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    農村住宅の水と薪の問題 (2020年9月21日 「朝鮮中央TV」)

    21日、「朝鮮中央TV」で放送された「自然災害復旧戦闘ニュース」の中で、北朝鮮の農村住宅の実情を示す興味深いシーンがあった。

    「第1首都師団」の「戦闘員」がインタビューに応じているのだが、その中で、「質や速度と共に重要な問題は、家に住むことになる人の意思を尊重する」と話している。「意思」とは何のことかというと、水と薪の問題を解決してくれということのようだ。「戦闘員」は、その方法として井戸を深く掘り、ポンプを設置し大きな水タンクに組み上げ、そこから水を流し出すことで、水がいつでもたくさん出るようにし、薪は練炭でも木でも使えるようにすると言っている。

    井戸だが、実用的に井戸を使っていたのは、長野県の小学校に通っていた頃、掃除に使う水として井戸水をバケツに汲む水汲み当番があったのが最後だ。もちろん、当時も手洗いや飲料水として使う水道はあったのだが、井戸水は井戸水として使われていた。「セマウルの歌」が鳴り響いていた80年代の韓国農村でも、水道は完備されていたと記憶している。

    いきなり水道を設置するのは大変だろうが、水がまともに使えるよう、こうした小さな試みから始めるのは悪くない。ポンプは電動式なのか手動式なのか分からないが、電気の供給が不安定なのだろうから、両用にしておいた方が良さそうだ。

    一方、薪であるが、長野県の小学校では石炭ストーブを使っており、石炭係があった。韓国では、80年代当時、ソウルでも練炭が一般的に使われており、練炭を自転車やバイクに積んで配達する人の姿が普通に見られた。被災地に新たに建設された住宅のキッチンを「元帥様」がチェックしているシーンもあるが、こうしたキッチンがガス化されるのは、まだまだ先のことであろう。「元帥様」が普通に「確認」していることからしても、それ自体に問題はないということが分かる。

    しかし、植林運動で植えられた木が、燃料用に伐採されてしまうという現実もありそうなので、この問題も何とかしなければならない。


    Source: KCTV, 2020/09/21

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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