「児童映画:交通秩序をきちんと守ろうね」:高速道路の実態、2人乗り、トラックの荷台 (2014年2月7日 「朝鮮中央TV」)
「朝鮮中央TV」が「児童放送」の時間帯に表題のような番組を放送した。北朝鮮では、拙ブログの一番最初の記事にしたようにどこそこの国で大きな交通事故が起きたというようなニュースは流すが、自国内での交通事故に関するニュースは流さない(少なくとも、私は見たことも読んだこともない)。これまでは、道路を走っている車といえば、平壌ですら高速で走る党具幹部の乗用車、朝鮮人民が乗るバス(トロリーバスも含む)、荷物を運ぶトラック、オートバイぐらいであり、バスもトラックも特にスピードを出して走るわけでもないので、交通事故自体が少なかったのかもしれない。それに、党軍幹部の車が朝鮮人民を轢いたとしても、責任は轢かれた人民にあるということだったのであろう(遺族に対しては、何らかの手当はされたのであろうが)。
日本に入ってくる北朝鮮での交通事故の「噂」も、党の序列上位者が「謎の交通事故死」をしたという類いのものばかりである。7日付けの『web版毎日新聞』にも「北朝鮮:側近厚遇で基盤強化 幹部息子、海外で治療」という記事が出ており、崔龍海の息子である崔賢哲が乗っていた運転手付きの車が交通事故を起こし、崔賢哲の聴覚機能が低下したためにシンガポールで治療受けたという記事が出ていた。報道によると、運転手は飲酒運転をして崔賢哲に怪我をさせたという理由で「秘密裏に銃殺」されたという。崔龍海の息子といわれる人物の写真も掲載されており、興味深い記事である。
『毎日新聞』、「北朝鮮:側近厚遇で基盤強化 幹部息子、海外で治療」、http://mainichi.jp/select/news/20140207k0000m030155000c.html
しかし、「朝鮮中央TV」に映し出される平壌の様子を見ていると、明らかに交通量は増えている。最近、平壌に行った人の話では、タクシーもかなり走っているそうだし、自家用ではないにしても乗用車の量が増えたとのことである。交通量が増えれば、当然、交通事故の発生率も高まるわけで、これまでは無視することができる程度であった交通事故が、だんだんと社会問題化してきているのかもしれない。
そのようなことが表題の番組を放送した背景になっているのかもしれない。では、番組の内容を簡単に紹介しておく。この番組は子供向きのアニメ番組であるが、登場するのは擬人化した4匹の動物である。
「児童映画:交通秩序をきちんと守ろうね」

Source: KCTV, 2014/2/7放送
「注意しようね、左と右。車が来るかよく見ようね」という歌と共に子供がやりそうな危ない場面が映し出される。
横断歩道のところで左右を確認せずに飛び出そうとする

Source: KCTV, 2014/2/7放送
自転車の2人乗りを戒めているのか、スピードの出し過ぎを戒めているのかは分からないが、後との話との関係で後者であろう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
踏切での一時停止。踏切の遮断機には「止まれ」と書かれている。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ボールを追って道路に飛び出し。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ここかストーリーに入る。「カンチュンイとヤウンイ」(前者がウサギ、後者がネコの名前)

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちが卓球で遊んでいるとヤギの「通信員」おじさんがやってくる。「通信員」おじさんは、子供たちの先生からの手紙を届けてくれるのだが、手紙には「4時から新しい映画を上映するから、みんなドンサン宮殿に集まってください」と書かれている。それにしても「通信員」がヤギとは、偶然の一致かもしれないが「黒ヤギさんからお手紙ついた・・・白ヤギさんたら読まずに食べた」という童謡を思い出してしまった。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちは映画に遅れないように卓球を止めて「ドンサン宮殿」に向かう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
「ドンサン宮殿」は、高速道路の反対側にある。子供たちは「あー、高速道路にはいつでも車が多いなぁ」という。この静止画には車が1台しか出ていないが、動画を見ると車が切れることなく走っている。木の向こうに見える青い屋根の建物が「ドンサン宮殿」である。しかしこの高速道路、片側2~3車線で、白線がきちんと引かれ、緑色のガードレールもある。私が平壌から開城に向かう時走った高速道路は、白線もなし、車もほとんどなし、ガードレールもなしという状況であったのだが。北朝鮮の高速道路もいずれはこうなるというイメージなのかもしれない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
しかし、「ドンサン宮殿」に行くためのは、遠回りをして高速道路の高架橋の下を通らなければならない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌとウサギが遠回りの道に向かって歩き出すと、ネコが「おいみんな、宮殿にはやく行くことができるよ。高速道路を渡ればいいんだよ」と言う。イヌは「それは危ないよ。車が速く走っているから」と反対するのだが、ネコは「そんなの、僕たちが間を縫って渡ればいいんだよ」と言う。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
結局、イヌは危ないからと言いながら遠回りの道の方に歩いて行ってしまう。ネコはウサギに一緒に高速道路を横断しようと誘う。ウサギはイヌの所に走って行き、ネコを止めようと言うのだが、ネコに「意気地無し」と言われたイヌは「止めるならお前が止めろ」とウサギに言って1人で歩いて行ってしまう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ウサギは、なんとかネコが高速道路を横断しないよう考える。良いアイディアが浮かんだのだが、それはネコを追いかけていきわざと転ぶことである。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコは転んだウサギの所に駆けつけて、抱きかかえて立たせようとするが、ウサギは「あー、足が痛い」と言いながら立ち上がろうとしない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコはウサギを何とか立たせて、高速道路を横断しようと誘うが、ウサギは「私はついていけないわ。歩くこともできないのに、どうやって走って渡ったらいいの」という。ネコは「こんなことしていたら、映画が見られなくなっちゃうじゃないか」と怒るが、

