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    「第9回全国芸術人大会開催」:金正恩「モランボン楽団以外は時代遅れ」、コスチュームではない軍服姿のモランボン楽団員、生きていたヒョン・ソンウォル、モランボン楽団長として経緯説明、金正恩も「総話」 (2014年5月17日 「労働新聞」)

    16日夜、「朝鮮中央TV」が何かの大会の様子を放送していた。他のことをやっていたので、何かの「記録映画」だと思い音を出さずにウィンドウを最小化して見ていたのだが、今朝、見直してみると「第9回芸術人大会」の「実況録画」放送であった。「4.25文化会館」で開催された「大会」には、金己男、崔泰福、崔龍海(『労働新聞』紹介順)などが参席した。軍関係者は「武力機関幹部」としか紹介されていないので、高位の人間は参加しなかったのであろう。崔泰福が「開会の辞」を読み上げ、続いて金己男が「敬愛する金正恩同志が第9回全国芸術人大会参加者に送って下さった歴史的書簡『時代と革命発展の要求に合うように主体的文学芸術の新たな全盛期を開いていこう』」を読み上げた。

    同「書簡」で金正恩は文学、映画、絵画、音楽、演劇など芸術全般について述べているが、総じて下記のように苦言ばかりである。

    「文学芸術部門の事業が党と革命の要求、時代の呼びかけに答えることができておらず」、「文学芸術部門が固定化した枠と古いカラーに埋もれ、時代の流れに合った名作、千万軍民を強盛国家建設と社会主義守護戦へと力強く奮い立たせる戦闘性とアピール性が強い作品を創作できていない」と「書簡」冒頭で指摘し、「今、文学芸術部門の創作指導幹部と創作家、芸術人の中に、自分の領導者を絶対的に信じて従い、文学芸術発展のための党の構想と意図を決死貫徹するという思想的覚悟と立場が正しく定立されていない。少なからぬ創作家、芸術人が敗北主義に陥り、あれこれと言い訳ばかりしながら、現実に身を委ねることなく、時代の要求を無視しながら名作創作のために思索と熱情を傾注することなく、貴重な時間を無駄にしている」と批判している。そして、「時代の要求を無視」する芸術家について「創作家、芸術人が現実を無視し、目をつぶり耳を塞いでいれば、あっという間に時代に取り残され、人民の非難を受けることになる」と続けている。

    このように芸術全般を批判した上で金正恩は、モランボン楽団を例に挙げながら「モランボン楽団が創作した革新的な創作気風は、芸術人が見習わなければならない良い模範とな」るとし、「既成の形式と枠から抜け出し、革新的な目でたゆまず新たなものを作っていくという斬新で先取的な創造熱風」が必要であるとし、「これがモランボン楽団の革命的で戦闘的な創造気風」であると称賛している。

    『労働新聞』、「경 애 하 는 김 정 은 동 지 께 서 제9차 전국예술인대회 참가자들에게 력사적인 서한 《시대와 혁명발전의 요구에 맞게 주체적문학예술의 새로운 전성기를 열어나가자》를 보내시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-05-17-0001&chAction=D

    要は、モランボン楽団以外の芸術活動は時代遅れなので、モランボン楽団を見習えということのようだ。それを示すかのように、「朝鮮中央TV」で放送された同「大会」の「録画実況」では、モランボン楽団員の姿が10回以上大写しになる。会場最前列には、下の写真に見られる6人が軍服を着て座っている。ステージの上では、コスチューム(下記参照)として軍服を着用していたようだが、今回は制服として軍服を着用しているようだ。襟の階級章の色からは空軍のもののように見えるが、何とも言えない。後述する「モランボン楽団長」のヒョン・ソンウォルが肩にも階級章を付けていることからすると、肩に階級章を付けられないクラスなのかもしれない(尉クラス?)。写真でははっきりと確認できないが、ソヌ・ヒャンヒの階級章のデザインが違うように見えるので、少し階級が高いのかもしれない。会場にいる女性の「芸術人」の中には、チマチョゴリやスーツを着用している人もたくさんいるので、明らかにモランボン楽団員は軍人の扱いとなっていることが分かる。

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    Source: KCTV, 2014/05/16放送

    民間人の「芸術人」女性
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    Source: KCTV, 2014/05/16放送

