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    「ポムペオの図々しい台湾行脚」:台湾事態に米国は介入できるのか、核シェアリングの現実性、ウクライナ (2022年3月8日 「朝鮮外務省」)

    8日、「朝鮮外務省」HPに以下。

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    ポムペオの図々しい台湾行脚
    폼페오의 뻔뻔스러운 대만행각

    2022.3.8.

    少し前、中国の新聞「チャイナ・デイリー」は、前米国務長官ポムペオの台湾行脚と関連した論評を発表し、ポムペオが「民主主義守護」という常套的な手法で中国を悪魔にしようとしていると辛辣に非難した。
    얼마전 중국신문 《챠이나 데일리》는 전 미국무장관 폼페오의 대만행각과 관련한 론평을 발표하여 폼페오가 《민주주의수호》라는 상투적인 수법으로 중국을 악마로 만들려 한다고 신랄히 비난하였다.

    論評では、ポムペオが退職後にも自分の姿と影響力を維持するために、中国を非難し、台湾島の分裂主義者共を支持するのを止めたことがないとしながら、彼が台湾を自分の利己的な目的実現に利用しようとしているのは疑いの余地がないと暴露した。
    론평에서는 폼페오가 퇴직후에도 자기의 영상과 영향력을 유지하기 위해 중국을 비난하고 대만섬의 분렬주의자들을 지지하는것을 중단한적이 없다고 하면서 그가 대만을 자기의 리기적인 목적실현에 리용하려 하는것은 의심할바 없다고 까밝혔다.

    論評はまた、中国外交部の報道官がポムペオを「最後の審判の日の道化役者であり、世紀的な笑いもの」だと描写したことを取り上げながら、ポムペオは今も自分が道化役者の役を遂行していることについて嬉しく思っていると嘲笑した。
    론평은 또한 중국외교부 대변인이 폼페오를 《최후심판의 날의 어리광대이며 세기적인 웃음거리》라고 묘사한데 대해 상기하면서 폼페오는 지금도 자기가 어리광대역을 수행하는데 대해 기뻐하고있다고 조소하였다.

    「環球時報」をはじめとした中国の主要メディアも、ポムペオが在任期間、数十年間、持続した米国政府の人物の台湾との公式接触制限措置を解除し、中国を戦略的敵と規定し、中米関係を著しく破壊する決定を組織した反中国分子だと峻烈に糾弾した。
    《환구시보》를 비롯한 중국의 주요언론들도 폼페오가 재임기간 수십년동안 지속된 미국정부인물들의 대만과의 공식접촉제한조치를 해제하고 중국을 전략적적수로 규정하였으며 중미관계를 심히 파괴하는 결정들을 조작한 반중국분자이라고 준렬히 규탄하였다.

    最近、米国はポムペオだけでなく、国防省の前職官僚で構成された代表団を台湾に公然と派遣し、台湾海峡に駆逐艦を派遣するなど、中国の核心利益に手を出し続けている。
    최근 미국은 폼페오뿐 아니라 국방성의 전직관리들로 구성된 대표단을 대만에 공공연히 파견하고 대만해협에 구축함을 파견하는 등 중국의 핵심리익을 계속 건드리고있다.

    これは、地域情勢を意図的に緊張させ、中国の発展と統一実現を遮ろうという対決の下心の顕著な発露である。
    이것은 지역정세를 의도적으로 긴장시켜 중국의 발전과 통일실현을 가로막으려는 대결흉심의 뚜렷한 발로이다.(끝)
    ****************

    ウクライナを見ていると、米国は台湾事態への直接介入はしないような気がする。ロシアが他国を侵略しているにもかかわらず、米国は「核保有国ロシア」と戦争をすることを回避しているのだから、中国が「国内問題」としている台湾に介入すれば、「内政干渉」と中国は非難することは間違いなく、即時、中国への侵略だとすることは間違いない。ロシアの侵略にも軍事介入できない米国が、「核保有国中国」と戦争する用意があるのかといえば、甚だ疑問である。そのために、台湾海峡で戦争が起こる前に、積極的に台湾に武器供与をし、ウクライナ同様にいざとなったこの兵器を使って「自分で戦え」と言い出すのではないだろうか。

    核保有国間で戦争が起こらないようにする判断は正しい。ウクライナでは人々が死傷し、大量の難民が発生していることは痛ましいことであるが、それでも死傷者の規模や復興への道筋は、戦術核であれ、核が使用されたときとは全く異なる。世界でそのことが一番よく分かっている国が他でもない日本である。

    「核シェアリング」を盛んに喧伝している政治家がいるが、ならば「拡大抑止」の脆弱性について十分に明らかにしてから「議論」すべきである。そして、シャアリングした核兵器を米国が「使ってもいいよ」と言ったときに、どのように敵地に運搬するのか。運搬するためのミサイルは準備しておくのか。そうでなければ戦闘機や爆撃機に搭載して敵地に落としに行くのか。そのための制空権は確保できるのか。それに何よりも、仮に日本が核攻撃をされた「報復」として、敵地に暮らす子供も含む民間人を核兵器で焼き殺すことを国民が望むのか、そこまで考えておく必要がある。

    大国は敵が国境の近くに来るのを嫌う。キューバ危機もそうだったし、今回のウクライナも本質的にはそうである。それだけではない。朝鮮戦争でも米国が朝中国境に接近するまで中国は静観していた。そして、米国を38度線付近まで押し戻すと、それ以上南進はしようとしなかった。

    過去記事にも書いたが、今やるべきことは「停戦」することである。徹底抗戦をすれば、民間人も含む多くの人々が死傷するだけである。ウクライナの女性も含む民間人が銃を取って戦うことが美談のように扱われているが、それこそ狂気だと思う。「愛国心」だけで敵と戦うことなどできない。ベトナム戦争のゲリラ戦でどれだけの民間人がゲリラ扱いされて殺されたのか、そして中東の戦争でどれだけの子供が爆弾を体に巻き付けて自爆攻撃をしたのか。民間人が銃を手にするだけで軍人になれるのなら、正規軍も訓練も必要ない。

    プーチンの蛮行は許せないということと、人的被害を最小限に抑えることは分けて考えるべきだと思う。ウクライナの大統領が米国テレビとのインタビューで、NATO加盟や東部地域について「交渉の余地がある」と発言したことは、その意味からは歓迎される。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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