Source: KCTV, 2014/2/7放送
木の棒を見つけて肩を貸して遠回りの道を通って「ドンサン宮殿」へと向かうことにする。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
するとそこに、再びヤギの「通信員」おじさんが通りかかる。ネコはヤギの「通信員」に自転車に乗せてくれるよう頼むが、ヤギは「君たち、2人は乗れないなぁ」と言う。ネコは「僕はいいからウサギだけ」とウサギだけ乗せる。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ウサギは心配そうな顔をしながらもヤギの「通信員」おじさんの自転車の後ろに乗っていく。上記の「2人乗り」についてであるが、この場面からは北朝鮮の2人乗り(特殊な補助椅子を設けない荷台への)は問題ないようだ。
ネコは高速道路を横断しようとするが、通過車両が多くて横断出来ない。それだけではなく、白バイも通った。ネコは「ふっー、捕まるところだった」と言う。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
白バイが通り過ぎ、ネコが高速道路を横断しようとするとウサギが戻ってくる。ネコが「なんで戻ってきたんだ!」と怒ると、ウサギは「1人で自転車で楽していこうと乗っていたら、あなたのことが気になって・・・」と言う。当然、ウサギはネコが高速道路を横断しようとすると困るので芝居をしているだけである。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌは既に「ドンサン宮殿」に到着しており、ネコたちが着かないので心配している。
ネコは「自転車で行けと言っただろう」と怒りながらも、ウサギを連れて行くことにする。高速道路の高架橋の下を歩いているとウサギの親戚の叔父さんが乗ったトラックが通りかかる。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
このアニメは北朝鮮で制作されたものであり、車は右側通行である。しかし、なぜかウサギの叔父さんが運転するトラックは右ハンドルだ。これが、サイドミラーに映し出されるウサギとネコの姿と叔父さんを一緒に出すための工夫なのか、北朝鮮では日本から持ち込んだ右ハンドルのトラックも多く用いられているという現実の反映なのかは分からない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちは荷台に乗るが、叔父さんは「助手席に乗れ」と言う。しかし、子供たちは「僕たちはこっちの方がいいです」と言って、荷台に乗ることにする。日本の道交法では違反となるが、北朝鮮ではトラックの荷台に人を乗せて運ぶことが一般的に行われているためか、アニメの中での問題とされない。普通のアニメであればこれほどこだわる必要もないのであろうが、このアニメは「交通秩序教養」アニメなのでこだわってしまう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌが心配しながら待っていると、ネコとウサギを乗ったトラックが「ドンサン宮殿」に到着する。ウサギは「もうここまで来たから、杖はいらないよ」と杖を放り投げ、トラックから飛び降りる。そしてイヌの所に行き、自分が足が痛いふりをしていたことをイヌに耳打ちする。ネコはこの場ではじめて騙されていたことに気付くが、なぜウサギが騙したのかということにまで考えが及ばず怒り出す。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコは怒りが収まらないが、3人は映画館に入っていく。今日上映される映画は「クルグリ(ゾウの名前)はなんで泣いたのでしょうか}」という映画である。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
映画の内容は、ゾウのクルグリが高速道路を無理に横断しようとして車に轢かれてしまうという内容である。ネコは、ゾウに自分を投影し、高速道路を無理に横断していたら大変なことになっていたという自分の姿を想像する。

