北朝鮮が飛翔体を日本海方向へ発射、長距離弾道ミサイルと韓国メディア、「偵察衛星運搬ロケット」と明日、北朝鮮発表か (2022年3月24日 「聯合ニュースTV」)
24日、『聯合ニュースTV』などが北朝鮮が飛翔体を日本海方向に発射したと報じている。
<追記>
『聯合ニュースTV』は発射された飛翔体が「長距離弾道ミサイルの可能性がある」と報じている。
だとすると、「偵察衛星運搬ロケット試験発射」だとする北朝鮮の報道がありそうだ。
<追記>
飛行時間:71分
飛行距離:1100km
最高高度:6000km
渡島半島から170km地点に落下 (その後、防衛省が150kmと訂正している)
FNNプライムオンライン、「【速報】鬼木防衛副大臣“北”ミサイル「新型ICBM」との見方 最高高度6000km超、71分間飛行」、https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d5de3080424702ef7081c4974732b96cc0f96f
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<追記>
韓国国防部は若干異なる数値を発表している。
飛行距離:1080km
最高高度:6200km
『聯合ニュースTV』、「북한, ICBM 발사…정부, 모라토리엄 파기 규탄」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20220324016700038?srt=l&d=Y
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下の地図にあるように、発射地点は平壌空港付近となり、これまでの発射と関連していると思われる。

上に「偵察衛星運搬ロケット」と書いたが、北朝鮮が言っている「太陽同期軌道」に進入させるための最適高度500kmからはかけ離れた高度になっており、「衛星運搬ロケット試験」という報道はしない可能性もある。
また、「火星-15」は高度4475km、飛行距離950kmだったので、「火星-15」よりも強力な「火星-17(仮称)」の可能性が高い。
前回、失敗したときには何ら報道がなかったが、今回は成功しているので、何らかの報道があろう。ミサイルと来るのか、「偵察衛星運搬ロケット試験」と来るのか。
<追記>
サベルスバーグ氏が「火星-15」と今回の発射を比較する簡易プロットを送ってくれた。今回使われた飛翔体を見ることができていないので、「火星-15」のモデルを使い、「火星-15」の弾頭部の重量を557kg、今回の弾頭部の重量はモデルの関係上180kgとなっている点に注意する必要がある。サベルスバーグ氏は過去の研究で「火星-15」は1000kgのペイロードを10000km運搬できるという推測も出しているので、今回、発射された飛翔体はそれを越えていると言える。

Source: Ralph Savelsberg
<追記>
『聯合ニュースTV』は発射された飛翔体が「長距離弾道ミサイルの可能性がある」と報じている。
だとすると、「偵察衛星運搬ロケット試験発射」だとする北朝鮮の報道がありそうだ。
<追記>
飛行時間:71分
飛行距離:1100km
最高高度:6000km
渡島半島から170km地点に落下 (その後、防衛省が150kmと訂正している)
FNNプライムオンライン、「【速報】鬼木防衛副大臣“北”ミサイル「新型ICBM」との見方 最高高度6000km超、71分間飛行」、https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d5de3080424702ef7081c4974732b96cc0f96f
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<追記>
韓国国防部は若干異なる数値を発表している。
飛行距離:1080km
最高高度:6200km
『聯合ニュースTV』、「북한, ICBM 발사…정부, 모라토리엄 파기 규탄」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20220324016700038?srt=l&d=Y
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下の地図にあるように、発射地点は平壌空港付近となり、これまでの発射と関連していると思われる。

上に「偵察衛星運搬ロケット」と書いたが、北朝鮮が言っている「太陽同期軌道」に進入させるための最適高度500kmからはかけ離れた高度になっており、「衛星運搬ロケット試験」という報道はしない可能性もある。
また、「火星-15」は高度4475km、飛行距離950kmだったので、「火星-15」よりも強力な「火星-17(仮称)」の可能性が高い。
前回、失敗したときには何ら報道がなかったが、今回は成功しているので、何らかの報道があろう。ミサイルと来るのか、「偵察衛星運搬ロケット試験」と来るのか。
<追記>
サベルスバーグ氏が「火星-15」と今回の発射を比較する簡易プロットを送ってくれた。今回使われた飛翔体を見ることができていないので、「火星-15」のモデルを使い、「火星-15」の弾頭部の重量を557kg、今回の弾頭部の重量はモデルの関係上180kgとなっている点に注意する必要がある。サベルスバーグ氏は過去の研究で「火星-15」は1000kgのペイロードを10000km運搬できるという推測も出しているので、今回、発射された飛翔体はそれを越えていると言える。

Source: Ralph Savelsberg