「<録画実況>党の恩情により平壌に招請された第3次地下核実験に貢献した科学者、技術者、労働者、軍人建設者たちと関係者の平壌到着と沿道歓迎のニュース」 (2013年2月20日 「朝鮮中央TV」)
ロケット発射に成功したときと同様に核実験に貢献した人々が平壌に招待された。平壌市民が貢献者を歓迎する風景は前回のロケット発射貢献者を招待したときと同じだが、今回は「核実験」ということもあってか貢献者の顔は全く映し出されない。顔を出さないのが核実験関係者を隠すために意図的に行っているとすると、ロケット発射時のような宴会の様子や音楽会鑑賞の様子は放映されないのかもしれない。
「20時報道」など北朝鮮メディアは、ロケット発射に関係した科学者の顔をインタビューなどで大きく映し出した。しかし、今回は明らかに軍事目的なので顔を出していない。もしかすると、ロケット発射が軍事目的ではなく、民生用の「人工地球衛星」発射であるとしていることを強調するための演出なのかもしれない。
また、平壌招待の主体もロケット発射時と核実験時では形式的には異なっている。ロケット発射時は、ロケット発射場を訪問した金正恩さんが「世界に主体朝鮮の科学技術威力を力強く誇示することに大きく貢献した科学者、技術者たちを平壌に招請して下さるという限りない恩情を与えて下さった」と金正恩さんが直接招請したことになっているが、今回は「党の恩情により平壌に招請される」(さらに言えば、「党中央」ともいっていない)となっている。また、調べてみたら、「朝鮮中央通信」は金正恩さんが、核実験成功を喜んだり祝賀するという記事は一切配信していない。「労働新聞」の記事も確認をしたいのだが、なぜかサーバーが非常に重くなっており、今すぐには確認できない状況である。
今回の実験を米国の「敵対視政策」に対する「報復」としての軍事作戦の一環として捉えるならば、喜んだり祝賀する必要もないのかもしれないが、平壌に招待していることからすると「報復」という性格と共に「実験」という性格もあるようだ。
金正日時代に北朝鮮が核実験を行った際、金正日さんが核実験成功についてどのようなコメントを出したのかも確認してみなければならないが、もし金正日さんが核実験成功についてすぐさまコメントを出していたとすれば、今回の沈黙には深い意味があるのかもしれない。
「金正恩の命令で核実験強行」という雰囲気に流されていたが、この点についてもう少しよく調べてみる必要がありそうだ。
核実験関係者が乗ったバスの中1(帽子までかぶっておりほとんど誰だか判別できない)

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
バスの中2

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
ホテル到着風景1。「第3次核実験成功!」と書いてある。

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
ホテル到着風景2

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
「20時報道」など北朝鮮メディアは、ロケット発射に関係した科学者の顔をインタビューなどで大きく映し出した。しかし、今回は明らかに軍事目的なので顔を出していない。もしかすると、ロケット発射が軍事目的ではなく、民生用の「人工地球衛星」発射であるとしていることを強調するための演出なのかもしれない。
また、平壌招待の主体もロケット発射時と核実験時では形式的には異なっている。ロケット発射時は、ロケット発射場を訪問した金正恩さんが「世界に主体朝鮮の科学技術威力を力強く誇示することに大きく貢献した科学者、技術者たちを平壌に招請して下さるという限りない恩情を与えて下さった」と金正恩さんが直接招請したことになっているが、今回は「党の恩情により平壌に招請される」(さらに言えば、「党中央」ともいっていない)となっている。また、調べてみたら、「朝鮮中央通信」は金正恩さんが、核実験成功を喜んだり祝賀するという記事は一切配信していない。「労働新聞」の記事も確認をしたいのだが、なぜかサーバーが非常に重くなっており、今すぐには確認できない状況である。
今回の実験を米国の「敵対視政策」に対する「報復」としての軍事作戦の一環として捉えるならば、喜んだり祝賀する必要もないのかもしれないが、平壌に招待していることからすると「報復」という性格と共に「実験」という性格もあるようだ。
金正日時代に北朝鮮が核実験を行った際、金正日さんが核実験成功についてどのようなコメントを出したのかも確認してみなければならないが、もし金正日さんが核実験成功についてすぐさまコメントを出していたとすれば、今回の沈黙には深い意味があるのかもしれない。
「金正恩の命令で核実験強行」という雰囲気に流されていたが、この点についてもう少しよく調べてみる必要がありそうだ。
核実験関係者が乗ったバスの中1(帽子までかぶっておりほとんど誰だか判別できない)

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
バスの中2

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
ホテル到着風景1。「第3次核実験成功!」と書いてある。

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv
ホテル到着風景2

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2013-02-20-17.flv