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    「<録画実況>モランボン楽団、大紅湍郡文化会館で公演」:帰ってきたモランボン楽団、フルメンバーで再登場、抗日パルチザンの衣装、粛清の噂払拭、(追記)過去公演との比較 (2014年4月16日 「朝鮮中央TV」)

    何人かの方が、コメントでモランボン楽団公演が昨夜放送されたという情報を教えてくださった。残念ながら、昨夜は録画状態が悪く、その放送は見ることができなかった。uriminzokkiriにも「4月の春、親善芸術祝典」の方はアップロードされているが、モランボン公演はなかった。

    北朝鮮の「国防委員会検閲団」が発表した「無人機事件の『北の仕業』説は徹頭徹尾『天安』号事件のコピー版」なる長文の「公式報道」がなかなか面白かったので、それに関する記事を書きつつ、ミュートして昼頃から流れ出した「朝鮮中央TV」を見ていた。すると、3時頃から表記タイトルの番組の再放送が始まった。韓国・統一部のHPで昨夜の放送スケジュールを調べたところ、この番組は21時30分から22時37分にかけて放送されている。したがって、これは再放送ということになる。

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    Source: KCTV, 2014/04/16放送

    両江道におけるモランボン楽団の公演については、「20時報道」で使われた映像を使用しながら別記事で既に紹介したが、今回は「録画実況」ということでフルバージョンである。演奏された曲目は16曲で、大紅湍を訪れた金正日を歌う「大紅湍は暮らしやすい故郷です」や「大紅湍三千里」など少し古い曲から最新の「白頭の馬蹄の音」まで様々な曲が披露された。

    番組の冒頭で驚いたのは、曲名紹介の後に歌手の名前を紹介したことである。これまでのモランボン公演をくまなく調べてはいないが、曲名だけで歌手名は出さないケースが多かったと思う。最初に登場したのが、チョン・スヒャンである。

    背景にいるのはチョンではないが、この名前が出た後で
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    Source: KCTV, 2014/04/16放送

    チョンが登場して「希望に満ち溢れた我が祖国よ」を独唱する。
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    Source: KCTV, 2014/04/16放送

    モランボン楽団の歌手の顔が皆同じに見えてしまう私にとっては、名前を出してくれるのはとても有り難い。

    続けて、金ソルミが歌う「大紅湍は暮らしよい故郷」など6曲が入った後、7曲目で粛清説が出ていたらリュ・ジナがチョン・スヒャンと歌う「私たちの元帥様」が演奏された。

    「チャン・スヒャン リュ・ジナ」
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    Source: KCTV, 2014/04/16放送

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    Source: KCTV, 2014/04/16放送

    リュ・ジナは以前の写真と比べると、髪の毛をかなり短く刈り上げている。他のモランボンメンバーもショートであるが、リュほど刈り上げている人はいない。

    リュ・ジナの粛清説の出所がどこかと気になり調べてみたところ、どうやら米国政府の資金提供で運営されているRFA(Radio Free Asia)のようだ。

    RFA HP,「북, 연예인들 숙청 바람」、http://www.rfa.org/korean/in_focus/purge-02122014092316.html

    「北、芸能人たち粛清の嵐」というタイトルのこの記事(番組)では、北朝鮮を往来する「消息通」の言葉を引用しながら「張成沢の側近と分類された北朝鮮の芸能人40名あまりが、清津市『スソン教化所』に収監されたことが分かった。収監者の中には『モランボン楽団』の功勲俳優リュ・ジナと『朝鮮芸術映画撮影所』人民俳優李イクスンも含まれている」と伝えている。

    どうも張成沢処刑の印象が強すぎるのか、北朝鮮で「粛清」というとイコール「処刑」というふうに思われがちだが、処刑に至らずも収容所送りなるケースも多いはずである。

    上でリュ・ジナの髪型に拘ったのは、もしかすると本当に一度収監され、その後釈放された可能性を考えたからである。収監時に断髪されたので、あのような刈り上げスタイルになってしまったのではないかということであるが、単なるファッションということもあり、何ともいえない。しかし、他のメンバーよりも明らかに短いということは、やはり何かを暗示しているのではないかと思えてならない。

