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    「<録画実況>第9回全国芸術人大会参加者のためのモランボン楽団祝賀公演開催」:ソヌ・ヒャンヒ登場せず、「第1バイオリン手」はチャ・ヨンミ、今一つ厚みがない (2014年5月23日 「朝鮮中央TV」)

    以下、放送中に書き込んだランダムな感想である。

    ・金ヨジョンは背景で拍手喝采、李雪主はファーストレディーの地位、差別化か
    ・「愛国歌」:アカペラから二重唱、新スタイル?
    ・金正日称賛歌から入る:平壌公演で金正恩ソングの連発が問題となったのか?
    ・ソヌ・ヒャンヒのポジションにやはりチャ・ヨンミが
    ・「第1バイオリン手」チャがソロを演奏
    ・ソロをやらせる楽器が増えたか?スターを出さないためか(権力分散)?
    ・歌手名を出さないか、出しても小さい
    ・再び金正日、過去動画スクリーンに
    ・「元帥様」は、「満風歌」で歌詞にのみ登場
    ・アップはチャ、「第1バイオリン手」
    ・「空軍」関係の歌のメドレー
    ・カメラワーク、速い曲なのにスピード感がない
    ・「飛行士大会」では、同じメドレーでソヌ・ヒャンヒが演奏していた。奏者に歌を歌わせたのは、何か意味があったのか。
    ・しかし、歌唱が自由になったような、羅ユミが自分らしく歌っているような・・・・あの、北朝鮮独特の歌い方ではない。
    ・これが「コピーではなく」という「元帥様」の指示なのか
    ・世界名曲メドレー、「我々に羨むものはない」(朝鮮歌謡)から始まり、クラシック系世界の名曲
    ・と思ったら、「Falling Leaves」をサックスで、なかなかシブイ
    ・モランボン団員が、ステージから「元帥様」の所に走って行く
    ・しかし、ストレートな「元帥様」の歌は1曲もなし

    ソヌ・ヒャンヒがいないためか、曲に厚みがないし、おもしろみもない
    その意味を金正恩は理解できるのだろうか。理解した上で彼女を外すのか、戻すのか。

    <追記>
    下の「公演」の様子をキャプチャーで紹介しておく。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    金正恩夫妻と少し後ろ(右端)を拍手をしながら歩く金ヨジョン
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「愛国歌」は彼女(羅ユミ?)のアカペラから始まる。始まりはなかなかカッコイイ公演だったのだが。
    20140523_kctvasf_020107331.jpg
    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    そこに彼女(リュ・ジナ?)が合流してくる。人と人名が正しければ、新「共和国功勲俳優」と登壇「討論者」のお披露目公演ということになる。
    20140523_kctvasf_020119844.jpg
    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    そして、今公演に登場する残り3名の歌手が合流して、5人となる。
    20140523_kctvasf_020135626.jpg
    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    1曲目「愛についての思い」を歌う羅ユミの名前の前には「功勲俳優」の称号が付けられている。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    この歌は「将軍様」の「愛」を歌う歌なので、当然この人がスクリーンに登場する。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    そして、2曲目「白頭の馬蹄の音」で「第1バイオリン手」チャ・ヨンミの早弾きソロ。こちらもお披露目か。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    両江道の公演などと比較する必要があるが、この曲ではバイオリンのみではなく、続けてチェロ、キーボード、ドラムなどのソロが続く。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    今までサックスをどれほど活用していたか記憶が曖昧だが、今回はサックスについてはなかなかカッコヨク使っているような気がする。上に書いた「Falling Leaves」でもそうだ。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「運動会」があるので、取りあえずここまで。「一心団結」、「タンスメ」で「바줄당기기(綱引き)」をやってきます。