Source: KCTV, 2014/2/7放送

Source: KCTV, 2014/2/7放送
3人は、映画の後で公園で仲直りをする。そして、「高速道路に入ったり、渡ったりするのは止めようね」と約束をする。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
これでアニメは終わるが、このアニメがいつ制作されたのかは出てこない。
このアニメのおもしろい点は、北朝鮮における高速道路の交通量、そして高速道路を横断することが危険と認識されるようになった実態、さらに高速道路建設で人々が遠回りをしなければならなくなった現実という問題である。ありもしない問題を子供たちに「教養」しても仕方がないだろうから、多かれ少なかれこうした問題が北朝鮮でも発生していると言うことなのであろう。
日本に入ってくる北朝鮮での交通事故の「噂」も、党の序列上位者が「謎の交通事故死」をしたという類いのものばかりである。7日付けの『web版毎日新聞』にも「北朝鮮:側近厚遇で基盤強化 幹部息子、海外で治療」という記事が出ており、崔龍海の息子である崔賢哲が乗っていた運転手付きの車が交通事故を起こし、崔賢哲の聴覚機能が低下したためにシンガポールで治療受けたという記事が出ていた。報道によると、運転手は飲酒運転をして崔賢哲に怪我をさせたという理由で「秘密裏に銃殺」されたという。崔龍海の息子といわれる人物の写真も掲載されており、興味深い記事である。
『毎日新聞』、「北朝鮮:側近厚遇で基盤強化 幹部息子、海外で治療」、http://mainichi.jp/select/news/20140207k0000m030155000c.html
しかし、「朝鮮中央TV」に映し出される平壌の様子を見ていると、明らかに交通量は増えている。最近、平壌に行った人の話では、タクシーもかなり走っているそうだし、自家用ではないにしても乗用車の量が増えたとのことである。交通量が増えれば、当然、交通事故の発生率も高まるわけで、これまでは無視することができる程度であった交通事故が、だんだんと社会問題化してきているのかもしれない。
そのようなことが表題の番組を放送した背景になっているのかもしれない。では、番組の内容を簡単に紹介しておく。この番組は子供向きのアニメ番組であるが、登場するのは擬人化した4匹の動物である。
「児童映画:交通秩序をきちんと守ろうね」

Source: KCTV, 2014/2/7放送
「注意しようね、左と右。車が来るかよく見ようね」という歌と共に子供がやりそうな危ない場面が映し出される。
横断歩道のところで左右を確認せずに飛び出そうとする

Source: KCTV, 2014/2/7放送
自転車の2人乗りを戒めているのか、スピードの出し過ぎを戒めているのかは分からないが、後との話との関係で後者であろう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
踏切での一時停止。踏切の遮断機には「止まれ」と書かれている。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ボールを追って道路に飛び出し。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ここかストーリーに入る。「カンチュンイとヤウンイ」(前者がウサギ、後者がネコの名前)

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちが卓球で遊んでいるとヤギの「通信員」おじさんがやってくる。「通信員」おじさんは、子供たちの先生からの手紙を届けてくれるのだが、手紙には「4時から新しい映画を上映するから、みんなドンサン宮殿に集まってください」と書かれている。それにしても「通信員」がヤギとは、偶然の一致かもしれないが「黒ヤギさんからお手紙ついた・・・白ヤギさんたら読まずに食べた」という童謡を思い出してしまった。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちは映画に遅れないように卓球を止めて「ドンサン宮殿」に向かう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
「ドンサン宮殿」は、高速道路の反対側にある。子供たちは「あー、高速道路にはいつでも車が多いなぁ」という。この静止画には車が1台しか出ていないが、動画を見ると車が切れることなく走っている。木の向こうに見える青い屋根の建物が「ドンサン宮殿」である。しかしこの高速道路、片側2~3車線で、白線がきちんと引かれ、緑色のガードレールもある。私が平壌から開城に向かう時走った高速道路は、白線もなし、車もほとんどなし、ガードレールもなしという状況であったのだが。北朝鮮の高速道路もいずれはこうなるというイメージなのかもしれない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
しかし、「ドンサン宮殿」に行くためのは、遠回りをして高速道路の高架橋の下を通らなければならない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌとウサギが遠回りの道に向かって歩き出すと、ネコが「おいみんな、宮殿にはやく行くことができるよ。高速道路を渡ればいいんだよ」と言う。イヌは「それは危ないよ。車が速く走っているから」と反対するのだが、ネコは「そんなの、僕たちが間を縫って渡ればいいんだよ」と言う。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
結局、イヌは危ないからと言いながら遠回りの道の方に歩いて行ってしまう。ネコはウサギに一緒に高速道路を横断しようと誘う。ウサギはイヌの所に走って行き、ネコを止めようと言うのだが、ネコに「意気地無し」と言われたイヌは「止めるならお前が止めろ」とウサギに言って1人で歩いて行ってしまう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ウサギは、なんとかネコが高速道路を横断しないよう考える。良いアイディアが浮かんだのだが、それはネコを追いかけていきわざと転ぶことである。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコは転んだウサギの所に駆けつけて、抱きかかえて立たせようとするが、ウサギは「あー、足が痛い」と言いながら立ち上がろうとしない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコはウサギを何とか立たせて、高速道路を横断しようと誘うが、ウサギは「私はついていけないわ。歩くこともできないのに、どうやって走って渡ったらいいの」という。ネコは「こんなことしていたら、映画が見られなくなっちゃうじゃないか」と怒るが、