    リュ・ジナはその後、羅ユミと共に「輝け正日峰」を歌い、5名で歌う「人民の歓喜」、6名全員で歌う最後の2曲、「我々はあなたしか知らない」、「人民は一心団結」を歌っている。6人目の歌手が誰なのかは分からないが、他の歌手と比べると、リュ・ジナが歌う曲は放送された公演の中では少ない。これまでの公演とのクロスチェックはしていないが、今回特に少なくなっているとすれば、何らか懲罰的な意味合いが含まれている可能性はある。

    チョン:8曲、金:6曲、朴:6曲、羅:4曲、リュ:3曲

    ともあれ、歌手の名前のテロップを出した上で、クライマックスに向かって歌手を5人、6人と増やしていくところなど、この番組は、これまでさりげなく「20時報道」で見せてきたモランボン楽団の復活をはっきりと見せつけるところにも目的があったはずである。

    これは、「人間の屑である」脱北者情報や「消息筋」情報がいかに当てにならないものであるかということを証明し、さらに米国務省や国連人権委員会が「人権報告書」で北朝鮮の人権状況を非難していることに対し、「粛清」の噂や「強制収容所」への大量収監は事実ではないということを間接的に証明しようとしているのであろう。

    抗日パルチザンスタイルではあるが、金正恩が人民軍将兵と観覧したリーダーのソヌ・ヒャンヒやリュ・ジナ抜きの公演と比べるとモランボンらしさが戻ってきており、特にソヌ・ヒャンヒのバイオリン独奏曲「魅惑と敬慕」はとても素晴らしい演奏であった。また、インストルメントで紹介された新曲「白頭の馬蹄の音」もモランボンらしい楽曲である。

    <追記>
    何人かの方からコメントを頂いた。非常に重要なコメントだったので、記事の方に追記することでお返事と代えさせていただくことにした。

    まず、4月15日に放送されたモランボン公演であるが、上に書いたように16日の「大紅湍郡文化会館にて」ではなく「三池淵郡文化会館にて」であった。韓国・北韓情報センターHPを一応見たのだが、「モランボン」だけを見て勝手に再放送と決めつけていた。また、昨夜の「明日の放送順序」では、今日(17日)は「両江道芸術劇場公演」の放送が予定されているという情報も頂いた。

    YouTubeに15日に放送された「三池淵郡文化会館にて」がアップロードされているという情報を頂き、そちらもざっと見た。曲目や歌手は同じであるが、最後の曲「人民は一心団結」の曲目テロップが出ていない。単なる出し忘れであろう。

    大紅湍郡公演の最終曲「人民は一心団結」
    20140416kctvfflv_015478965.jpg
    Source: KCTV, 2014/04/16放送

    三池淵郡公演、上記と同じ曲の同じ部分のキャプチャー
    Moranbong Band Concert in Samjiyon County, North Korea [Aprimp4_003883700
    Source: KCTV, YouTube

    また、歌手名のテロップについても以前からあるというご指摘をいただき、これまでの公演の映像をいくつかピックアップして眺めてみた。

    例えば、2013年1月1日の講演では、下のように曲目の後に歌手名が書かれていた。
    20130101 moranbong
    Source: KCTV, 2013/01/01

    しかし、2013年10月10日の労働党創建68周年を記念して行われた公演の模様では、独唱の場合でも歌手名はテロップに出てこない。
    20131010 moranbong
    Source: KCTV, 2013/10/10

    歌手名をテロップに出すことに何か基準があるのかどうかは分からないが、やはり今回名前を出すことには粛清説払拭という意図があったのではないかと思う。上部の電光板に名前が出ることがあるのは気付いていたが、会場の聴衆向けであり、テレビ視聴者向けではなかった。