    <追記1の続き>
    「将軍様の思い」を歌う羅ユミ。上に書いたとおり、「北朝鮮的」ではなく、日本の演歌歌手のようだ。
    20140523_kctvasf_021090257.jpg
    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    間奏の背景には楽器の前で芸術指導をする「将軍様」
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「元帥様」は出ないと上に書いたが、いつものツーショットなどで少し出ている。しかし、歌われている歌は「私は永遠にあなたの息子」。金正日回帰の公演で、何とも意味ありげな演出だ。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    昨日は気付かなかったのだが、「世界名曲メドレー」の中で何とか「交響曲40番1楽章(タイトルが読めないので間違っている可能性あり」のキーボードからバイオリンに渡されるときに「ビヨーン」という音が入っているが、これはキーボードの効果音なのだろうか。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「Falling Leaves」は、リズムはタンゴであるが、サックスの奏法はジャズに近いような気がするがどうだろうか。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「世界名曲メドレー」は、「この世に羨むものはない」から始まり「輝く祖国」という「朝鮮曲」のサンドイッチもこれまで通りだ。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    演奏が終了し、「元帥様」のもとに走って行くモランボン楽団員
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    想定外の演出に唖然とする観衆
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    「録画実況」では、下のシーンを先に見せているところが実に心憎い構成である。

    そして、握手の一番手は、リュ・ジナであった。
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    Source: KCTV, 2014/05/24放送

    ソヌ・ヒャンヒは、会場にさえ呼ばれなかったのだろうか。

    <追記2:「바다 만풍가」の和訳について>
    コメントでご指摘いただいて、そちらのお返事にも書いたのだが、これからしばらくは定番楽曲になりそうなので、記事内にも転載しておく。

    ***************
    「바다 만풍가」ですが、私は「順風満帆」をイメージして「海、満風歌」と勝手に訳していましたが、「満豊歌」の方が良さそうですね。決めつけていたので考えもしませんでしたが、「豊漁」との関連から行けば、後者でしょう。「朝鮮中央通信」の日本語版で確認してみたところ、日本語で「大漁歌」(コメントの「豊漁」はエラー)、英語で「 "A Song of a Big Haul of Fish" 」と書いてありました。また「web朝鮮語大辞典」でも「満豊年」という言葉を調べると「全ての穀物と実が良く実り、良く熟して大きくなった豊年」と書かれています。よって、本来は「農場」での「満豊」を「海」での「満豊」とつなぎ合わせたのだと思います。朝鮮語は奥が深いです。ご指摘、ありがとうございました。
    ***************

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    非公開コメント

    モランボン楽団

    やっぱり放送されてましたか
    やはり外したのにはなにか意図があるのかもしれませんね
    今回のダメダメな公演を見せてやはり彼女がいないといけないなという雰囲気にするのか
    彼女がいなくなっていい公演になったという雰囲気にするのか
    自分的には前者の方になってくれるといいなと思っています

    いまロシアの曲の功勲国家合唱団VerをDLしているところなんですがどのような公演で使われたんでしょうか
    功勲国家合唱団は海外公演はしていなかったと思いますが(軍楽団は2012年6月ぐらいにロシアで出張公演していました

    No title

    録画を見ていないので何ともよくわからないのですが
    画像を見て何となく,感じは伝わってきました.
    交響曲40番はこれまでの公演でもみられたモーツァルトの
    ものだと思います.
    ソヌヒャンヒがいないということは,音楽の演奏だけ
    みると,技巧的な部分でも不足は否めなかったのでは
    ないでしょうか.
    愛国歌のアカペラは以前もありましたが,やはり復活
    したのですね.今回の公演,私としてはソヌヒャンヒが
    なぜ出てこないのかという部分に興味が大ありです.

    Re: モランボン楽団

    コメントありがとうございます。少し不謹慎な表現ですが、私も含めて日本の北朝鮮ワッチャーのオジサンには圧倒的な人気があるソヌ・ヒャンヒですが、朝鮮人民は音楽的技量、容姿、性格など込み込みで彼女をどのように見ていたのでしょうか。もし、日本の北朝鮮ワッチャーのオジサンに対するような人気があったとすれば、思想云々で彼女を切るということは、金正恩にとっては賭だと思います。もちろん、誰も表だって文句は言わないでしょうが、「元帥様」の人気にはネガティブな影響を与えることでしょう。

