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    子宝の神様:誰の子なのかは永遠の謎、2024/03/29追記も (2024年3月18日)

    プーチンから贈呈された車を「元帥様」が初めて公務に使ったという「(第1)副部長同志」の「談話」も出ているが‥

    ブータンには野良犬がたくさんおり、4時ごろになるとあちこちで吠えまくるので目が覚める。あたりはまだ暗く、フクロウのような鳴き声も聞こえる。そもそも日本と3時間時差があるので、こちらの4時は日本で目が覚める時間でもある。

    18日は、子宝の神様、ドゥクパ・キンレイが祀られているチミ・ラカンというお寺に行った。この神様、はちゃめちゃで面白い。正確な伝承と異なるかもしれないが、ガイドの話の方が分かりやすく、面白かったので忘れる前に書いておく。

    チミ・ラカン寺
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    Source: 2024/03/18

    ガイドは、ドゥクパ・キンレイを神様ではなく「お坊さん」と呼んでいる。修行をして、すごいパワーを身につけた「お坊さん」ということなのだろう。なぜ持っていたかは忘れてしまったが、この「お坊さん」弓と矢を持っている。ある日、この「お坊さん」は「綺麗な女と旨い酒があるところに飛んでいけ」と言って矢を放った。矢は遠くまで飛んで、ブータン中部のプナカという村の民家に落ちた。このお坊さんは矢が落ちた民家にやってきた。そこには人妻の「綺麗な女」がおり、「お坊さん」に「お茶をどうぞ」と差し出した。すると「お坊さん」は、「お茶は私が上げよう」と言って、その「綺麗な女」の家に「泊まった」。

    この「お坊さん」は、スーパー男性器の持ち主で、「お茶」は「男性の体液」のことのようだ。「綺麗な女」の夫が帰宅し、「お坊さん」が妻にしたことに激怒し、剣を持ち出して「お坊さん」を斬り殺そうとした。しかし、お坊さんのスーパー男性器には太刀打ちすることができず、刀はくの字に曲がってしまった。その後、この夫婦がどうなったのかの部分は忘れてしまったが、普通に考えれば、この「お坊さん」はとんでもない輩ということになる。

    しかし、この「お坊さん」は人民のためにパワーを使って悪魔退治もする良い「お坊さん」ということになっている。現在の首都ティンプーからプナカ(矢が飛んできた場所)に至る道にはドチュ・ラという標高3100m程の峠がある。その昔、この峠に悪魔が住んでおり、往来する人々を捕まえては食べていた。「お坊さん」は悪魔退治をするためにドチュ・ラ峠に行った。悪魔は「お坊さん」を食べようとしたが、「お坊さん」がスーパー男性器を出すと恐れ慄いて逃げ出した。峠を半分ほど降りたところで、悪魔たちは犬になってしまった。そして、やっとのことでプナカの村に辿り着いたのだが、小高い丘の上で死んでしまった。今、犬が死んだ場所には、この「お坊さん」が祀られているチミ・ラカンというお寺があり、「お坊さん」が子宝の神様として祀られている。

    このお寺には、結婚してもなかなか子供ができない夫婦がやってきて、「お坊さん」に子供を授けてくれるようにお願いする。しかし、この「お坊さん」は一筋縄では行かない。夫婦でやってきても夫はお寺の外にある菩提樹の下で待たねばならず、妻と一緒にお寺に入ってはならない(「お願い」のためでなければ男性もお寺に入れる)。ある夫は、妻がお寺に入ってなかなか出てこないので、痺れを切らして見に行った。スーパー男性器をもつ「お坊さん」に何をされているかわからないからだ。なので、この夫婦には結局、子供はできなかった。また、ある夫は、心配なので妻と一緒に妻の妹をお寺の中に入れ、自分は菩提樹の下で待っていた。「お坊さん」女性であれば、何人入ってきても喜ぶので、結局、この夫婦には子供ができた。問題は、その子が「お坊さん」の子なのか、自分の子なのか分からないというところなのだが、それは「永遠の謎」となっているようだ。

    男性が待期する菩提樹の木。
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    Source: 2024/03/18

    では、お寺の中に入ると実際に何をされるのか。(小乗仏教のお祈りの仕方だと思うが)ブータン式のお祈りを3回して、お賽銭を差し出すと、お坊さん(普通の人)が「お坊さん」のスーパー男性器を模った木、牛の骨で作った棒で頭を叩いてくれる(痛くないように、先端には布が巻かれている)。「お願い」でなければ、男女問わずお祈りをして賽銭を出せば、頭を叩いてくれる。

    それで、子宝の神様である「お坊さん」のご利益はあるのか。一番分かりやすいのが、今の5代目国王の話だ。5代目の国王は結婚後、3年間、子供ができなかった。そのため、妃と共にこの寺にやってきて「お願い」をした。ガイドに聞くのを忘れてしまったが、国王とはいえ、妃とお寺の中に入らず菩提樹の下で待っていたのだろう。お願いをしてすぐ、国王夫妻は子宝に恵まれ、今は3人の子供がいる。 国王陛下に大変申し訳ない間違いをしてしまった。5代目国王はこのお寺には来ていない。婚姻3年目に子宝を授かるようにお願いしたのは、首都ティンプーの丘の上にある大きな大仏像の中に妃が観音像をお供えしたということだった。この話と子宝寺の話がごちゃごちゃになってしまった。

    <追記>
    首都ティンプーを見下ろすように丘の上に安座する仏像。ブータンの僧がインドで瞑想旅行中に出会った中国の仏教に熱心な「篤志家」からの資金援助で、国王から特別に使用許可を得た国有地に建造されたというのが「案内員」の説明。建造の過程で尼が建設資金を持ち逃げし、土地建物や自家用車を購入。その後、持ち逃げが発覚し、土地建物や自家用車は没収され、尼は刑務所に収監されたという逸話もある。中国の「篤志家」が本当に「篤志家」だったのか、ブータンでの影響力を拡大するための中国政府の「使者」だったのかは分からない(ブータン人はチベット問題もあり、中国に対しては良い感情を持っていないというのが「案内員」の説明。「チベットを中国に持って行かれた」と言っていた)。仏像の台座内部が観覧可能で、上記の観音像はそこにある。

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    Source: 2024/03/17

    お寺には子宝に恵まれた夫婦がお礼参りにやってくる。ガイドのお母さんもガイドが生まれた後、供物を持ってお寺にお礼参りにやってきたそうだ。

    お寺の周辺の食堂で昼食を食べたが、食堂のど真ん中には「お坊さん」のスーパー男性器の大きな置き物が置かれていた。

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    Source: 2024/03/18

    <追記>
    その後、各所でスーパー男性器の飾りや絵が見られた。子宝と悪魔退治という2つのパワーを兼ね備える「お坊さん」のスーパー男性器はブータン人民にとっては大切なお守りなのだろう。

    ジャッカル自動車洗車場のゲート。自動車洗車場は各所にあり、ブータンでもモータリゼーションが進行していることが分かる。
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    Source: 2024/03/20

    お寺にある「聖水」が出ているパイプの形状もよく見ると…
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    Source: 2024/03/20

    民家の壁。
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    Source: 2024/03/24

    峠やお寺外部(寺の内部は撮影禁止。なので、いかにもという顔つきの「お坊さん」の絵の写真はない)の写真はあるので、追って。<追記>土産物屋で「お坊さん」の絵画を売っていたが、高かったので買わなかった。凄いパワーがある「お坊さん」なので、少し高くても買っておけば良かったと後悔している。

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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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