「南朝鮮傀儡軍」のラウドスピーカー (2021年2月2日)
「平壌放送」受信シリーズの小道具に使う軍用スピーカを探していたら、アンプ内装の「南朝鮮傀儡軍」のスピーカーを入手できた(しかも、超安価で)。

上に置いてあるのが006P(9V電池)なので、かなり小さいスピーカではあるが、さすがに軍用というか、かなり大きな音が出るし、歪まない。最低動作電圧は調べていないが、取りあえず写真の電池(充電式なので、8.2Vぐらい)で十分に動作する。
またスピーカーはベークコーン(かそれに類する防水型)が使われており、ケースやコード、スイッチ付近の防水対策はかなりしっかりとしている。
回路を見ると、2SC372の後継という感じでよく使った2SC1815などが使われており、モデル名はKLSA-77となっている。LS-7というアンプなしの米帝スピーカーは見つかるのだが、LSA-77は見つけられなかった。KはKOREA、AはAmprifierのことだと思うが、77というのは独自のナンバーなのだろうか。

元々は、PRC-25に接続するためのゴツい軍用コネクターが使用されていたが、うまく分解することができず、やむを得ずコネクター付近でコードを切断した。上部のナットを外すと中身が抜け出すはずなのだが、いくら引っ張っても押しても出てこなかった。

裏蓋には次のように記されている。
************
軍用
在庫番号:5965-...
品名:拡声器
着用装備:AN/PRC-25/-77
製造年月日:1994年9月
製造会社:株式会社嬉しい
************
1994年9月と言えば、朝米枠組み合意の話し合いが行われている最中である。「製造会社」の名前がおもしろく「嬉しい(기쁘다)」という形容詞を連体形の体言がない形で止めている。「喜び組(기쁨조)」なるものが本当に存在するのか、私は北朝鮮報道の中でそうした名称を見たことがないが、感じとしては、それに通じるところがある。

人民軍がこの頃、どのようなスピーカを使っていたのか分からないが、比べてみたいものだ。


上に置いてあるのが006P(9V電池)なので、かなり小さいスピーカではあるが、さすがに軍用というか、かなり大きな音が出るし、歪まない。最低動作電圧は調べていないが、取りあえず写真の電池(充電式なので、8.2Vぐらい)で十分に動作する。
またスピーカーはベークコーン(かそれに類する防水型)が使われており、ケースやコード、スイッチ付近の防水対策はかなりしっかりとしている。
回路を見ると、2SC372の後継という感じでよく使った2SC1815などが使われており、モデル名はKLSA-77となっている。LS-7というアンプなしの米帝スピーカーは見つかるのだが、LSA-77は見つけられなかった。KはKOREA、AはAmprifierのことだと思うが、77というのは独自のナンバーなのだろうか。

元々は、PRC-25に接続するためのゴツい軍用コネクターが使用されていたが、うまく分解することができず、やむを得ずコネクター付近でコードを切断した。上部のナットを外すと中身が抜け出すはずなのだが、いくら引っ張っても押しても出てこなかった。

裏蓋には次のように記されている。
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軍用
在庫番号:5965-...
品名:拡声器
着用装備:AN/PRC-25/-77
製造年月日:1994年9月
製造会社:株式会社嬉しい
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1994年9月と言えば、朝米枠組み合意の話し合いが行われている最中である。「製造会社」の名前がおもしろく「嬉しい(기쁘다)」という形容詞を連体形の体言がない形で止めている。「喜び組(기쁨조)」なるものが本当に存在するのか、私は北朝鮮報道の中でそうした名称を見たことがないが、感じとしては、それに通じるところがある。

人民軍がこの頃、どのようなスピーカを使っていたのか分からないが、比べてみたいものだ。