    ロシア曲については、どうだったでしょうか。太陽節の国際音楽祭(正確な名前失念)では、ロシア勢も相当に出ていたと思うのですが、北朝鮮楽団が演奏するロシア曲は、覚えていません。

    > やっぱり放送されてましたか
    > やはり外したのにはなにか意図があるのかもしれませんね
    > 今回のダメダメな公演を見せてやはり彼女がいないといけないなという雰囲気にするのか
    > 彼女がいなくなっていい公演になったという雰囲気にするのか
    > 自分的には前者の方になってくれるといいなと思っています
    >
    > いまロシアの曲の功勲国家合唱団VerをDLしているところなんですがどのような公演で使われたんでしょうか
    > 功勲国家合唱団は海外公演はしていなかったと思いますが(軍楽団は2012年6月ぐらいにロシアで出張公演していました

    ソヌ・ヒャンヒ

    コメントありがとうございます。動画は、uriminzokkiriにもアップロードされています。今夜も、再放送をしていました。「40番」は、やはりモーツァルトでしたか。良く聞く曲なのですが、解像度が悪く「モーツァルト」と読めませんでした。それで、あの「バーン」というのは、今まででもありましたか。聞いている限りでは、編集で入れ込んだような唐突な感じに聞こえるのですが。

    別の方のコメントにも書きましたが、やはり日本の北朝鮮ワッチャーのオジサンたちは、ソヌ・ヒャンヒがいなくなると寂しいのですね(色々な意味を込めてですが、不謹慎な書き方で申し訳ありません)。

    しかし、「芸術人大会」での態度は太かったですから、それでお咎めを受けているのか。住宅建設現場の事故の責任を自ら述べたソヌ・ヒョンチョルが関係者なのか・・・

    西海での砲撃事件や「朝鮮中央通信」が取り上げた(勝手に解釈した)、外国人研究者の北朝鮮経済のアセスメントに関する記事を書きたいのですが、やはりこのオジサンもモランボンに引かれます。

    「一心団結」、「タンスメ」のパチュルタンギギでは、見事に「赤組」を勝利に導いたのですが・・・

    > 録画を見ていないので何ともよくわからないのですが
    > 画像を見て何となく,感じは伝わってきました.
    > 交響曲40番はこれまでの公演でもみられたモーツァルトの
    > ものだと思います.
    > ソヌヒャンヒがいないということは,音楽の演奏だけ
    > みると,技巧的な部分でも不足は否めなかったのでは
    > ないでしょうか.
    > 愛国歌のアカペラは以前もありましたが,やはり復活
    > したのですね.今回の公演,私としてはソヌヒャンヒが
    > なぜ出てこないのかという部分に興味が大ありです.

    コンサート見ました

    お世話になります。

    久々に「走って行こう !未来に」が歌われていましたが、公演が終わると元帥様のところへ走って行くメンバーが笑えました。

    それはともかく、歌は美しかったですね。
    だいたい「飛行士大会」と同じでしたが、新曲も多くて。

    オープニングの「朝は輝け」も以前にも増して美しかったです。

    キム・ソルミが不審船もどきで漁業をする背景で歌う「바다 만풍가」はどう訳せばいいのでしょうか?
    労働党が漁業促進策の「テーマ曲?」として使っているらしく、今回もかなり力を入れて歌っていましたね。

    それにしても、ラ・ユミ目立ちすぎ、リュ・ジナ地味すぎモブキャラ扱いです。
    ラ・ユミは上手いのかもしれないですけど…。
    もしかして、以前噂になっていたリ・ソルジュの妹って、この人・・・?

