北朝鮮報道で書かれないこと (dprknow.jp)

10日、「朝鮮中央TV」で「2022年3.8乗馬競技」が放送された。この競技は3月8日、国際女性デーに開催されたものであるが、放送は２日後となった。それもそのはずで、競技を見せるだけではなく番組の初め、中間、終わりなどでかなり上手な編集映像が入っている。競技自体も選手の職場や負けたときの悔しそうな顔つきなど、見ていておもしろいのだが、やはり見所は党幹部の夫人である。昨夜、見ながら書いた記事にもあるように、崔龍海やチョ・ヨンウォンなど序列2位と3位の幹部が夫人と共に観覧している。また、「(第1)副部長同志」は一人での観覧だが、選手の様子を見ながら笑っている姿などが見られる。「朝鮮中央TV」で「(第1)副部長同志」が大笑いする姿を放送するのは今回が初めてだと思う。以下、ピンポイントで映像を切り出してみる。

崔龍海夫妻

Source: KCTV, 2022/03/10

チョ・ヨンウォン夫妻。幹部テントの後ろにはグリーンの服を着た警護員が立っているように見えるが、この映像では、普通の服を着た女性と話をしている。「元帥様」の警護とはかなり様子が異なる。

Source: KCTV, 2022/03/10

「(第1)副部長同志」、2015年に指輪を左手薬指にはめている写真があるが、今回は同じ指輪を中指にはめているように見える。今回、指輪をはめて出席、そしてそれが見えるような映像を使っているのは「(第1)副部長同志」が結婚していることをしめすためなのだろうか。そうだとすると、なぜ中指なのか。

Source: KCTV, 2022/03/10

夫婦乗馬競技を見て笑う「(第1)副部長同志」。

Source: KCTV, 2022/03/10

最後の部分のメイキング映像はとても良くできているので、注目。

Source: KCTV, 2022/03/10