    もう一つ思ったことは、曲の編成である。最後の3曲を除いては、独唱であったり少数の歌手で歌う曲が続いている。全員(あるいは多数)登場する場合は名前を出さないという原則があるとすると、名前が出せる少数をまず登場させ、最後でフルメンバーを強調するために6人にしたという編成とも考えられる。

    名前の表示を確認するために過去公演の動画を見ていたら、2012年党創建記念日に際して行われた公演の中に参考になる映像があった。当時は、単なるメンバー紹介の演出だと流していたが、今回のような事態になるとこうしたメンバー紹介は有り難い。過去記事で問題にしたパンフレットは、基本的にこの演出と同じなのであろう。以下、画面に登場する順番に見ていくと、

    ソヌ・ヒャンヒ
    sonu.jpg
    Source: KCTV, 2012/10/10

    フン・スギョン、チャ・ヨンミ
    fung and cha
    Source: KCTV, 2012/10/10

    ユ・ウンギョン
    yu.jpg
    Source: KCTV, 2012/10/10

    金ヒャンスン、李フィギョン
    kim and lee
    Source: KCTV, 2012/10/10

    崔ギョンイル、金インミ
    che and kim
    Source: KCTV, 2012/10/10

    李ユンフィ
    lee yunhui
    Source: KCTV, 2012/10/10

    チャン・ソンフィ、李ソルラン (誤読の可能性あり)
    chang and lee
    Source: KCTV, 2012/10/10

    金ユギョン
    kim yugyong
    Source: KCTV, 2012/10/10

    金ソルミ、リュ・ジナ、朴ミギョン
    park ryu and lee
    Source: KCTV, 2012/10/10

    チョン・スヒャン、朴ソンヒャン、李ミョンフィ
    park chang and lee
    Source: KCTV, 2012/10/10

    モランボン楽団のフルメンバー
    moranbong full member
    Source: KCTV, 2012/10/10

    となる。

    2012年10月公演と「大紅湍公演」とを歌手について比較してみると、2012年10月の公演でトップで紹介された金ユギョンと朴ソンヒャン、李ミョンフィが今回はいない。それ以外の公演などとも比較したいのだが、私はモランボンの歌手の顔を見分けるのが実に苦手なので、名前のテロップが出ないと自信がない。そんな事情もあり、単純に今回の公演との比較になってしまうので、これまでの公演でも「声楽組」の中から歌手が入れ替わり立ち替わり出演していた可能性は十分にある。

    「白頭の馬蹄の音」については、モランボンとしては新曲であるというコメントも頂いた。「日本の朝鮮学校演奏会などでは『白頭山の馬のひづめ』と紹介」されていたとのことであるが、「白頭の馬蹄の音」は私が勝手に翻訳したもので、北朝鮮の公式日本語訳ではないので、公式には朝鮮学校が使っているものが正しいのかもしれない。

    <追記2>
    予告されていたモランボン恵山市公演がキャンセルされたという情報を頂いた。私も同公演を期待して帰宅後直ぐにストリーミングを見だしたのだが、ちょうど在米朝鮮人ピアニストとオーケストラが共演する「朝鮮は一つ」が始まり、モランボン公演を忘れてそちらにはまってしまった。コメントにも書いたので繰り返しになるが、ピアノとオーケストラが奏でる「朝鮮は一つ」は私にとってはとても思い出深い。

    「朝鮮は一つ」を演奏する在米朝鮮人ピアニスト
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    Source: KCTV, 2014/04/17放送