    チャ・ヨンミばかりやたら写って、もうひとりのバイオリンさんのホン・スギョンはチラとしか写りません。
    以前は全く「逆」だったのに・・・。

    今回の公演を聞いて思ったのですけど、ソヌ・ヒャンヒは曲のところどころでアドリブ効かせていたのではないかと。
    我々にはそれがスピード感ある良いアクセントに聞こえても、それに慣れていない北の方々には不評だったとか、あるいは楽団内での協調を乱していると感じられたのか。
    モランボン入団以前の彼女の演奏を観たのですが、やはりちょっと変わった弾き方をしているように感じました。

    No title

    今晩,朝鮮中央放送の20時過ぎからの番組で
    早速見ました.あのバーンという音はキーボードの
    ものでしょうね.世界名曲シリーズの曲や新曲も
    聴きましたが,全体的に盛り上がりにかけたように
    思いました.残念ですがポチョンボ電子楽団の
    単調な音楽構成に似てきているような感じすらしました.
    このあたり,やはりソヌヒャンヒの技術力に勝る
    ものはない,というのが感想です.所詮電子楽器,
    されど電子楽器.使いかたしだいで変わるものです.
    曲目は「枯れ葉」も含め,ポチョンボ時代とも重なる
    ものが多かったようにも思います.一番の驚きは,
    愛国歌の歌い方,でした….

    ポチョンボ

    コメントありがとうございます。動画の方、ご覧になれたようで何よりです。ポチョンボですか。私もそれを記事に書きかけたのですが、ポチョンボの楽曲をそれほど聞いているわけでもなく、あまり自信がないので書きませんでした。「枯れ葉」とポチョンボは全く繋がりませんでしたが、お説の通り、全体として短調というか、ひらっぺたい曲調が、何となくポチョンボ的だと思いました。また、金正日の「芸術指導」を出したりするなど、モランボンのやり過ぎを「お父さんの線までにしておけば無難」と考えたのかもしれませんね。

    「愛国歌」はよかったですね。「芸術人大会」で言っていた「愛国歌」の話があれなのかなと思いました。

    > 今晩,朝鮮中央放送の20時過ぎからの番組で
    > 早速見ました.あのバーンという音はキーボードの
    > ものでしょうね.世界名曲シリーズの曲や新曲も
    > 聴きましたが,全体的に盛り上がりにかけたように
    > 思いました.残念ですがポチョンボ電子楽団の
    > 単調な音楽構成に似てきているような感じすらしました.
    > このあたり,やはりソヌヒャンヒの技術力に勝る
    > ものはない,というのが感想です.所詮電子楽器,
    > されど電子楽器.使いかたしだいで変わるものです.
    > 曲目は「枯れ葉」も含め,ポチョンボ時代とも重なる
    > ものが多かったようにも思います.一番の驚きは,
    > 愛国歌の歌い方,でした….

    Re: コンサート見ました

    コメントありがとうございます。「走って行こう!未来に」と「元帥様」は結びつきませんでしたが、言われてみればそういうことだったのですね。私もどちらかというと唖然とした朝鮮人民のように、何が始まったのかという口でした。

    「바다 만풍가」ですが、私は「順風満帆」をイメージして「海、満風歌」と勝手に訳していましたが、「満豊歌」の方が良さそうですね。決めつけていたので考えもしませんでしたが、「豊漁」との関連から行けば、後者でしょう。「朝鮮中央通信」の日本語版で確認してみたところ日本語で「豊漁歌」、英語で「 "A Song of a Big Haul of Fish" 」と書いてありました。また「web朝鮮語大辞典」でも「満豊年」という言葉を調べると「全ての穀物と実が良く実り、良く熟して大きくなった豊年」と書かれています。よって、本来は「農場」での「満豊」を「海」での「満豊」とつなぎ合わせたのだと思います。朝鮮語は奥が深いです。ご指摘、ありがとうございました。

    ついでに「モブキャラ」の意味も分からず、wikipediaで調べてみたのですが、依然としてよく分かりませんでした。しかし、リュの使われ方とwikipediaの説明を結びつけて、何となく分かったような気はしていますけど。

    ソヌがアドリブを効かせるという指摘は、過去記事で別の方もコメントでされていました。その時は、金正恩が「自由」を認めたと解釈していたのですが、どうやらそうではなかったのか、やはり「やりすぎ」だったのでしょうね。

