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    「Olympus has fallen」 (2013年3月)

    マレイシアに行っており、しばらく記事を書けなかった。クアラルンプールからは高麗航空の不定期便が平壌に飛んでいるはずである。以前、中国系の旅行社が外国人を対象にクアラルンプール経由で平壌に入るツアーを募集しているのを見たことがある。

    私は、クアラルンプールから成田に戻ってきたのだが、それなりに長い空の旅である。現地を11時頃(マレイシア時間)に発って、日本には19時(日本時間)に着く。約7時間のフライトになり、機内では昼食と夕食代わりの軽いスナックが出た。

    こんなことは拙ブログとは全く関係ないのだが、機内で思ったのは、高麗航空の7時間の旅はどうなのかということである。私は平壌から瀋陽まで高麗航空に乗ったが、時間的にはたいしたことなかった。機内食も謎のハンバーガー(と呼ぶべきかどうかは大いに疑問)を食べただけであった。しかし、クアラルンプールから平壌への「長旅」ではどんなものを出すのであろうか。また、機内エンターテイメントもずっと北朝鮮音楽(カラオケ画面)を流し続けるのであろうか。それとも、北朝鮮映画を上映するのであろうか。今回は、マレイシア航空で成田に戻ったが、機会があれば、高麗航空で平壌に行ってみたいものである。

    そのマレイシア航空の機内では、機内エンターテイメントのハリウッド映画を見た。実は、ある報告をでっち上げるために「私が見た国」をノートPCに仕込んでおいたのだが、他の乗客が見ていたこの映画に人民軍の閲兵式風景が出ていたので、見ることにした。

    この映画は「Olympus Has Fallen」という2013年3月に公開された映画である。途中でうとうとしたので、ストーリーをきちんと理解したかどうか自信はないが、北朝鮮についてだけ大体のことを書くと以下のとおりである。映画は、北朝鮮がDMZ周辺に兵力を集中させ、南北関係が緊張しているところから話が始まる。一触即発という状況という設定である。舞台はホワイトハウスであるが、そこに韓国の「首相」(大統領ではない)が米大統領と懸案を討議するためにやってくる(格が違うのであるが)。韓国首相他、韓国のデリゲーションは「太極旗バッジ」を付けている。

    韓国首相一行がホワイトハウスに到着し、大統領と会談を始めると、国籍不明の輸送機が飛来する。米軍戦闘機がスクランブル発進をして国籍不明機を退去させようとするが「秘密兵器」で撃墜されてしまう。結局、この国籍不明機は撃墜されるのであるが、その間に「朝鮮語を話す」一団がホワイトハウスに侵入する。

    一方、米大統領は国籍不明機の飛来を受け、韓国首相と共に地下壕にに避難する。しかし、米韓双方の警護員に裏切り者がいる。リーダーは、韓国側の警護員を装った「テロリスト」である。彼らは、朝鮮語を話す一団を地下壕に入れ、地下壕は大統領や首相など人質と共に占拠されてしまう。

    テロリストは米国の第7艦隊など、韓国に展開する米軍の撤収を要求する。これなど北朝鮮の主張と合致しているのであるが、韓国軍は役立たず扱いで、米軍が撤収すれば朝鮮半島には「統一北朝鮮」が誕生するということになっている。米国は、大統領の安全ともう一つの理由により、朝鮮半島からの米軍撤収を決定する。一方、北朝鮮は、この事件への関与を否定する。

    テロリスト同士は朝鮮語で話し、また、米国人を「痛めつける」時には朝鮮語で悪態をついている。テロリストは「朝鮮語」が上手すぎて、聞き取れない部分も多く、そういうところでは英語字幕を見た。一度だけではあるが、仲間のテロリストに話しかけるときに「XXドンム」と言っていたのが、北朝鮮らしい部分ではあった。

    私の関心は、北朝鮮の関与如何や米国の報復であるのだが、映画ではその辺りは扱わない。ただ、テロリストは個人的な恨みで米国を破壊することを目的としたようである。その方法は映画をご覧いただきたいのだが、米国で「(北朝鮮のように)飢餓を発生させたい」らしい。

    テロリストがホワイトハウスを攻撃する場面は、uriminzokkiriが作成した「We are the World」が流れる中で米国が火の海になる動画「銀河-9号に乗って」に何となく繋がる。順序では「銀河-9号に乗って」が先になるのだが、この時点ではこの映画は既にできあがっていたはずなので、何とも奇妙な偶然の一致である。

    結局、「ダイハード」に登場するのジョン・マクレーンのような一匹狼がホワイトハウスに潜入しテロリストを殲滅する。彼は情け容赦なテロリストを殺害するのであるが、何となく銃を撃ってシューティングゲームのように敵を倒すのではなく、椅子に縛られたテロリストを拷問した後にとどめをさしたり、倒れている裏切り者の米国警護員やテロリストのリーダーにもナイフでとどめをさす。この辺りが米国の徹底した「報復」と「勝利」の象徴なのであろう。

    お決まりのアルカイダ系テロリストを扱った映画であれば見なかったかも知れないが、北朝鮮が登場したので最後まで見てしまった。閲兵式の映像は北朝鮮の映像を使っていたが、さすがにいずれの金さんも出てこなかった。また、韓国首相一行が太極旗バッジを付けていたのに対し、テロリストは北朝鮮バッジを付けていなかった。この辺り、若干の気遣いなのであろうか。

    Olympus Has Fallen official HP, http://olympusmovie.com/#

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
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    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
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    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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