「永遠の太陽の聖地として万代に輝かせようと」:張成沢の顔にぼかし?、張成沢をカット、金敬姫はカットされず、金国泰死去 (2013年11月14日 「朝鮮中央TV」)
張成沢裁判の記事を書きながら横目で見ていた表題番組を14日、「朝鮮中央TV」が放送した。この記事を書いている今も同テレビが再放送をしている。番組自体は、金正恩が「錦繍山記念宮殿」を「錦繍山太陽宮殿」と改め、内部改装、さらには周囲を公園化したことを紹介・称賛するものである。画像としては、丁重に白い布で包まれた「将軍様列車」がクレーン車でつり上げられながら運び込まれる場面など、興味深いものがあるが、本記事では、張成沢事件関連の部分のみに注目することにする。
まず、おもしろかったのは番組の初めの方で金正恩が何かを指導している場面である。よく見ると、右隅に立っている軍服姿の男性の顔にぼかしが掛けてある。この場面が過去に放送されていれば、誰なのか確認できるが、それを見つけ出すのは大変な作業となるので、見送った。金正恩との距離などからして、可能性が高いのはやはり張成沢であるが、もしかすると「一味」の方なのかもしれない。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
なぜカットした場面を使わなかったのか分からないが、右端をカットすると金正恩が中心からずれてしまうということと、カット&拡大をすると金正恩の胴体が変な位置で切れてしまうという問題があったのだろう。まさか、「粛清懲罰」されたことを見ろとばかりにぼかしを掛けているということはないと思うのだが。
次に、張成沢と金敬姫の登場シーンである。まず、2012年12月の金正日1周期に「錦繍山太陽宮殿」を訪問した一行の様子を紹介しておく。
金正恩の右に軍服を着た人に挟まれて立っている張成沢。旗が置かれている左端から3番目が金敬姫。この2人、「公務」だからなのか、並んで座ることはなかったようだ。

Source: KCTV, 2012/12/17放送
次が昨日放送された表題番組の中での様子である。整列ラインに到達する直前の映像であるが、崔龍海の横にいる張成沢は写っていない。しかし、金敬姫は同じポジションにいる。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
整列ラインに至ったシーンでは、崔龍海が半分だけ写るようギリギリのカットをしている。崔龍海全身を入れると「万古逆賊」が写ってしまうからであろうか。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
別件ではあるが、労働党中央委員会政治局委員である金国泰(金策の子)が13日18時20分に急性心不全で死亡したと14日「朝鮮中央通信」が報じた。タイミングが微妙だったので「まさか」と思ったが、89歳という高齢による自然死のようだ。先ほど「朝鮮中央TV」がその事実を報じ、国葬委員会の名簿を読み上げていた。その序列には関心があるのだが、これについては別記事に書くことにする。
偶然とはいえ、13日の金曜日なのか・・・
まず、おもしろかったのは番組の初めの方で金正恩が何かを指導している場面である。よく見ると、右隅に立っている軍服姿の男性の顔にぼかしが掛けてある。この場面が過去に放送されていれば、誰なのか確認できるが、それを見つけ出すのは大変な作業となるので、見送った。金正恩との距離などからして、可能性が高いのはやはり張成沢であるが、もしかすると「一味」の方なのかもしれない。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
なぜカットした場面を使わなかったのか分からないが、右端をカットすると金正恩が中心からずれてしまうということと、カット&拡大をすると金正恩の胴体が変な位置で切れてしまうという問題があったのだろう。まさか、「粛清懲罰」されたことを見ろとばかりにぼかしを掛けているということはないと思うのだが。
次に、張成沢と金敬姫の登場シーンである。まず、2012年12月の金正日1周期に「錦繍山太陽宮殿」を訪問した一行の様子を紹介しておく。
金正恩の右に軍服を着た人に挟まれて立っている張成沢。旗が置かれている左端から3番目が金敬姫。この2人、「公務」だからなのか、並んで座ることはなかったようだ。

Source: KCTV, 2012/12/17放送
次が昨日放送された表題番組の中での様子である。整列ラインに到達する直前の映像であるが、崔龍海の横にいる張成沢は写っていない。しかし、金敬姫は同じポジションにいる。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
整列ラインに至ったシーンでは、崔龍海が半分だけ写るようギリギリのカットをしている。崔龍海全身を入れると「万古逆賊」が写ってしまうからであろうか。

Source: KCTV, 2013/12/14放送
別件ではあるが、労働党中央委員会政治局委員である金国泰(金策の子)が13日18時20分に急性心不全で死亡したと14日「朝鮮中央通信」が報じた。タイミングが微妙だったので「まさか」と思ったが、89歳という高齢による自然死のようだ。先ほど「朝鮮中央TV」がその事実を報じ、国葬委員会の名簿を読み上げていた。その序列には関心があるのだが、これについては別記事に書くことにする。
偶然とはいえ、13日の金曜日なのか・・・