「<インタビュー>第3次地下核実験成功のニュースを聞いた各界各層の人民の反応」 (2012年2月12日 「朝鮮中央TV」)
日本のマスコミでも流されている核実験後に「朝鮮中央TV」で流されたインタビュー番組である。ここでは、朝鮮人民の言っていることよりも、背景に注目する。朝鮮人民の言っていることで一つだけ指摘しておくとすれば、インタビューされた人の多くが「安保理がああだこうだ言っても」と言っているが、その中で「어쩌고저쩌고(ああだこうだと)」という表現を使っている。何人かは別の言い回しをしているが、「安保理がああだこうだ言っても」という表現は、今回のインタビューのために使うようにいわれたのか、そうでなければ「政治教養」の一環として学んだのであろう。「労働新聞」サイトで「어쩌고저쩌고」というキーワード検索をしてみたが、直近の記事は2012年12月21日の「我々の衛星が続けて生まれることを願う」という記事であった。
『労働新聞』、「우리의 위성들이 계속 태여나기를 바란다」
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-12-21-0053&chAction=D
背景の話に移ると、まずタクシーである。過去記事に書いたことがあるが、平壌市内を走るタクシーの数が本当に増えたようだ。タクシーが自然と映り込んでいる。
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
2つめは、「天下一強国(天下第一強国)」というスローガンである。インタビュー番組の中でこのようなポスターがアップで映った。旧正月に合わせて作られたポスターなので、比較的最近作成されたものであろう。やはり、2月6日放送の「白頭山の虎が火の雷鳴を響かせる」前後から使われるようになった言葉なのであろうか。
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
3つめは、腕を組んで歩くカップルである。映像からは、それが恋人なのか夫婦なのか、はたまた親子なのかは確認することはできない。しかし、男女が腕を組んだ歩くということが、遊園地を現地指導したときの金正恩・李雪主腕組み写真以降に拡がっているのであれば、それはそれで興味深い現象である。
写真1 白い服を着た人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真2 左下隅の人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真3 左下隅の人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真4 右下の人民軍人
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
実はこの動画、インタビューされて核実験成功を喜び、金正恩さんを称賛する人々よりも、背景を歩く人々に北朝鮮の現実が映し出されているのではないだろうか。
『労働新聞』、「우리의 위성들이 계속 태여나기를 바란다」
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-12-21-0053&chAction=D
背景の話に移ると、まずタクシーである。過去記事に書いたことがあるが、平壌市内を走るタクシーの数が本当に増えたようだ。タクシーが自然と映り込んでいる。
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
2つめは、「天下一強国(天下第一強国)」というスローガンである。インタビュー番組の中でこのようなポスターがアップで映った。旧正月に合わせて作られたポスターなので、比較的最近作成されたものであろう。やはり、2月6日放送の「白頭山の虎が火の雷鳴を響かせる」前後から使われるようになった言葉なのであろうか。
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
3つめは、腕を組んで歩くカップルである。映像からは、それが恋人なのか夫婦なのか、はたまた親子なのかは確認することはできない。しかし、男女が腕を組んだ歩くということが、遊園地を現地指導したときの金正恩・李雪主腕組み写真以降に拡がっているのであれば、それはそれで興味深い現象である。
写真1 白い服を着た人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真2 左下隅の人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真3 左下隅の人々
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
写真4 右下の人民軍人
Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?ptype=movie2&no=13541
実はこの動画、インタビューされて核実験成功を喜び、金正恩さんを称賛する人々よりも、背景を歩く人々に北朝鮮の現実が映し出されているのではないだろうか。