「進歩勢力抹殺を図る現代版『魔女狩り』」:ウリミンジョクキリへのハッキング (2013年4月11日 「労働新聞」)
4月4日にuriminzokkiriへの接続が長時間できなかっただけではなく、金正恩さんを非難するパロディー写真が掲載された。これについては過去記事に書いたのでそちらを参照されたい。この問題について11日付けの「労働新聞」に表題のような記事が掲載された。
記事では冒頭で「数日前、国際的なハッカー集団という正体不明の怪漢が、我々の対外インターネットホームページなどを侵犯し、我々の尊厳を毀損する悪意に満ちた内容の記事などをまき散らし、加入者名簿を窃取、公開するという事件が発生した」とハッキングされた事実を認めた上で、「傀儡一味が不法に公開されたホームページ加入者の名簿について騒ぎ立て、『従北勢力摘発』騒動を繰り広げていることである」とし、公開された名簿にある「統合進歩党、民主労総、全教組メンバー、マスコミ関係者、大学教授など、南朝鮮の各階層」に対して「利敵行為」を行った疑いで「合同捜査に熱を上げている」と非難している。
uriminzokkiriは、確かに「加入」することができるが、今のところ「加入」することなく必要な機能は使えている。全てを試したわけではないが、過去記事にも書いたように、「朝鮮中央TV」の番組に対するコメントなどもコメントフォームに適当な名前を書き込めば投稿できるようになっている。また、「朝鮮中央通信」HPについても少し前のリフォームでログインシステムが付けられたが、こちらもログインすることなく必要な機能は使えるようになっている。「朝鮮中央通信」については、この機能が付加されたときに一応登録(加入)はしてあるが、その後、ログインをした上で使ったことは一度もない。
話を「労働新聞」の記事に戻す。記事では、韓国政権が北朝鮮の強硬姿勢やそれにより韓国から外国資本が引き揚げたことにより危機に陥っているとした上で、「傀儡共は、前例のない危機から免れるために、衝撃的な事件が必要となり、国際的なハッカー集団まで反共和国謀略騒動に引っ張り込んだ」と今回のハッキング事件が韓国当局とアハッカー集団・アノイマス共謀した謀略であると主張している。
そしてその「証拠」として、「ハッカー団体のいわゆる『声明書』なるものが、我々の自衛的核抑止力が『平和と自由に対する威嚇』であるとか、『自由民主主義を導入しろ』だとか、甚だしくは『掃討する』などというたぐいの悪態を使っていることや、その内容が英語と朝鮮語で書かれているのは、今回のハッキング事件に傀儡政府機関の魔手が深く関わっていることを物語っている」ことを挙げている。
過去のコメントにも書いたような記憶があるが、アノイマスのHPでこの声明や名簿を探してみたのだが、見つけることができなかった。不気味なサイトなので、余り深くは入り込まなかったのではあるが。
さらに記事では、「傀儡共のファッショ的盲動は、南朝鮮の進歩勢力を抹殺し、社会全般の同族対決的雰囲気をさらに高めるための現代版『魔女狩り』であり、『維新』独裁時代を復活しようとする犯罪的たくらみ」であると非難している。「『維新』独裁時代を復活」という表現は、朴槿恵さんを意識したものと思われる。
なお、「労働新聞」の同記事の内容を伝える番組は、uriminzokkiri-TVにアップロードされている。
『労働新聞』、「진보세력말살을 노린 현대판《마녀사냥》」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-11-0035
記事では冒頭で「数日前、国際的なハッカー集団という正体不明の怪漢が、我々の対外インターネットホームページなどを侵犯し、我々の尊厳を毀損する悪意に満ちた内容の記事などをまき散らし、加入者名簿を窃取、公開するという事件が発生した」とハッキングされた事実を認めた上で、「傀儡一味が不法に公開されたホームページ加入者の名簿について騒ぎ立て、『従北勢力摘発』騒動を繰り広げていることである」とし、公開された名簿にある「統合進歩党、民主労総、全教組メンバー、マスコミ関係者、大学教授など、南朝鮮の各階層」に対して「利敵行為」を行った疑いで「合同捜査に熱を上げている」と非難している。
uriminzokkiriは、確かに「加入」することができるが、今のところ「加入」することなく必要な機能は使えている。全てを試したわけではないが、過去記事にも書いたように、「朝鮮中央TV」の番組に対するコメントなどもコメントフォームに適当な名前を書き込めば投稿できるようになっている。また、「朝鮮中央通信」HPについても少し前のリフォームでログインシステムが付けられたが、こちらもログインすることなく必要な機能は使えるようになっている。「朝鮮中央通信」については、この機能が付加されたときに一応登録(加入)はしてあるが、その後、ログインをした上で使ったことは一度もない。
話を「労働新聞」の記事に戻す。記事では、韓国政権が北朝鮮の強硬姿勢やそれにより韓国から外国資本が引き揚げたことにより危機に陥っているとした上で、「傀儡共は、前例のない危機から免れるために、衝撃的な事件が必要となり、国際的なハッカー集団まで反共和国謀略騒動に引っ張り込んだ」と今回のハッキング事件が韓国当局とアハッカー集団・アノイマス共謀した謀略であると主張している。
そしてその「証拠」として、「ハッカー団体のいわゆる『声明書』なるものが、我々の自衛的核抑止力が『平和と自由に対する威嚇』であるとか、『自由民主主義を導入しろ』だとか、甚だしくは『掃討する』などというたぐいの悪態を使っていることや、その内容が英語と朝鮮語で書かれているのは、今回のハッキング事件に傀儡政府機関の魔手が深く関わっていることを物語っている」ことを挙げている。
過去のコメントにも書いたような記憶があるが、アノイマスのHPでこの声明や名簿を探してみたのだが、見つけることができなかった。不気味なサイトなので、余り深くは入り込まなかったのではあるが。
さらに記事では、「傀儡共のファッショ的盲動は、南朝鮮の進歩勢力を抹殺し、社会全般の同族対決的雰囲気をさらに高めるための現代版『魔女狩り』であり、『維新』独裁時代を復活しようとする犯罪的たくらみ」であると非難している。「『維新』独裁時代を復活」という表現は、朴槿恵さんを意識したものと思われる。
なお、「労働新聞」の同記事の内容を伝える番組は、uriminzokkiri-TVにアップロードされている。
『労働新聞』、「진보세력말살을 노린 현대판《마녀사냥》」、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-11-0035