10月10日、軍事パレードはあるのか、固形燃料ICBMがトランプ再選に与える影響、自走砲のカメラ (2020年9月19日 「朝鮮中央TV」)
19日、「聯合ニュースTV」では、米国の研究機関などが発表した衛星写真を示しながら、北朝鮮が10月10日に軍事パレードを準備しているのではないかと伝えた。同報道では、固形燃料を使ったICBMを公開するのではないかと予想していたが、固形燃料を使ったエンジンの噴射試験はまだ十分にできているのか、実験をしたという報道はあったが、映像は公開されていないので、オランダ国防大のミサイル学者に分析をお願いすることもできない。
実験が終わっていないものを出してくる可能性はあるが、それがトランプ再選を後押しする結果に結びつくのか、否定的な影響を及ぼすのか、「打算」しているところであろう。プラスの意味では、こんなものまで開発済みだが、「親友」トランプとの約束があるから発射はしていないというメッセージにもなるし、「親友」と言いながら北朝鮮は裏でミサイル能力をどんどん強めているというトランプ批判の材料にも使われる可能性もある。
正解は、いっそのこと何も出さないで11月の大統領選の結果を見極めるというところではないだろうか。それでも、軍事パレードの準備が進められているのは、やはり「自然災害復旧戦闘」で大活躍している建設軍人を大々的に持ち上げ、「軍民一致」を演出するようなパレードとなる可能性が高い。
あとは、新型コロナとの関連でどのような感染症対策を見せるのか。節目の年なので何らかの集会が開催されるのは間違いないと思われるが、どのような形式になるのか、予想が難しい。
19日は、「軍歌に歩みを合わせて」という曲が「朝鮮中央TV」で放送された。パレードの映像も使われているが、自走砲に設置したカメラから撮影した映像、軍事パレード中継放送の中にあったかもしれないが、珍しい。
Source: KCTV, 2020/09/19
実験が終わっていないものを出してくる可能性はあるが、それがトランプ再選を後押しする結果に結びつくのか、否定的な影響を及ぼすのか、「打算」しているところであろう。プラスの意味では、こんなものまで開発済みだが、「親友」トランプとの約束があるから発射はしていないというメッセージにもなるし、「親友」と言いながら北朝鮮は裏でミサイル能力をどんどん強めているというトランプ批判の材料にも使われる可能性もある。
正解は、いっそのこと何も出さないで11月の大統領選の結果を見極めるというところではないだろうか。それでも、軍事パレードの準備が進められているのは、やはり「自然災害復旧戦闘」で大活躍している建設軍人を大々的に持ち上げ、「軍民一致」を演出するようなパレードとなる可能性が高い。
あとは、新型コロナとの関連でどのような感染症対策を見せるのか。節目の年なので何らかの集会が開催されるのは間違いないと思われるが、どのような形式になるのか、予想が難しい。
19日は、「軍歌に歩みを合わせて」という曲が「朝鮮中央TV」で放送された。パレードの映像も使われているが、自走砲に設置したカメラから撮影した映像、軍事パレード中継放送の中にあったかもしれないが、珍しい。
Source: KCTV, 2020/09/19