    インターネットがない時代、普通の人は北朝鮮の官営メディアは中・短波放送で接することしかできなかった。40年ぐらい前のことであろうか、トリオ(現Kenwood)の9R59Dという短波受信機で「朝鮮中央放送」を聞いていた。当時は、朝鮮語が分かるわけでもなく、聞いていたのは日本語放送である。そしたら、昨夜、「朝鮮中央TV」で放送された「第29回、4月の春、親善芸術祝典-第6公演」の冒頭で演奏されたのと同じ「朝鮮は一つ」が流れていた。子供ながらに「良い曲だなぁ」と思い、「偉大なキミルソン(ママ)主席への賛辞」と共にこの曲のレコードが欲しいと手紙を出してみた。我が家では『朝日新聞』を当時購読していたのだが、周知の通り、同新聞では朴正煕政権の韓国は「人権弾圧の嵐」であるという記事で溢れていた。一方で、「朝鮮中央放送」では、毎日「偉大なキミルソン同志」の話ばかりで、子供の私は、よく知らないが、「キミルソン」という人は偉い人で、「南朝鮮のパッチョンヒぎゃくと(ママ)」は相当の悪者だと信じていた。その気持ちを手紙に綴ったのが受けたのか、「朝鮮中央放送」からは「朝鮮は一つが収録されたレコードはありませんが、別のレコードを送ります」という手紙と共に、分厚いレコードと金日成著作集の1冊が送られてきた。その後、数年間は、年末になるとカレンダーも送ってきた。著作集は研究室の本棚にまだ置いてあるが、レコードは行方不明になってしまった。

    当時の状況を振り返ると、今日、朝鮮人民が指導者を本当に「偉大」であると信じている実態も理解できないわけではない。

    そんなこともあり、「朝鮮は一つ」に聞き入ってしまったわけである。話をモランボン楽団に戻すと、同じ曲でも歌手が入れ替わっているとのことである。上にも書いたように、私は「誰が歌うか」についてはほとんど無頓着に同楽団を見ていたので、そのようなことがあることすら知らなかった。コメントを下さった方が、この点についてクロスチェックをされるとのことなので、是非ともその結果をご教授いただきたいものである。

    ところで、なぜ昨夜はモランボン恵山公演をキャンセルし「親善芸術祝典」に切り替えたのであろうか。これまで、「放送順序」で予告された番組がキャンセルされ、別の番組に切り替えられる事例がどれほど発生しているのかは分からないが、同じようなモランボン楽団公演よりも「親善芸術祝典」の方がよいという判断だったのかもしれない。宣伝効果としても、国際的な金日成に対する「敬慕の情」やこうした音楽家を北朝鮮に呼ぶことができる金正恩の「国際性」をアピールすることができる。朝鮮人民にとっても、普段あまり触れることができない海外の楽曲を視聴する方が、連日同じモランボン楽団の曲を聞かされるよりも楽しいのかもしれない。

    もしかすると、恵山モランボン公演に心待ちにしていたのは、我々のような海外愛好家だけだったのかもしれない。

    <追記:放送中>
    李ミョンヒも登場し、弦楽器はこれまでにない軍服パンツルック。抗日パルチザンのスカートからパワーアップ。空軍の革ジャンも初めてですね。さらに、バイオリンなどがアコスティックになったのか?マイクで音を拾っているように見えます。と思ったら、バイオリン演奏者たちも歌い出しました。噴水の小道具も登場。スカートもパルチザンスタイルのプリーツと両方ですね。金正恩幼少時代の軍服写真、合成写真のよう。ボーカル8名、凄い迫力です。放送時間も1時間半を超えて、モランボン完全復帰+αか。

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    No title

    15日のものは三池淵
    16日のものは大紅湍です
    タイトルの一部がYoutubeにあがっているのと違います
    https://www.youtube.com/watch?v=ByJpWubSsCI
    あと、この公演の様子が公開されたのが遅れたのは新曲の発表の前に公演で疲労するのがダメだったのかもしれませんね

    No title

    「白頭の馬蹄の音」は牡丹峰楽団としては新曲ですね.
    ただこの曲はだいぶ前に流行った曲です.ポチョンボ
    やその他芸術団演奏や吹奏楽バージョンもあります.
    日本の朝鮮学校演奏会などでは「白頭山の馬のひづめ」
    と紹介していました.リュ・ジナはやはり私は一種の
    粛清(処刑ではない)が行われたと思っておりますが,
    このブログの記事を拝読し,それは確信に変わりまし
    た.歌手名のテロップですが,これは大分前から牡丹
    峰楽団の公演でも字幕(曲目のあとに)で表示されて
    いたはずです.今回と同様の方法で行われており,
    初期の頃は字幕ではなく,会場の電光表示板に
    出ているだけで放送字幕には出ておりませんでした.
    今回の動画,まだ見ていませんが,早く見てみたい
    ものです.

