲罰を受けなければならないというのが揺るぎない我々の立場である。
我々は、既に平和的で安定的に暮らしている人間の普遍的な権利とそれぞれの国の自主権をむやみに踏みにじる侵略の元凶であり、人権蹂躙の親分である米国とその追従勢力を罪悪の墓穴に埋葬するための正義の協力、反米協力に出ることを全世界に呼びかけている。
反米協力で正義が不正義を、真理が虚偽を打ち破ろうという我々のこの呼びかけは、世界の至る所で反米、反帝闘争の熱風を力強く吹き起こしている。
今回、米国の「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社に対するハッキング攻撃も、我々のこうした呼びかけにこたえ、立ち上がった我々の支持者、同情者たちの義挙であることは明らかである。
結局、「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社が被った大きな災難は、徹頭徹尾、悪事に対する相応の懲罰であり、不正義に対する正義の対応であることに違いはない。
だからこそ、悪名をはせているこの映画制作配給会社に無差別的な打撃を加えている人々は、自らを「平和の守護者たち」とはっきりと公開しているのではないだろうか。
ところが、問題となることは、被った災難を恥と思わなければならない当事者である米国は、悪事を反省するのではなく、我々を照準とした捜査をしている一方、ボスのご機嫌取りがうまい南朝鮮傀儡共は、同族対決の体質化した悪習を捨てることなく、米国の地で発生した事態を出鱈目に我々と関連させ、「北犯行説」を流布している。
北の最高尊厳を冒涜するテロ映画を制作し、その予告編が紹介された時から、我々の強硬な立場が言及されたので、「北の犯行」が明らかだと言うが、米国に対して核による洗礼まで布告した我々の報復がその程度だとでも思っているのであろうか。
北のハッキング能力が高いから「北の犯行」であると騒ぎ立てているが、高いというその能力をそんなに易々と使う我々だとでも考えているのだろうか。
米国に対する今回のハッキング攻撃で「ハングル文字」が発見されたから「北の犯行」であると言うが、出てきた英文文字が大部分である状況であることからすれば、誰それというのではなく、米国自体あるいは英国の犯行であると考えなければならないのではないのか。
特に、「ハングル文字」は、北と南だけではなく、世界各国で暮らす我々民族全てが使っているのに、それがいったい「北の犯行」と断定する初歩的な根拠にでもなるということなのであろうか。
それだけではなく、今回の「ソニー・ピクチャーズ」映画制作配給会社に対するハッキング攻撃の手法が、最近何回も南朝鮮傀儡共を唖然とさせたハッキング攻撃の手法と同じであるから「北の犯行」であるというが、今も人々は南朝鮮が被った被害が傀儡共内部の犯行でなければ、我々ではない他の所からもたらされたものと考えているということをはっきりと知らなければならない。攻撃手法が同じであるからといって「北の犯行」という根拠自体が出鱈目である。
いったい「北の犯行」でなないという明白な根拠がないというそれ自体が、まさに「北の犯行」となりうる「直接的根拠」になるという、あきれるような根拠を信じる人がこの世に何人いるのだろうか。
いくら謀略と捏造が習慣化して頭がおかしくなったにしても、度というものがある。
元来、米国と南朝鮮傀儡は、同様に自分の家の中で何か不祥事が発生すると、やたらと他人のせいにする癖がある常習犯であり前科者である。
南朝鮮傀儡共についてだけ見ても、「『天安』号沈没事件」、ヨンピョン島砲撃戦、「7.7電算大混乱」、「農協電算網麻痺事件」、「3.20ハッキング事件」、「GPS電波妨害事件」、「無人機事件」など、自分の家の中で非正常的な事件が発生する毎に何でもかんでも我々と結びつけた。これについては、誰もが知っていることである。
悪い癖が続けば、悪習となり、いずれそれが本業となってしまうものである。
今、自分の地ではない大洋を越えたボスの地で発生した事件まで「北犯行説」で世論を混乱させるにに至ったのがまさに南朝鮮傀儡共である。
罪のない同族を責めることでボスのご機嫌を取ろうと恥も外聞もなく媚びを売る植民地下手人の卑屈な為体ぶりに全民族がつばを吐いている。
今のように、米国にやたらと媚びを売っていれば、世界規模で起こった反米聖戦の坩堝の中で恐ろしい懲罰を免れることができなくなるということを肝に銘じなければならない。
米国もしっかりと知らなければならない。
我々には、米国の汚い映画制作配給会社である「ソニー・ピクチャーズ」に対する打撃を加えている「平和の守護者たち」だけではなく、世界各地に数億、数千万の支持者、同情者がいる。
彼らは、これからも人類共同の敵であり、侵略と戦争の元凶である人権蹂躙の親分である米帝国主義の鼻をへし折るための様々な形式の聖戦を至るところでさらに力強く行うであろう。
さらに米国は災難を被る前に他国の最高尊厳を冒涜し、自主権を踏みにじり、極悪なテロを煽る「The Interview」のような不純な映画を即時焼却処分する緊急措置から取らなければならない。
不正義の行為が続けば続くほど、それを叩きつぶすための正義の対応はさらに強まるであろう。
***********************************
<追記:12月22日>
「朝鮮中央通信」が12月21日に出された「米国はなりふり構わず他人を責める前に、行った悪行を人類の前にきちんと謝罪しなければならない -朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策局声明-」という記事を配信した。
その中に書かれている興味深い事項をいくつかピックアップして紹介しておく。
「朝鮮民主主義人民共和国国防委員会は、住所も居住地もまったく分からないが、『平和の守護者たち』が断行した義挙を高く評価する。また、時遅しという感はあるが、反動映画上映を中止することにした映画、演劇配給会社と強い圧力に耐えられなくなり、やむを得ず不純映画の全面配給を諦めた『ソニー・ピクチャーズ』の措置に対しても幸いに考えている。これが米国で発生した今回の事件に対する我々軍隊と人民の公式的な立場である。」
「特に『平和の守護者たち』の行動が、テロがテロを生む報復の悪循環を事前に断ち切るための正義の行動なので、我々はそれについてさらに高く評価するところである。」
「問題の深刻さは、米国大統領オバマまで直接出てきて、『ソニー・ピクチャーズ』事件の『北の犯行』説を既成事実化し『相応の対応』や『しっかりとした計算』、『追加的な報復制裁』の悪態をつきながらみっともなく騒ぎ立てていることである」
「我々は、今回の不純な反動映画制作に米行政府が深く関与しているという明白な根拠を持っている」
「オバマのいわゆる『相応の対応』が何であれかあれこれと考える必要もないが、それに驚く我々軍隊と人民ではない」
相変わらず勇ましい。