    モランボン入団以前のソヌの演奏は、youtubeかどこかにあるのでしょうか。差し障りなければ教えてください。


    > お世話になります。
    >
    > 久々に「走って行こう !未来に」が歌われていましたが、公演が終わると元帥様のところへ走って行くメンバーが笑えました。
    >
    > それはともかく、歌は美しかったですね。
    > だいたい「飛行士大会」と同じでしたが、新曲も多くて。
    >
    > オープニングの「朝は輝け」も以前にも増して美しかったです。
    >
    > キム・ソルミが不審船もどきで漁業をする背景で歌う「바다 만풍가」はどう訳せばいいのでしょうか?
    > 労働党が漁業促進策の「テーマ曲?」として使っているらしく、今回もかなり力を入れて歌っていましたね。
    >
    > それにしても、ラ・ユミ目立ちすぎ、リュ・ジナ地味すぎモブキャラ扱いです。
    > ラ・ユミは上手いのかもしれないですけど…。
    > もしかして、以前噂になっていたリ・ソルジュの妹って、この人・・・?
    >
    > チャ・ヨンミばかりやたら写って、もうひとりのバイオリンさんのホン・スギョンはチラとしか写りません。
    > 以前は全く「逆」だったのに・・・。
    >
    > 今回の公演を聞いて思ったのですけど、ソヌ・ヒャンヒは曲のところどころでアドリブ効かせていたのではないかと。
    > 我々にはそれがスピード感ある良いアクセントに聞こえても、それに慣れていない北の方々には不評だったとか、あるいは楽団内での協調を乱していると感じられたのか。
    > モランボン入団以前の彼女の演奏を観たのですが、やはりちょっと変わった弾き方をしているように感じました。

    ソヌ・ヒャンヒ

    お世話になります。

    ソヌ・ヒャンヒのモランボン以前の動画は下記にあります。

    https://www.youtube.com/watch?v=u73Q4W-ft0Q

    他にもこの公演では彼女がよく映し出されます。

    自分の演奏に酔いしれている様子がよくわかります。(笑)

    >モブキャラ

    漫画やドラマなどで「背景」としてのみ登場する人々です。

    さながら「モランボン歌手A」みたいなカンジです。


    翻訳ありがとうございます。

    今後、北朝鮮の漁業促進策で中国といろいろ揉め事が起こるのではないかと思います。




    No title

    ソヌヒャンヒの演奏は,やはりアドリブのうまさです.
    銀河水公演でも管弦楽団でサックスはじめいつかの
    楽器類でされていましがた,それは,あくまでも枠内
    という感じであって,およそ想像がつくものでした.
    彼女は,時間的な空間や聴衆の雰囲気をふまえて
    演奏することができるものと思われます.聴衆が期待
    する(かもしれない)空気を読めるという,もしかしたら
    希有の存在なのかもしれません.
    牡丹峰楽団入団前の演奏は持っておりますので,
    管理人さんに別送しました.
    当時から,すばらしい技術力を持っていると思って
    いたものです.万寿台のコンマスも女性ですが,彼女
    よりも遙かに技巧表現は上でした.銀河水管弦楽団が
    創設された際に,なぜソヌヒャンヒがいかないのか,
    疑問に感じていました.当時,私は,ゆくゆくは
    三池淵のほうでリーダーになるだろうと思っており
    ましたが,牡丹峰楽団ができて,彼女の姿を見たとき,
    おお!っと驚いたのと同時に,示範公演での最終曲の
    動きをみて,枠内にはとどまらないような,ある意味での
    「自由」さを感じたものです.
    金正日総書記が2005年12月11日に語った内容として,
    演奏家が音楽性を高めるだけでなく,観衆の前で歌わ
    れる歌が彼らを音楽の世界に完全に浸れるような感情や
    情緒を踏まえて歌えるようにせねばならないというのが
    あります.また,面白い点としては,北朝鮮のある論文
    中において,「作品ごとの具体的な特性と演奏家の個性
    をもしっかりと生かし,非反復的な音楽継承創造をする
    ことに関心をはらわなければならない」とありますが,
    同時に「演奏家の創造的個性は絶対的なものではない」
    「個性的なものと自由主義は別問題である」「よって
    音楽創造においていかなり個人的趣味を吹き込んだり,
    『自由』を許してはいけない」とあります.
    もしかしたら,今回は,これに関連しているのかも
    しれません.このことは,ソヌヒャンヒの問題という
    よりも,あまりにも彼女の演奏技巧が優位になり,
    また,曲調も含めて若干走りすぎてしまった傾向に
    歯止めをかけたいという金正恩さんの考えかもしれま
    せんし,お父さんの指示の時代に一度振り返ってみる
    ということなのかもしれません.いずれにしても,
    個人的には,葛藤で悩んでいるのかなあと思っています.
    そのあたりは外国経験のある金正恩さんだけでなく,
    楽団メンバー(留学組もいるので)も同じなのでは
    ないでしょうか.