    Re: 3回の公演内容について

    コメントありがとうございます。とても重要な情報なので、記事の方に「追記」として反映させていただきます。

    > 牡丹峰楽団の両江道公演、4/15と4/16、明日の4/17でそれぞれタイトルが違いますが内容が気になります。4/15分は既にYOUTUBE上で見ることが出来ますが題字は「三池淵郡文化会館公演」、4/16分は川口様映像の通り「大紅湍郡での公演」(これは私は見れていません。)また4/16「明日の放送順序」では4/17の2043から「両江道芸術劇場公演」が予告されています。4/10の労働新聞で「恵山市の両江道芸術劇場で4/9午後最初の公演」とあるのがこれですね。3回共全く同じ内容か、人や曲を入れ替えているのか、気になるところです。

    Re: No title

    コメントありがとうございます。とても重要な情報なので、記事の方に「追記」として反映させていただきます。

    > 15日のものは三池淵
    > 16日のものは大紅湍です
    > タイトルの一部がYoutubeにあがっているのと違います
    > https://www.youtube.com/watch?v=ByJpWubSsCI
    > あと、この公演の様子が公開されたのが遅れたのは新曲の発表の前に公演で疲労するのがダメだったのかもしれませんね

    Re: No title

    コメントありがとうございます。大変貴重なコメントなので、記事の方に「追記」として反映させていただきました。

    > 「白頭の馬蹄の音」は牡丹峰楽団としては新曲ですね.
    > ただこの曲はだいぶ前に流行った曲です.ポチョンボ
    > やその他芸術団演奏や吹奏楽バージョンもあります.
    > 日本の朝鮮学校演奏会などでは「白頭山の馬のひづめ」
    > と紹介していました.リュ・ジナはやはり私は一種の
    > 粛清(処刑ではない)が行われたと思っておりますが,
    > このブログの記事を拝読し,それは確信に変わりまし
    > た.歌手名のテロップですが,これは大分前から牡丹
    > 峰楽団の公演でも字幕(曲目のあとに)で表示されて
    > いたはずです.今回と同様の方法で行われており,
    > 初期の頃は字幕ではなく,会場の電光表示板に
    > 出ているだけで放送字幕には出ておりませんでした.
    > 今回の動画,まだ見ていませんが,早く見てみたい
    > ものです.

    「朝鮮は一つ」

    コメントありがとうございます。恵山市公演の放送、残念でした。しかし、私は「4月の春親善芸術祝典」で演奏された「朝鮮は一つ」で一人で盛り上がっています。今から40年ぐらい前でしょうか。「朝鮮中央放送」でこの曲を聞き感動しました。リクエストを出し、レコードこの曲が収録されたレコードを送ってくれるようにお願いしたのですが、残念ながらこの演奏が収録されたレコードはなかったようで、別のレコードが送られてきました。

    コメントに対する直接的なお返事ではなくて申し訳ありません。

    > 17日の2046、せっかく待ち受けて視聴していたのに「4月の春親善芸術祝典」に変更されており、がっかりです。牡丹峰楽団の公演ごとの出演者はそのうち纏めようと思っていますので、出来たら共有させていただきます。今回の公演で女声独唱「熱い情」がキム・ユギョンでなくパク・ミギョンの独唱だったのには驚きました。どうもこの人は独唱を歌う度に別の人に歌いとられてしまったり、独唱するかと思えばバックの目立たないところに移ったり(今回の6人目もおそらく彼女だと思います)、いつも変な動きをするのが不思議でなりません。

