「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮人民軍海軍指揮官の水泳能力判定訓練を指導された」:人民軍海軍指揮官の水泳能力は? (2014年7月2日 「労働新聞」)
7月2日の『労働新聞』に金正恩が「人民軍海軍指揮官の水泳能力判定訓練を指導」したという記事が出ており、同日の「朝鮮中央TV」もその様子を放送していた。
金正恩は指揮官の射撃大会などの指導をしたことはあるが、「水泳能力判定」のような体力勝負の指導が公開されたのは初めてである。写真が公開されていない時点では、彼がどのように指導するのかに関心があったのだが、どうやら砂浜で激励した後は、ボートに乗って激励するわけでもなく、陸地で待っていたようだ。
砂浜で指揮官に話をする金正恩。「水泳能力判定訓練」には「東海艦隊」と「西海艦隊」の全ての指揮官が参加したというが、彼らの平均年齢は決して低くないようだ。「敬愛する最高司令官同志」は、「戦闘序列の第一線に立たなければならない指揮官が、思想・精神状態がいくら良く、軍事技術的資質が高くても、肉体的能力が追いつかなければ、指揮官の資格がない」、「肉体的能力」があれば「『突撃、進め!』ではなく、『俺について進め!』というスローガンを叫び、常に軍人の前に立って強度の高い訓練を行うことができる」と述べている。「最高司令官同志」も指揮官の一人のはずだが・・・

Source: 『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김정은동지께서 조선인민군 해군 지휘성원들의 수영능력판정훈련을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-07-02-0001&chAction=L
指揮官に話をする「最高司令官同志」。何を話しているのか、笑っている。指揮官の腹は出ているが、肩幅は広い。これが人民軍海軍指定の水着のようだ。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「水泳能力判断訓練を砲声のない戦場と考え」入水する指揮官たち。「砲声のない」という表現、昔から使われているのか、例の映画以来か。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
泳ぐ人民軍海軍指揮官。ゴムボートが併走しているが「最高司令官同志」は乗っていない。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
平泳ぎのように見えるが、軍隊式の特殊な泳法でもあるのだろうか。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「最高司令官同志」は、「長時間にわたり指揮官の水泳動作を注意深くご覧下さり、彼らを鼓舞して下さった」そうだ。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「5kmの折り返し点を回って来る」総10kmの「水泳能力訓練」であるが、本当に「長時間」だったようで、日が傾き

Source: KCTV, 2014/07/02放送
夜になった。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「水泳能力判定訓練では、朝鮮人民軍海軍西海艦隊が高い評価を受けた」ということであるが、やはり「西海5島水域」という「熱戦地帯」を抱える「西海艦隊」の指揮官の方が「肉体的能力」が高いということなのだろう。
金正恩は指揮官の射撃大会などの指導をしたことはあるが、「水泳能力判定」のような体力勝負の指導が公開されたのは初めてである。写真が公開されていない時点では、彼がどのように指導するのかに関心があったのだが、どうやら砂浜で激励した後は、ボートに乗って激励するわけでもなく、陸地で待っていたようだ。
砂浜で指揮官に話をする金正恩。「水泳能力判定訓練」には「東海艦隊」と「西海艦隊」の全ての指揮官が参加したというが、彼らの平均年齢は決して低くないようだ。「敬愛する最高司令官同志」は、「戦闘序列の第一線に立たなければならない指揮官が、思想・精神状態がいくら良く、軍事技術的資質が高くても、肉体的能力が追いつかなければ、指揮官の資格がない」、「肉体的能力」があれば「『突撃、進め!』ではなく、『俺について進め!』というスローガンを叫び、常に軍人の前に立って強度の高い訓練を行うことができる」と述べている。「最高司令官同志」も指揮官の一人のはずだが・・・

Source: 『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김정은동지께서 조선인민군 해군 지휘성원들의 수영능력판정훈련을 지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-07-02-0001&chAction=L
指揮官に話をする「最高司令官同志」。何を話しているのか、笑っている。指揮官の腹は出ているが、肩幅は広い。これが人民軍海軍指定の水着のようだ。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「水泳能力判断訓練を砲声のない戦場と考え」入水する指揮官たち。「砲声のない」という表現、昔から使われているのか、例の映画以来か。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
泳ぐ人民軍海軍指揮官。ゴムボートが併走しているが「最高司令官同志」は乗っていない。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
平泳ぎのように見えるが、軍隊式の特殊な泳法でもあるのだろうか。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「最高司令官同志」は、「長時間にわたり指揮官の水泳動作を注意深くご覧下さり、彼らを鼓舞して下さった」そうだ。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「5kmの折り返し点を回って来る」総10kmの「水泳能力訓練」であるが、本当に「長時間」だったようで、日が傾き

Source: KCTV, 2014/07/02放送
夜になった。

Source: KCTV, 2014/07/02放送
「水泳能力判定訓練では、朝鮮人民軍海軍西海艦隊が高い評価を受けた」ということであるが、やはり「西海5島水域」という「熱戦地帯」を抱える「西海艦隊」の指揮官の方が「肉体的能力」が高いということなのだろう。