Source: KCTV, 2014/2/7放送
木の棒を見つけて肩を貸して遠回りの道を通って「ドンサン宮殿」へと向かうことにする。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
するとそこに、再びヤギの「通信員」おじさんが通りかかる。ネコはヤギの「通信員」に自転車に乗せてくれるよう頼むが、ヤギは「君たち、2人は乗れないなぁ」と言う。ネコは「僕はいいからウサギだけ」とウサギだけ乗せる。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ウサギは心配そうな顔をしながらもヤギの「通信員」おじさんの自転車の後ろに乗っていく。上記の「2人乗り」についてであるが、この場面からは北朝鮮の2人乗り(特殊な補助椅子を設けない荷台への)は問題ないようだ。
ネコは高速道路を横断しようとするが、通過車両が多くて横断出来ない。それだけではなく、白バイも通った。ネコは「ふっー、捕まるところだった」と言う。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
白バイが通り過ぎ、ネコが高速道路を横断しようとするとウサギが戻ってくる。ネコが「なんで戻ってきたんだ!」と怒ると、ウサギは「1人で自転車で楽していこうと乗っていたら、あなたのことが気になって・・・」と言う。当然、ウサギはネコが高速道路を横断しようとすると困るので芝居をしているだけである。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌは既に「ドンサン宮殿」に到着しており、ネコたちが着かないので心配している。
ネコは「自転車で行けと言っただろう」と怒りながらも、ウサギを連れて行くことにする。高速道路の高架橋の下を歩いているとウサギの親戚の叔父さんが乗ったトラックが通りかかる。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
このアニメは北朝鮮で制作されたものであり、車は右側通行である。しかし、なぜかウサギの叔父さんが運転するトラックは右ハンドルだ。これが、サイドミラーに映し出されるウサギとネコの姿と叔父さんを一緒に出すための工夫なのか、北朝鮮では日本から持ち込んだ右ハンドルのトラックも多く用いられているという現実の反映なのかは分からない。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
子供たちは荷台に乗るが、叔父さんは「助手席に乗れ」と言う。しかし、子供たちは「僕たちはこっちの方がいいです」と言って、荷台に乗ることにする。日本の道交法では違反となるが、北朝鮮ではトラックの荷台に人を乗せて運ぶことが一般的に行われているためか、アニメの中での問題とされない。普通のアニメであればこれほどこだわる必要もないのであろうが、このアニメは「交通秩序教養」アニメなのでこだわってしまう。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
イヌが心配しながら待っていると、ネコとウサギを乗ったトラックが「ドンサン宮殿」に到着する。ウサギは「もうここまで来たから、杖はいらないよ」と杖を放り投げ、トラックから飛び降りる。そしてイヌの所に行き、自分が足が痛いふりをしていたことをイヌに耳打ちする。ネコはこの場ではじめて騙されていたことに気付くが、なぜウサギが騙したのかということにまで考えが及ばず怒り出す。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
ネコは怒りが収まらないが、3人は映画館に入っていく。今日上映される映画は「クルグリ(ゾウの名前)はなんで泣いたのでしょうか}」という映画である。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
映画の内容は、ゾウのクルグリが高速道路を無理に横断しようとして車に轢かれてしまうという内容である。ネコは、ゾウに自分を投影し、高速道路を無理に横断していたら大変なことになっていたという自分の姿を想像する。

Source: KCTV, 2014/2/7放送

Source: KCTV, 2014/2/7放送
3人は、映画の後で公園で仲直りをする。そして、「高速道路に入ったり、渡ったりするのは止めようね」と約束をする。

Source: KCTV, 2014/2/7放送
これでアニメは終わるが、このアニメがいつ制作されたのかは出てこない。
このアニメのおもしろい点は、北朝鮮における高速道路の交通量、そして高速道路を横断することが危険と認識されるようになった実態、さらに高速道路建設で人々が遠回りをしなければならなくなった現実という問題である。ありもしない問題を子供たちに「教養」しても仕方がないだろうから、多かれ少なかれこうした問題が北朝鮮でも発生していると言うことなのであろう。