「<紀行>東北の地に響く敬慕のこだま」 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)
中国東北部の丹東、瀋陽、延吉に住む朝鮮族を訪ねる番組を「朝鮮中央TV」が放送した。この番組の映像の一部は、既に「20時報道」の中で使われていたり、uriminzokkiriが配信する独自制作動画でも紹介されている。今回「朝鮮中央TV」で放送された番組は、それらを集大成したもののようである。
番組では、光明星節に際して中国で行われた行事などを紹介しているだけで特別な内容はないが、在中朝鮮人が北朝鮮を支持するということを強調している番組である。昨今の中朝関係悪化と何らかの関わりがあるのかもしれないが、深読みすれば、北朝鮮が「北朝鮮をいじめると、中国東北部在住の朝鮮族を結集して民族問題を起こさせますよ」、「我々はこれほど結束力があるのだから」と言いたいのかもしれない。確かに、中国東北部に在住する朝鮮族は親戚が北朝鮮にいるなど北朝鮮との血縁的な結びつきは深いが、経済取引関係などにおいては韓国との結びつきの方が緊密なので、北朝鮮の思惑通りには行かないことは明白である。
鴨緑江にかかる中朝友誼橋をわたり中国に入る列車より丹東を見る

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-21.flv
番組では、光明星節に際して中国で行われた行事などを紹介しているだけで特別な内容はないが、在中朝鮮人が北朝鮮を支持するということを強調している番組である。昨今の中朝関係悪化と何らかの関わりがあるのかもしれないが、深読みすれば、北朝鮮が「北朝鮮をいじめると、中国東北部在住の朝鮮族を結集して民族問題を起こさせますよ」、「我々はこれほど結束力があるのだから」と言いたいのかもしれない。確かに、中国東北部に在住する朝鮮族は親戚が北朝鮮にいるなど北朝鮮との血縁的な結びつきは深いが、経済取引関係などにおいては韓国との結びつきの方が緊密なので、北朝鮮の思惑通りには行かないことは明白である。
鴨緑江にかかる中朝友誼橋をわたり中国に入る列車より丹東を見る

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-21.flv