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    「国際陸上連盟-第26回万景台賞マラソン競技大会開催」 (2013年4月15日 「労働新聞」)

    外国公館員の退去を勧告し、ミサイル発射を臭わせておきなが国際マラソン大会をやるとは、という記事が日本のメディアでも流されていたが、マラソン大会のフォローアップは全くない。15日付けの「労働新聞」にマラソン大会についての記事が出ていたので紹介しておく。なお、昨夜21時40分頃から「朝鮮中央TV」では「<体育競技ニュース>国際陸上連盟-第26回万景台賞マラソン競技大会 -男子-」と題する番組が放送されていた。他事をやりながら見ていたが、放送車を選手と併走させるなど、なかなかの放送であった。

    「労働新聞」によると、競技は14日に開催され、開会式には労働党中央委員会秘書・郭範基さんなど、朝鮮労働党の幹部も出席したが、国家体育指導委員会委員長の出席はなかった。

    開会式には、北朝鮮、ウクライナ、イタリア、南アフリカ、ジンバブエ、ケニア、ナミビアなど10の国と地域の選手が参加した。

    マラソン競技には、600名余りの男女マラソン選手が参加した。競技では、エチオピアのネガサ・ケティマ・ベケルラ選手(男子)と北朝鮮の金ミギョン選手(女子)がそれぞれ1位に、ウクライナのウルレックスサンドル・マトゥビチュク選手(男子)と北朝鮮の金ヘギョン選手(女子)、3位にはルワンダのムブエクレ・チン・ピエレ選手(男子)とエチオピアのビル・メセレトゥ・メンギストゥ選手(女子)であった。

    2013-04-15-06-01.jpg
    Source: 『労働新聞』、「국제륙상련맹-제26차 만경대상마라손경기대회 진행」、
    http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-15-0023&chAction=D

    <追記>
    記事を書いたこともあり、今、「朝鮮中央TV」が放映中のマラソン女子を見ている。見ていて気がついたのは、このマラソンは10キロ区間を4周し、残りの約2.195キロを走ってゴールする。42.195キロを周回することなく走らせるようなコースを確保することができないのだろうか。周囲の環境や道路の舗装状態など、色々と障害があるのかもしれない。

    このマラソンには朝鮮人民は動員されていないのか、沿道で応援をする人はほとんどいない。ロケット科学者や核科学者が平壌に来たときとは全く違う様相である。沿道には普通に歩いている人や何となく立ち止まってマラソン選手を見る人がバラバラと映っている。しかし、動きが速い動画なので、ストリーミングでは画質が相当に悪い。

    女子1位になった金・ミギョンさんには男性コーチが併走しており、金選手に声を掛けている。マラソン競技のルール上、このようなことが許されるのかは分からない。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
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