「戦略巡航ミサイル水中発射訓練実施」:李ビョンチョルは訓練場にいたのか (2023年3月13日 「朝鮮中央通信」)
Source: KCTV, 2023/03/13
13日、「朝鮮中央通信」に以下。
**************
戦略巡航ミサイル水中発射訓練実施
전략순항미싸일 수중발사훈련 진행
(평양 3월 13일발 조선중앙통신)
戦略巡航ミサイル水中発射訓練が、3月12日早朝に行われた。
전략순항미싸일 수중발사훈련이 3월 12일 새벽에 진행되였다.
発射訓練に動員された潜水艦「8.24英勇艦」が朝鮮東海キョンポ湾水域から2発の戦略巡航ミサイルを発射した。
발사훈련에 동원된 잠수함 《8.24영웅함》이 조선동해 경포만수역에서 2기의 전략순항미싸일을 발사하였다.
発射訓練を通して、武器システムの信頼性を確認し、共和国核抑止力のまた一つの重要構成部分となる潜水艦部隊の水中対地上攻撃作戦態勢を検閲、判定した。
발사훈련을 통하여 무기체계의 신뢰성을 확인하고 공화국핵억제력의 또 다른 중요구성부분으로 되는 잠수함부대들의 수중대지상공격작전태세를 검열판정하였다.
発射訓練は、所期の目的を成功裡に達成した。
발사훈련은 자기의 목적을 성과적으로 달성하였다.
発射された2発の戦略巡航ミサイルは、朝鮮東海に設定された1500kmラインの距離を模擬した8の字型飛行軌道を7563秒、7575秒間飛行し、標的を命中打撃した。
발사된 2기의 전략순항미싸일은 조선동해에 설정된 1,500km계선의 거리를 모의한 《8》자형비행궤도를 7,563s~7,575s간 비행하여 표적을 명중타격하였다.
朝鮮労働党中央軍事委員会は、発射訓練結果に満足を表明した。
조선로동당 중앙군사위원회는 발사훈련결과에 만족을 표시하였다.
水中発射訓練を通して、米帝と南朝鮮傀儡逆徒共の反共和国軍事的蠢動が露骨化されている現状勢を終始、圧倒的な強力な力で統制管理していく我々の軍隊の不変の立場が明白に表明され、多様な空間での核戦争抑止手段の経常的稼働体制が立証された。
수중발사훈련을 통하여 미제와 남조선괴뢰역도들의 반공화국군사적준동이 로골화되고있는 현정세를 시종 압도적인 강력한 힘으로 통제관리해나갈 우리 군대의 불변한 립장이 명백히 표명되였으며 다양한 공간에서의 핵전쟁억제수단들의 경상적가동태세가 립증되였다.(끝)

Source: KCNA, 2023/03/13

Source: KCNA, 2023/03/13

Source: KCNA, 2023/03/13
www.kcna.kp (주체112.3.13.)
*********************************
12日に報じられた「中央軍事委員会第8期第5回拡大会議」に李ビョンチョルが出席していなかったが、この訓練の現場にいた可能性がある。12日に報じられた会議については、記事を読み直してみたが、開催日は書かれていない。金正恩時代の通例からすると、会議開催の翌日には報道がなされているので、この会議は11日に開催されたと見て間違いないであろう。開催時間帯であるが、下の写真から7時頃から9時頃まで開催されたことが分かる。

Source: KCTV, 2023/03/12

Source: KCTV, 2023/03/12
午前か午後かは時計の針からは不明であるが、毎回使われている影像だとしても会議が夜に終わったことを示す影像が最後のシーンに挿入されている。

Source: KCTV, 2023/03/12
会議が21時に終わったとして、東海岸までの移動は飛行機かヘリコプターでも使わない限り、陸路では相当時間がかかる。そんなこともあり、李ビョンチョルは「拡大会議」を欠席し、東海岸に移動して「訓練」を指導、視察していた可能性がある。
実験が行われたのは咸鏡南道のキョンポと思われる。下の地図の緯度経度が記されている場所が「キョンポ労働者区」なので、付近の湾が「キョンポ湾」であろう。平壌からはかなり遠い。