    この日の大会の終わりで金正恩に対する忠誠のスローガン読み上げられ、決意を示すポーズをするモランボン楽団員。普通の朝鮮人民がこのポーズをしているのはしばしば見かけるが、モランボン楽団員がやっている姿は初めて見た。
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    Source: KCTV, 2014/05/16放送

    上にも書いたとおり、この「大会」には「金正恩の元恋人として処刑された」と韓国メディアが書き立てていたヒョン・ソンウォルがこともあろうに、「モランボン楽団団長」として登場している。これまで、同楽団の「団長」はソヌ・ヒャンヒとばかり思っていたが、なんとヒョン・ソンウォルが「団長」という、またもや「脱北者情報の当てにならさ」を暴露するような事実が明らかになった。もちろん、その間のヒョン・ソンウォルの動向については分からない。もしかすると処刑こそされなかったものの、どこかの収容所に送られており、西側の北朝鮮人権批判に対抗し、「人間の屑」の情報が当てにならないということを示すために彼女を使った可能性はあり得る。

    演説をするヒョン・ソンウォル。上記のとおり、フロアにいる団員らとは異なる色の階級章を肩に付けている。人民軍陸軍大佐のように見えるが、どうなのだろうか。
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    Source: KCTV, 2014/05/16放送

    2012年3月のコンサートで「絹の処女(ピダン・チョニョ)」を歌うヒョン・ソンウォル
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    Source: YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=LB_BHlEcqKM

    壇上に座るヒョン・ソンウォル。彼女の後ろにいるのもモランボン楽団員のように見えるのだが。
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    Source: KCTV, 2014/05/16放送

    ヒョン・ソンウォルの演説は、「録画実況」では一部しか伝えられていないが、『労働新聞』にはその詳細(恐らく全文)が出ており、とても興味深い。というのは、モランボン楽団誕生から現在に至るまでの紆余曲折が説明されているからである。

    ヒョン・ソンウォルは、発足後「2年そこそこでしかない」モランボン楽団が、「誰にも親近であり、愛されるようになった」経緯について話を始める。彼女はまず、「私は、光栄にも天才的な音楽家であられる敬愛する元帥様の直接的な指導を受けながら、その偉大な歴史の瞬間瞬間を自分の目で見て、体験する幸運に恵まれました」と金正恩を持ち上げる。

    そして、金正日が愛し、金正恩が命名した「モランボン」という楽団名に恥じぬよう「世界的に広く知られた女性楽団になるための野心を持って取り組みました」と述べ、そのために「俳優たちは世界的に有名な楽団が出した名曲作品も演奏し、創作家は軽音楽に対する世界的な発展趨勢も研究し、幹部たちは名声の高い楽団の運営と活動方式について把握しようと苦労しました」と述べている。つまり、初回公演でディズニーや米国映画の楽曲を演奏したことを指しているのであろう。

    ところが、「こうした時、敬愛する元帥様が自分の土地、自分の庭を離れて、世界的なものに期待する私たちに警鐘を鳴らして下さりました」と述べ、いずれかのタイミングで金正恩がモランボン楽団の「やりすぎ」を叱ったというような話をしている。そして、金正恩の「モランボン楽団の基本使命は、我々の革命と建設を推し進める力ある武器となることです」ということば言葉を引用した上で、次のように続けている。

    「敬愛する元帥様は、本当の芸術創造の道から脱線していた我々にモランボン楽団が自らの使命に忠実である道も、世界的な楽団となる秘訣も、まさに我々人民が好み、楽しみながら歌える音楽を創造することにあるという金玉のような教えを下さりました。外国の有名な楽団の音楽をコピーして演奏することもよいが、民族音楽をはじめとし、我々人民が愛する歌をそれらに負けないように作ることがさらに重要で、旋律を中心とする我々の音楽の優秀さと魅力を活かさなければなりませんと仰った敬愛する元帥様の教えに、我々人民が誰でも皆、好むのであれば、それがまさに世界的なものであり、本当の芸術であるという哲理が脈々と流れています」

    この彼女の発言からすると、やはり張成沢処刑、「思想幹部大会」を経る過程で、モランボン楽団の楽曲や衣装が問題となり、形式的には金正恩から叱られたということになっているようだ。ディズニーや米国映画を演奏させたのも金正恩なのであろうが、ストーリーとしては「世界化するためのモランボン楽団の張り切りすぎ」ということになっている。