    Re: ソヌ・ヒャンヒ

    コメントありがとうございます。お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。ソヌの演奏、聞きました。どなたかがコメントで「ジプシーの歌」を彼女が演奏したと書かれていましたが、これだったのですね。演奏途中で「遊び心」をだして微笑んだり、モランボンでの演奏につながるところがありますね。

    「モブキャラ」、なるほど「その他大勢」という感じなのですね。

    西海の韓国領域でで敢えて中国漁船に魚を捕らせておいて、北朝鮮はまさに「漁夫の利」を得ようとしているのではないでしょうか。

    > お世話になります。
    >
    > ソヌ・ヒャンヒのモランボン以前の動画は下記にあります。
    >
    > https://www.youtube.com/watch?v=u73Q4W-ft0Q
    >
    > 他にもこの公演では彼女がよく映し出されます。
    >
    > 自分の演奏に酔いしれている様子がよくわかります。(笑)
    >
    > >モブキャラ
    >
    > 漫画やドラマなどで「背景」としてのみ登場する人々です。
    >
    > さながら「モランボン歌手A」みたいなカンジです。
    >
    >
    > 翻訳ありがとうございます。
    >
    > 今後、北朝鮮の漁業促進策で中国といろいろ揉め事が起こるのではないかと思います。

    No title

     良かったです。
    元々、リズム隊は良いし、キィーボード組は工夫ありあり、ギター・サックスは新挑戦、弦楽隊は3名で大健闘、楽団全体で頑張ったと感じました。
     最後に、元帥とのハプニング握手場面で、歌唱5人組の後、ギター娘、チャ・ヨンミの順で握手していたように見えました。チャ・ヨンミだけには、ねぎらいの言葉を掛けていたように見えました。この辺が今回のポイントかと?

    金正日:芸術論

    コメント、ありがとうございます。お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。

    ソヌの演奏については、他の方へのコメントにも書きましたが、アドリブが「一心団結」から外れすぎたということなのでしょうね。朝鮮人民の「聴衆の期待」については、何とも言えないのですが、我々の「期待」とずれているとすると、それも受け入れられないということになるのかもしれません。つまり、海外の「聴衆」を知っている彼女の「独走(独奏ではなくて)」は、北朝鮮社会では独りよがりという扱いを受けたのかもしれません。もちろん、体制と人民はちがいますが、公式的には体制の見解となるはずですから、そう判定されざるを得なかったのかもしれません。

