「金養建、党中央委員会秘書談話」:開城訪問、北側従業員撤収、全廃するかは検討 (2013年4月8日 「朝鮮中央TV」)
教えいていただいたustreamで「朝鮮中央TV」の生放送を見ていた。金養建労働党秘書が開城を訪問したニュースが4時半頃に流された。この時の報道では、同秘書が「現地で対策会議を開催し」、「地区内のどのような事態にも対応できるよう指示した」と伝えていた。
その後、5時半過ぎに出された同秘書の談話では、韓国政府、特に金寛鎮韓国国防部長官を非難した上で、「開城工業地区などない方がましだ」とし、「我々は重大決断を下さざるを得なくなった」と次のような措置を取ることを明らかにした。
1.開城工業団地で働く北側従業員を全て撤収させる。
2.開城工業団地の事業を暫定的に中断し、全廃するかどうかについて検討する。
3.これらの措置の実務については、中央特区開発総局が管轄する。
1については、既に中央特区開発総局が出した声明に含まれていた。2については、「全廃」の可能性を云々しつつとも、事業は「暫定的」に中断するともいっている。北朝鮮側の従業員が撤収すれば、同工業団地内での工場の稼働はストップせざるを得ないので、「事業の暫定的中断」は当然発生する。ただし、中断や撤廃を検討する理由として、「南朝鮮当局と軍事好戦狂が開城工業地区を南北対決の熱戦場に使用としている条件下で」という条件付けをしているので、韓国側が何らかの措置を取れば、この「条件」がなくなったと言い出す可能性は十分にある。
昨日あたりから、金寛鎮さんの顔写真と米兵の顔写真を貼り付けたカカシに軍用犬を飛びつかせ、その後に一斉射撃、最終的にはロケット弾で爆破する様子を繰り返し放送している。どうやら、北朝鮮のターゲットは李明博政権時代から国防部長官を務める金寛鎮さんのようだ。今日に至るも、「青瓦台の部屋にいるスカートの風」という言葉で間接的に朴槿恵さんを非難しているものの、彼女の名前は出していない。
北朝鮮は金寛鎮さんを韓国が解任するなどの措置を取れば、上に書いた「条件」がなくなったと主張しようとしているのではないだろうか。ただ、朴槿恵政権が金寛鎮さんを解任するにしても、米韓軍事演習中では意味がないので、終了後というタイミングになるであろう。もちろん、北朝鮮に言われるままに解任するという判断をするかどうかは大いに疑問ではある。
その後、5時半過ぎに出された同秘書の談話では、韓国政府、特に金寛鎮韓国国防部長官を非難した上で、「開城工業地区などない方がましだ」とし、「我々は重大決断を下さざるを得なくなった」と次のような措置を取ることを明らかにした。
1.開城工業団地で働く北側従業員を全て撤収させる。
2.開城工業団地の事業を暫定的に中断し、全廃するかどうかについて検討する。
3.これらの措置の実務については、中央特区開発総局が管轄する。
1については、既に中央特区開発総局が出した声明に含まれていた。2については、「全廃」の可能性を云々しつつとも、事業は「暫定的」に中断するともいっている。北朝鮮側の従業員が撤収すれば、同工業団地内での工場の稼働はストップせざるを得ないので、「事業の暫定的中断」は当然発生する。ただし、中断や撤廃を検討する理由として、「南朝鮮当局と軍事好戦狂が開城工業地区を南北対決の熱戦場に使用としている条件下で」という条件付けをしているので、韓国側が何らかの措置を取れば、この「条件」がなくなったと言い出す可能性は十分にある。
昨日あたりから、金寛鎮さんの顔写真と米兵の顔写真を貼り付けたカカシに軍用犬を飛びつかせ、その後に一斉射撃、最終的にはロケット弾で爆破する様子を繰り返し放送している。どうやら、北朝鮮のターゲットは李明博政権時代から国防部長官を務める金寛鎮さんのようだ。今日に至るも、「青瓦台の部屋にいるスカートの風」という言葉で間接的に朴槿恵さんを非難しているものの、彼女の名前は出していない。
北朝鮮は金寛鎮さんを韓国が解任するなどの措置を取れば、上に書いた「条件」がなくなったと主張しようとしているのではないだろうか。ただ、朴槿恵政権が金寛鎮さんを解任するにしても、米韓軍事演習中では意味がないので、終了後というタイミングになるであろう。もちろん、北朝鮮に言われるままに解任するという判断をするかどうかは大いに疑問ではある。