「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が白翎島が至近で見える西部前戦最大の熱戦地域である前哨基地であるウォルネ島防御隊を視察された」 :他視察記事 (2013年3月12日 「労働新聞」)
「労働新聞」が金正恩さんの視察関係記事を3つ同時に掲載している。2拠点ぐらいの記事を動じ掲載することはあるが、3つ同時というのはあまり多くない。
その一つ目が表題の記事である。記事には4枚の写真が付けられている(下の2枚と兵士やその家族たちとの集合写真)。
白翎島(韓国領)を望遠鏡で見る金正恩

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
白翎島の様子

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
上の写真からも分かるように、ウォルネ島防御隊の視察は、韓国を威嚇することと金正恩さんの勇敢さを宣伝することである。記事には金正恩さんが「敵艦船が軍事分解線海上水域に接近したら、威圧的な警告射撃を、侵犯したときは強力な照準撃破射撃を加えるよう新たな海上作戦規定に批准された」、「戦闘準備時の実態を正確に確認し、打撃対象物に対する精密打撃手順を最終的に確定」、「我々の火力密度がとても高い、白翎島の敵対象物を3重4重に打撃することができる、白翎島を火の海にすることができる確信があると話された」などとしている。また、
「非常に危険千万な場所に敬愛する最高司令官をお迎えした」とし彼の勇気を称えている。
『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 백령도가 지척에 바라보이는 서부전선 최대열점지역의 전초기지인 월내도방어대를 시찰하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
また、「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮人民軍第641軍部隊管下長距離歩兵9分隊を視察された」という記事では、「侵略挑発策動に熱を上げている白翎島の敵共を打撃消滅する火力任務を担っている」部隊を視察したとし、金正恩さんがこの砲兵部隊を重視しているとした上で「敵が無分別に挑発をすれば、想像することができない強力な打撃で正義の火柱を浴びせ、侵略者共が再び復活できないように完全に叩きつぶせと言われた」としている。金正恩さんの言葉としてこれほど直接的に引用しながら敵を威嚇する例は多くない。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0006
『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조선인민군 제641군부대관하 장거리포병구분대를 시찰하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0006
金正恩さんが軍視察に奔走しているのかと思えば、「敬愛する金正恩元帥様がリョンジョン養魚場を現地指導された」というニュースも伝えている。軍と経済部門の指導を敢えて同時に報じることで、全ての分野での彼の指導力を宣伝するつもりなのであろう。それと同時に厭戦ムードを高めながら、経済建設に拍車をかけるといういつものパターンを繰り返しているともいえる。「20時報道」でもどこそこの企業所の労働者が「米帝」に対する憤怒を露わにしながら、「右手にハンマーを、左手に銃を」と言いながら生産活動に力を入れると言っている場面を紹介する報道が増えている。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0009
『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 룡정양어장을 현지지도하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0009
ともあれ、NLL付近の島の部隊を連続で視察し、金正恩さん自身の強い言葉を紹介しているので、同地域における軍事行動の可能性も排除できない。米韓合同軍事演習が同水域で行われているのかは分からないが、米韓側としてもこの水域での訓練は控えているのかもしれない。
その一つ目が表題の記事である。記事には4枚の写真が付けられている(下の2枚と兵士やその家族たちとの集合写真)。
白翎島(韓国領)を望遠鏡で見る金正恩

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
白翎島の様子

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
上の写真からも分かるように、ウォルネ島防御隊の視察は、韓国を威嚇することと金正恩さんの勇敢さを宣伝することである。記事には金正恩さんが「敵艦船が軍事分解線海上水域に接近したら、威圧的な警告射撃を、侵犯したときは強力な照準撃破射撃を加えるよう新たな海上作戦規定に批准された」、「戦闘準備時の実態を正確に確認し、打撃対象物に対する精密打撃手順を最終的に確定」、「我々の火力密度がとても高い、白翎島の敵対象物を3重4重に打撃することができる、白翎島を火の海にすることができる確信があると話された」などとしている。また、
「非常に危険千万な場所に敬愛する最高司令官をお迎えした」とし彼の勇気を称えている。
『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 백령도가 지척에 바라보이는 서부전선 최대열점지역의 전초기지인 월내도방어대를 시찰하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0001
また、「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が朝鮮人民軍第641軍部隊管下長距離歩兵9分隊を視察された」という記事では、「侵略挑発策動に熱を上げている白翎島の敵共を打撃消滅する火力任務を担っている」部隊を視察したとし、金正恩さんがこの砲兵部隊を重視しているとした上で「敵が無分別に挑発をすれば、想像することができない強力な打撃で正義の火柱を浴びせ、侵略者共が再び復活できないように完全に叩きつぶせと言われた」としている。金正恩さんの言葉としてこれほど直接的に引用しながら敵を威嚇する例は多くない。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0006
『労働新聞』、「조선인민군 최고사령관 김 정 은동지께서 조선인민군 제641군부대관하 장거리포병구분대를 시찰하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0006
金正恩さんが軍視察に奔走しているのかと思えば、「敬愛する金正恩元帥様がリョンジョン養魚場を現地指導された」というニュースも伝えている。軍と経済部門の指導を敢えて同時に報じることで、全ての分野での彼の指導力を宣伝するつもりなのであろう。それと同時に厭戦ムードを高めながら、経済建設に拍車をかけるといういつものパターンを繰り返しているともいえる。「20時報道」でもどこそこの企業所の労働者が「米帝」に対する憤怒を露わにしながら、「右手にハンマーを、左手に銃を」と言いながら生産活動に力を入れると言っている場面を紹介する報道が増えている。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0009
『労働新聞』、「경애하는 김 정 은원수님께서 룡정양어장을 현지지도하시였다」、
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-03-12-0009
ともあれ、NLL付近の島の部隊を連続で視察し、金正恩さん自身の強い言葉を紹介しているので、同地域における軍事行動の可能性も排除できない。米韓合同軍事演習が同水域で行われているのかは分からないが、米韓側としてもこの水域での訓練は控えているのかもしれない。