    某国の憲法解釈同様、「将軍様」の「お言葉」の解釈も状勢によりぶれるのではないでしょうか。

    > ソヌヒャンヒの演奏は,やはりアドリブのうまさです.
    > 銀河水公演でも管弦楽団でサックスはじめいつかの
    > 楽器類でされていましがた,それは,あくまでも枠内
    > という感じであって,およそ想像がつくものでした.
    > 彼女は,時間的な空間や聴衆の雰囲気をふまえて
    > 演奏することができるものと思われます.聴衆が期待
    > する(かもしれない)空気を読めるという,もしかしたら
    > 希有の存在なのかもしれません.
    > 牡丹峰楽団入団前の演奏は持っておりますので,
    > 管理人さんに別送しました.
    > 当時から,すばらしい技術力を持っていると思って
    > いたものです.万寿台のコンマスも女性ですが,彼女
    > よりも遙かに技巧表現は上でした.銀河水管弦楽団が
    > 創設された際に,なぜソヌヒャンヒがいかないのか,
    > 疑問に感じていました.当時,私は,ゆくゆくは
    > 三池淵のほうでリーダーになるだろうと思っており
    > ましたが,牡丹峰楽団ができて,彼女の姿を見たとき,
    > おお!っと驚いたのと同時に,示範公演での最終曲の
    > 動きをみて,枠内にはとどまらないような,ある意味での
    > 「自由」さを感じたものです.
    > 金正日総書記が2005年12月11日に語った内容として,
    > 演奏家が音楽性を高めるだけでなく,観衆の前で歌わ
    > れる歌が彼らを音楽の世界に完全に浸れるような感情や
    > 情緒を踏まえて歌えるようにせねばならないというのが
    > あります.また,面白い点としては,北朝鮮のある論文
    > 中において,「作品ごとの具体的な特性と演奏家の個性
    > をもしっかりと生かし,非反復的な音楽継承創造をする
    > ことに関心をはらわなければならない」とありますが,
    > 同時に「演奏家の創造的個性は絶対的なものではない」
    > 「個性的なものと自由主義は別問題である」「よって
    > 音楽創造においていかなり個人的趣味を吹き込んだり,
    > 『自由』を許してはいけない」とあります.
    > もしかしたら,今回は,これに関連しているのかも
    > しれません.このことは,ソヌヒャンヒの問題という
    > よりも,あまりにも彼女の演奏技巧が優位になり,
    > また,曲調も含めて若干走りすぎてしまった傾向に
    > 歯止めをかけたいという金正恩さんの考えかもしれま
    > せんし,お父さんの指示の時代に一度振り返ってみる
    > ということなのかもしれません.いずれにしても,
    > 個人的には,葛藤で悩んでいるのかなあと思っています.
    > そのあたりは外国経験のある金正恩さんだけでなく,
    > 楽団メンバー(留学組もいるので)も同じなのでは
    > ないでしょうか.

    握手

    コメントありがとうございます。もう一度画像を見ないと分からないのですが、誰かと握手をしつつ、他の人を見ながら何か話しているシーンがありましたね。あれも意味ありげなシーンでした。

    >  良かったです。
    > 元々、リズム隊は良いし、キィーボード組は工夫ありあり、ギター・サックスは新挑戦、弦楽隊は3名で大健闘、楽団全体で頑張ったと感じました。
    >  最後に、元帥とのハプニング握手場面で、歌唱5人組の後、ギター娘、チャ・ヨンミの順で握手していたように見えました。チャ・ヨンミだけには、ねぎらいの言葉を掛けていたように見えました。この辺が今回のポイントかと?

    No title

     北朝鮮情報解析有難うございます。
    今回、パーカス娘が加わっております。なにか、元帥様の嗜好により、いじっているような気がします。また、一連の処刑・粛清情報などで、遊ばれているのでは?(次元が低すぎるでしょうか?)

    処刑・粛清情報

    コメントありがとうございます。演奏者については、皆同じ顔に見えてしまい、誰が誰だかよく分かりません(加えて解像度も低いので、いいわけですが)。歌手については、出したり出さなかったりということが、色々な方の情報で明らかになったのですが、演奏者についてもその可能性はあり得ますね。誰を出すかが「元帥様の嗜好」なのか、音楽的必要性なのか、はたまた政治的判断なのかについてはよく分かりません。恐らくは、これら全ての要素の配合割合をその時その時の政治状況などにより案配しているのではないかと思います。

    「遊ばれている」というのは西側がということでしょうか。そうであれば、拙記事にも書きましたとおり、西側が流す情報を意識していることは間違いないと思います。記事では、米国や国連人権委員会の北朝鮮人権状況非難を受け、「粛清などしていない」ということを明らかにし、さらに脱北者情報がいかに当てにならないのかということを言いたいのではないかと書きました。

    >  北朝鮮情報解析有難うございます。
    > 今回、パーカス娘が加わっております。なにか、元帥様の嗜好により、いじっているような気がします。また、一連の処刑・粛清情報などで、遊ばれているのでは?(次元が低すぎるでしょうか?)