    時系列はあまりはっきりと書かれていないのだが、上に続く「一つ一つの曲目選定から編曲と俳優の演技、登場の仕方や挨拶の仕方、舞台照明と装置、音響装置に至るまで、具体的に教えてくださる敬愛する元帥様の細心の指導を受けながら、私たちはその方の天才的な音楽力と・・・」という部分は、叱られてからモランボン楽団を「正しい道」に導いていく過程の話であろう。

    そして、その実例として「飛行士の前では、彼らが愛する飛行服を着て、彼らが楽しんで歌う歌を歌えと仰り、両江の地の人民の前では『輝け正日峰』、『大紅湍三千里』のような彼らの生活と近い曲目を演奏するようにと仰った我々の元帥様です」とし、暗に間違った道に進んでいたモランボン楽団を「元帥様」正した公演の始点を「両江道公演」としている。

    このような経験を通してモランボン楽団は「人民がよいとするものはさらに良くするように努め、人民が少しでも嫌がるものは躊躇なく決別しました」としている。「人民が少しでも嫌がるもの」というのは、米国映画の楽曲のことであろうか。少年団の子供向けに演奏されたと思われるディズニーの楽曲を「録画実況」で公開しないのもその系なのかもしれない。だとして、「人民が嫌がる」ような楽曲を子供たち、しかも少年団員という優秀な子供たちに聞かせるというのも金正恩の西側の楽曲に対するアンビバレントな感情あるいは本音と建て前の違いを表しているのかもしれない。

    残りの部分でヒョン・ソンウォルは、金正恩に対する忠誠の言葉を重ね重ね述べている。北朝鮮での演説では珍しい話ではないが、思想締め付けの過程で批判されたモランボン楽団を叱りこそしても、自分も含めて全てのメンバーを温存してくれ、さらには「芸術人大会」で高く評価してくれた金正恩には感謝しても仕切れないというところではないのだろうか。もちろん、金正恩としても自分が創設した楽団を潰してしまえば自分の業績に傷がつくので、この「大会」をもって「総話(総括)」したかったのかもしれない。

    『労働新聞』、「당중앙의 령도를 충정으로 받들어 새시대 음악예술 혁명의 기발을 높이 들고 나가겠다 모란봉악단 단장 현송월」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-05-17-0007&chAction=D

    それと関連し、「功勲国家合唱団」団長のチャン・リョンシクも「我々は、最高司令官同志の美学観でしっかりと武装し、モランボン楽団の創作創造気風を見習い、芸術的器量を決定的に高めるための闘争を力強く推し進める」と述べており、やはり全てのお手本がモランボン楽団ということのようだ。

    『労働新聞』、「백두산절세위인들의 품속에 나서자란 공훈국가합창단의 영예를 위대한 김정은시대에 더욱 빛내여나가겠다 공훈국가합창단 단장 겸 수석지휘자 장룡식」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-05-17-0010&chAction=D

    <追記1>
    今、「芸術人大会」の続きを放送している。形式的には他の「芸術人」も出しているが、やはりこの大会はモランボン楽団と金正恩にとっての「総話」大会といわざるをえない。副団長とされる2名が討論し、続いてリュ・ジナが泣きながら今演説をしている。

    一方、ソヌ・ヒャンヒは見るからにしらけている。今、放送中なので画像を紹介することは出来ないが、事実上、楽団をリードしてきた彼女が壇上に上がれないことに悔しさを感じているのではないだろうか。

    今後、登壇するかもしれないが・・・

    <追記2>
    再び、別の「副団長」と称する団長が登場した。陸軍大佐とみられる階級章をつけている。
    さて、ソヌ・ヒャンヒは出るのか・・・

    <追記3>
    金正恩が自らピアノを弾きながら指導をしたと言っている!

