「金正恩元帥様がデニス・ロッドマンとその一行とお会いになった」 (2013年9月6日 「朝鮮中央通信」)
金正恩さんが、ロッドマン一行と会見したと「朝鮮中央通信」が報じた。日程は、前回のロッドマン訪朝時とほぼ同じで、会見後に4.25チームと鴨緑江チームのバスケット試合を観戦し晩餐会を催している。今回は4人程度と前回と比べると小規模の訪朝のようで、テレビ局も同行していないようだ。
日本の寿司職人が、訪朝して金正恩さんと抱擁し、その後、再訪朝を認められなかったのに対し、米国に帰国後、テレビ番組に出演し、金正恩エピソードをあれこれと語ったロッドマンの訪朝を許可し、さらに会見まで行っていることは、彼のバスケットに対する思い入れもさることながら、やはり米国とのスポーツ・文化交流を通じた関係改善を念頭に置いたものであろう。
金正恩さんはロッドマンに対しては「良い季節に、友人として我が国を再び訪問した」、「いつでも訪問して楽しい日々を過ごすように」と話し、ロッドマンも「(金正恩と)親しい関係になることができたので、再び訪問した」と語ったという。
一方、ロバート・キング北朝鮮人権問題特命大使の訪朝は米国が米韓合同演習「乙支フリーダム・ガーディアン」にB-2A戦略爆撃機を投入したという理由で直前で取り消されたが、そちらを取り消しておきながら、直後にロッドマン一行を招き歓待しているところなど、なかなか上手い使い分けである。
晩餐会には、李雪主夫人も出席しているとのことである。このようすを伝える「録画報道」か「記録映画」が楽しみだ。
『朝鮮中央通信』、「김정은원수님께서 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf;jsessionid=5E714BCF2502BA8FE14FAAA51F38AF07
<追記>
『労働新聞』に写真付きの記事が出ていた。
金正恩さんが白の半袖シャツ姿で登場したのはこの写真が初めてのはずだ。左下の写真にはヘリコプターのローターらしきものが映り込んでいるが、彼はヘリコプターでさっそうと舞い降りたということであろうか。撮影された場所は、平壌市内か平壌近郊のはずなので、ヘリコプターなど使う必要は全くないはずなのだが、ロッドマン一行に米国大統領のようにヘリコプターでの飛来を見せたかったというだけではなく、『労働新聞』に敢えてローターが映り込んだ写真を使っていることからして、朝鮮人民に対してもそれをアピールしようとした可能性が高い。父はヘリコプターはもちろん、飛行機にも乗らなかった人だとのことなので、父との差別化を図りながら、新しい自分の時代を強調したいのではないだろうか。思えば、「先軍節」を記念日にしてしまったのも、父への敬意や先軍の強化事業ということと同時に、過去と現在の線引き的な意味合いがあるのかも知れない。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
バスケット試合は、前回のように平壌市民と共にではなく、幹部が同席しただけのようだ。もしかすると、ロッドマン訪朝が急だったので、人民動員やセキュリティー管理が間に合わなかったのかも知れない。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンのプレゼントは、バスケットボールとチームのユニフォームのようだ。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンと親しく話す金正恩。別記事にしようと思っていたのだが、最近の現地指導報道でも、彼の笑顔が目立っている。しかし、外国人、しかも朝鮮人民に言わせれば「入れ墨、帽子、ピアスなどなど、得体の知れない外国人」と満面の笑みをたたえながら話をする金正恩さんも、ある意味、衝撃的であろう。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンは帰国後、またテレビでもものを言うのであろうが、何を言うのかが楽しみだ。
日本の寿司職人が、訪朝して金正恩さんと抱擁し、その後、再訪朝を認められなかったのに対し、米国に帰国後、テレビ番組に出演し、金正恩エピソードをあれこれと語ったロッドマンの訪朝を許可し、さらに会見まで行っていることは、彼のバスケットに対する思い入れもさることながら、やはり米国とのスポーツ・文化交流を通じた関係改善を念頭に置いたものであろう。
金正恩さんはロッドマンに対しては「良い季節に、友人として我が国を再び訪問した」、「いつでも訪問して楽しい日々を過ごすように」と話し、ロッドマンも「(金正恩と)親しい関係になることができたので、再び訪問した」と語ったという。
一方、ロバート・キング北朝鮮人権問題特命大使の訪朝は米国が米韓合同演習「乙支フリーダム・ガーディアン」にB-2A戦略爆撃機を投入したという理由で直前で取り消されたが、そちらを取り消しておきながら、直後にロッドマン一行を招き歓待しているところなど、なかなか上手い使い分けである。
晩餐会には、李雪主夫人も出席しているとのことである。このようすを伝える「録画報道」か「記録映画」が楽しみだ。
『朝鮮中央通信』、「김정은원수님께서 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf;jsessionid=5E714BCF2502BA8FE14FAAA51F38AF07
<追記>
『労働新聞』に写真付きの記事が出ていた。
金正恩さんが白の半袖シャツ姿で登場したのはこの写真が初めてのはずだ。左下の写真にはヘリコプターのローターらしきものが映り込んでいるが、彼はヘリコプターでさっそうと舞い降りたということであろうか。撮影された場所は、平壌市内か平壌近郊のはずなので、ヘリコプターなど使う必要は全くないはずなのだが、ロッドマン一行に米国大統領のようにヘリコプターでの飛来を見せたかったというだけではなく、『労働新聞』に敢えてローターが映り込んだ写真を使っていることからして、朝鮮人民に対してもそれをアピールしようとした可能性が高い。父はヘリコプターはもちろん、飛行機にも乗らなかった人だとのことなので、父との差別化を図りながら、新しい自分の時代を強調したいのではないだろうか。思えば、「先軍節」を記念日にしてしまったのも、父への敬意や先軍の強化事業ということと同時に、過去と現在の線引き的な意味合いがあるのかも知れない。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
バスケット試合は、前回のように平壌市民と共にではなく、幹部が同席しただけのようだ。もしかすると、ロッドマン訪朝が急だったので、人民動員やセキュリティー管理が間に合わなかったのかも知れない。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンのプレゼントは、バスケットボールとチームのユニフォームのようだ。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンと親しく話す金正恩。別記事にしようと思っていたのだが、最近の現地指導報道でも、彼の笑顔が目立っている。しかし、外国人、しかも朝鮮人民に言わせれば「入れ墨、帽子、ピアスなどなど、得体の知れない外国人」と満面の笑みをたたえながら話をする金正恩さんも、ある意味、衝撃的であろう。

『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 우리 나라를 방문하고있는 미국 NBA 이전 선수 데니스 로드맨과 그 일행을 만나시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-09-07-0002&chAction=T
ロッドマンは帰国後、またテレビでもものを言うのであろうが、何を言うのかが楽しみだ。