    Re: 恵山市公演放送されず

    昨夜はまともなお返事ができず申し訳ありませんでした。重要な情報なので、記事の方に「追記」させていただきます。

    > 17日の2046、せっかく待ち受けて視聴していたのに「4月の春親善芸術祝典」に変更されており、がっかりです。牡丹峰楽団の公演ごとの出演者はそのうち纏めようと思っていますので、出来たら共有させていただきます。今回の公演で女声独唱「熱い情」がキム・ユギョンでなくパク・ミギョンの独唱だったのには驚きました。どうもこの人は独唱を歌う度に別の人に歌いとられてしまったり、独唱するかと思えばバックの目立たないところに移ったり(今回の6人目もおそらく彼女だと思います)、いつも変な動きをするのが不思議でなりません。

    ネームプレート

    北朝鮮の公演や集会では必ず名前入りのプレートが置かれているんですが(例外:金日成 金正日 金正恩
    金予正氏の椅子にもプレートが無いのがわかりました
    やはり金一族は特例扱いになるんでしょうかね

    Re: ネームプレート

    コメントありがとうございます。ネームプレートというのは、あの白い紙のようなもののことでしょうか。机の上に置かれていたり、集合写真撮影では最前列の椅子の上に置かれたりしていますね。いつも何かと思って見ているのですが、着席者側に名前が書いてあるのではと思っています。着席者側からの映像というのは見たことないのですが、どこかでご覧になりましたか。しかし、金ファミリーの前にあの紙が置かれていないということは、見落としていました。他の人の着座が決まっていれば、自動的に残ったところが金正恩という消去法的な発想なのか、金正恩の着座を指定するなど無礼千万なので、「元帥様」には「どこにでもお好きなところに着座していただく」という発想なのかは分かりませんが、面白いですね。

    > 北朝鮮の公演や集会では必ず名前入りのプレートが置かれているんですが(例外:金日成 金正日 金正恩
    > 金予正氏の椅子にもプレートが無いのがわかりました
    > やはり金一族は特例扱いになるんでしょうかね

    No title

    こんにちは。
    KCTVのライブストリームが復活したようですね。

    mms://112.170.78.145/chosun

    朝鮮人民軍第1回飛行士大会

    いつもお世話になります。
    待望の4月20日の朝鮮人民軍第1回飛行士大会におけるモランボン楽団のコンサートの様子が配信されました。
    1時間半を超える今までになく長い公演時間でしたが、ようやく歌唱組が全員揃いました。もともとの7人と今年から加わったと思われるラ・ユミの8人体制でしたが、このラ・ユミがかなり出番が多いと思いました。
    結局、コンサートの時間や規模によって出てくる人数が違うだけで、あとはリュ・ジアは体調不良で今まで療養していただけだとか、まだ完全ではないので、出番を減らして他のメンバーがカバーしているだけみたいな話も出てきてはいます。

    今回の目玉は演奏組が「寝ても覚めても首領様を想います」で歌ったことです。結構可愛らしいと思いました。

    ところで、今回は大会の時からコンサートの時まで、終始旧式のJ-6戦闘機(北朝鮮では今も現役)が置いてあったことですが、北朝鮮の兵器にはよく赤いラベルのようなものが書き込まれています。
    今回のJ-6にも機首に赤い四角の中に白文字で何か書き込まれています。判読はできませんでしたが。
    たいていの場合、「主体103(2014)年4月20日 親愛なる最高司令官金正恩元帥が自ら見て下った飛行機」みたいな内容で、もっぱら将軍様に見たり触られたりすると嬉しくて自慢したくて書き込まれるらしいですが、今回の戦闘機には、「主体103年朝鮮人民軍第1回飛行士大会にてどうたらこうたら」みたいな内容が書かれているのでしょうかね?
    持ち主としては一番自慢したい部分なのでしょうが、哀しい哉、北朝鮮のプロパガンダフィルムではよく出てくるものの、判別できるほどこの部分がアップになったものはほとんどありません。

    いずれにせよ、今まではわりと陸軍中心で、今回空軍が紹介されたのは貴重です。
    実際、金正恩は空軍にかなり関心がある人のようだと感じてはいました。

    余談ですが、以前にも演奏されたことがありますが、今回の空軍ソングメドレーの中にも出てくる北朝鮮の映画「我らを待つな」ってどこかで配信されてないでしょうかね?
    YOU TUBEで部分的に配信されてはいますけど。