    <追記4>
    「閉会の辞」は崔泰福が読んでいる。崔龍海は会場にいながらも、何も言わなかった。これもこれまでの流れからすると少し意外である。崔龍海もさることながら、ソヌ・ヒャンヒは何も言わなかった。先入観があるのかもしれないが、彼女はふて腐っていたというか、しらけていた。ある意味、張成沢に近い態度である。今回、彼女を登壇させなかったのは、実質的なモランボン楽団の「やりすぎ」が彼女の責任であったのか、トラブルに彼女を巻き込まずに温存しようという意図であろう。いずれにしても、彼女はおもしろくなさそうな表情で終始一貫座っていたが、今後、金正恩が彼女のような人格+「音楽性」を活かしていくのか、抹殺していくのかは見物である。

    <追記1~4への追加>
    「モランボン楽団俳優、チャ・ヨンミの討論」
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    「自分の本当の音楽が何であるのかを知らなかったときこそが、顔を赤らめるときであった」
    「生活についての体験がとても不足していた」
    「自分は、演奏家ではなく、演奏機械に過ぎなかった」
    「訓練場(練習場)で『魅惑と敬』の演奏を聴いていた金正恩の目に熱いもの(涙)が湧き出ていた」
    「工場や企業所に出かけて、時代の流れを感じることもした」
    「偉大な金正恩時代の音楽芸術革命の第一のバイオリニストとして人生を輝かしていく」

    「第一のバイオリニスト」とは単に比喩的な表現なのかもしれないが、ソヌ・ヒャンヒはチャが言う「第一」をどのように受け止めているのだろうか。
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    また、ソヌ・ヒャンヒは、俳優や歌手団員の「討論」はノートを閉じて聞いているだけのようである(目をつぶった瞬間のキャプチャになってしまったが、居眠りをしているわけではない)。
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    しかし、金正恩の「お言葉」や思想的な部分は、さすがにメモを取っている。
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    堂々としていると言うべきか。団員に対する拍手の仕方も張成沢に通じる部分がある。

    「モランボン楽団副団長、チャン・ジョンエの討論」
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    「新たな演奏技法と豊かな音で観衆を感動させる高い器楽と比較すると、2年前のモランボン楽団の演奏は不十分なものであった」
    「歌手は楽団の顔です」
    「他の歌手の真似をするだけのドンムもいた」
    金正恩が「世界の有名歌手の歌を楽団員に聞かせた。「楽団が組織されて3ヶ月後に開かれた示範公演で「ヨーロッパの世界名曲、名作、童話名曲を我々式に編成した」。
    「金正恩が歌手の編成について指示」
    チャンが、楽団の声楽指導担当
    「ある歌を一人の歌手に歌わせずに別の歌手に歌わせて雰囲気を変える」

    「モランボン楽団副団長金ウンヨンの討論」
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    金正恩「創作家や芸術人は革命家です。我々に純粋な芸術人はありえない」
    金正恩が、楽団員が「革命の軍服を着るように恩情溢れる措置をして下さった」
    「革命の軍服を受け取って、精神を正し、楽団の芸術創造活動を革命化過程に乗せるよう全てを止揚した」
    「軍事組織だけが感じられる組織性と規律性ができあがった」
    2012年8月、金正恩が「自ら作った『火線公演作戦案』受け取った」。48時間以内に23曲を創造しろという内容。列車内で公演準備をした。
    「4月の両江道公演は白頭の本当の雪嵐の凄さを知る良い機会となった」
    「全ての事業を革命化過程と密着させられない場合、その芸術団体は不振と沈滞の沼にはまり、革命化をないがしろにすれば、以下に貫禄のある芸術家であっても変質と堕落へと転落する」

    「モランボン楽団俳優リュ・ジナの討論」
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    「歌の編成で歌を真似するというということは、自滅の道だ」と金正恩に「厳しく指摘」される。
    歌の練習場に現れた金正恩は、色々と指導をし、ついに「範唱(見本となる歌を歌う)までしてくださった」とリュ・ジナ。
    それを聞いたリュ・ジナは「お父さんと言って、走って行き、抱かれたかった」

    「モランボン楽団副団長ファン・チヨンの討論」
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    Sourc: KCTV, 2014/05/17放送

