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    ハノイの「歩き方」:朝鮮大使館、閉店した高麗食堂、レーニン銅像 (2024年3月15日)

    15日、閉店した高麗食堂を目指してハノイ市内を歩いてみた。

    私が泊まっているホテルはいわゆる旧市街にあるホテルなのだが、高麗食堂までの距離は約7キロある。平地の7キロなど朝飯前と思って出かけたのだが、実は全然、そうではなかった。

    何が大変だったかというと、まさに「歩き方」。中国でバイクや電動自転車が歩道を爆走し、車優先の騒然とした街の中を歩くのは慣れているつもりだったが、ハノイのバイクには歯が立たなかった。全ての道とは言わないが、今日、歩いた道の中に事実上、歩道がない道があった。歩道らしきものはあっても、バイクの駐輪場になっており歩けない。そして、バイクが横5列ぐらいになって走り、さらにそれをそれを右から追い越して行く者、スマホを見ながら(文字通り)前を全く見ずに走る者、話をしながら並走する者などがいる。なので、歩行者は路上に止まっているバイクと走っているバイクの間50cmぐらいの隙間を歩くことになる。

    これ、神経を使うなんてもんじゃない。ベトナムは自動車・バイクは右側通行なのだが、左側通行で走ってくるバイクもいるので、前にも後ろにも神経を使わなければならない。帰り道、バイクには少し慣れたと思いながら歩いていたら、今度はバスが来た。バスにはクラクション連発装置が装着されており、それでバイクを散らしながら走ってくる。歩行者などほとんど気にする様子はなく、実感で10cmぐらいのところを通り過ぎていった。

    思えば、歩いているベトナム人民は、物売りのおばさんぐらいで、人が歩いていることなど想定されていないのかもしれない。もちろん、幅の広い歩道があり、バイクが駐輪されていても歩ける道もあるのだが、とにかくこの道は怖かった。おまけに、昨日降った雨で道は濡れており、ズボンの後ろに泥がいっぱい跳ね上がっていた。昼間でこうなのだから、夜歩くのは自殺行為なのかもしれない。

    それと歩行者用の信号。歩行者用の信号はあってもないに等しいし、場合によっては無視した方が安全に道を渡れる。つまり、車を止める効力がある信号で車が止められている間に渡ってしまわないと、道路はいつまでも渡れない。しかし、その間もバイクはどこからともなく走ってくるので、十分に注意しなければならない。さらに、道を一気に渡ることを考えてはいけない。これはフィリピンなどで学んだことだが、車の切れ目を縫って中央まで行き、そこでワンステップおいて続きを渡る。

    さらに、バイクが切れ目なく走ってくる場合は、ある程度、思い切って渡ると相手が速度を落とすことも分かった。そして、クラクションはご愛嬌なのでいちいち気にしない。

    以上の交通違反や危険行為を決して推奨するわけではないが、どうやらそれが現実的な「歩き方」のような気がしたので体験談として書いておく。

    それでまず目指したのが、朝鮮大使館。「元帥様」がハノイ訪問をしたときに大使館員を慰労するためにやってきた場所だ。大使館の壁にはその時の写真が貼り出されていた。撮影をしようと思ったが、警備の警察官もおり、トラブルになると面倒なのでやめておき、少し離れた場所から大使館の写真を撮った。本国との通信用だろうか、屋上には短波帯用と思われるログペディ・アンテナがあった。付近でずっと傍受していると、時々、強力な電波が出ているのかもしれない。

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    そして、もう少し歩いていくと公園のような場所があったので、立ち寄ってみた。文廟というところらしいが、旧市街から流れてきた思われる外人だらけだった。主として欧州人で、同行したベトナム人ガイドがグループ毎に色々な言語で説明をしていた。

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    さて、ここから上に書いた危険な道を通って高麗食堂を目指した。旧市街は外人でごった返しているが、そこを抜けると外人はいなくなる。途中、大きなデパートがあり、トイレを借りるために立ち寄った。H&Mやサムソナイト、アディダスなど、外国ブランドの店が入っているが、平日だったからかもしれないが、客はほとんどいなかった。1階にあるカフェだけはそれなりに賑わっていた。朝鮮のテソン百貨店の方がよほど盛況だった。

    閉店した高麗食堂は、実は食堂街にある。色々が食堂があり、その一角に位置していたという感じだ。
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    ここまで寄り道をしながら10キロほど歩いて、寂しい高麗食堂も見たので、食事をすることにした。本来なら、高麗食堂で平壌冷麺ということになるはずだったのだが、残念な限りだ。しかし、ホテル周辺の外人だらけの食堂ではなく、静かな食堂でベトナム人民に混ざってベトナム料理を食べられたのは良かった。タクシーで来れば大した距離ではないので、外人がいない静かなレストラン街を目指すなら、高麗食堂周辺はおすすめだと思う。小綺麗なレストランが並んでいる。下の店で食べたが、600円ぐらいでお腹いっぱい食べられた(昼間なのでビールはなし、というか行軍の続きもあったし)。

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    腹ごしらえをして、再びホテルに向かって行軍した。途中、朝鮮大使館近くのレーニン公園に立ち寄った。ここも外人には不人気なようで、外人らしき姿は見られず、ベトナム人民がトランプなどで遊んでいた。
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    で、レーニン同志はどこにいるのというと、公園の外の広場のようなところにいた。
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    銅像前の道路を渡ったところには国旗掲揚台とベトナム軍事歴史博物館があるのだが、あいにく金曜は休館日で観覧することができなかった。米帝に戦勝した博物館を観覧できなかったのは悔やまれる。
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    grabおばさんもいた。信号のところでスマホを見ていたらベトナム語で話しかけてきた。何を言っているのかもちろん分からなかったが、grabのジャケットを着ていたので、もしかするとタクシーかバイクを手配してやるという話だったのかもしれない。外人がたくさん来るような場所ではなかったので、基本はベトナム人相手の商売だったのかもしれない。

    そして、バイクおじさん。軍事史博物館が休みでがっかりしていたら、話しかけてきた。どこから来たと聞くのでJapanと答えたら、手帳をペラペラめくり、下手くそな文字で日本語が書かれたページを開いた。設定としてはこのおじさんに世話になった日本人が書いたということなのだろうが「この人はボッタクリもしないし、親切で‥」と。各ページに異なる言語で同じことが書かれているようだった。米帝の飛行機の残骸の写真を見せながらフリー(無料)で連れていってやると言っていたが、そもそもバイクなど乗りたくなかったし、世の中にフリーは存在しないのは市場経済システムを導入したベトナムでも同じこと。疲れているからと丁重にお断りした。

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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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