朝鮮中央銀行が現金消毒 (2020年8月11日 「朝鮮中央TV」)
11日、「朝鮮中央TV」の『20時報道』で放送された国内の新型コロナ関連報道によると、朝鮮中央銀行で現金消毒をを実施しているとのことだ。中国でもコロナのピーク時に現金を交換したり、消毒したりしていたが、それを見習った可能性がある。中国の場合、スマホ決済やカード決済が進んでいるので、現金消毒はそれほど意味が無いかもしれないが、非現金決済が未だに一般化していない北朝鮮では、有効な手段かもしれない。ただ、物理的にも「金は天下の回り物」なので、消毒しても切りが無いかもしれない。それよりも、子供の頃親から教えられた、「お金を触ったら手を洗いなさい」を実行する方が効果的であろうが、いつでも手を洗える環境にあるわけではないので、悩ましいところだ。
「天下の回り物」なので、現金を通した感染は確認も不可能であろう。
南浦市逓信管理局での新型コロナ対策を紹介する部分で、窓口に「191奉仕」と書かれている。「191」が何か分からないのだが、市外電話をかけるための窓口だろうか。あるいは、もっと進んでいて、携帯電話関連の手続きをする窓口なのだろうか。平壌で確認したいが、新型コロナの影響で北京にも行けない。
Source: KCTV, 2020/08/11
<追記>
「191」に関して、詳しい方から下記のような情報を頂いた。
「191奉仕は携帯電話の取扱窓口」で、「191はkoryolinkを指しており」、「平壌市よりも地方都市の方が191の呼称を使用する印象」だとのことだ。
また、この窓口は「koryolinkの加入の申請、SIMカードの購入、料金の追加などを受け付ける窓口」と考えて問題ないとのことで、「元々、koryolinkの窓口/取扱店には逓オ直営店は多くなく、商用化初期段階から逓信省傘下機関をはじめとした国家機関等が代理店として機能してき」、「南浦市逓信管理局の窓口はkoryolinkの代理店のひとつで、朝鮮では比較的一般的な店舗展開の形態と考えられ」るとのことだ。
北朝鮮のスマホは、案内員(運転手)が使っているものを触らせてもらったり、平壌空港の売店で見たりしたが、SIMカードに関する情報は全くないので、有益な情報に感謝を表する。
「天下の回り物」なので、現金を通した感染は確認も不可能であろう。
南浦市逓信管理局での新型コロナ対策を紹介する部分で、窓口に「191奉仕」と書かれている。「191」が何か分からないのだが、市外電話をかけるための窓口だろうか。あるいは、もっと進んでいて、携帯電話関連の手続きをする窓口なのだろうか。平壌で確認したいが、新型コロナの影響で北京にも行けない。
Source: KCTV, 2020/08/11
<追記>
「191」に関して、詳しい方から下記のような情報を頂いた。
「191奉仕は携帯電話の取扱窓口」で、「191はkoryolinkを指しており」、「平壌市よりも地方都市の方が191の呼称を使用する印象」だとのことだ。
また、この窓口は「koryolinkの加入の申請、SIMカードの購入、料金の追加などを受け付ける窓口」と考えて問題ないとのことで、「元々、koryolinkの窓口/取扱店には逓オ直営店は多くなく、商用化初期段階から逓信省傘下機関をはじめとした国家機関等が代理店として機能してき」、「南浦市逓信管理局の窓口はkoryolinkの代理店のひとつで、朝鮮では比較的一般的な店舗展開の形態と考えられ」るとのことだ。
北朝鮮のスマホは、案内員(運転手)が使っているものを触らせてもらったり、平壌空港の売店で見たりしたが、SIMカードに関する情報は全くないので、有益な情報に感謝を表する。