    「過去の歌であっても編曲に特色を持たせれば、新しい歌に劣らぬ威力を発揮できるし、新しいものを求める人民の思想・精神的な要求も充足させることが出来る」と金正恩
    新たに作られた「愛国歌」の編曲は独特であると、ファン。これも「古い曲に新しい味わいを付けようとするならば、現代のリズムに乗せて編曲をするという敬愛する元帥様の教えの通りにやった」こと。
    「過去には想像することもできなかった大胆な想像で一貫した我々の元帥様の指導の中で、我々は多くのことを学んだ」と、ファン。
    金正恩が「自らピアノを弾き、編曲の方法論を教えてくださった」とファン。
    金正恩の「音楽に関する教えをまとめれば、『金正恩音楽総論』になる」とファン。

    崔泰福が「閉幕の辞」を読む。
    崔龍海は聞いているだけであった。

    *人名は、間違って聞き取っている可能性あり。

    <追記6>
    朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会政令第33号 2014年5月17日
    羅ユミ同志に朝鮮民主主義人民共和国功勲俳優称号を授与することについて

    『労働新聞』、「조선민주주의인민공화국 최고인민회의 상임위원회 정령 제33호
    주체103(2014)년 5월 17일
    라유미동지에게 조선민주주의인민공화국 공훈배우칭호를 수여함에 대하여」、
    http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-05-18-0002&chAction=D

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    No title

    テレビの方は見ていませんが,労働新聞で読み,
    驚きました.やはり,ヒョンソンウォルは
    健在のようですし,団長という職位であることも
    知りました.ソヌヒョンヒは元々団長ではなく
    楽長(コンサートマスター)だと思いますので,
    こちらは変化ないと思います.演壇のヒョンソン
    ウォルのこちらから向かって左には,チャンリョン
    シク指揮者がおりますが,彼は別格だと思います.
    以前から思っていたことですが,モランボン楽団
    協同公演に功勲国家合唱団が入ったときに,この
    2団体で引っ張っていくのだろうと感じましたが
    モランボン楽団が最上位であることが明白になった
    と同時に,この予想が的中したと思いました.
    そう考えると,やはりウナスは一つの大芸術団
    なのにもかかわらず,それまでの殻を打ち破る
    ことができなかった+内部の何らかの事情によって
    解散されたものと考えます.
    モランボン楽団は,さすがに金正恩の手による
    創設は明らかですから,つぶすわけにもいかず,
    紆余曲折を経ながらも軌道に乗せたとみてよいかと
    思います.
    米国の曲を演奏したのが「人民が少しでもいやがる
    曲」にあたるかどうかは難しいところです.示範
    公演はそもそも外部向けメッセージ性が強いように
    感じますし,ディズニーは子どもたちの衣服や
    ランドセルにまで描かれるほど広まっているみたい
    ですから,そこは子どもに合わせる微妙な線上に
    あるのではないでしょうか.
    人民の美観に合う音楽編曲はじめ民族音楽重視の点
    など,基本路線は金日成や金正日のこれまでの音楽
    芸術に関する談話や書簡と変わらない道をとりながらも,
    照明や挨拶法などの部分は金正恩のオリジナルでしょうし,
    実際に,これまでの公演での変化は確かに早いペースで
    見直されているような感じを受けます.その背景には
    やはり電子楽器の良さを活かしていると思われます.

    No title

    ミッキーマウスに関してはあくまでもアメリカ向けのメッセージで政治的意図があってのことなので気にする必要はないんじゃないでしょうか。

    今回の発言に該当するかどうかは不明ですが外国曲のメドレーもやってますね。
    https://www.youtube.com/watch?v=6UzhC5qWWtg&feature=player_detailpage
    西側の曲だけではなく中国の社会主義行進曲(かな?)も入ってます。
    知ってる曲が多いので楽しめますが朝鮮の観衆にとってはどうなんでしょう?

    ちなみにロッドマンによると正恩はジミーヘンドリックスとドアーズが好きなそうです。ドアーズの方はアメリカ人向けのリップサービスでしょうが(であってもらいたい)、ジミヘンの方はモランボンの演奏と通じ合うものがあるのではないでしょうか。

    玄松月太りましたね

    いつもお世話になります。

    玄松月の登場は驚きました。

    ツィッターを炎上までさせた「重機関銃による玄松月銃殺ミンチ事件」は大きく覆りました。
    北朝鮮の人はこのことを知っていたのでしょうか?
    彼女が登場した時、会場に驚きのざわめきのようなものはなかったように思います。
    結局、「北朝鮮に関する情報は、たとえ嘘まみれであっても、北朝鮮自身が発するもの以外は信用できない」という事実を突き付けられたように感じます。

