「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回会議で」:「(第1)副部長同志」が「国務委員会委員」に、チョ・ヨンウォンも、金ドクフンが副委員長、朴ポンジュ引退、李ビョンチョル解任、崔ソンフィも解任、「(第1)副部長同志」に北南、朝米を一任か (2021年9月30日 「朝鮮中央通信」)
30日、「朝鮮中央通信」などに以下。
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朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回大会で
조선민주주의인민공화국 최고인민회의 제14기 제5차회의에서
(평양 9월 30일발 조선중앙통신)
朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回大会で補選された国務委員会副委員長、委員と最高人民会議常任委員会副委員長、中央裁判所所長は次のとおり。
조선민주주의인민공화국 최고인민회의 제14기 제5차회의에서 보선된 국무위원회 부위원장,위원들과 최고인민회의 상임위원회 부위원장,중앙재판소 소장은 다음과 같다.
国務委員会副委員長、金ドクフン同志
국무위원회 부위원장 김덕훈동지
国務委員会委員、チョ・ヨンウォン同志、朴ジョンチョン同志、オ・スヨン同志、李ヨンギル同志、チャン・チョンナム同志、金ソンナム同志、金ヨジョン同志
국무위원회 위원 조용원동지,박정천동지,오수용동지,리영길동지,장정남동지,김성남동지,김여정동지
最高人民会議常任委員会副委員長、カン・ユンソク同志
최고인민회의 상임위원회 부위원장 강윤석동지
中央裁判所所長、チャ・ミョンナム同志
중앙재판소 소장 차명남동지(끝)

Source: 『労働新聞』、2021/09/30
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「(第1)副部長同志」とチョ・ヨンウォンがこ「国務委員会委員」となった。チョ・ヨンウォンについては、その他の役職からしてありえるにしても、「(第1)副部長同志」を入れてきたのは明らかに「白頭の血統」だから。「国務委員会」の召還はないので、これまでのメンバーに追加ということになろう。
<追記>
国務委員会副委員長の入れ替えがあった。朴ポンジュが召還されているが、引退であろう。
また、李ビョンチョルも召還されている。
北南関係の記事を書きながらなので、バラバラと更新になるが、崔ソンフィも召還されている。李ビョンチョルは分かるが、崔ソンフィは、昨日の記事にも書いたように使いそうだったのだが・・・
と、朝米関係部分を訳しながら思ったのは、対南と対米を「(第1)副部長同志」にやらせることにしたのではないかということだ。このところの「談話」を見ていても、それは十分にあり得るし、発するメッセージの重さや直接交渉をするにしても、崔ソンフィの比ではない。「元帥様」の意向を汲んで、ある程度はフリーハンドな交渉もできるのが「(第1)副部長同志」だし、失敗したところで、対人民の示しを付けるための「解任」程度で済む。
まだ、朝米関係の訳の途中だが、米国に不満を言いつつも、北南から入り、朝米へという2018年の再来を目指している可能性がある。
「元帥様」がこれほど、朝米について言及するのは、バイデン政権誕生後、初めてである。
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朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回大会で
조선민주주의인민공화국 최고인민회의 제14기 제5차회의에서
(평양 9월 30일발 조선중앙통신)
朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第5回大会で補選された国務委員会副委員長、委員と最高人民会議常任委員会副委員長、中央裁判所所長は次のとおり。
조선민주주의인민공화국 최고인민회의 제14기 제5차회의에서 보선된 국무위원회 부위원장,위원들과 최고인민회의 상임위원회 부위원장,중앙재판소 소장은 다음과 같다.
国務委員会副委員長、金ドクフン同志
국무위원회 부위원장 김덕훈동지
国務委員会委員、チョ・ヨンウォン同志、朴ジョンチョン同志、オ・スヨン同志、李ヨンギル同志、チャン・チョンナム同志、金ソンナム同志、金ヨジョン同志
국무위원회 위원 조용원동지,박정천동지,오수용동지,리영길동지,장정남동지,김성남동지,김여정동지
最高人民会議常任委員会副委員長、カン・ユンソク同志
최고인민회의 상임위원회 부위원장 강윤석동지
中央裁判所所長、チャ・ミョンナム同志
중앙재판소 소장 차명남동지(끝)

Source: 『労働新聞』、2021/09/30
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「(第1)副部長同志」とチョ・ヨンウォンがこ「国務委員会委員」となった。チョ・ヨンウォンについては、その他の役職からしてありえるにしても、「(第1)副部長同志」を入れてきたのは明らかに「白頭の血統」だから。「国務委員会」の召還はないので、これまでのメンバーに追加ということになろう。
<追記>
国務委員会副委員長の入れ替えがあった。朴ポンジュが召還されているが、引退であろう。
また、李ビョンチョルも召還されている。
北南関係の記事を書きながらなので、バラバラと更新になるが、崔ソンフィも召還されている。李ビョンチョルは分かるが、崔ソンフィは、昨日の記事にも書いたように使いそうだったのだが・・・
と、朝米関係部分を訳しながら思ったのは、対南と対米を「(第1)副部長同志」にやらせることにしたのではないかということだ。このところの「談話」を見ていても、それは十分にあり得るし、発するメッセージの重さや直接交渉をするにしても、崔ソンフィの比ではない。「元帥様」の意向を汲んで、ある程度はフリーハンドな交渉もできるのが「(第1)副部長同志」だし、失敗したところで、対人民の示しを付けるための「解任」程度で済む。
まだ、朝米関係の訳の途中だが、米国に不満を言いつつも、北南から入り、朝米へという2018年の再来を目指している可能性がある。
「元帥様」がこれほど、朝米について言及するのは、バイデン政権誕生後、初めてである。