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    「<録画報道>朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮人民軍戦略ロケット軍火力打撃任務遂行に関する作戦会議を緊急招集され、火力打撃計画を最終検討、批准された」:各種地図で威嚇、日本侵略軍配置 (2013年3月29日 「朝鮮中央TV」)

    昨日書いた記事と同じ内容を、複数の写真と共に「朝鮮中央TV」が「録画報道」として29日に放送した。

    昨日書いた記事でも、「労働新聞」に掲載された写真を参照しながら2枚の地図を指摘したが、この「録画報道」にはさらに多くの地図が登場する。また、その使われ方が実に巧妙である。

    2013-03-29-12-yflv_000089056.jpg
    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-03-29-12-y.flv

    まず登場するのがこの地図である。朝鮮半島の地図かと思いきや、実は日本が中心の地図で「日本侵略軍配置」というタイトルが付けられている。日本列島の複数の場所にマークされているが、「日本侵略軍」というよりも、在日米軍の基地である。昨日、「全軍宣伝幹部会議」を報じる番組の中で「米日侵略者」と言っていたことについて書いたが、どうやら日本にある「米帝」の基地を「日本侵略軍」の基地と扱っているので、日本も「侵略軍」の仲間入りをしたということのようだ。まず、戦略ロケット軍の第1のターゲットが日本(の米軍基地)であるということを示している。

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    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-03-29-12-y.flv

    次に紹介されるのが上の写真である。金正恩さんが座っている席は同じだが、カメラは角度を変えて撮影している。今度は、青瓦台を中心にソウル上空から撮影した航空写真と北漢山を中心とした鳥瞰図がある(大まかに言えば、北漢山に連なる山脈の麓に青瓦台がある)。航空写真は、光明星3-2号で撮影したのであれば大変立派であるが、google mapの衛星写真をプリントしたものであろう。この写真では、青瓦台が第2のターゲットであるということを言いたいのであろう。

    2013-03-29-12-yflv_000193060.jpg
    Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-03-29-12-y.flv

    上の地図はなかなか場所が特定しにくいが、「7艦隊」と書かれている。当然、「米第7艦隊」のことであろう。米第7艦隊は鎮海海軍基地を使っているので、その辺りの地図なのかもしれない。島が陸地と橋で繋がっているように見えるが、この島がガドク島、そしてその下の島が巨済島なのかもしれない。巨済島では大規模な海軍基地の建設が行われている。これがホノルル辺りであれば、第7艦隊の司令部ということになるが、在韓米軍の基地もターゲットになるということであろう。

    昨日紹介したカリフォルニア州の地図も含め、この他にも数枚の写真を紹介しているが、背景に色々な地図が映り込むように工夫されている。韓国国防部のスポークスマンが「本当に攻撃をする気なら、こんなに大々的に公表するはずがない」とコメントしていたが、まさに大々的に地図を見せることこそが、北朝鮮の最大の目的であろう。

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    川口智彦

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    「首領様」=金日成主席
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    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
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