「距離砲兵区分隊の放射砲射撃訓練実施」:韓米空中訓練を非難、南朝鮮の作戦飛行場を焦土化、詳細な飛行距離はピンポイントで軍基地の地点、日本の米軍基地、グアムも今後仮想ポイントに (2023年2月20日 「朝鮮中央TV」)
Source: KCTV, 2023/02/20 0900JST頃
写真版
Source: KCTV, 2023/02/20 1700JST頃
20日、「朝鮮中央TV」が以下。
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長距離砲兵区分隊の放射砲射撃訓練が行われました
朝鮮人民軍西部戦線長距離砲兵部隊の当該放射砲火力区分隊が、20日朝7時、放射砲射撃訓練を行いました
米国と南朝鮮傀儡共は、2月19日、戦略爆撃機B1Bとステルス戦闘機F-35など10数機を投入した連合空中訓練を再び行いました
敵共はこの訓練が、18日に我々が発射した大陸間弾動ミサイル発射訓練に対する正面対応という性格の訓練であったことを隠さず、軍事的示威騒動に奔走し続けています
米国と南朝鮮の傀儡共は、今年になってからだけでも、既に何回も連合空中訓練を行い、軍事的緊張の度数を高めています
敵共は、拡張抑止戦力の即時の投入で連合防衛能力と態勢を示威したと自己評価しながら、今後も米国の戦略資産の南朝鮮展開頻度と強度を高め続けると騒ぎ立てています
朝鮮人民軍西部戦線長距離砲兵部隊の当該放射砲兵火力区分隊は、威力示威射撃実施することに関する命令に従い、22日朝、600mm放射砲を動員し発射地点からそれぞれ計算された395kmと337kmの射距離に仮想標的を設定し
東海上に2発の放射砲弾を射撃しました
その他の区分隊は、実射撃をすることなくトンネル陣地で火力動員訓練を同時に実施しました
射撃に動員された600mm放射砲は、我々の軍隊の最新型多連発精密攻撃兵器システムで、敵の作戦飛行場当たり砲門4発に該当するほどの強大な威力を誇る戦術核攻撃手段です
昨年12月末に行われた贈呈式の行事で国防科学院と核兵器研究所は、放射砲弾の威力について4発の爆発威力で、敵の作戦飛行場機能を麻痺させるほど掃討焦土化できるという確固たる見解を示しました
戦術核攻撃手段である超大型放射砲を動員した今日の射撃訓練を通して、空中の要塞を自画自賛する米軍、南朝鮮空軍能力に対する人民軍隊の徹底した抑止準備態勢と対応意志が残すところなく誇示されました
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かなり正確な飛行距離を出しているので、米軍基地などをピンポイントで狙っているものと思われる。追って、google mapの上に描き出してみようと思う。
オサン空軍基地

クムサン空軍基地

アナウンスのとおり、在韓米軍の空軍基地を「焦土化」するための訓練だった。
南朝鮮の米空軍基地のピンポイント仮想攻撃は、以前にも実施している。この時は、北朝鮮側は飛行距離を発表していなかったが、韓国軍が発表した距離を参考に地図上に描いてみたらピンポイントで米軍基地だった。(その記事はブログのどこかにあるはずだが、忘れた)
しかし、米軍機は朝鮮戦争の時のように日本からも飛来するので、第2防衛ラインとして日本の米軍飛行場を叩いておく必要がある。日本も米国に言われたからなのか、自ら歩みでたのかは分からないが、北朝鮮の「火星砲-15」型発射を受け、米軍と合同演習を行った。当然、北朝鮮はそれにも対応するはずなので、そうした距離設定のミサイル発射をする可能性はある。
南朝鮮の「オタク」専門家が「韓国内の基地が攻撃されても、日本から飛来するから大丈夫」とでも言えば、「(第1)副部長同志」が激怒「談話」を出し、実動訓練になりそうだ。
そしてさらには、グアムのアンドリュー空軍基地を仮想した訓練も・・・
<追記>
韓国軍の発表では、短距離ミサイルの発射地点は「粛川一帯」と。上の地図では米軍基地からの距離で発射地点を割り出したが、ビンゴだった。
