「朝鮮民主主義人民共和国、李ソングォン外務相談話」 (2021年6月23日 「朝鮮中央通信」)
23日、「朝鮮中央通信」に以下。
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朝鮮民主主義人民共和国、李ソングォン外務相談話
조선민주주의인민공화국 리선권 외무상 담화
我々外務省は、党中央委員会副部長が米国の未熟な評価と憶測と期待を一蹴する明確な談話を発表したことについて歓迎する。
우리 외무성은 당중앙위원회 부부장이 미국의 서뿌른 평가와 억측과 기대를 일축해버리는 명확한 담화를 발표한데 대하여 환영한다.
我々は、大切な時間を失う無意味な米国とのいかなる接触と可能性についても考えていない。
우리는 아까운 시간을 잃는 무의미한 미국과의 그 어떤 접촉과 가능성에 대해서도 생각하지 않고있다.
主体110(2021)年6月23日
주체110(2021)년 6월 23일
平壌
평양 (끝)
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外相、李ソングォンが談話を出しているが、わざわざ米国時間に合わせている。この報道が何時になされたのかは分からないが、少なくとも、今朝、「朝鮮中央通信」を見たときにはなかった。「聯合ニュースTV」でのこの報道のタイムスタンプは22時13分なので、21時から22時台に「朝鮮中央通信」にこの報道が出たものと思われる。
なぜ時間に拘るのかというと、わざわざ米国の業務が始まる時間に合わせて、報道を出しているというのは、明らかに米国を意識しているからである。「(第1)副部長同志」の「談話」もそうだが、関心がなければ、無視するはずである。そうではなく、このように反応をしている、とりわけ連続して反応を示しているということは、米国との対話に関心を示していると読める。
そもそも、この話は「元帥様」が「党第8期第3回全員会議」で出した「対話と対決」方針に端を発している訳なので、北朝鮮に関心がないはずがない。
もちろん、そう易々と米国との対話に臨むのではなく、しばらくはこうした反応を示しながら、米国がなんらかの譲歩を示したところで、対話に応じることを考えている可能性がある。
その一つは、「食糧危機」に対する人道援助だと思ったが、韓国の報道を見ていると、この部分に関しては中国との関係で解決を図ろうとしているようにも見えるので、米国との関係では、8月に予定されている韓米合同軍事演習が鍵になってくる可能性がある。
この点については、文ジョンインさんが少し前に言っていたが、その時は、違うのではないかと思ったが、現時点で見ると、訓練実施如何が決まる7月中旬以降ぐらいが鍵になるような気がしている。
何の動きもなかった2020年と比べれば、現在の状況は決して悲観的なものではない。
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朝鮮民主主義人民共和国、李ソングォン外務相談話
조선민주주의인민공화국 리선권 외무상 담화
我々外務省は、党中央委員会副部長が米国の未熟な評価と憶測と期待を一蹴する明確な談話を発表したことについて歓迎する。
우리 외무성은 당중앙위원회 부부장이 미국의 서뿌른 평가와 억측과 기대를 일축해버리는 명확한 담화를 발표한데 대하여 환영한다.
我々は、大切な時間を失う無意味な米国とのいかなる接触と可能性についても考えていない。
우리는 아까운 시간을 잃는 무의미한 미국과의 그 어떤 접촉과 가능성에 대해서도 생각하지 않고있다.
主体110(2021)年6月23日
주체110(2021)년 6월 23일
平壌
평양 (끝)
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外相、李ソングォンが談話を出しているが、わざわざ米国時間に合わせている。この報道が何時になされたのかは分からないが、少なくとも、今朝、「朝鮮中央通信」を見たときにはなかった。「聯合ニュースTV」でのこの報道のタイムスタンプは22時13分なので、21時から22時台に「朝鮮中央通信」にこの報道が出たものと思われる。
なぜ時間に拘るのかというと、わざわざ米国の業務が始まる時間に合わせて、報道を出しているというのは、明らかに米国を意識しているからである。「(第1)副部長同志」の「談話」もそうだが、関心がなければ、無視するはずである。そうではなく、このように反応をしている、とりわけ連続して反応を示しているということは、米国との対話に関心を示していると読める。
そもそも、この話は「元帥様」が「党第8期第3回全員会議」で出した「対話と対決」方針に端を発している訳なので、北朝鮮に関心がないはずがない。
もちろん、そう易々と米国との対話に臨むのではなく、しばらくはこうした反応を示しながら、米国がなんらかの譲歩を示したところで、対話に応じることを考えている可能性がある。
その一つは、「食糧危機」に対する人道援助だと思ったが、韓国の報道を見ていると、この部分に関しては中国との関係で解決を図ろうとしているようにも見えるので、米国との関係では、8月に予定されている韓米合同軍事演習が鍵になってくる可能性がある。
この点については、文ジョンインさんが少し前に言っていたが、その時は、違うのではないかと思ったが、現時点で見ると、訓練実施如何が決まる7月中旬以降ぐらいが鍵になるような気がしている。
何の動きもなかった2020年と比べれば、現在の状況は決して悲観的なものではない。