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    海外スポーツは「朝鮮中央TV」でも放送していることは周知のはずなのに・・・ (2021年7月30日)

    また、おもしろい記事があった。

    「五輪不参加の北朝鮮、でも国民はテレビ中継にクギ付けだった!」、https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20210730-00250480

    中国に滞在している朝鮮人民が

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    しかし国民はと言うと、決して関心がないわけではないようだ。実際、一部の人々は海外情報に触れたら厳罰を下すとする国家の禁を破り、五輪に熱い視線を注いでいる。
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    という話だ。

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    彼らはどうして、そこまで熱心に五輪中継を視聴するのだろうか。

    ひとつには、北朝鮮もスポーツが盛んな国であり、ハイレベルな競技に惹かれる素地があるのではないか。日韓中露など周辺のスポーツ強国との比較では見劣りしても、世界的に見れば、北朝鮮も五輪で堂々たる実績を上げてきた。
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    と、「世界的に見れば、北朝鮮も五輪で堂々たる実績を上げてきた」という「事実」は、取りあえず書かれている。しかし、後が悪い。

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    もうひとつは、やはり海外にいることによる解放感のせいだと思われる。

    北朝鮮国内では、海外情報の流入を取り締まる法制度が強化され、違反者には死刑や懲役などの重罰が下されている。「見たいものを見る自由」は、海外にいてこそ享受できる。
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    と、まるで北朝鮮では海外のスポーツが見られないような書きようであるが、「朝鮮中央TV」で海外スポーツ番組をほぼ毎日放送しているのは周知の事実で、朝鮮人民が海外のスポーツに関心を持つのは当然のことだし、朝鮮政府もそうした政策を推進している。「見たいものを見る自由」が「愛の不時着」のことなら「享受」できないのかもしれなしが、海外のスポーツは、そのカテゴリーに含まれない。

    北朝鮮では、7月17日に日本が聖火の経路に「独島」を書き込んだことを非難する「朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会スポークスマン談話」(http://dprknow.jp/blog-entry-4694.html)を出しただけで、オリンピックに関する国内向け報道はない。YouTubeにはアップロードしておいたが、海外向け報道も少ない中、韓国チームが使った垂れ幕や旭日旗を内容とする「我々民族同士」の動画があったぐらいだ。


    Source: 「我々民族同士」、2021/07/28

    このような状況なので、今後、「朝鮮中央TV」でオリンピック競技を放送するのかどうかは不明だが、中国チームが米国に快勝するような試合でもあれば、放送するかもしれない。

    平壌空港から海外遠征をする北朝鮮のメダリスト達。
    20210730 DSC03362
    (2019年9月13日、筆者撮影、その後、選手達に挟まれて高麗航空機で北京まで飛んだ)

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
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