    モランボン楽団登場以来気になっていたのは、プロデューサーは誰かということです。
    日本のAKB48のように、こうしたメディア戦略のうえではそれが重要になります。
    玄松月や楽団メンバーはそれが金正恩だといっているようですが、選曲や編曲、カメラアングルも含めて視覚効果を総じて仕切っている人物こそ真のヒットメーカーといえるのではないでしょうか?
    少なくとも玄松月やソヌ・ヒャンヒではないとは思います。
    金正日はメディアにかなり関心があることは知られているので、自分で仕切っていたとは思うのですけど、ニュース映像など見ても指導者を移す時のカメラアングルなど撮り方がかなり違うように思えます。

    軍服についてですが、北朝鮮軍の服は大概旧ソ連軍に準じているので、楽団員の着ているのは戦闘服で階級は陸軍上尉または大尉、松月は常勤装で大佐だと思います。
    階級章の付く場所や形は服装によって異なります。

    大会自体は、「決意を示すポーズ」も含めて、日本の大企業の年度初めの全体会議みたいなので、あまり違和感は感じませんでしたけど。(笑)
    ソヌ・ヒャンヒは「なんかこーゆーのめんどくさいな~」みたいなカンジに見えました。
    チャ・チョンミに演説役押し付けたりして。(ちなみにこの人の楽器はビオラです。)
    少なくとも不在時期に政治的教育を受けていたのだったら、こういう場では「ちゃんと真面目に聞いてます」みたいな態度くらいは取ると思いますが、いずれにしろかなりの脱力感はあるみたいですね。

    No title

    たびたびのコメントとなります.
    なるほど,キムウンヨンの討論の言葉を
    見る限り,ますますウナスの解散の原因が
    そこにあるような感じがします.
    万寿台芸術団の傘下であった銀河水管弦楽団が
    殻を打ち破れなかったことや課業達成不履行で
    あったことと思います.逆にソヌヒャンヒは
    万寿台芸術団三池淵楽団時代からは想像つか
    ない変わりようで,速すぎたのかもしれません
    ね.ファンジヨン,年取ったなあと思います.

    ジミヘン

    コメントありがとうございます。「ミッキーマウスはアメリカ向けのメッセージ」ですか。私は「世界を見る金正恩」を朝鮮人民向けにアピールする意図と読んでいたのですが、米国に対するメッセージも考えてみる必要がありそうですね。

    外国曲メドレー、記憶にあります。中国の楽曲は確かに入っていましたね。ロシアはどうだったのか忘れてしまいましたが、当時、ロケット発射との関連で朝露関係があまりよくなかったので、入っていなかったのかもしれません。副団長(歌唱組担当?)チャン・ジョンエが「ヨーロッパの世界名曲、名作、童話名曲」と巧みに「米国」を避けているところもよく考えられています。普通の朝鮮人民もディズニーが「米国製」であることぐらいは知っているはずにもかかわらずです。しかし、「知っている楽曲」となると大いに疑問ですね。あれを入れたのは「知っている楽曲」ということよりも、「元帥様」(当時は、「最高司令官同志」をよく使っていたのかもしれませんが)の斬新さを見せたかったのかもしれません。

    「ドアーズ」は知らないのですが、ジミヘンはかつて良く聞きました。モランボンのエレキギターの早弾きのみならず、花火を多用する舞台も「元帥様」の趣味なんかもしれませんね。

    > ミッキーマウスに関してはあくまでもアメリカ向けのメッセージで政治的意図があってのことなので気にする必要はないんじゃないでしょうか。
    >
    > 今回の発言に該当するかどうかは不明ですが外国曲のメドレーもやってますね。
    > https://www.youtube.com/watch?v=6UzhC5qWWtg&feature=player_detailpage
    > 西側の曲だけではなく中国の社会主義行進曲(かな?)も入ってます。
    > 知ってる曲が多いので楽しめますが朝鮮の観衆にとってはどうなんでしょう?
    >
    > ちなみにロッドマンによると正恩はジミーヘンドリックスとドアーズが好きなそうです。ドアーズの方はアメリカ人向けのリップサービスでしょうが(であってもらいたい)、ジミヘンの方はモランボンの演奏と通じ合うものがあるのではないでしょうか。

