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    チョ・ヨンウォン、「元帥様」に代わり会議を「指導」 (2021年4月8日 「労働新聞」)

    8日、『労働新聞』に以下のタイトルの記事。

    ***********
    朝鮮労働党第6回細胞秘書大会2日目会議開催
    조선로동당 제6차 세포비서대회 2일회의 진행
    朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員であり党中央委員会
    조선로동당 중앙위원회 정치국 상무위원회 위원이며 당중앙위원회
    組織秘書であるチョ・ヨンウォン同志と党中央委員会秘書達が会議を指導
    조직비서인 조용원동지와 당중앙위원회 비서들이 회의 지도

    2021-04-08-01.jpg
    Source: 『労働新聞』、2021/04/08
    *******************

    「元帥様の「革命活動報道」ではなく一般報道なので、「元帥様」は出席していないと思い写真を見たら「元帥様」の座席が空席だった。「元帥様」が欠席する中、チョ・ヨンウォン他、党中央委員会のメンバーが会議を「指導」したというのが記事の表題になっている。党中央委のメンバーが「指導する」という表現はこれまでも記事の中で使われたことがあるが、どこかの「現地指導」だったような記憶がある。1万人が参加する会議を党中央委メンバー、とりわけチョ・ヨンウォンと人物を特定した上で「指導」したと報じるのは極めて異例どころか、少なくとも金正恩時代では初めてである。

    昨日記事にした初日会議でもチョ・ヨンウォンは長い討論をしている。「討論」とはいうものの、事実上、「元帥様」が言いたいことを彼が代弁していると言った方が良いであろう。これまでも、処刑された張成沢、そして金永南の代わりのようになった崔龍海など、事実上の序列2位はいたが、チョ・ヨンウォンのような扱いではなかった。

    以前からチョ・ヨンウォンには注目してきたが、これほどまでにチョ・ヨンウォンを重用するのは党組織以上の何かがあるような気がしてならない。韓国統一部の資料では、チョ・ヨンウォンは1957年生まれとなっている。拙ブログでは、「(第1)副部長同志」の夫説を唱えたことがあったが、年齢的には無理がある。韓国統一部の資料にある彼の経歴は、2016年5月に朝鮮労働党中央委員会委員、2019年4月に党中央委員会第1副部長、2020年1月に党中央委員会政治局候補委員という経歴になっており、現職は党政治局常務委員、党組織指導部第1副部長、政治局候補委員、前党中央委員会委員となっている。

    しかし、チョ・ヨンウォンがこれ程までに前面に出てきたのは、「党中央委員会組織秘書」の肩書きが付けられてからである。

    2日目会議の記事はまだ読んでいないので、追って。

    コメントの投稿

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    No title

    いつも興味深く拝見しています。
    更新ありがとうございます。

    ご指摘の通り、たしかに「指導」という言葉には引っ掛かりました。
    とはいえ、昨日のチョ・ヨンウォン氏の「報告」は、
    あくまで元帥様を讃える前提の内容でしたので、
    唯一指導の体制そのものに変化はないのでしょう。

    とくに写真記事で気になったのは、
    まず、元帥様の両側にチョ・ヨンウォン「組織秘書」と
    キム・ジェリョン「組織指導部長」が並んだことです。
    この大会の位置づけが象徴されている気がしました。
    もうひとつは、討論した細胞秘書が所属・名前入りで写真に出ていることです。
    記事の内容も、以前と比べて具体的になっていますが、
    討論者のウエイトが高くなっている=人民重視という印象を受けました。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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