    No title

    つい先日放送された飛行士大会参加者のための牡丹峰楽団
    公演を見ると,バイオリンの演奏者が歌う場面がありました.
    やはり,ソヌ・ヒャンヒが戻ってから,編曲も一工夫見られます.それほど目新しい曲はないのに…です.
    バイオリン独奏曲もありますし….海満豊歌で当初バイオリンの
    ばらつきが見られましたが,やはり彼女の存在なしには発展なき
    ことがわかりました.リュ・ジナも歌を歌っていますし個人的にはホッとしているところです.1980年代のアメリカポップスを
    彷彿とさせる出だしから始まったメドレーも健在ですね.
    金正恩は小さいころから飛行機好きなのでしょうね.

    No title

    両江道芸術劇場 の公演は「4月の春親善芸術祝典」に変更された次の日に放送されました。

    放送された日付を記録していないので
    コメントを参考にしています。
    15日 三池淵
    16日 大紅湍
    17日・・・4月の春親善芸術祝典に変更
    18日 両江道芸術劇場

    No title

    放送された日付を記録していません。
    放送された日付についてはコメントを参考に書いています。

    両江道巡演の放送順序は下の様になっていると思います。

    15日 三池淵
    16日 大紅湍
    17日 「4月の春親善芸術祝典」に変更
    18日 両江道芸術劇場

    ライブストリーム

    コメントありがとうございます。返信が遅れまして、申し訳ございません。ライブストリームですが、再開されていますね。当局による取り締まり説は外れていたようです。いずれにせよ、KCTVワッチャーにとってはうれしい話です。

    > こんにちは。
    > KCTVのライブストリームが復活したようですね。
    >
    > mms://112.170.78.145/chosun

    Re: 朝鮮人民軍第1回飛行士大会

    コメントありがとうございます。返信が遅れてしまい、申し訳ございません。

    私も「録画実況」を見ていました。もう終わるかという曲が数曲ありましたが、なかなか終わりませんでした。歌唱組の数の多さも驚きました。まだ1度しか見ていないんで間違っているかもしれませんが、背景のステージではなく、全員前に立たせて歌わせたのも一つの特徴だったと思います。本当に粛清説は何だったのでしょうか。それがあったにせよなかったにせよ、北朝鮮は「脱北者情報」の不正確さをここぞとばかり見せたのかもしれませんね。

    飛行士大会でも戦闘機が置いてありましたが、モランボン公演に持ち込んだ機体と同じ機体なのでしょうか。飛行士大会の「朝鮮記録映画」の中で、機体についてのナレーションがあったはずですが、何を言っていたのか忘れてしまいました。

    「アップがない」関連で私が思ったのは、「元帥様」の「お言葉」がスクリーンに映し出された瞬間にカメラは会場にいる観覧者に切り替えられています。「お言葉」が軍関係者だけに公開された「お言葉」だったのかもしれませんが、タイミング的に実に微妙でした。

    他の方からもコメントを頂いているように、2009年にミグを墜落させたと思われる飛行士を表彰しています。当時の韓国メディアに掲載された関連記事を読むと、墜落させたことについて、「金正日は激怒した」と書いてあります。「記録映画では」、この飛行士の遺族に対して「恩情溢れる配慮」をしたのが「将軍様」だったと言ったのか、「元帥様」と言ったのか記憶曖昧ですが、この辺りも面白いですね。

