韓国・戦争記念館で見たミサイル:思ったよりも小さい、敵基地攻撃能力、平壌産院に付近に隠したミサイルに命中 (2023年2月7日)
2月上旬の訪韓では、「不動産獲得戦闘」後に時間があったので、三角地にある「戦争記念館」に行ってみた。どのような名称だったのかは記憶にないが、80年代に韓国にいた頃、朝鮮戦争で使われていた兵器などが展示されている施設に行ったことがある。多分、「戦争記念館」は90年代にその施設の後継施設として建設されたものだと思う。
北朝鮮の「祖国解放戦争勝利記念館」には行ったことがあるが、規模に関していえば、北朝鮮の「勝利記念館」の方が大きい。「元帥様」が「最高領導者」になって2年後の2013年、「直接的な指導」、「細心の指導」の下で建設されたのだから、韓国の記念館よりも大きくするのは当然と言えば当然だろう。
北朝鮮の「勝利記念館」には、「英勇的朝鮮人民軍」により奪取された米帝の兵器が多数展示されているが、韓国の「戦争記念館」には北朝鮮の拳銃や小銃といった小型兵器は室内に展示されているものの、戦車など大型の兵器は展示されていない。しかし、屋外を中心に米軍や韓国軍の飛行機、ヘリコプター、戦車、艦船、ミサイルなどが展示されている。(写真撮影をすっかり忘れてしまった)
拙ブログでは、北朝鮮のミサイルについて色々書いているが、思えば本物のミサイルを見たのは今回が初めてだったのかも知れない。「戦争記念館」には、MGM-52、MIM-14、玄武-1などのミサイルが展示されていたが、それら、特にMGM-52を見て思ったのは「ミサイルってこんなに小さいのか」ということだった。これらのミサイルの全長など諸元はネット検索でいくらでも出てくるが、実際に見ると本当に小さく感じる。
展示されていた玄武-1の長さは12.5mとされているが、6mほどのMGM-52の2倍の長さとはいえ、さほど巨大に感じなかった。12mというと、北朝鮮が配備しているスカッドB、Cなどとほぼ同じ長さである。
いつも、大型の「火星砲-12」型以上にばかり注目しているということもあるが、展示されているミサイルを見ながら感じたのは、長さ10mぐらいのミサイルなら学校近隣、病院近隣、アパートの近隣などどこにでも隠しておけるということだった。
日本は「敵基地攻撃能力」と「基地」だから攻撃対象にしても構わないようなレトリックを使っているが、こうしたミサイルの隠し場所と思われる平壌産院付近を攻撃したら妊産婦や赤ん坊が血だらけで運び出される・・・どこかで見たような光景が展開される可能性も十分にある。
今、国防のためにはそれも辞さないという覚悟について国民にきちんと説明できているとは到底思えない。日本首相岸田は、「歴史の転換点」と言うならば、「機微に触れる」と逃げていないで、きちんと説明をする責任があるのではないだろうか。
北朝鮮の「祖国解放戦争勝利記念館」には行ったことがあるが、規模に関していえば、北朝鮮の「勝利記念館」の方が大きい。「元帥様」が「最高領導者」になって2年後の2013年、「直接的な指導」、「細心の指導」の下で建設されたのだから、韓国の記念館よりも大きくするのは当然と言えば当然だろう。
北朝鮮の「勝利記念館」には、「英勇的朝鮮人民軍」により奪取された米帝の兵器が多数展示されているが、韓国の「戦争記念館」には北朝鮮の拳銃や小銃といった小型兵器は室内に展示されているものの、戦車など大型の兵器は展示されていない。しかし、屋外を中心に米軍や韓国軍の飛行機、ヘリコプター、戦車、艦船、ミサイルなどが展示されている。(写真撮影をすっかり忘れてしまった)
拙ブログでは、北朝鮮のミサイルについて色々書いているが、思えば本物のミサイルを見たのは今回が初めてだったのかも知れない。「戦争記念館」には、MGM-52、MIM-14、玄武-1などのミサイルが展示されていたが、それら、特にMGM-52を見て思ったのは「ミサイルってこんなに小さいのか」ということだった。これらのミサイルの全長など諸元はネット検索でいくらでも出てくるが、実際に見ると本当に小さく感じる。
展示されていた玄武-1の長さは12.5mとされているが、6mほどのMGM-52の2倍の長さとはいえ、さほど巨大に感じなかった。12mというと、北朝鮮が配備しているスカッドB、Cなどとほぼ同じ長さである。
いつも、大型の「火星砲-12」型以上にばかり注目しているということもあるが、展示されているミサイルを見ながら感じたのは、長さ10mぐらいのミサイルなら学校近隣、病院近隣、アパートの近隣などどこにでも隠しておけるということだった。
日本は「敵基地攻撃能力」と「基地」だから攻撃対象にしても構わないようなレトリックを使っているが、こうしたミサイルの隠し場所と思われる平壌産院付近を攻撃したら妊産婦や赤ん坊が血だらけで運び出される・・・どこかで見たような光景が展開される可能性も十分にある。
今、国防のためにはそれも辞さないという覚悟について国民にきちんと説明できているとは到底思えない。日本首相岸田は、「歴史の転換点」と言うならば、「機微に触れる」と逃げていないで、きちんと説明をする責任があるのではないだろうか。