Motorola 55M1(1955年頃製)で聞く『愛の光線』 (2021年1月31日 「平壌放送」)
電池管は、ラジオ少年の頃から関心があったのだが、手を出すことがなかった。今となってはその理由を忘れてしまったが、電池管の値段が高かったからなのか、電池管用のバッテリー確保が難しかったからか、そんな理由だったと思う。そして、私がラジオ少年だった頃には、既にトランジスタが出回っており、敢えて電池管にチャレンジする必要もなかった、こんな理由があったのだろう。しかし、当時、古い(だから60年代だろうか)無線雑誌を見ると、電池管を使った回路図がたくさん出ており、関心はかなりあった。
そんなこともあり、ラジオ・アバイになってから、電池管のラジオを手に入れた。トランスレスタイプのラジオで、なかなかデザインも気に入っている。しかし、これもジャンクで、電源を入れてしばらくしたら、定番の白煙が出た。そもそも、ろくにチェックもせずに電源を入れるのは若干無謀ではあるが、例によって、電源部の電解コンデンサが劣化しており爆発して白煙を噴出した。
さて、電解コンデンサを交換するのはさもないことだが、オリジナルの状態を維持したく、オリジナル電解コンデンサの中身をくりぬいて、その中に代用のコンデンサを入れ込んだ。(とはいえ、コンデンサを外す際、プリント基板を一部剥がしてしまったので、ジャンパーで対応せざるを得なくなった)
爆発した電解コンデンサーを分解。

中に小型の電解コンデンサを入れて偽装した。

大きなトラブルはこのぐらいで、若干の調整をしたら感度も上がりよく聞こえるようになった。鉄筋コンクリートの室内だと本当に近所の強い放送局しか聞こえないのだが、「平壌放送」受信を試みたら、なんと聞こえるではないか。冬なので伝搬状態が良いということもあるが、まさか、室内(窓際)で「平壌放送」を受信できるとは思わなかった。
中波はサイクルの長いフェージングがあり、谷に入ると全く聞こえなくなってしまうが、『愛の光線』を2番の途中まで聞くことができた。
2021年1月31日20時頃, 660KHz、「平壌放送」
そんなこともあり、ラジオ・アバイになってから、電池管のラジオを手に入れた。トランスレスタイプのラジオで、なかなかデザインも気に入っている。しかし、これもジャンクで、電源を入れてしばらくしたら、定番の白煙が出た。そもそも、ろくにチェックもせずに電源を入れるのは若干無謀ではあるが、例によって、電源部の電解コンデンサが劣化しており爆発して白煙を噴出した。
さて、電解コンデンサを交換するのはさもないことだが、オリジナルの状態を維持したく、オリジナル電解コンデンサの中身をくりぬいて、その中に代用のコンデンサを入れ込んだ。(とはいえ、コンデンサを外す際、プリント基板を一部剥がしてしまったので、ジャンパーで対応せざるを得なくなった)
爆発した電解コンデンサーを分解。

中に小型の電解コンデンサを入れて偽装した。

大きなトラブルはこのぐらいで、若干の調整をしたら感度も上がりよく聞こえるようになった。鉄筋コンクリートの室内だと本当に近所の強い放送局しか聞こえないのだが、「平壌放送」受信を試みたら、なんと聞こえるではないか。冬なので伝搬状態が良いということもあるが、まさか、室内(窓際)で「平壌放送」を受信できるとは思わなかった。
中波はサイクルの長いフェージングがあり、谷に入ると全く聞こえなくなってしまうが、『愛の光線』を2番の途中まで聞くことができた。
2021年1月31日20時頃, 660KHz、「平壌放送」