    Re: 玄松月太りましたね

    コメントありがとうございます。Twitterは見ていないのですが、「重機関銃による玄松月銃殺ミンチ事件」などという話があったのですね。北朝鮮にも責任の一端はあるのですが、北朝鮮というとステロタイプを通り越して「漫画的」なイメージができあがっているように思えてなりません。確かに変わった国風ではありますが、それでも、指導者も含めて、人間が住む国ところを皆忘れてしまっているような気がします。

    プロデューサーですが、今回登壇したメンバーではないのでしょうね。今回の「儀式」は、記事にも書いたとおりモランボン楽団の「総括」と金正日の「芸術の天才」さを金正恩も持っているという宣伝であったはずですが、金正恩があれこれ口を出しているにしても、その意を汲んでアートにしている人がいるはずです。「俳優」は「演奏機械ではない」と言っていますが、役割分担からすれば、「機械」をセットしている人がいると思います。

    金正日が「芸術指導」をする「朝鮮記録映画」は多数あるので、これからは金正恩版が出てくるのかもしれませんね。

    階級章についてご教授、ありがとうございます。軍服は軍服だと思っていたのですが、戦闘服と常勤服というのがあるのですね。

    ソヌ・ヒャンヒの態度は本当に目立ちました。チャに演説役を押しつけたのか、あるいは自分がやるべきところをチャにやられたので腹を立てていたのか、拍手の仕方も含めて「張成沢的」でした。後から刺されないとよいのですが。チャはビオラですか。「バイオリン手」と聞こえたのでですが、「ビオラ手」だったのでしょうか。『労働新聞』の記事を読み直してみます。



    > いつもお世話になります。
    >
    > 玄松月の登場は驚きました。
    >
    > ツィッターを炎上までさせた「重機関銃による玄松月銃殺ミンチ事件」は大きく覆りました。
    > 北朝鮮の人はこのことを知っていたのでしょうか?
    > 彼女が登場した時、会場に驚きのざわめきのようなものはなかったように思います。
    > 結局、「北朝鮮に関する情報は、たとえ嘘まみれであっても、北朝鮮自身が発するもの以外は信用できない」という事実を突き付けられたように感じます。
    >
    > モランボン楽団登場以来気になっていたのは、プロデューサーは誰かということです。
    > 日本のAKB48のように、こうしたメディア戦略のうえではそれが重要になります。
    > 玄松月や楽団メンバーはそれが金正恩だといっているようですが、選曲や編曲、カメラアングルも含めて視覚効果を総じて仕切っている人物こそ真のヒットメーカーといえるのではないでしょうか?
    > 少なくとも玄松月やソヌ・ヒャンヒではないとは思います。
    > 金正日はメディアにかなり関心があることは知られているので、自分で仕切っていたとは思うのですけど、ニュース映像など見ても指導者を移す時のカメラアングルなど撮り方がかなり違うように思えます。
    >
    > 軍服についてですが、北朝鮮軍の服は大概旧ソ連軍に準じているので、楽団員の着ているのは戦闘服で階級は陸軍上尉または大尉、松月は常勤装で大佐だと思います。
    > 階級章の付く場所や形は服装によって異なります。
    >
    > 大会自体は、「決意を示すポーズ」も含めて、日本の大企業の年度初めの全体会議みたいなので、あまり違和感は感じませんでしたけど。(笑)
    > ソヌ・ヒャンヒは「なんかこーゆーのめんどくさいな~」みたいなカンジに見えました。
    > チャ・チョンミに演説役押し付けたりして。(ちなみにこの人の楽器はビオラです。)
    > 少なくとも不在時期に政治的教育を受けていたのだったら、こういう場では「ちゃんと真面目に聞いてます」みたいな態度くらいは取ると思いますが、いずれにしろかなりの脱力感はあるみたいですね。

    銀河水

    コメントありがとうございます。ソヌ・ヒャンヒですが、過去の『労働新聞』で「団長」か「楽長」という言葉で紹介された記憶があるのですが、どちらだったのかは定かではありません。