    「我らを待つな」ですが、「朝鮮中央TV」で放映されていたような気がします。こちらも記憶曖昧ですが、韓国・統一部のDBで調べると分かるかもしれません。

    > いつもお世話になります。
    > 待望の4月20日の朝鮮人民軍第1回飛行士大会におけるモランボン楽団のコンサートの様子が配信されました。
    > 1時間半を超える今までになく長い公演時間でしたが、ようやく歌唱組が全員揃いました。もともとの7人と今年から加わったと思われるラ・ユミの8人体制でしたが、このラ・ユミがかなり出番が多いと思いました。
    > 結局、コンサートの時間や規模によって出てくる人数が違うだけで、あとはリュ・ジアは体調不良で今まで療養していただけだとか、まだ完全ではないので、出番を減らして他のメンバーがカバーしているだけみたいな話も出てきてはいます。
    >
    > 今回の目玉は演奏組が「寝ても覚めても首領様を想います」で歌ったことです。結構可愛らしいと思いました。
    >
    > ところで、今回は大会の時からコンサートの時まで、終始旧式のJ-6戦闘機(北朝鮮では今も現役)が置いてあったことですが、北朝鮮の兵器にはよく赤いラベルのようなものが書き込まれています。
    > 今回のJ-6にも機首に赤い四角の中に白文字で何か書き込まれています。判読はできませんでしたが。
    > たいていの場合、「主体103(2014)年4月20日 親愛なる最高司令官金正恩元帥が自ら見て下った飛行機」みたいな内容で、もっぱら将軍様に見たり触られたりすると嬉しくて自慢したくて書き込まれるらしいですが、今回の戦闘機には、「主体103年朝鮮人民軍第1回飛行士大会にてどうたらこうたら」みたいな内容が書かれているのでしょうかね?
    > 持ち主としては一番自慢したい部分なのでしょうが、哀しい哉、北朝鮮のプロパガンダフィルムではよく出てくるものの、判別できるほどこの部分がアップになったものはほとんどありません。
    >
    > いずれにせよ、今まではわりと陸軍中心で、今回空軍が紹介されたのは貴重です。
    > 実際、金正恩は空軍にかなり関心がある人のようだと感じてはいました。
    >
    > 余談ですが、以前にも演奏されたことがありますが、今回の空軍ソングメドレーの中にも出てくる北朝鮮の映画「我らを待つな」ってどこかで配信されてないでしょうかね?
    > YOU TUBEで部分的に配信されてはいますけど。

    公演日程

    コメントありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ございません。2件コメントを頂きましたが、まとめてこちらでお返事させていただきます。

    公演日程をまとめて頂きありがとうございます。両江道芸術劇場公演については、他の方とのコメントのやりとりで話題になりました。

    > 両江道芸術劇場 の公演は「4月の春親善芸術祝典」に変更された次の日に放送されました。
    >
    > 放送された日付を記録していないので
    > コメントを参考にしています。
    > 15日 三池淵
    > 16日 大紅湍
    > 17日・・・4月の春親善芸術祝典に変更
    > 18日 両江道芸術劇場

    アメリカンポップス

    コメントありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ございません。

    曲の話をすれば、私は久しぶりにエレキギターの派手なソロが聴けたのがうれしかったです。新曲ですが、「元帥様」という言葉は、「新しく出た歌」として紹介されていない曲にもたくさんありました(あくまでも、私が把握している限りの話です)。これらの曲は「将軍様」から「元帥様」への言い換えをしただけなのか、それとも紹介はされていないが「新しく出た歌」なのかなのですが、言い換えは「大元帥様」に無礼ですから、やはり静かに登場した「新しく出た歌」なのでしょうね。

    > つい先日放送された飛行士大会参加者のための牡丹峰楽団
    > 公演を見ると,バイオリンの演奏者が歌う場面がありました.
    > やはり,ソヌ・ヒャンヒが戻ってから,編曲も一工夫見られます.それほど目新しい曲はないのに…です.
    > バイオリン独奏曲もありますし….海満豊歌で当初バイオリンの
    > ばらつきが見られましたが,やはり彼女の存在なしには発展なき
    > ことがわかりました.リュ・ジナも歌を歌っていますし個人的にはホッとしているところです.1980年代のアメリカポップスを
    > 彷彿とさせる出だしから始まったメドレーも健在ですね.
    > 金正恩は小さいころから飛行機好きなのでしょうね.
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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