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    モランボン・国家功勲楽団合同公演、21世紀楽団・国家功勲楽団合同公演 (2013年10月17日、20日 「朝鮮中央TV」)

    モランボン楽団と国家功勲合唱団との合同公演、ロシア・21世紀管弦楽団と国家功勲合唱団との合同公演などがあった。前者については、私の予想は外れ、金夫妻が鑑賞したバージョンの放送であった。そうではあったが、前日に放送された21世紀楽団単独公演とは比較にならないほどの内容であったことは間違いない。派手な照明やレーザー光線の使用、ステージの壮大さ、カメラワークなど、「文明強国」を強調するにはあまりある内容であった。

    これまでのモランボン公演を見直してはいないが、歌手の顔のクローズアップと全身映像との合成は今回の使用が初めてだったような気がする。
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    Source: KCTV,2013/10/17放送

    過去記事でも取り上げた「祖国賛歌」は、ピアノ伴奏のみから始まるというなかなか素敵な編成であった。
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    Source: KCTV,2013/10/17放送

    「偉大なその名前は勝利の旗」という金正恩称賛ソングも登場した。最近は、金正恩称賛ソングがたくさん出てきており、どの曲が新曲なのか分からなくなっている。この曲もこれまでのモランボン公演では歌われていないので、比較的新しい歌だとは思う。過日、子供たちが登場する教育系番組を見ていたのだが、こちらでも恐らく学校で歌われている、モランボン公演では出てこないような「金正恩先生に歩みを合わせて」などの金正恩称賛ソングが多数登場した。
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    Source: KCTV,2013/10/17放送

    ところで、李雪主夫人が登場したとき、「金日成・金正日バッジを着用していない」とさんざん騒がれたが、その後、彼女がバッジを付けている姿はあまり目にしていない。記憶は若干曖昧であるが、どこかの視察に同行したときに付けていたのかも知れないが、映像を見る限りは相変わらずバッジを付けていないように見える。「付け忘れた」と言われないように付けないことで貫徹しているのか、あるいは「ファッション的に」付けないのか分からないが、後者であるとすればこれはなかなか大変なことである。
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    Source: KCTV,2013/10/17放送

    一方、21世紀管弦楽団と功勲合唱団との合同公演は、21世紀管弦楽団単独公演よりも盛り上がっていた。やはり、朝鮮曲が多く含まれていたことがその要因だとは思うが、音楽音痴の私が聞いても、合同公演の方が演奏に重みがあったような感じがする。全体の流れを見ていると、こちらの公演は朝露友好を強調するものであったといえる。

    ロシア人歌手と手を繋いで「永遠の友」を歌う金ホンサン(?)この曲は洋楽であるが、オリジナル曲名が分からない(しばしば耳にする曲ではるが)。朝鮮語では「友(ロッドマンが金正恩を『友』と呼んだことを朝鮮語訳したときに使われたのと同じ単語)」となっているが、歌詞や曲調はラブソングである。
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    Source: KCTV,2013/10/20放送

    この曲は、英語とスペイン語(多分)で歌われている。原曲がそうなっているのかもしれない。おもしろかったのは、左のロシア人男性が曲終了後も朝鮮女性の手をずっと握り続けていたことである。これが想定外の行動であったのか、朝鮮女性は右側の2人に手を差し出し4人が手を繋いだ状態で礼をした。しかし、その後もロシア人男性はこの女性の手を握り続け、舞台の袖まで送っていった。ロシアン・コーテーシーと北朝鮮の美風の衝突のようでおもしろかった。
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    Source: KCTV,2013/10/20放送

    きちんとエスコートをするロシア人歌手(左)。これを見て、朝鮮人民は「カッコイイ」と思ったのだろうか。
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    Source: KCTV,2013/10/20放送

    この公演では、歌なしの「パルコルム」も朝露合同で演奏されたが、かなり派手に管楽器が「プー」という変な音を出していた。私の耳でもはっきりと聞き取れるほどだったので、相当なミスだと思う。曲目が曲目だけに少しまずい気もするのだが。

    そして、当然、21世紀楽団長が「銀河3-2号」打ち上げ成功を祝して作曲した「星に向かって前進」も演奏されたが、なかなか面白い演出があった。なんと、舞台の袖から朝露両国の国旗を持った宇宙飛行士が登場するではないか。これを見て、ロシアの国際宇宙ステーションで北朝鮮の宇宙飛行士が活躍する日はいつ来るのだろうかと考えてしまったが、実はこの2人両国のドラマーでその後、ドラムソロの競演を行った。
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    Source: KCTV,2013/10/20放送

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    Source: KCTV,2013/10/20放送

    演奏会は両楽団の指揮者が一緒に指揮をする「人民が愛する我々の領導者」で幕を閉じる。ロシア人女性歌手と朝鮮人男性歌手が曲の一部を2人だけで歌い上げるが、なかなか素晴らしい声である。
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    Source: KCTV,2013/10/20放送

    「朝鮮中央TV」では、報道番組の中で21世紀管弦楽団の団長らのインタビューを放送していた。ロシア語なので何を言っているのか分からなかったが、朝鮮語字幕を読む限りではモランボン楽団や功勲合唱団を絶賛していた。確かに素晴らしかったので、本当にそのようなことを言っていたのであろう。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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