    銀河水については、今回の「芸術人大会」で一言も言及されなかったので、やはり解散となったのでしょうね。壇上のみならず、フロアに銀河水の関係者はいましたか。

    ディズニーの楽曲が「人民が嫌がる曲」かどうかについては、キャラクターとしてのディズニーと曲としてのディズニーが結びついているのかが問題となるような気がします。また、「人民が嫌がる」というのは指導部の都合・判断なので、実際に嫌がるか否かがどこまで問題となるのかはよく分かりませんね。米国の曲ですから、「嫌がる」と言われて、「嫌ではない」と言えば思想的な問題となってしまいます。

    今回の「芸術人大会」を受け、次のモランボンコンサートがどうなるのか見物ですね。

    > テレビの方は見ていませんが,労働新聞で読み,
    > 驚きました.やはり,ヒョンソンウォルは
    > 健在のようですし,団長という職位であることも
    > 知りました.ソヌヒョンヒは元々団長ではなく
    > 楽長(コンサートマスター)だと思いますので,
    > こちらは変化ないと思います.演壇のヒョンソン
    > ウォルのこちらから向かって左には,チャンリョン
    > シク指揮者がおりますが,彼は別格だと思います.
    > 以前から思っていたことですが,モランボン楽団
    > 協同公演に功勲国家合唱団が入ったときに,この
    > 2団体で引っ張っていくのだろうと感じましたが
    > モランボン楽団が最上位であることが明白になった
    > と同時に,この予想が的中したと思いました.
    > そう考えると,やはりウナスは一つの大芸術団
    > なのにもかかわらず,それまでの殻を打ち破る
    > ことができなかった+内部の何らかの事情によって
    > 解散されたものと考えます.
    > モランボン楽団は,さすがに金正恩の手による
    > 創設は明らかですから,つぶすわけにもいかず,
    > 紆余曲折を経ながらも軌道に乗せたとみてよいかと
    > 思います.
    > 米国の曲を演奏したのが「人民が少しでもいやがる
    > 曲」にあたるかどうかは難しいところです.示範
    > 公演はそもそも外部向けメッセージ性が強いように
    > 感じますし,ディズニーは子どもたちの衣服や
    > ランドセルにまで描かれるほど広まっているみたい
    > ですから,そこは子どもに合わせる微妙な線上に
    > あるのではないでしょうか.
    > 人民の美観に合う音楽編曲はじめ民族音楽重視の点
    > など,基本路線は金日成や金正日のこれまでの音楽
    > 芸術に関する談話や書簡と変わらない道をとりながらも,
    > 照明や挨拶法などの部分は金正恩のオリジナルでしょうし,
    > 実際に,これまでの公演での変化は確かに早いペースで
    > 見直されているような感じを受けます.その背景には
    > やはり電子楽器の良さを活かしていると思われます.

    No title

    チャヨンミは私の持っている情報ですと
    バイオリンだと思うのですが。

    なお、ソヌヒャンヒは紛れもなく、解任されていなければ
    「楽長」です。つまりコンサートマスターになります。
    銀河水管弦楽団と似たような組織構造です。
    コンサートマスターは楽団の中では絶対的な立場になり
    ますので、今後が若干心配です。

    示範公演はアメリカ向けメッセージが非常に強いと思います。
    ロッキー4の動画でなくて、あえて古いロッキー3の動画を
    使ったりしたものもかなり意図的だと感じました。

    メッセージ

    コメントありがとうございます。楽器はどちらなんでしょうね。『労働新聞』の記事を見ると「バイオリン手」と書いてありますがどうなのでしょうか。

    やはり「楽長」だったのでしょうか。モランボン楽団「芸術人大会」記念公演があったそうなので、彼女がどんな顔で演奏しているのか見られることに期待しましょう。

    > チャヨンミは私の持っている情報ですと
    > バイオリンだと思うのですが。
    >
    > なお、ソヌヒャンヒは紛れもなく、解任されていなければ
    > 「楽長」です。つまりコンサートマスターになります。
    > 銀河水管弦楽団と似たような組織構造です。
    > コンサートマスターは楽団の中では絶対的な立場になり
    > ますので、今後が若干心配です。
    >
    > 示範公演はアメリカ向けメッセージが非常に強いと思います。
    > ロッキー4の動画でなくて、あえて古いロッキー3の動画を
    > 使ったりしたものもかなり意図的だと感じました。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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