    No title

    初めまして。南朝鮮は嫌いだが北朝鮮には興味があっていろいろと見聞しているものです。
    最近モランボン楽団動画を見てます。
    朝鮮語が全くわからないので曲名や演奏者名などわからずもどかしかったのですが、こちらのブログを参考にさせていただいてます。

    Re: No title

    拙ブログをご覧頂き、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。北朝鮮音楽を専門に扱っているブログもあるようですから、そちらも合わせてご覧になると、もっと詳しい情報を得られるのではないかと思います。

    > 初めまして。南朝鮮は嫌いだが北朝鮮には興味があっていろいろと見聞しているものです。
    > 最近モランボン楽団動画を見てます。
    > 朝鮮語が全くわからないので曲名や演奏者名などわからずもどかしかったのですが、こちらのブログを参考にさせていただいてます。

    No title

     先生の貴重なページを少しだけお借りします。
    ギターのカン・リョヒと、キィーボードのキム・ヒャスンと、バイオリンのチャ・チョンミ、ホン・スギョンは、Wangjaesan(2011年版による)に居たようです。ますます元帥様の嗜好と道具化を確信してきました。

    ワンジェサン

    コメントありがとうございます。ワンジェサンから引き継がれた演奏者が入っているのですね。彼女らの実力はやはり高いのでしょうか。

    >  先生の貴重なページを少しだけお借りします。
    > ギターのカン・リョヒと、キィーボードのキム・ヒャスンと、バイオリンのチャ・チョンミ、ホン・スギョンは、Wangjaesan(2011年版による)に居たようです。ますます元帥様の嗜好と道具化を確信してきました。

    No title

    お世話になります。

    先日、元帥様の5~6月の事業指導の動向が編集され報道されましたが、この中で過去に記事にされたいくつかのネタの詳細が明らかにされています。

    https://www.youtube.com/watch?v=W7MGXZKOU7I

    この中でモランボン楽団が公演後元帥様のところへダッシュしたのは、元帥様とリ・ソルジュが「おいでおいで」をしていたからというのがわかりました。

    このサインを見逃さないメンバーの元帥様への注意力もすごいですが。

    あと、ウォータースライダーの原料や気象水門局視察、建築現場視察などもいろいろ解説されています。

    以前のキル・ヨンジョの息子のサングラスみたいに、後になっていろいろネタばらし的に映像公開するのは、元帥様の御威光を強調したい為なんでしょうね。

    手招き

    コメントありがとうございます。ご案内いただいたYouTubeを今見終わったところです。楽団員がかけていったのは、手招きの結果だったのですね。とはいえステージの上から「元帥様」の手招きが見えたのでしょうか。椅子側から駆け寄っていることからしても、演出の一部であったような気がします。確かに、「元帥様」のサインを見逃さなかったのであれば、凄いことですね。

    手招きも含め、この「朝鮮記録映画」については、記事にしようと思います。


    > お世話になります。
    >
    > 先日、元帥様の5~6月の事業指導の動向が編集され報道されましたが、この中で過去に記事にされたいくつかのネタの詳細が明らかにされています。
    >
    > https://www.youtube.com/watch?v=W7MGXZKOU7I
    >
    > この中でモランボン楽団が公演後元帥様のところへダッシュしたのは、元帥様とリ・ソルジュが「おいでおいで」をしていたからというのがわかりました。
    >
    > このサインを見逃さないメンバーの元帥様への注意力もすごいですが。
    >
    > あと、ウォータースライダーの原料や気象水門局視察、建築現場視察などもいろいろ解説されています。
    >
    > 以前のキル・ヨンジョの息子のサングラスみたいに、後になっていろいろネタばらし的に映像公開するのは、元帥様の御威光を強調したい為なんでしょうね。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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