北朝鮮、先週末に短距離ミサイル発射、米高官「通常の実験活動」と、米韓日は発射時に未発表、<追記>ミサイルは「巡航型」 (2021年3月24日 「共同通信」)
24日、『共同通信』などが、先週末に北朝鮮が「短距離ミサイル」を発射したと報じている。
『共同通信』は、米高官の言葉として、この発射は「通常の軍事活動」だと伝えている。そもそも、「短距離ミサイル」が「弾道」なのかどうかが問題となるが、この点は明らかにされていない。「弾道」でなければ、安保理制裁違反にはならない。
また、ミサイル発射の事実を米軍、韓国軍、自衛隊、いずれも発表していない。発射した事実を探知できなかったのか、あるいは政治的な理由から発表を見送っていたのかは不明ながら、現時点で後者である可能性は低いので、探知できなかったのか、確認に時間がかかったのであろう。
ミサイルの種類も含めて、米軍、韓国軍、自衛隊全てが、北朝鮮のミサイル発射を探知できていなかったとすれば、これは重大な安全保障上の問題と言わざるを得ない。
<追記>
『聯合ニュースTV』が報じたところによると、北朝鮮が発射したミサイルは「巡航ミサイル」だったのこと。また、ミサイル発射について「韓米間の緊密な共調で北のミサイル発射を実時間で把握」していたが、全てのミサイル発射を公開はしていないとし、今回の異例のミサイル発射発表に至った経緯を説明した。
安倍政権時代、韓国との関係が悪化する中、幼稚なミサイル発射発表競争をしていた日本は、このようなときにこそ独自の発表をすべきだと思われるが、探知できていなかったのか、政治的な理由があったのか。この巡航ミサイルの飛行距離はまだ発表されていないが、公海上に到達しているのであれば、当然、日本の船舶も含む外国船舶に対する脅威となるはずだが。
https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20210324009400641?srt=l&d=Y
『共同通信』は、米高官の言葉として、この発射は「通常の軍事活動」だと伝えている。そもそも、「短距離ミサイル」が「弾道」なのかどうかが問題となるが、この点は明らかにされていない。「弾道」でなければ、安保理制裁違反にはならない。
また、ミサイル発射の事実を米軍、韓国軍、自衛隊、いずれも発表していない。発射した事実を探知できなかったのか、あるいは政治的な理由から発表を見送っていたのかは不明ながら、現時点で後者である可能性は低いので、探知できなかったのか、確認に時間がかかったのであろう。
ミサイルの種類も含めて、米軍、韓国軍、自衛隊全てが、北朝鮮のミサイル発射を探知できていなかったとすれば、これは重大な安全保障上の問題と言わざるを得ない。
<追記>
『聯合ニュースTV』が報じたところによると、北朝鮮が発射したミサイルは「巡航ミサイル」だったのこと。また、ミサイル発射について「韓米間の緊密な共調で北のミサイル発射を実時間で把握」していたが、全てのミサイル発射を公開はしていないとし、今回の異例のミサイル発射発表に至った経緯を説明した。
安倍政権時代、韓国との関係が悪化する中、幼稚なミサイル発射発表競争をしていた日本は、このようなときにこそ独自の発表をすべきだと思われるが、探知できていなかったのか、政治的な理由があったのか。この巡航ミサイルの飛行距離はまだ発表されていないが、公海上に到達しているのであれば、当然、日本の船舶も含む外国船舶に対する脅威となるはずだが。
https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20210324009400641?srt=l&d=Y